せっかくBLゲームに転生したのにモブだったけど前向きに生きる!

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第二章 ~ゲームの邪魔はしないから、せめてちょっとだけ~

誰かに襲われるなんて絶対ダメだ

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ルサーのために薬を買って来た。ハズだった。

なのに、袋に入ってたのはローション数本。
大人の玩具は、たぶんオネェさんのサービスだろ。



これじゃ、ルサーを助けてやれない。
なんでオレ、ちゃんと確認しなかったんだ。
もっかい買いに行くか?
でもルサーは大丈夫か?



ルサーは耐えられなくなったのか、サイドテーブルの横で蹲ってた。

蹲ってるけど、ルサーの中心が勃ってるのが分かる。
呼吸も早くてツラそうだ。

「ルサー。オレに任せ…」
「任せた…結果が、このザマ……だろが……っ。」

オレを睨むルサーの目が潤んで来た。
それ、凄い誘ってる目付きになってるの……ルサー、気付いてないんだろな。

「責任とる。今度はちゃんとするから。」
「……要ら、ねェ。元はと…言えば、俺自身……の、責任だ…。」


ルサーが、震えながら立ち上がる。

歩き出すルサーの腕を掴んだ。
たったそれだけで、ルサーの身体がビクビクする。

「ドコ行くんだよ。」
「……娼館。」
「まさか、男を?」
「薬を、だ……。」

兵士として鍛えてるハズのルサーが、オレの手を振り払うことも出来ない。
前を閉じられずにいるシャツから、上気した肌が見えてる。

全っ然、隙だらけだ。


「そんな状態で、外になんか行かせるワケないだろ。襲われたらどうするんだ。」
「俺が、襲われる…ワケ無ェ、だろ……。そもそも夜に、タチが一人で、出歩いてる……モンか。」

確かに、この世界はタチが少ないけど。

「それでもだ。絶対に無いって言い切れないだろ。」
「絶対、に……無ェから。」
「オレが、嫌だ。」


一瞬、想像した。
知らない奴にルサーが襲われてるのを。

嫌だ、って思った。
酷いとか可哀想とかじゃなくて。嫌だった。


「ルサーが外で、知らない奴に襲われるなんて、オレが嫌だ。」
「おいっ……!」

引き寄せて、正面からルサーの腰を抱くように腕を回した。
声を詰まらせたルサーが身じろぐけど、オレが腕に力を入れたら全然抵抗出来ない。

こんなの、絶対襲われるって。

「ルサー。今どんな風に見えてるか、自分じゃ分かってないだろ。」
「べっ、別に……いつもと…」
「凄く誘ってる。色気出てる。襲われる。」

そこら辺の、ルサーのこと知らない、何とも思ってないような奴に。


「知らない奴にレイプされるのと、オレに抱かれるのと。どっちがいい?」
「ばっ……! 馬鹿を言うな!」
「ルサー。オレが抱くのは……嫌、か?」
「……っ! ち、違う……そう、じゃな…」

真っ赤になってる耳元に顔を寄せて聞いたら、途端にルサーの声が弱くなってく。

ルサーを抱き竦めて、剥き出しになってる腰の脇を撫でる。
我慢の限界に来てるっぽいルサーは、そのぐらいで感じたみたいに、短い息を何度も詰まらせて。
堪えきれないように、震える手がオレの服を掴んだ。



ルサーを抱き上げて、すぐ近くのベッドに押し倒した。
そのまま身体の上に覆い被さる。

オレを見上げたルサーは、信じられないものを見る目だった。


「お前……っ。ほ、本気か……。」
「ルサーがどうしても、オレじゃ嫌だ、年下はご免だってんじゃ無ければ。」
「……な、ワケ…無ェだろ……。」

嫌なワケじゃないんだな。それだけ分かればいい。

悪態を吐くルサーだけど、オレに向ける眼差しはシッカリ欲情してる。
こんな目は初めて見るのに、妙に確信があった。


「……クソっ。お前……途中で、止めたら。逆に襲って……ヤる、からな…。」

口元を歪ませて、ルサーが、オレの下半身に手を伸ばした。
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