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第二章 ~ゲームの邪魔はしないから、せめてちょっとだけ~

猿になっちゃったみたいだ

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「あ゛、ぁ……ッ! ………っッッ!!!」

奥まで突き当たった途端に痙攣したルサー。
それと同時に中もビクビクして、絶妙な締め付けでオレを刺激する。


あ。これ。……ヤバっ!

「ルサ……あぁっ! っで……!」
「んぅっ! ぅあ゛…! ~~~~~っっ!!」

ここでもオレは……我慢、出来なかった。
三擦り半とか、そんなレベルですらない。

恥ずかしい通り越して最悪だっ。
久し振りなハズのルサーに、いきなり全部入れた挙句、動く前に射精とかあっ。


後から考えれば、ルサーの状態は精液を注げば治るんだから、出すのが早い分には問題無いんだけど。
こんときのオレはこの瞬間、ひたすら焦ってた。


「っは、っふ……。る、サー……、あの…」

そっと見下ろしたルサーが、苦しそうな呼吸を繰り返す。
腹から胸まで白濁が飛んでる。
オレのが奥に当たったとき、またイッてくれたみたいだけど。
濡れたルサーの中心は、萎えてなかった。

そりゃそ~だよな。
あんな一瞬……自分で言ってヘコむぅ……じゃ、満足出来るワケ無いさ。


「……まだ、終わってないからな。」

呟いてルサーの腹を撫でる。

吐息にイイ声を交じらせながら、オレを見上げるルサー。
言葉の返事は無いけど、身体の方は了承してくれたみたいだ。


さっきは急いでたし、オレのもガチガチだったから、何は無くとも挿入したけど。
一発出した今はちょっと……ほんのちょっとだけ余裕が出来たから。
繋がったままの体勢で、惹かれるままに、ルサーの肌をアチコチ撫で回した。

「んっ…ふ、は……あっ。……ぁ、ッああぁっ…。」

気持ちいいトコを愛撫する、なんて上等なことは出来てない。
ただ自分が触りたいように触って、撫でて、抓んで、揉んで。


「ソコ…っ、ばっかり……ああっ!」

セックスに関するオレの知識は、BLゲームかBL小説かBL漫画か……後は、乏しい自己発電くらいだ。
あんなに見て読んで妄想したのに、いざってときには全然だ。

だから、ルサーが良さそうな場所を見付けたら、そこを弄り捲ってる。
ヘソの穴とか、腰の横側とか、胸筋と腹の間辺りとか。もちろん胸や乳首も。


「もぉ、充分……あっ。…勃って……るだ、ろ。」

ルサーの指摘より前に、自分のが復活してるって気付いてた。
気付いてたけど、わざと動かしてない。

意地悪したいんじゃないってば。
動いたら、またすぐ出しちゃいそうなんだ。



「なァ、そろそろ……。」

唇の片端をちょっと吊り上げて、ルサーが笑う。
ルサーは伸ばした手を、オレの頬に添えて。

「……動いて、ヨクしてくれ。」



カチッ。

頭の中でスイッチ音が鳴った。


早漏の汚名返上……は無理そうだけど。
オレ、若いから。
復帰の速さと、回数の多さで名誉挽回だ。



「もぉっ! ルサーの……エロっ! 知らねぇからなっ!」

膝の裏を抱え上げて、ルサーの入り口をちょっと上に向けて。
ちょっと乱暴だけど上から突き入れた。


ルサーが、動けって、言うから!


「ん゛あ゛ぁ…っ! あ! っ………ッッ!! ~~~~~~ッ!!」

ルサーが仰け反ってヨがる。
嬌声が、声にならない悲鳴みたいになってた。


今度は三擦り半くらいで、オレは出した。
ルサーのもグチョグチョで漏れてる。

オレ自身が出したもので、中が気持ち良さそうに蠢くから、オレはそれで気持ち良くなって、すぐにまた硬さを取り戻す。
その間に、ルサーも感じて、中も外もビクビクして。


何回出したか、分かんない。





気が付いたら、鳥が鳴いてる。


……朝、じゃん。
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