せっかくBLゲームに転生したのにモブだったけど前向きに生きる!

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第二章 ~ゲームの邪魔はしないから、せめてちょっとだけ~

年下相手に●●●4 $ルサー$

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*   *  * 時間は少し遡る *  *   *




果物屋のルベロん所から帰ってすぐ、アイツは晩飯を作る為に台所にいる。

仕事上がりだった俺は、着替える為に自室にいた。
普段ならさっさと部屋着に替えて、下階に下りるんだが。


頭ん中で、急にアイツとルベロの会話が蘇って、一人で気まずくなる。

仲良くヤラせて貰ってるとか、一緒にイクとか、遊んでるとか遊んでないとか。
ルベロはともかく、アイツはそんなつもりで言ってるんじゃねぇって事ぐらい分かってるさ。
どうにもソッチ系の言葉に聞こえるのは、俺がもうすぐ『そういう時期』な所為だ。


どうにも気まずい思いが消えねぇで、ちょっと愚図愚図したんだが。
それがマズかった。

シャツの前を開けた時に、不意に自分以外の……男の匂いを感じた。
その場にルベロがいるってのに、アイツがあんな風に、後ろから抱き付いて来るからだ。
俺を抱き締めたままの体勢で、ルベロと長々ゴチャゴチャ喋ってるから、匂いが付いちまったに違いねぇ。


いや、……違うな。
実際には俺が気にしてる程、そんなに匂いは付いてねぇだろう。
俺の『割れた実』が疼き出す時期が近いから、鼻が敏感になってんだ。
ゼロ距離までくっ付かれたからって、身体が勝手に期待してる。

……くそッ、一回り以上も年下相手に、馬鹿じゃねぇのか。


自分にイラ付いて舌打ちした。

無理矢理でも気分を切り替えて、早く食堂に行かねぇと。
晩飯を作り終えたアイツが迎えに…


「ぅ、わ……ぁっ。」

急いでシャツを脱ぎ捨てるツモリが。
布が肌に擦れる刺激で、背中からゾクゾクした感覚が這い上って来た。

慌てて脱いだシャツを床へと放り投げる。

「な、ナン…だ……?」

無意識で呟いたが、この感覚は知ってる。
割れた実が疼き出す前の、アレだ。

だが早過ぎじゃねぇか。
俺は、もうそろそろ。だったハズだぞ。


「アイ、ツの所為で……。クソっ。」

アイツの所為だ。百パー、間違いねぇ。
後ろから抱かれる腕の強さとか、体温の暖かさとか。……それに、匂い。
割れた実が、オトコが手に入ると勘違いして、時期を早めたに決まってる。



散らかってる部屋の中を、俺は薬を探して更に散らかした。
前回の時に買った分の残りが、たぶんまだ、どっかにあるだろ。

薬を見付けたらすぐに塗るつもりで、履いてるズボンを少し下げた。
割れた実に布が当たるのも、ちょっと辛かったからな。

「そこら辺に置いた、と思ったんだがな……。」

ついこの間、何かの拍子に視界に入ったばかりだ。
そん時は薬箱に入れるのが面倒で、適当な近場に置いた記憶がある。


「嘘だろぉ、オイ」

要らねぇ時には目に入って来んのに、いざ使おうって時には見当たらねぇ。
こんな事になるんなら、もちっと片付けときゃ良かった。って反省しよ~が、もう遅い。


窓の外をチラッと見たら、とっくに夜だった。
薬を探してる時間が長かったんだな。

今から娼館に行った所でどうせ、男娼はもう予約客の相手を始めてる頃合いだ。
キャンセル待ちか、一人目の客が終わった男娼の相手として滑り込むか……どっちにしろ、店でそれなりの時間を待たなきゃならねぇ。


一瞬……。アイツに頼もうか、なんて考えちまった。
何日か生活の面倒見てやってんだから、俺がちょっとぐらい身体を借りてもいいだろ。って。


そんな事を考えてたから、かも知れねぇ。



気が付いたら、アイツが、部屋にいた。


割れた実を見られるのが嫌で、それを隠すように振り返った。
アイツは顎を引いて立ってる所為か、仄暗い視線を向けられてるようで、俺は自分が上半身裸だっつ~事を意識させられる。

今から隠すのもおかしいだろ。
俺は変なプライドから、間抜けに乳首を起たせたまま、何でもねぇフリをした。……んだが、どうやら無駄だったようだ。



「薬。だろ?」

恥ずかしくて死ぬかと思った。この年で。


そう言うって事は見られたって事だし、更に言えば……俺の今の状態も、アイツにバレてるって事だ。
この、浅ましくて、辛い状態を。

羞恥心なんか感じた所為で、俺の身体は変に疼き出した。



……分かってンならよ、どうにかしてくれ。

なんて、言えるわけ無ぇだろが。
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