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第五章 ~ゲームに無かった展開だから遠慮しないで歯向かう~

オレも、オレのも、褒められて伸びるタイプなんだ

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掻き回したい!
グイグイ抉り回して広げたい!
ズッポリ収まってるのをもっと奥まで貫きたい!


頭の中が欲望で満室状態になりそうだ。



「あ~もう、限界だっ。落ち着くの待てない、ゴメン。」
「ぇ、待って、まだ……っ、ぁきゅ! うゃ……!」
「あぁ、今……凄い、締まった。キツくて…気持ち、い。」
「なんで、嘘っ……ひぁ! ゃ、ふっ…」

背中に触れるだけでフィロウの中が喜び出す。
本人は、腰が緩く揺れてるのにも気付いてないっぽい。なんで感じてるのか分かんないのに気持ちいい声が出ちゃってるから、アワアワして、ひたすら「なんで」を繰り返してる。

フィロウは抱き締められるのが好き、みたいだな。オレが腕にちょっと力を入れたら、そのたびにゾクゾクって身体を震わせる。
自分の身体のことなのに、フィロウはまだ気付かない。
そういうトコが無垢な感じで、初々しくて、オレはメチャクチャ興奮する。
表情でも声でも、フィロウに煽られてる。ホント、堪んない。

オレのはあっという間に復活した。
フィロウは枕に縋って、ちょっと甘くて切ない声を上げる。

「ま……待っ…、ィグぅ……っ。ちょっと苦…しい……っ。」

そうだよな、まだ一回しか経験してないもんな。まだガツガツするのは早い、よな。
もうちょっと我慢だぞ、オレ。……クぅ、動きたいっ。


「イグゥっ。さっき…より、……ぉ、大っきい、ん…だけど……っ!」

むくむくムクムク……。

ワザとか、フィロウ。ワザとなのか。


「ひぁあっ、あっ、なん……でっ! そんな……、硬くしないでぇ……!」

ガキーンっ! がちーんっ!

予言か、フィロウ。予言なのか。
フィロウが何か言うたびにオレのがその通り、準備万端になってく。


「……っ、なん…でぇ? やっ、奥……っ、届いちゃう、からぁ……!」

はい、充・填・完・了っ! フル装備だ、ガチガチだ!



気付いたらオレは、フィロウの中でバキバキになったオレのを、奥に向かってグイグイ押し込んでた。
イキリ立ったオレのはもう、フィロウの行き止まりに突き当たってる。

大きく抜き差しして激しく擦り付けてないだけ、それだけマシだったけど。ヘコヘコしてなくても、ちょっとずつ確実に腰を進めてるとか。
我ながらエグくてセコい、小物過ぎだろ。
それ以前に、だ。
今日初めて尻に入れたばっかりのフィロウ相手に結腸責めしようとする、とか。鬼か、畜生か。興奮で滾りまくったオレの無意識がヤバ過ぎる。

……気を付けなきゃな。


で……。それはそれとして、だ。



「もし、フィロウが大丈夫、だったら……この奥。入れたい……。」

清々しく強請ってみた。オレ、くそ外道だった。
強請りながら先端で、フィロウの奥を突っつく。
ツンってするのと一緒にフィロウは鼻泣きする。

「それっ、は……、だ…めぇっ!」
「本当に? ダメ……か?」

ぷるぷる首を振って嫌がるフィロウ。
断られたオレは、フィロウの背中に身体を密着させたまま…


「だ、めって言ったら、駄目だから……まだ、早いっ!」

ぼふうっ。


更に強請ろうとしたら、フィロウに。抱えてた枕をぶつけられた。
もちろん、ち~っとも痛くないぞ。


「まだ全然、ボクの中で動いてないのにっ。そんな奥まで入ったら、おかしくなっちゃうでしょっ!」
「そっ……それもそうだな、よし、動くぞっ?」
「えぁっ? ふ、ひゃ……んっっ!」

言われてみたら確かにその通りだな。
乱暴にはならないよう心掛けてたツモリで、やっぱりガツガツ動いたけど、まだ前立腺責めも満足にしてない。
思い返してみたらオレ、中を掻き回してないぞ。



ってワケで。
考え直したオレは、丁寧にフィロウの中にある突起を、意識して擦り倒す。
枕を手放した所為で縋るアイテムが無くなったフィロウは、ギュッてシーツを握り締めて。快感をちょうど良く逃がせないで、泣いてるみたいな嬌声を上げる。

「っひ、……んグ、ぅ。……ひ、くっ……、…いグ、ぅ……っ、イっ…」
「フィロウ、凄い……気持ちいい。」
「ぅふ…っひぃ……イグっ、い、グ……! いっ、ぃ……、~~~~~~ッ!!」

フィロウの背筋が。太腿から爪先までが。強張ってワナワナ震える。
次の瞬間、咽喉も背中も綺麗に反らせてフィロウは達した。

その光景と刺激にオレが耐えきれるハズも無くて、もちろんオレも瞬殺だ。思いっ切り、目一杯出した。
一応ギリギリの理性で、最奥にぶちまけるのは我慢出来た。そこだけは褒めてくれ。
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