せっかくBLゲームに転生したのにモブだったけど前向きに生きる!

左側

文字の大きさ
133 / 364
第四章 ~なんだかんだでゲームに沿う形でハーレムっぽい感じになる~

気付けば惚れてた男・6 $ルサー$

しおりを挟む
「あ゛ぁ…っ、……あ゛っ、あ…ん゛んっ!」
「る、さぁ……っ! ……ルサーっ!」

ガツガツと激しく腰を打ち付けられて、俺はただ咽喉を反らして喘ぐしか出来ねぇ。
俺を攻め立てるイグザも余裕が無ぇのか、俺の一番奥にゴリゴリ突き刺してくる。
内壁が擦られるのも気持ちいいが、最奥まで押し込められたら堪んねぇ。


「あっ、あ゛あ゛あぁぁ~~~っ!」

そんなにされて、俺が我慢出来るワケもなく、簡単にまたイかされた。
奥の窄まりで出されたイグザの精液で、イッた直後の身体が跳ね上がる。

「っは、あ……っ! ぅあ、ァ……、あっ、あ……ッん!」
「なぁルサー。……名前、呼んでくれ。俺の…」
「あっ、あっ、ぁんん……っ!」

呼べって言いながら身体を揺するんじゃねぇっ。擦り付けンなっ。
名前を呼ぶどころじゃねぇ……喋れねぇだろがよっ。

そう文句を言ってやりたくても、それすら出来やしねぇ。
言葉で表せねぇ代わりに、イグザの身体中をバシバシ叩いてやった。


どうにか気付かせる事に成功したらしく、名残惜しそうに奥をグリグリしてからイグザの腰が止まる。
俺は何度か強引に深呼吸を繰り返して、正常位で繋がったままのイグザを下から睨み付けた。
イグザはやけに嬉しそうな様子で瞳を細め、期待する視線を俺に注いで来る。

「お……お前、なぁ…」
「えぇーっ? 名前はぁ~?」
「ハァ……。……そんなにガッついたら、名前なんぞ呼ぶヒマも無ぇだろっ。もうちょっと加減しろっ。」
「うん、分かった。もうちょっとは加減する努力はする。」

……加減する。とは言わねぇのか。
出来ねぇのが自分でも分かってンだろうな。


「それと……。俺は明日、仕事だ。もういい加減、夕方も過ぎてる。あと、腹が減った。少しは休みたい。」
「う……、うん?」
「流石に今日は、夜中まで起きてられねぇ。俺の言いたい事は分かるな? ……イグザ?」

俺が休憩する時間、食事を摂る分の時間、風呂に入る分の時間、それと睡眠時間。そういうのをちゃんと確保したスケジュールにしろ、と。
冷静にそれだけ伝えたツモリでいた。

ところが……。


「……んっ? ぁ、……あぁっ!」
「あーもうっ、ルサーがぁ~っ!」

何をどう感じたら、ここで滾るんだ。
急に興奮したイグザが、見る見る内に硬くなったので俺の中を掻き回した。

「俺の名前呼んで…っ、赤くなるとか…っ! もうっ、反則だから、それ!」
「っあ、……んっ、な…なって、ねぇ……っ。」
「なってたし! 凄い、可愛かった!」
「っち…違……っ。呼びっ、……んぁ、…呼び慣れねぇ、だけだ…っ、あっっ。」

赤面した覚えは無ぇし、今のは特に恥ずかしくも感じてなかった。
だから絶対にイグザの見間違いに決まってるんだが。

もう大体、分かって来た。
これはこのまま、あと二~三回はヤル流れだ。


スケジュール調整をちゃんとしろ、と。伝えたハズなんだがな……。





      *      *      *





翌朝。
中一日空いて、俺は自分の部屋のベッドでイグザに起こされる。

相変わらず寝起きがツラい。
今日はいつもより三十分ぐらい起床が早いから余計に。
早く起こすように、頼んでおいたんだ。
仕事に行く前に、イグザと話しておきたい事があったからな。



昨夜。あの後は、やはり予想通りだった。

イグザは俺の中に、たぶん三回ぐらい出した。
それから、「この直後の風呂場でヤラない」って約束するなら……って前置きで、もう一回。
一旦、休憩にして、二人で身体を洗った。
出来上がってた料理をイグザが温め直したり、ちょっと手を加えたりして、晩飯を食ってから。
今度は俺の部屋に場所を移して、そこで三~四回ぐらい、だ。
とにかく遅い時間になっちまって、昨夜はイグザも同じベッドで眠った。

基本的にイグザは、始めた直後の二回分は立て続け、だからな。
場所を変えたら性欲も一から仕切り直し、にでもなるような体質なんだろうか。




「……眠い。」

食卓に着いて、少し早めの朝食だ。
何かの生地でポテトサラダとかベーコンを巻いた物を食いながら、俺は眠たい目蓋を擦った。

「いつもより早いからな。ルサー、もうちょっと寝てても良かったんだぞ?」

トマト多めのスープを一口、飲み込んだイグザが不思議そうに言う。
睡眠時間がほぼ同じで、俺よりも体力を使ってそうなコイツが、今朝もこんなに元気だ。

いつも思う事だが、これが若さってヤツなのか?
納得が行かねぇなぁ……。俺が若い時だって、ここまでじゃなかったぜ?


「今朝って、なんか用事あったっけ?」
「あぁ、ちょっと話して……、いや、聞いておきたい事があってな。……昨夜、いや……、もう一昨日の夜か? お前が一緒に過ごした相手の事だ。」
「……うっ、うん。」

俺の声がやや低くなった所為か、イグザが珍しく真面目な表情になる。
ちょっと逡巡したが、俺は今の内に言っておく事にした。

「帰って来た時のお前の口振りからすると、行きずりの見知らぬ相手じゃねぇな?」
「ん~。知り合って間もないからなぁ。」
「少なくとも、一晩を過ごしたが名前も知らねぇ、もう会う事も無い。って相手じゃねぇだろ。」
「う~ん……そうかも。」

今一つ分かってねぇ風にイグザが頷いた。


なんとなく、これは……全く根拠の無ぇ単なる勘だが。
コイツは下半身に我慢の利かねぇ男だが、抱く相手には何かしらの義理だったり、可愛いとか思うような好意だったりが必要なタイプな気がする。
だからイグザは相手の男に対して、ちょっとは好意を持ってんだろうなと、俺は思ってる。

相手の方だって恐らく、イグザに対して好意的な感情を持っただろう。
世の中は断然、タチの方が少ねぇし、イグザぐらいヤれるタチとなれば、もっと人数は減るからな。他に恋人がいたとしても、自分もその一人に加えて貰いたいと考えても不思議じゃねぇ。


どっちにしろ、イグザの恋人になりたいって考えるような男なら、俺も一度はきちんと会っておかねぇとな。
そこん所、リオはキッチリしてたからな。俺がなぁなぁには出来ねぇだろ。
実際に会ってみたら相手の男にそんな気が無くて、杞憂で終わるならそれもいい。

「近い内にソイツらに会わねぇとな。……お前、話つけとけ。」
「ん? あぁ、うん……?」

そういう所を気にしねぇのか、イグザはやっぱり分かってねぇようだった。
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

泥酔している間に愛人契約されていたんだが

暮田呉子
BL
泥酔していた夜、目を覚ましたら――【愛人契約書】にサインしていた。 黒髪の青年公爵レナード・フォン・ディアセント。 かつて嫡外子として疎まれ、戦場に送られた彼は、己の命を救った傭兵グレイを「女避けの盾」として雇う。 だが、片腕を失ったその男こそ、レナードの心を動かした唯一の存在だった。 元部下の冷徹な公爵と、酒に溺れる片腕の傭兵。 交わした契約の中で、二人の距離は少しずつ近づいていくが――。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜?? ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。 みんなから嫌われるはずの悪役。  そ・れ・な・の・に… どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?! もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣) そんなオレの物語が今始まる___。 ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️

ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜

キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」 (いえ、ただの生存戦略です!!) 【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】 生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。 ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。 のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。 「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。 「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。 「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」 なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!? 勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。 捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!? 「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」 ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます! 元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!

メインキャラ達の様子がおかしい件について

白鳩 唯斗
BL
 前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。  サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。  どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。  ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。  世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。  どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!  主人公が老若男女問わず好かれる話です。  登場キャラは全員闇を抱えています。  精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。  BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。  恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。

イケメンチート王子に転生した俺に待ち受けていたのは予想もしない試練でした

和泉臨音
BL
文武両道、容姿端麗な大国の第二皇子に転生したヴェルダードには黒髪黒目の婚約者エルレがいる。黒髪黒目は魔王になりやすいためこの世界では要注意人物として国家で保護する存在だが、元日本人のヴェルダードからすれば黒色など気にならない。努力家で真面目なエルレを幼い頃から純粋に愛しているのだが、最近ではなぜか二人の関係に壁を感じるようになった。 そんなある日、エルレの弟レイリーからエルレの不貞を告げられる。不安を感じたヴェルダードがエルレの屋敷に赴くと、屋敷から火の手があがっており……。 * 金髪青目イケメンチート転生者皇子 × 黒髪黒目平凡の魔力チート伯爵 * 一部流血シーンがあるので苦手な方はご注意ください

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

処理中です...