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第三章
第34話 攻撃も大事だけど守備も大事
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セレスが回復魔法を掛けたおかげで、死にかけて青白くなっていた一樹の顔色が元に戻る。
「セレス、これで一樹は完全に回復したんだよな?」
「はい。今は気を失っていますが、身体は万全の状態です」
セレスの落ち着いた様子を見て、ようやく俺は安堵した。
しかし、失敗したらこれだけの惨状になるんだ。流石に一樹も練習が嫌になったんじゃないだろうか。
「うう……」
俺が悩んでいる間に一樹が目を覚ました。
「カズキさん、大丈夫ですか?」
「あ、はい! 全然大丈夫です!! 聖也! 早く続きをやるぞ!!」
俺の心配をよそに、一樹がバッと起き上がると、ためらいなく練習の再開を促す。
「待て待て!! 覚えてないのか!? お前さっき死にかけたんだぞ!? 回復魔法があったから何とかなっただけで……」
「確かにそこの記憶は飛んでるけど、こうしてピンピンしてるんだから全然問題ねえよ。セレスさん、また何かあったらフォローをお願いします!!」
「は、はい。分かりました……」
セレス目当てとはいえ、ここまでやるか!? お前凄えよ!!
× × ×
練習を再開するが、今度は一樹が先走るのを防ぐため、あえてエネルギー光線が見えるようにしてボールを投げる。
ボールから10センチ程の射程距離で放たれる光線は、一樹に届く前に無事消滅した。
「さっき一樹が死にかけたのは、今の光線が原因なんだ。これからは見えるようにするから、光線が出ている間はボールに触らないようにしてくれ」
「ああ、分かった……」
その後は問題なく進んでいき、7メートルくらいまで距離を縮める。
しかし6メートルまで近づいてボールを投げたら――。
エネルギーを使い切れなかったせいで、光線が消えずに一樹へ迫ろうとしている!!
「一樹よけろーー!!」
慌てて叫ぶが、一樹は動くこともできないまま、光線に直撃して吹き飛ばされた!!
……考えてみれば、一樹は運動神経の無い俺と同レベルなんだから、とっさによけろって無茶振り以外の何物でもなかったな……。
今度の負傷もセレスが回復させて事なきを得たものの、流石に一樹が死にかける光景はこれ以上見たくない。
とはいえ、一樹に回避が期待できない以上、俺が何とかするしかないが、このままやみくもに続けても一樹への拷問になるだけだ。
そのため、短距離でもエネルギーを使い切れるようになるまでは、シールドにボールを投げることにした。
しかし、距離が短いとどうしてもエネルギーが残ってしまい、シールドに光線が当たって、凄まじい音と火花が上がる。
しばらく練習を続けてみるが、結果は変わらなかった。
「ダメだ。全然距離が縮められない……」
最初の頃に比べれば相当マシになったけど、実戦を考えればまだ不十分だ。
何かいい方法はないのか? と悩んでいると、一樹が「あっ」と声を上げた。
「聖也。集中する時間を作ってからボールを投げるってのはどうだ? ほら、ゲームでも溜めてから攻撃すると、技の性質が変わるやつがあるだろ」
「確かに……。試してみる価値はあるな」
集中してイメージをより強固にすれば、必殺技に反映されて、短い距離でもエネルギーが使い切れるようになるかもしれない。
一樹のアドバイスに従って、必殺技の有効距離がもっと短くなるよう、鮮明にイメージする。
「だありゃあ!!」
今まで以上に集中してボールを投げると、シールドに当たる前に光線が消滅した。そしてボールがポンッと音を立ててシールドに跳ね返りコロコロと転がる。
や、やった。成功だ!!
嬉しさの余り、思わず俺はガッツポーズをしていた。
「聖也、やったじゃないか!!」
「ああ! 一樹のアドバイスのおかげだよ!!」
念のため、もう一度試しても問題が無かったので、今度は一樹《かずき》へボールを投げてみる。
「今度は何ともない。大丈夫だ」
お墨付きをもらえて、俺はホッとした。
ボール投げるまでにどうしても時間がかかるのと、集中力を使うから精神的に疲れるのが問題だけどな……。
この後は少しずつ距離を縮めていき、5メートル弱の距離でも問題なく成功した。それはいいのだが、集中しながらボールを繰り返し投げたせいで、精神が持たなくなりそうだった。
「一樹、疲れてきたから、今度は俺にボールを投げてもらえるか?」
「それはいいけど、休憩しなくていいのか?」
「あー……体力的には大丈夫なんだけど、集中力を使ったから精神的に疲れちまってさ」
「分かったよ。ま、お前がボールを受ける時もあるだろうからちょうどいいか」
攻守交替で今度は一樹が投げたボールを受け止める。しかし、俺の反射神経は全く強化されてないので、近くから思いっきり投げられると、捕りきれずに何度もボールをはじいてしまった。
「なあ、能力で強くなってるのに、どうして俺が投げるボールが捕れないんだ?」
能力を渡したセレスに聞こえないようにするためか、一樹が小声で尋ねてくる。まあ普通はそう思うよな。
「反射神経や動体視力はそのままだからボールに反応できないんだよ。そもそもこの能力は力でゴリ押しするのが大前提になってるし」
「そう……なのか、なんかアクションゲームでハイスピードキャラを操作しきれないのに似てるな」
「正にそんな感じだ。身体能力が強化されても全然制御できてないから」
その後もボールを捕ろうと躍起になるが、なかなか上手くいかない。だんだん力んでいくのが自分でも分かった。
「そういや、結構力が入っているけどマズくないか? 今は防御魔法が掛かってるからいいけど、本番だとボールが潰れるだろ」
「あ、そうだった……」
一樹の言う通りだ。
攻撃のことばかり考えていたけれど、守備の時だって力加減を気を付けなきゃいけない。
それなら飛んできたボールにどう対応するか……。試しによけてみるか。
「よっ……ああっ!!」
横によけた瞬間、急加速してしまい、俺はそのままシールドに激突した。
「お、おい、大丈夫か?」
「防御魔法のおかげで、これくらい平気だよ。でもボールを投げることばかり考えてたから、よけたらどうなるかって想定は全然してなかった……」
あのまま1人で練習していたら、恐らく気がつかなかっただろう。もし学校でやっていたら体育館の壁をぶち抜いていたに違いない。
シュートのアドバイスも助かったし、一樹が練習につき合ってくれて本当に良かった……。
続けて一樹が投げると、足元にボールが飛んでくる。
「あ! しまった!!」
反射的にジャンプすると、俺は勢いよく飛びあがってしまい、シールドの天井に強く頭をぶつけた後、地面に叩きつけられた。
いてて……。こんな調子ならよけるのはダメだ。飛んできた球は全部捕るぐらいの気持ちで臨まないと事件が起きる。
ここまで練習を重ねて12時になったので、いったん昼休みを取ることにした。
「セレス、これで一樹は完全に回復したんだよな?」
「はい。今は気を失っていますが、身体は万全の状態です」
セレスの落ち着いた様子を見て、ようやく俺は安堵した。
しかし、失敗したらこれだけの惨状になるんだ。流石に一樹も練習が嫌になったんじゃないだろうか。
「うう……」
俺が悩んでいる間に一樹が目を覚ました。
「カズキさん、大丈夫ですか?」
「あ、はい! 全然大丈夫です!! 聖也! 早く続きをやるぞ!!」
俺の心配をよそに、一樹がバッと起き上がると、ためらいなく練習の再開を促す。
「待て待て!! 覚えてないのか!? お前さっき死にかけたんだぞ!? 回復魔法があったから何とかなっただけで……」
「確かにそこの記憶は飛んでるけど、こうしてピンピンしてるんだから全然問題ねえよ。セレスさん、また何かあったらフォローをお願いします!!」
「は、はい。分かりました……」
セレス目当てとはいえ、ここまでやるか!? お前凄えよ!!
× × ×
練習を再開するが、今度は一樹が先走るのを防ぐため、あえてエネルギー光線が見えるようにしてボールを投げる。
ボールから10センチ程の射程距離で放たれる光線は、一樹に届く前に無事消滅した。
「さっき一樹が死にかけたのは、今の光線が原因なんだ。これからは見えるようにするから、光線が出ている間はボールに触らないようにしてくれ」
「ああ、分かった……」
その後は問題なく進んでいき、7メートルくらいまで距離を縮める。
しかし6メートルまで近づいてボールを投げたら――。
エネルギーを使い切れなかったせいで、光線が消えずに一樹へ迫ろうとしている!!
「一樹よけろーー!!」
慌てて叫ぶが、一樹は動くこともできないまま、光線に直撃して吹き飛ばされた!!
……考えてみれば、一樹は運動神経の無い俺と同レベルなんだから、とっさによけろって無茶振り以外の何物でもなかったな……。
今度の負傷もセレスが回復させて事なきを得たものの、流石に一樹が死にかける光景はこれ以上見たくない。
とはいえ、一樹に回避が期待できない以上、俺が何とかするしかないが、このままやみくもに続けても一樹への拷問になるだけだ。
そのため、短距離でもエネルギーを使い切れるようになるまでは、シールドにボールを投げることにした。
しかし、距離が短いとどうしてもエネルギーが残ってしまい、シールドに光線が当たって、凄まじい音と火花が上がる。
しばらく練習を続けてみるが、結果は変わらなかった。
「ダメだ。全然距離が縮められない……」
最初の頃に比べれば相当マシになったけど、実戦を考えればまだ不十分だ。
何かいい方法はないのか? と悩んでいると、一樹が「あっ」と声を上げた。
「聖也。集中する時間を作ってからボールを投げるってのはどうだ? ほら、ゲームでも溜めてから攻撃すると、技の性質が変わるやつがあるだろ」
「確かに……。試してみる価値はあるな」
集中してイメージをより強固にすれば、必殺技に反映されて、短い距離でもエネルギーが使い切れるようになるかもしれない。
一樹のアドバイスに従って、必殺技の有効距離がもっと短くなるよう、鮮明にイメージする。
「だありゃあ!!」
今まで以上に集中してボールを投げると、シールドに当たる前に光線が消滅した。そしてボールがポンッと音を立ててシールドに跳ね返りコロコロと転がる。
や、やった。成功だ!!
嬉しさの余り、思わず俺はガッツポーズをしていた。
「聖也、やったじゃないか!!」
「ああ! 一樹のアドバイスのおかげだよ!!」
念のため、もう一度試しても問題が無かったので、今度は一樹《かずき》へボールを投げてみる。
「今度は何ともない。大丈夫だ」
お墨付きをもらえて、俺はホッとした。
ボール投げるまでにどうしても時間がかかるのと、集中力を使うから精神的に疲れるのが問題だけどな……。
この後は少しずつ距離を縮めていき、5メートル弱の距離でも問題なく成功した。それはいいのだが、集中しながらボールを繰り返し投げたせいで、精神が持たなくなりそうだった。
「一樹、疲れてきたから、今度は俺にボールを投げてもらえるか?」
「それはいいけど、休憩しなくていいのか?」
「あー……体力的には大丈夫なんだけど、集中力を使ったから精神的に疲れちまってさ」
「分かったよ。ま、お前がボールを受ける時もあるだろうからちょうどいいか」
攻守交替で今度は一樹が投げたボールを受け止める。しかし、俺の反射神経は全く強化されてないので、近くから思いっきり投げられると、捕りきれずに何度もボールをはじいてしまった。
「なあ、能力で強くなってるのに、どうして俺が投げるボールが捕れないんだ?」
能力を渡したセレスに聞こえないようにするためか、一樹が小声で尋ねてくる。まあ普通はそう思うよな。
「反射神経や動体視力はそのままだからボールに反応できないんだよ。そもそもこの能力は力でゴリ押しするのが大前提になってるし」
「そう……なのか、なんかアクションゲームでハイスピードキャラを操作しきれないのに似てるな」
「正にそんな感じだ。身体能力が強化されても全然制御できてないから」
その後もボールを捕ろうと躍起になるが、なかなか上手くいかない。だんだん力んでいくのが自分でも分かった。
「そういや、結構力が入っているけどマズくないか? 今は防御魔法が掛かってるからいいけど、本番だとボールが潰れるだろ」
「あ、そうだった……」
一樹の言う通りだ。
攻撃のことばかり考えていたけれど、守備の時だって力加減を気を付けなきゃいけない。
それなら飛んできたボールにどう対応するか……。試しによけてみるか。
「よっ……ああっ!!」
横によけた瞬間、急加速してしまい、俺はそのままシールドに激突した。
「お、おい、大丈夫か?」
「防御魔法のおかげで、これくらい平気だよ。でもボールを投げることばかり考えてたから、よけたらどうなるかって想定は全然してなかった……」
あのまま1人で練習していたら、恐らく気がつかなかっただろう。もし学校でやっていたら体育館の壁をぶち抜いていたに違いない。
シュートのアドバイスも助かったし、一樹が練習につき合ってくれて本当に良かった……。
続けて一樹が投げると、足元にボールが飛んでくる。
「あ! しまった!!」
反射的にジャンプすると、俺は勢いよく飛びあがってしまい、シールドの天井に強く頭をぶつけた後、地面に叩きつけられた。
いてて……。こんな調子ならよけるのはダメだ。飛んできた球は全部捕るぐらいの気持ちで臨まないと事件が起きる。
ここまで練習を重ねて12時になったので、いったん昼休みを取ることにした。
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