せっかくBLゲームに転生したのにモブだったけど前向きに生きる!

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第五章 ~ゲームに無かった展開だから遠慮しないで歯向かう~

初めて失神させられた夜・上 $ルサー$

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口を塞ぎ合ってる条件はお互いに同じハズだってのに、俺だけが追い詰められた。
ちょっと前までは口付けにもたどたどしさがあって、そこも可愛かったのによ。遠慮が無くなったのか、慣れて来たのか。
咥内をくまなく存分に蹂躙された俺は眩暈を起こす寸前だった。

「ぃ、グザ……。ふ、…っは……。」

絡ませた指でイグザの髪をちょっと引っ張っても、アイツは許してくれねぇ。
更に興奮させちまったようで、返ってグチャグチャに嬲られる。
ただ苦しいだけなら俺ももっと抵抗出来るんだろうが、こんなに滅茶苦茶にされるのが悪くねぇんだから始末に負えねぇな。

今からこんなんで大丈夫か……?
早くも俺は後悔し始めた。



「ルサー……っ。」

興奮したイグザの掠れ声が、耳に、凄くイイ。
これから散々気持ち良くさせてくれる、その証みたいなモン。

イグザは俺の身体のあちらこちらを……それこそ身体中、至る所に唇を這わせて、吸い上げて、赤い痕跡を散りばめた。
痕が一つ一つ増えてく毎に、イグザは嬉しそうに目を細める。まるで俺の全部がイグザのモンになってくようだ。
隠そうともしねぇ独占欲が、堪らなく、最高に気持ちイイ。


これだけ興奮してたら、コイツは下半身に抑制の利かねぇ男だから。いつもなら、そろそろ「入れたい」って言い出す頃だ。
俺ももう、早く、中に来て欲しい。

イグザが弄りやすいように俺は少し両足を広げた。
俺が待ち構えてるのを分かってるだろうに、まだイグザはキスマークを付けるのに夢中になってる。
しかも乳首とか、そういう……気持ち良くなれる部分を避けて。
自分の方こそ、股間をガチガチに昂らせて、辛そうな顔もしてる癖に。


何かオカシイ……。
チラッと頭を掠めたが。

俺はもっと、ハッキリした強い刺激が欲しい。


「や、っあ……、もぅ……イ、グザっ!」

まさか、俺が泣いて強請るまで待つ気か? 俺がド淫乱だとでも思ってるのか?
……あぁもう。それでイイから、早く。


我慢比べなら俺の方が圧倒的に不利だ。勝負にもならねぇ。
イグザに縋り付いて年甲斐もなく強請った。

「…ソウイウトコ、も……触ってくれ。」

焦らされて追い詰められた俺は、イグザの手を自分のイイ所に導く。

顔から火が出るぐらい恥ずかしい。
だが、もう、我慢出来ねぇ。
イグザの事をどうこう言えねぇくらい、俺も、快楽に弱くなっちまってる。


やっとイグザがソコに触ってくれる、と思ったら。
強く舐めしゃぶられ、捏ねくり回され。

「ぁうっ、あっ…ぅああぁぁっ!」

あっという間に。心の準備も、気持ち良さを味わう暇も無く。
俺はイカされてた。


こんなんじゃあ色気もクソもあったモンじゃねぇ。
あんまりにもイクまでが早過ぎだ。



怒ったワケじゃねぇが、俺はイグザに幾つも文句を言った。
いつもならこれで、少しは反省を見せる所だが。鼻息を荒くしたイグザはギラ付いたまま、何も返事をしねぇ。
ちょっと不安になった俺は、イグザの首の後ろ側に手をやって。引き寄せながら、もう少しゆっくりシテくれと頼んでみたが。
無理だと一蹴された。

直後、イグザは。
俺の肌に出来た痕の上から更に吸い付いて、噛み付いて来る。
自分で付けたってのに、それに嫉妬でもしてるみてぇに。


……どうしたんだ、オイっ。


文句を言ってやる余裕は、尻穴を弄られる快感で何処かへ吹き飛んだ。
気持ち良過ぎて翻弄された俺はただヨガるしか出来ねぇ。後ろも濡れまくりだ。

またイカされるかと思ったら。
イグザは……あンのっ、馬鹿っ! 俺の尻を持ち上げて……!


ソコは別にっ。見た事が無いワケじゃねぇだろがっ、なんで、今更……っ。
馬鹿、……そんな、ジロジロ見るんじゃねぇよっ。
あぁっ! な、舐め……舐めたぁっ! っこの……馬鹿ぁっ!
……っクソ、やっ、馬鹿…っ、もう、ゃあっ、イクっ、イク、イクイクイク……!





「もう…っ、いい加減に、しろ! ……興奮し過ぎだ、イグザっ!」

流石にプチッとキてイグザを怒鳴り付けた。
イグザは慌てて俺の身体を下ろし、顔を合わせに覆い被さって来る。
焦り顔が俺を見下ろした。

「ナニ焦ってるんだ? 今日が最後ってワケじゃあるまいし、よ。……ったく。こんな、ベッタベタにしやがって。子供か。」

叱られたイグザは、途端にシュンとした。
ベタベタになった顔を拭いてやるタオルの下から、怯えたように俺を窺ってる。


俺の心の中で、何かのピースが嵌まった。


あぁそうか……。
こんなデカい図体して、あんなセックスする癖して。コイツはまだ、子供だったな。
無意識かワザとかは知らねぇが。試したかったのか? 何処まで俺が許すかを。
……馬鹿、イグザ。
俺はお前のモンだって……言ったろうがよ。


「俺は。お前のモンになってやるって。言ったろうが……。」
「……うん。」
「もうお前を、拒否したりしねぇから……、……信じろ。」

頭を抱き寄せて目の前で断言してやった。
不安気に揺れてたイグザの目が徐々に落ち着いてくのが分かる。
ちょっとは冷静になったのか、イグザは申し訳なさそうな顔になった。


初っ端から俺が妙なちょっかい出したし、過去の……ハーレムの話とかもしちまったからな。
嫌なプレッシャー掛けたんじゃねぇかと思えば、コッチが申し訳ねぇくらいだ。



「っルサー、オレ……入れ、たい……っ。」
「やっと、か……。待ちくたびれたぞ?」

いつもの、無防備に俺を求めて来るイグザに戻った。
それが嬉しくて、可愛くて、ホッとして俺の口元に笑みが浮かぶ。ついでに、散々キスマークを付けられたお返しにと、イグザの頬を甘噛みしてやった。



……笑ってる場合じゃなかったと俺が気付くのは、この後すぐ。
立て続けにまさかの三連発をキメられた時だった。
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