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第一章・幼少期

4.グレイシアたんの悲劇を回避せよ!

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また2年が経って、只今5歳。因みに、農業には長けている地域の為、魔物を退治したお金でネットショッピング。食べ物の苗を出して、この村独自の食べ物を生産。効率的な生産方法を生み出し、ゲーム内より発展した。だけど、確かグレイシアたんは5歳頃、住んでいた村が壊滅したと言っていた。


なるべく、スキルで誤魔化せる範囲で物理的攻撃・・・・・で、倒す。正直、攻撃力重視でレベリングしたから、ワンパンで倒せるようになった。アナグラムパネェ、あと、公式チートさんめ……!俺は武術の心得ないのに。


村には結界シールドを掛けているので、雑魚はそこで死ぬ。ある意味、パフォーマンスの意図があるので、強い魔物は入ってこられる。グレイシアたんの印象を上げる為に。


そうこうしていれば、おいでなさった。村人たちは慌てふためく。だけど、俺はネットショッピングで買った百均ナイフで魔物を斬り、闊歩する魔物を退治し続けた。主に、転移スキルとネットショッピングでナイフを出し続けた。案外、百均ナイフって切れ味、最高!


全て倒し、すっかり魔物の血で身体が汚れた中、母上は心配してたみたいで、魔物の血で汚れた俺の身体をギュッと抱き締めた。自分が魔物の血で汚れようと気にせず。


クラリス「……もう心配したんだからねっ!グレイシアのバカっ!」


クラリスとは、グレイシアたんの母親。グレイシアたんを産んでも尚、見た目年齢12歳である。


グレイシア「僕が動かないとみんな死んじゃうから、身体が勝手に動いてた。僕は女神様に愛されてるから、みんなを守れると思って……」

クラリス「だからといって、貴方を危険に晒したくないのよ……!貴方は私の大切な宝物。誰よりも愛してる」


と、涙ながらに訴えられる。村人たちもグレイシアたんを抱き締める。


ジャン「……お前さん、1人に対処させて、ふがいねぇ……グレイシア、お前は男の中の男だっ!グレイシアが生まれてから、この村は発展していったんだ。お前さんにはどんなにお礼を言ったって、全然足りない。この資金はいずれお前さんがフランソワーズ王立学園で通わせる資金に充てさせてもらう。グレイシアならば王都で良い騎士になれるさね。お前さんはこの村の誇りだ……っ!」


因みに、ジャンさんこの村の村長さん。まさか、村長さんまで認められるとはね?だけどね、このまま村人たちに認められれば、グレイシアたんは悪役ヒーローにはならない。
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