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第一章 ~ゲームの流れをおさらい&自分がモブだと認識する~
詰め所にとんぼ返りなオレ
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ハーレムワンダーパラダイスは、かなりやり込んでた。
攻略ページも、ブクマして何度も見てた。
自分でも、ワザと偏ったプレイもやって検証してみたり。
もちろん『妻』になる主要キャラのことは、名前・イラスト・攻略方法を何度も見てるから。
だから言える。
オレは固定イラストが用意されてるような、ネームドキャラじゃない。
自分の名前も分かんないし、モブ妻で決定だな。
あぁでも、それになるにはまず、天守さまのヒーローとちゃんと出会わないとなぁ。
いくらオレがモブだからって、ホイホイとモブ妻になれるワケじゃなし。
これからのことを考えるにも、まずはちょっと確認だ。
オレは猛ダッシュで、兵士の詰め所に戻った。
中にいる人数は、さっきより少なくなってるみたい。
あんまり忙しそうじゃなくて良かった。
「あの、すみません。」
精一杯の愛想笑いを作りながら、席に着いてる兵士の一人に声を掛ける。
「どうしました? 何か厄介事ですか?」
「えっと、ちょっと聞きたいことがあって……。」
対応してくれてるのは、いかにも内勤って感じの、生真面目そうな青年兵士。
守衛兵かな……?
この人はたぶん、この町の養育所出身なんだろうな。
この町なら、規模から言っても養育所が一つくらいはあるだろうし。
もし、ビリーがこの町の養育所で育ってたら……この町で兵士になれたのに。
いくらゲームの世界でも、ゲームの流れとは関係無いトコで、生活とか色々あるんだな。
兵士になったビリーはモブ妻じゃないんだ。
もうハーレムに入ってるヴィーも。
「あの、この町の名前って……何ですか?」
「町の? ……ここはノマルの町ですよ。町の名前も知らずに来たんですか?」
あ~、やっぱりノマルの町か……ってオレ、ちょっと怪しまれてないか?
これは、ちゃんと言っとかないと。
「や、オレ……馬車で移動中に、山賊に襲われて。」
「山賊に? それはまず、状況を報告…」
「あ、いやあの、それはさっき、話してるんで。」
山賊と聞いてシリアスな雰囲気を出した青年兵士に、慌てて補足するオレ。
また同じ話するのダルいし、山賊の事件が一つ多く報告されることになっちゃうのもマズイしなぁ。
「……そう、ですか。」
あれ? なんか、この人、あんまり納得してなくない?
ヒマなのか?
真面目なのか?
それとも、オレが怪し過ぎるのか?
いっそ、このまま疑われちゃって、「一晩とまってけ」な展開になるのも……いやいや、ダメダメ、それダメだって。
確かに、手持ちのお金も少ないし、今日どこに泊まったらいいんだって不安はあるけど。
仮にもオレって、モブ妻としてハーレムに入れるかも知れないんだ。
こんなコトで兵士のご厄介になって、牢屋ちっくな部屋に泊まってる場合じゃないだろって。
そうだ、ビリーのこととか聞いて、話題を変えよっかな。
……待てよ、ワザとらしくて逆に怪しい、か?
どうやってこの場の雰囲気を変えようか、オレが頑張って考えてたら。
「なんだ、お前さん……。また戻って来たのか。」
さっきオレの話を聞き取ってくれた、チョイ悪なオッサン兵士が!
ちょうどいいタイミングで、話し掛けてくれたぞ!
「あっ、オッサン! 覚えてて……くれたんだ。」
ありがとう、オッサン、ありがとう。
こんなモブなオレを覚えててくれて、声を掛けてくれて。
オレがハーレムに入るつもりじゃなかったら、抱かれてもいいくらいだ。
ゴメン、やっぱり嘘、抱かれるのは……ちょっと。
攻略ページも、ブクマして何度も見てた。
自分でも、ワザと偏ったプレイもやって検証してみたり。
もちろん『妻』になる主要キャラのことは、名前・イラスト・攻略方法を何度も見てるから。
だから言える。
オレは固定イラストが用意されてるような、ネームドキャラじゃない。
自分の名前も分かんないし、モブ妻で決定だな。
あぁでも、それになるにはまず、天守さまのヒーローとちゃんと出会わないとなぁ。
いくらオレがモブだからって、ホイホイとモブ妻になれるワケじゃなし。
これからのことを考えるにも、まずはちょっと確認だ。
オレは猛ダッシュで、兵士の詰め所に戻った。
中にいる人数は、さっきより少なくなってるみたい。
あんまり忙しそうじゃなくて良かった。
「あの、すみません。」
精一杯の愛想笑いを作りながら、席に着いてる兵士の一人に声を掛ける。
「どうしました? 何か厄介事ですか?」
「えっと、ちょっと聞きたいことがあって……。」
対応してくれてるのは、いかにも内勤って感じの、生真面目そうな青年兵士。
守衛兵かな……?
この人はたぶん、この町の養育所出身なんだろうな。
この町なら、規模から言っても養育所が一つくらいはあるだろうし。
もし、ビリーがこの町の養育所で育ってたら……この町で兵士になれたのに。
いくらゲームの世界でも、ゲームの流れとは関係無いトコで、生活とか色々あるんだな。
兵士になったビリーはモブ妻じゃないんだ。
もうハーレムに入ってるヴィーも。
「あの、この町の名前って……何ですか?」
「町の? ……ここはノマルの町ですよ。町の名前も知らずに来たんですか?」
あ~、やっぱりノマルの町か……ってオレ、ちょっと怪しまれてないか?
これは、ちゃんと言っとかないと。
「や、オレ……馬車で移動中に、山賊に襲われて。」
「山賊に? それはまず、状況を報告…」
「あ、いやあの、それはさっき、話してるんで。」
山賊と聞いてシリアスな雰囲気を出した青年兵士に、慌てて補足するオレ。
また同じ話するのダルいし、山賊の事件が一つ多く報告されることになっちゃうのもマズイしなぁ。
「……そう、ですか。」
あれ? なんか、この人、あんまり納得してなくない?
ヒマなのか?
真面目なのか?
それとも、オレが怪し過ぎるのか?
いっそ、このまま疑われちゃって、「一晩とまってけ」な展開になるのも……いやいや、ダメダメ、それダメだって。
確かに、手持ちのお金も少ないし、今日どこに泊まったらいいんだって不安はあるけど。
仮にもオレって、モブ妻としてハーレムに入れるかも知れないんだ。
こんなコトで兵士のご厄介になって、牢屋ちっくな部屋に泊まってる場合じゃないだろって。
そうだ、ビリーのこととか聞いて、話題を変えよっかな。
……待てよ、ワザとらしくて逆に怪しい、か?
どうやってこの場の雰囲気を変えようか、オレが頑張って考えてたら。
「なんだ、お前さん……。また戻って来たのか。」
さっきオレの話を聞き取ってくれた、チョイ悪なオッサン兵士が!
ちょうどいいタイミングで、話し掛けてくれたぞ!
「あっ、オッサン! 覚えてて……くれたんだ。」
ありがとう、オッサン、ありがとう。
こんなモブなオレを覚えててくれて、声を掛けてくれて。
オレがハーレムに入るつもりじゃなかったら、抱かれてもいいくらいだ。
ゴメン、やっぱり嘘、抱かれるのは……ちょっと。
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