【完結保証】超能力者学園の転入生は生徒会長を溺愛する

兔世夜美(トヨヤミ)

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第十章 Butterfly Effect

第三話 嵐の中

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 自分の手を引く、村崎の手のひらを、ひどく大きく感じた。
 錯覚ではない。
 自分の身体は、彼にとっては一年前のもの。
 自分より一年、生きた年月が違う身体は、当然のようにたくましい。
 引く力も強いが、痛くはなかった。
 302号室に戻ると、村崎が手を離し、やっと振り向いた。
 思い詰めた顔をしていた。
「…ごめんなさい」
 岩永はじっと瞳を見上げて、謝った。
「ちょっと、びっくりしただけやから」
 素直に言うと、村崎が瞳を瞠った。
「…いや、やったんやないんか?」
「…びっくりしただけ」
 流河の言うとおりだから。
 村崎のことは、嫌いじゃない。
「……ごめん」
 繰り返し謝る岩永の身体に手を伸ばして、自分を戒めるように、触れないまま握りしめられた村崎の拳。
 なんとなく、抱きしめようとしたのだと、理解した。
 びっくりした。
 でも、決して嫌じゃなかった。
「…流河に訊いたん」
「…なにを?」
 尋ねる村崎の瞳の奥は、苦しそうだ。
 重たい色をしている。
「…一年間、いろいろあったんや、て。
 …詳しくは教えてくれへんかったけど、…俺の時間を巻き戻さなあかんような、なにか」
 そう言葉にした瞬間、村崎の瞳が泣きそうに揺れた。
 彼の手が震えて、口元を押さえた。
 岩永から思わず視線を逸らした村崎の反応が、明確すぎて。
 なにがあったのか、全然想像つかない。
 でも、きっと、ひどく悲しいなにか。
「……やから、静流が、過保護なんは、しゃあないんや、て」
 思い返せば、地下都市に行ったときも、片時もそばから離れなかった。
 いなくならないか不安がるように、手を繋いでいた。
 泣きそうな瞳をしていた。
「…それに俺は、抱きしめられんの、嫌やない」
 意を決して口にした瞬間、村崎が息を飲んだ。
 瞳を見開いて、岩永を見下ろし、手を震わせて、こちらに伸ばした。
 肩を掴まれ、抱きしめられた。
 離れがたいように、ぎゅっと背中を抱く腕。
 きっと、本来なら、もう少し背は高くて、肩幅もあって、それでも、村崎には敵わなかっただろう。
「…俺、静流より、小さかった?」
「…当たり前や」
「当たり前なんや…」
 小さく笑みがこぼれる。
 でも、敵うとは思わない。
「…うん」
 素直に頷く。
「静流の、大きな身体は、好き」
 抱きしめられた記憶は皆無じゃない。
 怪我をしたとき、なにか心配をかけたとき。
 彼はひどく青ざめて、自分を抱きしめた。
 無事だと確かめるように。
 人並み外れた力を持っているのに、自分を抱く腕はいつも優しい。
「…あおるな。
 流河に、訊いたんやないんか…?」
「…流河が、静流の気持ちまで言うかいな」
 胸元に頬を寄せる。
「…静流が言うたんや」
 村崎の腕の力が少し増した。
「…嘘やないなら、…俺は」
 自分も彼が好きだ。
 そう告げようとした唇を、痛みを感じるほどきつく抱きしめて塞ぐ。
 封じた。
「…言うな」
「…」
 なんで?
 そう込めて、村崎の顔を見上げる。
 ひどく苦しそうだ。
 泣きそうな顔をしている。
「……頼むから、言うな」
 重苦しい雲のような、色をしている瞳。
「…やり直しなんか、したない」
「…静流?」
 村崎の胸元に顔を押しつけられたまま、茫然と口にした。
 意味がわからない。
「…やり直したいなんて、望んどらん」
「……」
 わからない。
 なにを言いたいのか。なんでそんなに悲しそうなのか。
「…静流。
 意味わからん」
 つられて、自分まで泣きそうになる。
「…ちゃんと、言うてや。
 わかるように」
 自分の瞳まで、潤む。
「……俺、全然、わからん…」
 おかしい。
 変だ。
 胸の奥に、自分じゃない誰かの心があるみたい。
 そこが、痛む。
 悲しく軋む。
「……静流?」
 泣きそうだ。
 村崎の手がどかされる。
 もう一度抱きしめて、後ろ頭をそっと撫でる手付きは優しい。
 でも、わからない。
 ちゃんと、言って。
「………静流」
 俺は、ここにいていいのか?
 村崎がなんで苦しんでいるのかわからない。
 揺れた瞳は自分を見ているのに、どこか遠くを見ている。
 誰かを重ねるような、その瞳が嫌だ。
 誰を探しているんだ。

『君がもう一人の自分と無理心中なんかするからだろ!』

 不意に思い出す。
 あれは、聞き間違いかと思った。
 流河の冗談だとばかり。
「静流」
 顔を上げて、村崎の頬に手を伸ばした。
 村崎が驚いたように肩を跳ねさせた。
「…もう一人の、ってなに?」
 続いた岩永の言葉に、息を飲んだ。
「…なんやて?」
 村崎の表情が凍り付く。
「…もう一人の、違う世界の俺、って…」
 最後まで言葉に出来なかった。
 村崎の瞳が不意に揺れて、涙がこぼれたから。
 村崎は慌てて身体を離し、手で乱暴に拭った。
「……俺の聞き間違いやないよな…」
 村崎の反応からしても、聞き間違いや冗談じゃない。
「ほんまに、そんな奴がおるん?」
 村崎は背中を向けて、深呼吸をする。
「おらん」
 そして、きっぱりとそう言った。
 振り返らないまま。
「やって、流河がそう言うて」
「お前が混乱しとっただけや」
「…」
 にべもない口調だ。
「…仮におったとしても」
 村崎がこちらを振り返る。
 静かな表情は、無表情に近い。
「…お前に関係はない」
 拒否に近い。
 突き放すような言葉だった。
 冗談だと思っていた。
 でも、村崎のその反応に、かえって現実味が増す。
「……嘘。
 なんで?
 俺に関係があるから、そんな風に」
 遠ざけようとしているんだ。
 自分を。
「ほな、なにがあったと思うんや?」
 村崎の口調は、尋ねていたが、冷たかった。
 とりつく島もないような、声。
「なにがあったんか、予想がたっとるんか?」
「…それは」
 わかるはずがない。
 なにかがあった。
 それ以上はさっぱりだ。
 だって、もう一人の自分なんて、ありえない。
「ありえへん、て顔しとるぞ。
 お前」
 村崎の言葉に、首を必死で左右に振る。
「ありえへんなら、ありえへん。
 そないな現実、ない」
「なんで?
 おかしい。
 なんでそない、俺のこと遠ざけ…」
 村崎が手を伸ばして、岩永の頬に触れる。
 指先は優しく、愛おしそうに頬を撫でる。
 でも、表情も瞳も冷たい。
「当たり前や。
 お前になにが出来る」
 さっきまでの否定を撤回したような言葉に、声を失う。
「足かせにしかならん。
 この前みたいなのは金輪際ごめんや。
 …おとなしく、黙って耳を塞いでろ」
 声が出なかったのは、前言撤回のせいじゃない。
 その「蚊帳の外にいろ」と言わんばかりの突き放す口調と、内容だった。
 温度のない瞳と、硬い声だった。
「…」
 言葉をなくし、立ちつくす岩永の頭をそっと撫でて、緩く抱くその手だけは優しい。
「……なんで」
 かすれた声しか出ない。
「…俺は」
 自分は村崎より強い。
 超能力なら。
 でも、自分は一年前の存在だ。
 一年後の村崎は、自分より強いのか?
 一年前の自分は、もうここでは、なんの力にもなれないのか。
 無性に悲しいのは、突き放されたせいか、置き去りにされたせいか。
 愛おしそうに触れる村崎の手のせいか。



 吾妻と岩永はNOAから大分離れたビジネスホテルに泊まっていた。
 ホテルの二つある寝台の片方に横たえられた岩永に意識はない。
 だが、ずっと苦しそうに荒い呼吸を吐いている。
 もう一つの寝台に腰掛けた吾妻が、汗ばんだ額を撫でた。
 高熱が出ている。
 命さえ危ういのに、彼らはNOAに助けを求めようとしない。
 雨音が聞こえてくる。
 雨はしばらく止まない、と天気予報で言っていた。



 ホテルに来る前、街の外れで、彼は拒んだ。
 雨が降っている夜の空の下。
 人気のない道。
 廃ビルやつぶれた工場が建ち並ぶ。
 吾妻の腕の中で、岩永は荒い呼吸を吐いて、彼の腕を皺が出来るくらい掴んだ。
 ひどく苦しそうに顔を歪めて、身体を折り曲げて。
「…ひとまず、NOAに戻るか」
 九生が、吾妻の中から敵意が失せたことを確認してそう言った。
「そうだな…」
 時波も賛同する。
 そもそもそれが目的だし、それにNOAじゃないと、この状態の岩永の処置が出来ない。
 下手をすると命に関わる状態だ。
 しかし、その言葉に目を瞑っていた岩永の指先が跳ねた。
「岩永…?」
 吾妻が見下ろした先で、岩永は瞳を開いて、時波たちを睨む。
「…いやや」
「…え」
 低い声で、うなるように言葉を吐く。
「…NOAは、いやや」
 かすれて、荒い呼吸混じりで、ほとんど通らない声だ。
「しかし、その容態では…」
「いやや!」
 大きく声を上げて、岩永は立ち上がった。
「岩永!」
 慌てて手を伸ばす吾妻から逃れ、手に風を生み出す。
「おい…力を使うな!」
 藍澤と時波が同時に言う。
 白倉が息を飲んだ。
 あんな、吐血した直後に超能力を使うなんて。
 使用した超能力が吐血の原因の暴走キャリアだったら、身体を侵食するのを早めるだけ。
 最悪その場で命を落としかねないのに。
「NOAには行かん…!」
 かすれた声で叫び、手を振るう。
 かまいたちが放たれた。
 時波と九生は咄嗟に躱す。
 背後の塀が吹き飛んだ。
「岩永!
 やめんしゃい!」
 吾妻も止めようと声を張り上げるが、岩永には届かない。
 再び手に炎を生み出し、放とうとして、瞳を見開く。
 手に浮かんだ炎がその場で弾けた。
 暴発だ。
 制御出来なかった。
 自らの炎に手を焼かれながら、その場に崩れ落ちた岩永の口から、また血がこぼれ落ちて、地面に赤い水たまりを作る。
「岩永!」
 吾妻が駆け寄り、傍に屈む。
「…NOAには…」
 必死で言葉を紡ぐ傍から、血があふれ出す。
 大きくせき込んだ岩永の身体を、吾妻が支える。
 震える手を持ち上げて、血を流しながら、その手に水を生み出した。
 その手は自分の力の暴発で焼けているのに、吐血は収まらずに、相当苦しいのだろうに。
 壮絶な姿で、時波達を睨んでくる。
「…九生。
 NOAには連絡しないでくれ」
 NOAを出るときに、彼らを捕まえたら連絡するよう言われていたが、やめてくれ、と時波は言う。
 九生は嘆息を吐いた。
「…了解」
 時波の言葉に頷く。
 藍澤もしかたない、と同意した。
「わかった。
 NOAには行かない。
 お前たちが泊まっているホテルに行こう。
 それでいいだろう」
 時波の言葉をすぐ信用出来ないのか、岩永は吾妻に身体を支えられながらも、睨むのをやめない。
「…岩永。
 僕が連れていかせない」
 吾妻は彼の背中を撫でながら、そう言う。
「…もう一回、信用して」
 心配そうな吾妻の表情と声を、信頼したのか、岩永が深く息を吐いて瞳を瞑る。
 そして、吾妻の胸に倒れ込んだ。
 意識を完全に手放したらしい。
 その服は自分の血で汚れている。
 吾妻の服もだ。
「……」
 吾妻は白倉から視線を逸らすと、岩永の身体を横抱きで抱え上げた。



「せめて、病院に連れてったほうがいいんじゃねえか?」
 壁により掛かっていた九生が、不意にそう言った。
 吾妻は一瞥しただけで、視線を岩永に戻した。
「すぐNOAに気づかれる」
「だが、かなり熱も高いみたいだし、命の危険があるんじゃないか?」
 藍澤の言葉に、吾妻は身を起こして、こちらを振り返った。
「これくらい、いつもだ。
 だから、心配することじゃない」
 素っ気なく言い放った台詞に、白倉が息を飲む。
「…いつも?」
 一瞬、耳を疑った。
 前に進み出た白倉の顔を見て、吾妻の瞳がかすかに揺らぐ。
「…いつもこんな状態になってたの?
 なのになんで、やめないの?
 嵐の命が、惜しくないの?」
 信じられない。
 誰が見ても、命すら危うい容態だ。
 苦しそうで、顔色も悪く、高熱がさがらない。
 その右手には吾妻が巻いた包帯。
 暴発で負った火傷も、またひどかった。
 肘まで包帯で覆われている。
 これが、いつも?
「うるさい」
 吾妻は痛そうに視線を逸らしたが、すぐににらみ返してきた。
 つい最近まで触れていた吾妻の優しい表情や声とは全く異なる、怜悧な表情に、白倉が思わず臆した。
「俺と岩永は、利害の一致で一緒にいるだけの、共犯だ。
 互いの命が惜しいとか、そんなくだらんことで足なんか止めない。
 岩永も、俺の」
 吾妻の脳裏に、一瞬夕暮れの街がフラッシュバックする。
 自分の身体を乗っ取ったもう一人の自分と対峙した岩永の、動揺しきった表情。
 自分の身体を介して伝わるように、脳裏をよぎる。
「…僕の、心配なんかしない。
 見捨てるだろ。
 だから、僕もかまわない」
「嘘だ!」
 白倉は今度は怯まず、真っ直ぐ吾妻を見上げて言い切った。
「そいつは、お前を信頼したから、お前に任せたんだろ?
 お前を信頼したから、意識を手放したんだ。
 信頼関係がないはずない!」
「もし、そうであっても」
 吾妻は一歩、こちらに足を踏み出した。
 白倉に向かって歩み寄ってくる。
「僕は、かまわない」
 鋭い瞳と、威圧感を隠さない巨体。
 白倉の足が思わずさがりそうになる。
「岩永が死んでも、願いが叶うなら、かまわない」
「……」
 白倉は自分を叱咤して、その場に踏みとどまった。
 吾妻をきつく睨みあげた。
「…嘘だ」
 声を張り上げる。
「お前は、そんな、ひどい奴じゃない」
 吾妻の顔を真っ直ぐに見上げる。
「お前は、そんな冷酷にはなれん」
 そう言った白倉は、もう怯えていない。
 全く揺らがず、吾妻を見ている。
 吾妻が手を伸ばして、白倉の顔に触れる。
「………」
 白倉は全く臆さず、動かない。
 時波も九生も、白倉を信じているからこそ、壁により掛かったまま見守る。
「……」
 吾妻の方が先に視線を逸らし、手を離す。
 藍澤がホッと息を吐いた。
「……ほんとに、あんたは、…」
 吾妻は嘆息と一緒に呟き、寝台に腰を下ろした。
「…敵にしたくない」
 参った、と言いたげな口調に、白倉はにっこり微笑んだ。
「そりゃ、どうも」
 吾妻は岩永を見やったまま、振り向かない。
「…しかし、どうするか」
 時波は安堵しながら、傍の九生に小声で話しかけた。
「NOAには行けないが、どのみち岩永の容態が落ち着いても、あの様子ではなにも出来ない」
「…落ち着くかも怪しいが…。
 …打開策がないとな」
 岩永の容態は本当に危険だ。
 それも含めて、方法を見つけないと。
「…打開策はあるかもしれないが」
 時波はためらいがちに口にする。
 九生は瞳を細めた。
「…村崎か」
「ああ。
 あいつの言うことならまだ訊くだろう」
 あの岩永も、村崎の話ならまだ聞き入れる可能性がある。
「…だが、村崎は大丈夫なのか?」
 藍澤が潜めた声で尋ねた。
 村崎は、この前の一件が相当堪えたようで、神経質になっている。
 不安定だ。
「……一か八か、訊いてみよう」
 時波の言葉に九生も頷いた。
 ほかに策がないのだ。すがるしかない。
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