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第四章 ~なんだかんだでゲームに沿う形でハーレムっぽい感じになる~
リオだけだろうと思ってたら
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お昼前の病院は、オレの予想よりも来院者が少なかった。
この世界って、病院にヒマ人がたむろしたりしないのかな。今日はたまたまかな。
建物に入ってすぐのトコにいた看護師さんらしき人に声を掛ける。
「あの、スイマセン。」
「はい、何でしょう? 怪我ですか? 病気で…」
「そうじゃなくて、あの、一昨日なんだけど……。」
看護師さんもヒマなのか、ぐいぐい来る。
あんまり時間を取らせる気は無いから、オレは手短にリオの居場所を尋ねた。
リオは病室にいるらしい。
帰れないような重傷者だけでなく、帰る場所が無い人とか、一人暮らしで帰宅させたら日常生活で困りそうな人とかも、ベッドに空きがあれば入院出来るっぽいぞ。
そういう制度のある世界で良かった。シッカリした病院で良かった。
やっぱりヒマだからか、お喋り好きなのか、看護師さんは話がすぐに終わったのが残念そうだった。
案内してくれようともしたけど、看護師さん、手に包帯とか布とか持ってたからな。
何処かに運んでる最中だろうから、お礼だけ伝えて案内は丁寧にお断りした。
病室の方に近付くにつれ、ちょっと賑やかな雰囲気がする。
酒場とか娼館エリアのような賑やか、じゃなくて。賑わってる雰囲気ってやつ。
ここに来たのは勿論お見舞いの意味もあるけど、オレの名前をリオに教えるのが目的だ。
分かったら教えるって約束したし、オレも、リオに自分の名前を知って欲しい。
まずは傷の具合を聞くのが先だとして。
名前の話をいつ切り出そうかな、なんて思ってたオレの耳に、焦ったようなリオの声が飛び込んで来る。
「あっ、待って……ダメ、そこ……っ!」
「……! り……、リオぉっ!」
慌てて病室に飛び込んだオレは。
お約束過ぎるオチを見た。
「だーめよン、もう待たないワ♪ ……ハイ、次はリオよ?」
「もぉ~。オネェのけち。……って、……あれ?」
いかにも、飛び込んで来ました! って体勢のオレ、リオにバッチリ見られた。
ベッドに置いたオセロ盤……この世界にはオセロがあるんだ……を挟んで向かい合ってるリオとリッカ。
リオはベッドで上半身を起こした姿勢で、リッカはその近くに椅子を運んで座ってた。
二人の周囲には、数人がギャラリーっぽく取り囲んでる。オセロを見守るって感じよりは、オセロをしてる二人の容姿を眺めて楽しんでるっぽいぞ。
なるほど、そりゃ賑わってるよな。
……ぅん? でも、ネコが七割の世界だろ? タチって何となく、ほいほい遭遇しないイメージだし、ここにいるのはネコばっかりに見えるんだけど。
ネコにとっても、リオやリッカは魅力的なのか……それとも。綺麗系ってタチに見えるのか。
いや、まぁ…ドッチでもいいか。
「来て、くれたんだ……。嬉しい。」
「……あらン、いらっしゃい。」
「あぁー、うん、まぁ……。」
オレの返事、微妙っ。
もっと格好良くとは言わない。けど、本当に微妙なオレ。
ちょっと言い訳してもいいか? まさか、リッカも居るなんて予想は無理だろ。
リオからあんなに真剣に告白された、その夜にリッカとムニャムニャ……。ユーグとも、だし。
これさぁ、リッカと会うのは昨日振りなんだけど、言わない方がいいのか?
考えてる間に、手招きされて。
なんかオレをジッと見るギャラリーを通り抜けて、リッカの横にあるイスに腰掛けた。
ギャラリー、オレを睨む割には親切にイスを用意してくれた。
「リオ、元気そうで良かった。……傷、痛むだろ。」
「おかげ様で。ちょっとは痛いけど、思った程じゃないよ? おれの身体って、意外と丈夫に出来てるみたいだな。」
アハハ、って声に出して笑うリオ。オレが見舞いに来たのを、笑顔で喜んでくれてる。
それとは対照的にリッカは。つられたように浮かべる笑顔にちょっと陰がある。
「ねぇ……? アナタ、あの後……いえ。昨夜、大丈夫だった?」
心配そうにオレを窺うリッカ。
なるほど、そういう表情だったのか。
まさか追い出された翌日に、オレがルサーの家に戻れるとは思わないもんな。
悪かったなぁ~。リッカに心配掛けちゃったか。
「ゴメン、心配させちゃって。昨夜は……いや、今後も。大丈夫、になった。」
「あらあら……それは。ユーグがガッカリするわネ。」
「ぅん~……、まぁ、えっと……。」
ルサーが話があるってさ。
……って。今。ここで。ここでは。言い難い。
「……昨夜?」
小首を傾げるリオ。
だよなぁ~。話が分かんないよなぁ。
でも、オレがルサーを怒らせた原因についてはリオ、関係無いしなぁ。
「許して貰えたみたいねン。……アタシも。ちょっと残念だけど、良かったワ。」
一安心したように笑うリッカ。
この話題はこれでお終い。みたいな雰囲気出すけど。
リオが、メッチャ気になってる。って顔してる。
……あぁそうか。リッカは、リオがオレに「好き」って告白したの知らないんだった。
それなら、流石に性交した話は言わなくても、それ以外はリッカにとって、別に秘密にしなきゃいけない話じゃないもんな。
この世界って、病院にヒマ人がたむろしたりしないのかな。今日はたまたまかな。
建物に入ってすぐのトコにいた看護師さんらしき人に声を掛ける。
「あの、スイマセン。」
「はい、何でしょう? 怪我ですか? 病気で…」
「そうじゃなくて、あの、一昨日なんだけど……。」
看護師さんもヒマなのか、ぐいぐい来る。
あんまり時間を取らせる気は無いから、オレは手短にリオの居場所を尋ねた。
リオは病室にいるらしい。
帰れないような重傷者だけでなく、帰る場所が無い人とか、一人暮らしで帰宅させたら日常生活で困りそうな人とかも、ベッドに空きがあれば入院出来るっぽいぞ。
そういう制度のある世界で良かった。シッカリした病院で良かった。
やっぱりヒマだからか、お喋り好きなのか、看護師さんは話がすぐに終わったのが残念そうだった。
案内してくれようともしたけど、看護師さん、手に包帯とか布とか持ってたからな。
何処かに運んでる最中だろうから、お礼だけ伝えて案内は丁寧にお断りした。
病室の方に近付くにつれ、ちょっと賑やかな雰囲気がする。
酒場とか娼館エリアのような賑やか、じゃなくて。賑わってる雰囲気ってやつ。
ここに来たのは勿論お見舞いの意味もあるけど、オレの名前をリオに教えるのが目的だ。
分かったら教えるって約束したし、オレも、リオに自分の名前を知って欲しい。
まずは傷の具合を聞くのが先だとして。
名前の話をいつ切り出そうかな、なんて思ってたオレの耳に、焦ったようなリオの声が飛び込んで来る。
「あっ、待って……ダメ、そこ……っ!」
「……! り……、リオぉっ!」
慌てて病室に飛び込んだオレは。
お約束過ぎるオチを見た。
「だーめよン、もう待たないワ♪ ……ハイ、次はリオよ?」
「もぉ~。オネェのけち。……って、……あれ?」
いかにも、飛び込んで来ました! って体勢のオレ、リオにバッチリ見られた。
ベッドに置いたオセロ盤……この世界にはオセロがあるんだ……を挟んで向かい合ってるリオとリッカ。
リオはベッドで上半身を起こした姿勢で、リッカはその近くに椅子を運んで座ってた。
二人の周囲には、数人がギャラリーっぽく取り囲んでる。オセロを見守るって感じよりは、オセロをしてる二人の容姿を眺めて楽しんでるっぽいぞ。
なるほど、そりゃ賑わってるよな。
……ぅん? でも、ネコが七割の世界だろ? タチって何となく、ほいほい遭遇しないイメージだし、ここにいるのはネコばっかりに見えるんだけど。
ネコにとっても、リオやリッカは魅力的なのか……それとも。綺麗系ってタチに見えるのか。
いや、まぁ…ドッチでもいいか。
「来て、くれたんだ……。嬉しい。」
「……あらン、いらっしゃい。」
「あぁー、うん、まぁ……。」
オレの返事、微妙っ。
もっと格好良くとは言わない。けど、本当に微妙なオレ。
ちょっと言い訳してもいいか? まさか、リッカも居るなんて予想は無理だろ。
リオからあんなに真剣に告白された、その夜にリッカとムニャムニャ……。ユーグとも、だし。
これさぁ、リッカと会うのは昨日振りなんだけど、言わない方がいいのか?
考えてる間に、手招きされて。
なんかオレをジッと見るギャラリーを通り抜けて、リッカの横にあるイスに腰掛けた。
ギャラリー、オレを睨む割には親切にイスを用意してくれた。
「リオ、元気そうで良かった。……傷、痛むだろ。」
「おかげ様で。ちょっとは痛いけど、思った程じゃないよ? おれの身体って、意外と丈夫に出来てるみたいだな。」
アハハ、って声に出して笑うリオ。オレが見舞いに来たのを、笑顔で喜んでくれてる。
それとは対照的にリッカは。つられたように浮かべる笑顔にちょっと陰がある。
「ねぇ……? アナタ、あの後……いえ。昨夜、大丈夫だった?」
心配そうにオレを窺うリッカ。
なるほど、そういう表情だったのか。
まさか追い出された翌日に、オレがルサーの家に戻れるとは思わないもんな。
悪かったなぁ~。リッカに心配掛けちゃったか。
「ゴメン、心配させちゃって。昨夜は……いや、今後も。大丈夫、になった。」
「あらあら……それは。ユーグがガッカリするわネ。」
「ぅん~……、まぁ、えっと……。」
ルサーが話があるってさ。
……って。今。ここで。ここでは。言い難い。
「……昨夜?」
小首を傾げるリオ。
だよなぁ~。話が分かんないよなぁ。
でも、オレがルサーを怒らせた原因についてはリオ、関係無いしなぁ。
「許して貰えたみたいねン。……アタシも。ちょっと残念だけど、良かったワ。」
一安心したように笑うリッカ。
この話題はこれでお終い。みたいな雰囲気出すけど。
リオが、メッチャ気になってる。って顔してる。
……あぁそうか。リッカは、リオがオレに「好き」って告白したの知らないんだった。
それなら、流石に性交した話は言わなくても、それ以外はリッカにとって、別に秘密にしなきゃいけない話じゃないもんな。
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~お知らせ~
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