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第二章 ~ゲームの邪魔はしないから、せめてちょっとだけ~
エステードさんに見付かる
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この町に来て、初日も数えたら九日目。
果物屋を見張り始めてからでも、もうはや四日目。
日中はず~っと、斜め向かい側から果物屋を見続けて、昼になったらご飯を食べにどっか行って。
戻って来て見張り再開して、夕方前にリンゴ買って、見張り終了。
そんな、オレの四日間。
こんなにも怪しいオレに話し掛けて来る奴は一人もいなかった。
なにも、ラブでロマンスな出会いを期待してたんじゃなくて。
不審に思って様子を窺う人くらい、普通ならいるんじゃないかって思うんだけど。
……なぁ。オレのステルス能力っていうか、モブスキル、高過ぎないか?
「キミ、こんな所で何をしてるんですか?」
だから、こんなモブなオレに話し掛けて来るような奇特な人物なんか……。
「る……。あれ? えーと……あぁ! エルシードさん!」
「エステード、です。」
「そう! エステードさん、だ!」
「やれやれ。ほぼ毎日、顔を合わせてるのに……。それで? 何をしてるんですか?」
ルサーだと思ったら。
肩を竦めるエステードさん、後ろには兵士が二人付いてた。
なんか兵士に囲まれて質問されてるって光景が目を引くのか、今オレ、かつてないくらい通行人からの注目を浴びてる。
「や~、何してるって……う~ん。」
ヒーローとリッカがイチャイチャするのを期待して果物屋を見張ってるんだ!
……なんて言えるワケないだろ。
言葉を濁してたら、エステードさんは、さっきまでオレが見てた方向に視線を向けた。
やばい、コレ、バレる? ……わけない、よな。流石に。
「あの果物屋が、どうかしたんですか?」
「えっ? えっ? な、別に、オレっ。」
バレた~! なんで、オレが果物屋を見てたって、分かるんだよ!
「ここ数日、いつもリンゴを買って来るそうですね。ルサーさんが言ってました。」
なぁんだ、リンゴの所為か。
一瞬、エステードさんは超能力者なのかもって、ビビっちゃったよ。
「さっき、キミを見掛けて……。動く様子が無かったので、また怪我でもしたのかと思い、少し様子を見てたんですよ。」
うわぁ、オレの知らないトコで様子とか見られてたんだ。恥ずかし~ぃ。
嫌だなぁ、オレ絶対、ヘンな顔してただろうなぁ。
……あとさ、また怪我、って言うけど。
そんなにしょっちゅう怪我してないぞ。
「ずっと、そこの果物屋を見てるようでしたから。」
もう、そこまで見られてるんなら、誤魔化し切れないなぁ。
ゲームの話を避けて、ふわっとしたオブラートに包んだ感じで言えば、問題無いか?
「実は、その……オレ。見たい人が、いるんだ……。」
「……会いたい人、ではなくて?」
「あっ……。」
そうだよな、そう突っ込まれるよなぁ。
あ~もう、何言っちゃったんだよ、オレっ。
完全にオレの、ゲーマーなトコが出ちゃったよ。
ゲームキャラのイベントシーンを見る気満々だったからさ。
「……うん。見る、だけで…いいんだ……。」
言い直すのもオカシイし、オレはそのままで流すことにした。
しどろもどろになったけど、仕方ない、オレはこれで行く。
「そう言えば、キミは……自分以外の人は、ちゃんと覚えてるんでしたっけ。」
「まぁなっ。」
ちょっとドヤ顔になるオレ。
そうなんだ、オレって案外、記憶力は良い方なんだぞ。……本来は。
今は名前を完全に忘れちゃったから、説得力がミジンコ並だけど。
「見るだけでいいんですか? 会って、話したいとは…」
「うぅん、いいんだ。オレは……笑ってるトコ、見るだけでいい。」
「キミは……。」
果物屋を見張り始めてからでも、もうはや四日目。
日中はず~っと、斜め向かい側から果物屋を見続けて、昼になったらご飯を食べにどっか行って。
戻って来て見張り再開して、夕方前にリンゴ買って、見張り終了。
そんな、オレの四日間。
こんなにも怪しいオレに話し掛けて来る奴は一人もいなかった。
なにも、ラブでロマンスな出会いを期待してたんじゃなくて。
不審に思って様子を窺う人くらい、普通ならいるんじゃないかって思うんだけど。
……なぁ。オレのステルス能力っていうか、モブスキル、高過ぎないか?
「キミ、こんな所で何をしてるんですか?」
だから、こんなモブなオレに話し掛けて来るような奇特な人物なんか……。
「る……。あれ? えーと……あぁ! エルシードさん!」
「エステード、です。」
「そう! エステードさん、だ!」
「やれやれ。ほぼ毎日、顔を合わせてるのに……。それで? 何をしてるんですか?」
ルサーだと思ったら。
肩を竦めるエステードさん、後ろには兵士が二人付いてた。
なんか兵士に囲まれて質問されてるって光景が目を引くのか、今オレ、かつてないくらい通行人からの注目を浴びてる。
「や~、何してるって……う~ん。」
ヒーローとリッカがイチャイチャするのを期待して果物屋を見張ってるんだ!
……なんて言えるワケないだろ。
言葉を濁してたら、エステードさんは、さっきまでオレが見てた方向に視線を向けた。
やばい、コレ、バレる? ……わけない、よな。流石に。
「あの果物屋が、どうかしたんですか?」
「えっ? えっ? な、別に、オレっ。」
バレた~! なんで、オレが果物屋を見てたって、分かるんだよ!
「ここ数日、いつもリンゴを買って来るそうですね。ルサーさんが言ってました。」
なぁんだ、リンゴの所為か。
一瞬、エステードさんは超能力者なのかもって、ビビっちゃったよ。
「さっき、キミを見掛けて……。動く様子が無かったので、また怪我でもしたのかと思い、少し様子を見てたんですよ。」
うわぁ、オレの知らないトコで様子とか見られてたんだ。恥ずかし~ぃ。
嫌だなぁ、オレ絶対、ヘンな顔してただろうなぁ。
……あとさ、また怪我、って言うけど。
そんなにしょっちゅう怪我してないぞ。
「ずっと、そこの果物屋を見てるようでしたから。」
もう、そこまで見られてるんなら、誤魔化し切れないなぁ。
ゲームの話を避けて、ふわっとしたオブラートに包んだ感じで言えば、問題無いか?
「実は、その……オレ。見たい人が、いるんだ……。」
「……会いたい人、ではなくて?」
「あっ……。」
そうだよな、そう突っ込まれるよなぁ。
あ~もう、何言っちゃったんだよ、オレっ。
完全にオレの、ゲーマーなトコが出ちゃったよ。
ゲームキャラのイベントシーンを見る気満々だったからさ。
「……うん。見る、だけで…いいんだ……。」
言い直すのもオカシイし、オレはそのままで流すことにした。
しどろもどろになったけど、仕方ない、オレはこれで行く。
「そう言えば、キミは……自分以外の人は、ちゃんと覚えてるんでしたっけ。」
「まぁなっ。」
ちょっとドヤ顔になるオレ。
そうなんだ、オレって案外、記憶力は良い方なんだぞ。……本来は。
今は名前を完全に忘れちゃったから、説得力がミジンコ並だけど。
「見るだけでいいんですか? 会って、話したいとは…」
「うぅん、いいんだ。オレは……笑ってるトコ、見るだけでいい。」
「キミは……。」
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