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ナンバーワン、決めるっす(前編)
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それはぽってぃーにとって、ある意味人生の大一番と言える出来事でもあった。
「"ドルチェ人気投票"、っすか?」
夕飯時に聞かされた話に、ゴロはどってぃーのおかわりをよそう前足を止めた。せやと温野菜を口に運びながら頷くぽってぃーは、何やら深刻な面持ちである。
「今回初めてやる試みでな。ドルチェ所属のタレントを対象に歌手部門、俳優部門、バラエティー部門みたいな感じで各部門の人気№1を決めるんや。ほんで、全部門を通して一番票を集めた奴が栄えあるドルチェで一番人気のぬいぐるみに選ばれるっちゅー話や」
「まい絶対いっちゃん人気やろ!スーパールーキーやからな!」
「え~、それって~、まだ所属を公表してへんくぅは関係ないって事~?」
ニマーッと自らの優勝を信じて疑わないどってぃーに対し、くくはエントリーすらできないと察し興味がなさそうだ。
「どうやって投票するんすか?」
「期間中、ドルチェのホームページに投票サイトが作られるんや。でもそれやとネットに詳しくない層のぬいぐるみに支持されてる候補者が不利やから、ハガキでも投票できるようにするらしいわ。もちろん、どっちも投票者の氏名や住所を書いてもらうから一人で何票も入れるのは原則できんようになっとる」
なるほど、と納得する。つまり、一人の過激なファンが推しのために不正を行う事はできないという事か。ぽってぃーが言うには、その他にも色々と対策は講じるらしい。
「タレント自身にも票を投じる権利はあるから、ゴロも自分に入れてええんやで」
「す、お、おいもエントリーされるっすか?」
驚く自分に、何を言うとるんやと呆れた顔が向けられる。
「ドルチェに入っとって、もう仕事もこなしとるんやから当たり前やろ。わいも今回は投票される側やから運営の事は詳しく聞かされてへんけど、一応公正を期すために所属タレントは全員各テレビ局で一回ずつは絶対出番を用意してくれるらしいわ。結果発表はドルチェチャンネルで特番組むけど、各局今から受賞者を自分とこの番組に呼ぼうと睨み合いしとるみたいやし局側としても盛り上がりそうで嬉しいてマウチューさんが言うとったな」
「マウチューさんが…」
ゴロの脳内でCM出演でお世話になったプロデューサーがグッと親指を立てる。確かに、楽しい事が大好きな彼ならそう言いそうだ。
「まあ、そういうわけや。ゴロ、シロ、それからどってぃーも今回はお互いライバルやな」
「す⁉そ、そんな、ライバルだなんて…」
「絶対負けへんからな、ゴロ!シロもやぞ!」
「さー。人気投票のために特別な事をする必要はないさー。おらはいつも通りのおらでいるだけさー」
メラメラとやる気の炎を目に宿すどってぃーはさておき、一見関心がなさそうな事を言っているシロも意外と対抗心を燃やしているような気がする。
「みんな大変そうやね~。くぅ達は高みの見物でもさせてもらおな、るっぴー先輩♡」
「る⁉あ、え、えっと、皆さん頑張ってください!」
完全に傍観を決め込む事にしたらしいくくに話を振られたるっぴーは、何とか無難な言葉を探して応援してくれている。
「ぽってぃー先輩は、やっぱり最優秀賞を狙うんすか?」
「偉大な先輩方も仰山いてはるから、どこまでいけるかわからんけどな。ただ、まあ…」
どこから取り出したのか、ハンカチをグッと噛み締める。
「キャシーにだけは、負けたくない…!」
(これぞ切実な願いっす)
大人気グループトルタをプロデュースしたキャッツ・キャシーはぽってぃーの同期であり、基本的に温厚で他者と争う事を好まない彼が唯一ライバル心を剝き出しにする存在だ。二人とも、ステージでは常に大きな歓声を浴びている。まず間違いなく上位を争う事になるだろう。
それからというもの、ゴロ達は人気投票を盛り上げるべく普段の仕事でも積極的にアピールをしていった。テレビやネットでは連日これに関するトピックが取り上げられ、老若男女問わず全国のぬいぐるみがこの人気投票に注目するのだった。
*
「ハァァァァ」
「ぽってぃー先輩、大丈夫っすか?」
まさか自分がこんな風にぽってぃーに声をかける日が来るとは思わなかった、とゴロは内心思った。ここは東の中心のとあるホテル。そして今日は、ついに投票結果が発表される日である。特番の会場となるこの大ホールには、大勢のドルチェのタレント達が一堂に会していた。あっちを見てもこっちを見ても、テレビで見た顔ばかり。さすがに全員を揃える事はできなかったようだが、それでもよくぞこれだけの面子のスケジュールが調整できたなと感心する。マネージャーを始め、ドルチェのスタッフがどれだけ優秀かがよくわかる光景だ。
思えば、投票期間はあっという間だった。ゴロ自身、ぽってぃーの計らいで彼が関わっているテレビやラジオ番組にゲストとして呼んでもらったり、どってぃーのNuiTubeにお邪魔させてもらったりと、頑張って顔と名前を覚えてもらう努力はした。合同レッスンでは仕事が入っていて会う事ができなかったくま子とも挨拶ができたのは、何気に嬉しかったと振り返る。
くくはくくで、【今話題のドルチェ人気投票!新人さんご紹介♡】という趣旨でゴロやシロを自分のチャンネルで取り上げてくれた。これも大変ありがたい事だったが、ちゃっかりとその流れでどってぃーとコラボ企画を実現させていたのはさすがと言えた。
「ぽってぃー!」
「ぐふっ」
司会者の案内で各々自分の名札がついたテーブル席に着こうとしていると、何かピンクの物体がぽってぃーの横腹へ突進してきた。
「きゃ、キャシー…だから、所構わず抱きつくなて何度言わせたら…」
「いよいよ結果発表ね!私、今すごくドキドキしてるわ!」
尻尾の動きでテンションの高さを表しているこの猫のぬいぐるみが、キャッツ・キャシー。ぽってぃーが何が何でも勝ちたい相手である。
「キャシー、そろそろ始まるから座ろう」
「ぽってぃー、久しぶりだね~」
キャシーの後ろから歩いてきたのはティノとシャオパン。彼らもぽってぃーの同期で、トルタのメンバーだ。
「どってぃー!」
「儲かってまっか?」
「ぼちぼちでんなー」
「「「ケラケラケラケラケラケラケラケラ」」」
同じくトルタのカワウソのぬいぐるみの双子オッター・ウィルとビルは、西の中心お決まりのフレーズでどってぃーと盛り上がっている。
「やあ、元気だったかい?」
「さー、まあまあさー」
いつの間にやら連絡先を交換していたらしく、シロはオオカミのぬいぐるみミハイル・ボルクと仲良く(?)話している。
「よお」
「す、ガオさん」
声をかけてくれたガオにその節はありがとうございましたっすとゲストに来てくれた時の礼を言うと、本人は別にと肩を竦めながら答えた。
「そのスーツ、なかなか決まってんじゃねーか」
「す、恐縮っす。ぽってぃー先輩が用意してくれたっす。ガオさんもとてもよくお似合いっす」
「まあな」
慣れない格好を褒められ、嬉しいやら照れくさいやら頬を染める。対するガオも、グレーで統一したスーツを見事に着こなしている。ドット柄に見えたネクタイは、よく見ると小さな虎のシルエットだ。細かいところに遊び心が出ている。ゴロはシンプルな蝶ネクタイを選んだのだが、次に似たような場に呼んでもらえる事があれば真似をしたいと思った。
「それでは、始めたいと思います」
タレント達が全員席に着いたところで、いよいよ授賞式は幕を開けた。
「"ドルチェ人気投票"、っすか?」
夕飯時に聞かされた話に、ゴロはどってぃーのおかわりをよそう前足を止めた。せやと温野菜を口に運びながら頷くぽってぃーは、何やら深刻な面持ちである。
「今回初めてやる試みでな。ドルチェ所属のタレントを対象に歌手部門、俳優部門、バラエティー部門みたいな感じで各部門の人気№1を決めるんや。ほんで、全部門を通して一番票を集めた奴が栄えあるドルチェで一番人気のぬいぐるみに選ばれるっちゅー話や」
「まい絶対いっちゃん人気やろ!スーパールーキーやからな!」
「え~、それって~、まだ所属を公表してへんくぅは関係ないって事~?」
ニマーッと自らの優勝を信じて疑わないどってぃーに対し、くくはエントリーすらできないと察し興味がなさそうだ。
「どうやって投票するんすか?」
「期間中、ドルチェのホームページに投票サイトが作られるんや。でもそれやとネットに詳しくない層のぬいぐるみに支持されてる候補者が不利やから、ハガキでも投票できるようにするらしいわ。もちろん、どっちも投票者の氏名や住所を書いてもらうから一人で何票も入れるのは原則できんようになっとる」
なるほど、と納得する。つまり、一人の過激なファンが推しのために不正を行う事はできないという事か。ぽってぃーが言うには、その他にも色々と対策は講じるらしい。
「タレント自身にも票を投じる権利はあるから、ゴロも自分に入れてええんやで」
「す、お、おいもエントリーされるっすか?」
驚く自分に、何を言うとるんやと呆れた顔が向けられる。
「ドルチェに入っとって、もう仕事もこなしとるんやから当たり前やろ。わいも今回は投票される側やから運営の事は詳しく聞かされてへんけど、一応公正を期すために所属タレントは全員各テレビ局で一回ずつは絶対出番を用意してくれるらしいわ。結果発表はドルチェチャンネルで特番組むけど、各局今から受賞者を自分とこの番組に呼ぼうと睨み合いしとるみたいやし局側としても盛り上がりそうで嬉しいてマウチューさんが言うとったな」
「マウチューさんが…」
ゴロの脳内でCM出演でお世話になったプロデューサーがグッと親指を立てる。確かに、楽しい事が大好きな彼ならそう言いそうだ。
「まあ、そういうわけや。ゴロ、シロ、それからどってぃーも今回はお互いライバルやな」
「す⁉そ、そんな、ライバルだなんて…」
「絶対負けへんからな、ゴロ!シロもやぞ!」
「さー。人気投票のために特別な事をする必要はないさー。おらはいつも通りのおらでいるだけさー」
メラメラとやる気の炎を目に宿すどってぃーはさておき、一見関心がなさそうな事を言っているシロも意外と対抗心を燃やしているような気がする。
「みんな大変そうやね~。くぅ達は高みの見物でもさせてもらおな、るっぴー先輩♡」
「る⁉あ、え、えっと、皆さん頑張ってください!」
完全に傍観を決め込む事にしたらしいくくに話を振られたるっぴーは、何とか無難な言葉を探して応援してくれている。
「ぽってぃー先輩は、やっぱり最優秀賞を狙うんすか?」
「偉大な先輩方も仰山いてはるから、どこまでいけるかわからんけどな。ただ、まあ…」
どこから取り出したのか、ハンカチをグッと噛み締める。
「キャシーにだけは、負けたくない…!」
(これぞ切実な願いっす)
大人気グループトルタをプロデュースしたキャッツ・キャシーはぽってぃーの同期であり、基本的に温厚で他者と争う事を好まない彼が唯一ライバル心を剝き出しにする存在だ。二人とも、ステージでは常に大きな歓声を浴びている。まず間違いなく上位を争う事になるだろう。
それからというもの、ゴロ達は人気投票を盛り上げるべく普段の仕事でも積極的にアピールをしていった。テレビやネットでは連日これに関するトピックが取り上げられ、老若男女問わず全国のぬいぐるみがこの人気投票に注目するのだった。
*
「ハァァァァ」
「ぽってぃー先輩、大丈夫っすか?」
まさか自分がこんな風にぽってぃーに声をかける日が来るとは思わなかった、とゴロは内心思った。ここは東の中心のとあるホテル。そして今日は、ついに投票結果が発表される日である。特番の会場となるこの大ホールには、大勢のドルチェのタレント達が一堂に会していた。あっちを見てもこっちを見ても、テレビで見た顔ばかり。さすがに全員を揃える事はできなかったようだが、それでもよくぞこれだけの面子のスケジュールが調整できたなと感心する。マネージャーを始め、ドルチェのスタッフがどれだけ優秀かがよくわかる光景だ。
思えば、投票期間はあっという間だった。ゴロ自身、ぽってぃーの計らいで彼が関わっているテレビやラジオ番組にゲストとして呼んでもらったり、どってぃーのNuiTubeにお邪魔させてもらったりと、頑張って顔と名前を覚えてもらう努力はした。合同レッスンでは仕事が入っていて会う事ができなかったくま子とも挨拶ができたのは、何気に嬉しかったと振り返る。
くくはくくで、【今話題のドルチェ人気投票!新人さんご紹介♡】という趣旨でゴロやシロを自分のチャンネルで取り上げてくれた。これも大変ありがたい事だったが、ちゃっかりとその流れでどってぃーとコラボ企画を実現させていたのはさすがと言えた。
「ぽってぃー!」
「ぐふっ」
司会者の案内で各々自分の名札がついたテーブル席に着こうとしていると、何かピンクの物体がぽってぃーの横腹へ突進してきた。
「きゃ、キャシー…だから、所構わず抱きつくなて何度言わせたら…」
「いよいよ結果発表ね!私、今すごくドキドキしてるわ!」
尻尾の動きでテンションの高さを表しているこの猫のぬいぐるみが、キャッツ・キャシー。ぽってぃーが何が何でも勝ちたい相手である。
「キャシー、そろそろ始まるから座ろう」
「ぽってぃー、久しぶりだね~」
キャシーの後ろから歩いてきたのはティノとシャオパン。彼らもぽってぃーの同期で、トルタのメンバーだ。
「どってぃー!」
「儲かってまっか?」
「ぼちぼちでんなー」
「「「ケラケラケラケラケラケラケラケラ」」」
同じくトルタのカワウソのぬいぐるみの双子オッター・ウィルとビルは、西の中心お決まりのフレーズでどってぃーと盛り上がっている。
「やあ、元気だったかい?」
「さー、まあまあさー」
いつの間にやら連絡先を交換していたらしく、シロはオオカミのぬいぐるみミハイル・ボルクと仲良く(?)話している。
「よお」
「す、ガオさん」
声をかけてくれたガオにその節はありがとうございましたっすとゲストに来てくれた時の礼を言うと、本人は別にと肩を竦めながら答えた。
「そのスーツ、なかなか決まってんじゃねーか」
「す、恐縮っす。ぽってぃー先輩が用意してくれたっす。ガオさんもとてもよくお似合いっす」
「まあな」
慣れない格好を褒められ、嬉しいやら照れくさいやら頬を染める。対するガオも、グレーで統一したスーツを見事に着こなしている。ドット柄に見えたネクタイは、よく見ると小さな虎のシルエットだ。細かいところに遊び心が出ている。ゴロはシンプルな蝶ネクタイを選んだのだが、次に似たような場に呼んでもらえる事があれば真似をしたいと思った。
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