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第二章 ~ゲームの邪魔はしないから、せめてちょっとだけ~
オレのために争わないで
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「ルサー。お前よ……騙されてないか? この男に。」
「はあぁっ?」
果物屋のオッサンは……名前が分かんないのって実は結構不便なんだね……ビシッと、オレを指さしてる。
リンゴをグイグイやってる方の手は、相変わらずグイグイしたままだ。
「……騙されてるって? ……俺、が?」
驚いたルサーだけど、すぐに怒った表情に変わってオッサンを睨んだ。
割とマジギレっぽいルサーに、オッサンはちょっと狼狽える。
「そっ……そういう話を、聞いたんだ。他の、兵士から。」
「へぇ~え、なるほどなァ。……こんな所まで噂が飛んで来てたか。」
寝起きでもないのに機嫌が悪い声のルサー。
人の悪そうな感じで目を細めて、更にちょい悪感を増す。
「俺も、ネモーリも……お前の事が心配なんだ。ルサー。」
「あぁそりゃ有難いんだが……。ルベロ、ちょっと話がある。……お前さんは先に帰ってろ。」
オレに帰るよう言って、ルサーは店の横……建物の陰に消えてった。
オッサン、いや、ルベロさんもその後を付いてく。
ありがとう、ルサー、ありがとう。
これでもう果物屋のオッサンを果物屋のオッサンって言わずに済むよ。
だぶんネモーリって、果物屋のもう一人のオッサンだよな。
もちろん帰る気の無いオレは、リンゴ二つを抱えて、そっと二人の近場に待機。
今から二人が揉めるっぽい雰囲気だったからな。
その原因って、今の流れだと間違いなくオレだろ。そりゃ気になるって。
盗み聞き姿勢でスタンバイするオレ。
「ルベロやネモーリまで、噂なんか信じたのか。」
「そりゃだって、あんな若いオトコが……同じ家で…」
「別に何ともねェって。……ちょっと事情があってよ、しばらく住まわせてる。」
あーやっぱり、オレのことだ。
ルサーのこと心配してんだな。
「本当に大丈夫なのか……? 若いオトコが、お前……好き勝手され…」
「相手は一回り以上も年下だぞ! ちょっと考えろ!」
ちょっと覗いたら、ルベロさんはとても心配そうな様子だ。
こっちに背中を向けてるルサーの表情は分かんないけど、その様子は明らかに怒ってる。
オレはちょっと考えた。
ルサーと親しそうなルベロさんが、ルサーを心配するような噂が流れてる。
それはオレのことで。オレがルサーの家に住んでるのが原因っぽい。
特に問題なのが、オレが凄く若い、ってこと。
これは、たぶん……うん……。
オレが、好き勝手してルサーを困らせてる。……って噂かな?
困ってたオレをルサーが居候させてくれた。
一時的な保護のハズが、ちっとも出て行かず、小遣い貰って日中の町をフラフラしてるんだから……『好き勝手してるクソガキ』って噂も流れるよなぁ。
……いや、実はちょっとだけさ。
ルサーが若い男を連れ込んでる、って噂かな~とも思ったんだ。
でもそれにしては、ルベロさんの態度が強過ぎだろ。
少なくとも、連れ込まれた可哀想な少年への態度じゃない。
それにオレは可憐な美少年でもないし。
そのテの噂じゃなさそうだ。
「とにかく。ルベロが思ってるようなコトは無ぇ。」
ルサーがオレを庇ってくれてる。
よっし! 噂を払拭して、ルベロさんを安心させるぞ!
足を踏み出したオレ。
仲良くさせて貰ってることを示すべく、背中からルサーに腕を回した。
急に現れたオレに驚いた様子のルサー越しに。
「安心してくれ。ルサーとは、仲良く……やらせて貰ってる。ガキじゃないんだ。」
もっと驚いてるルベロさんに言う。
オレは我侭を言って困らせるようなガキじゃないぞ。
「はあぁっ?」
果物屋のオッサンは……名前が分かんないのって実は結構不便なんだね……ビシッと、オレを指さしてる。
リンゴをグイグイやってる方の手は、相変わらずグイグイしたままだ。
「……騙されてるって? ……俺、が?」
驚いたルサーだけど、すぐに怒った表情に変わってオッサンを睨んだ。
割とマジギレっぽいルサーに、オッサンはちょっと狼狽える。
「そっ……そういう話を、聞いたんだ。他の、兵士から。」
「へぇ~え、なるほどなァ。……こんな所まで噂が飛んで来てたか。」
寝起きでもないのに機嫌が悪い声のルサー。
人の悪そうな感じで目を細めて、更にちょい悪感を増す。
「俺も、ネモーリも……お前の事が心配なんだ。ルサー。」
「あぁそりゃ有難いんだが……。ルベロ、ちょっと話がある。……お前さんは先に帰ってろ。」
オレに帰るよう言って、ルサーは店の横……建物の陰に消えてった。
オッサン、いや、ルベロさんもその後を付いてく。
ありがとう、ルサー、ありがとう。
これでもう果物屋のオッサンを果物屋のオッサンって言わずに済むよ。
だぶんネモーリって、果物屋のもう一人のオッサンだよな。
もちろん帰る気の無いオレは、リンゴ二つを抱えて、そっと二人の近場に待機。
今から二人が揉めるっぽい雰囲気だったからな。
その原因って、今の流れだと間違いなくオレだろ。そりゃ気になるって。
盗み聞き姿勢でスタンバイするオレ。
「ルベロやネモーリまで、噂なんか信じたのか。」
「そりゃだって、あんな若いオトコが……同じ家で…」
「別に何ともねェって。……ちょっと事情があってよ、しばらく住まわせてる。」
あーやっぱり、オレのことだ。
ルサーのこと心配してんだな。
「本当に大丈夫なのか……? 若いオトコが、お前……好き勝手され…」
「相手は一回り以上も年下だぞ! ちょっと考えろ!」
ちょっと覗いたら、ルベロさんはとても心配そうな様子だ。
こっちに背中を向けてるルサーの表情は分かんないけど、その様子は明らかに怒ってる。
オレはちょっと考えた。
ルサーと親しそうなルベロさんが、ルサーを心配するような噂が流れてる。
それはオレのことで。オレがルサーの家に住んでるのが原因っぽい。
特に問題なのが、オレが凄く若い、ってこと。
これは、たぶん……うん……。
オレが、好き勝手してルサーを困らせてる。……って噂かな?
困ってたオレをルサーが居候させてくれた。
一時的な保護のハズが、ちっとも出て行かず、小遣い貰って日中の町をフラフラしてるんだから……『好き勝手してるクソガキ』って噂も流れるよなぁ。
……いや、実はちょっとだけさ。
ルサーが若い男を連れ込んでる、って噂かな~とも思ったんだ。
でもそれにしては、ルベロさんの態度が強過ぎだろ。
少なくとも、連れ込まれた可哀想な少年への態度じゃない。
それにオレは可憐な美少年でもないし。
そのテの噂じゃなさそうだ。
「とにかく。ルベロが思ってるようなコトは無ぇ。」
ルサーがオレを庇ってくれてる。
よっし! 噂を払拭して、ルベロさんを安心させるぞ!
足を踏み出したオレ。
仲良くさせて貰ってることを示すべく、背中からルサーに腕を回した。
急に現れたオレに驚いた様子のルサー越しに。
「安心してくれ。ルサーとは、仲良く……やらせて貰ってる。ガキじゃないんだ。」
もっと驚いてるルベロさんに言う。
オレは我侭を言って困らせるようなガキじゃないぞ。
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