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第五章 ~ゲームに無かった展開だから遠慮しないで歯向かう~
何かあるなら話してくれ
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「えーっと? おれ以外に……まずはぁ、ルサーでしょ? オネェでしょ? それからオーナー……あ、元オーナーか。あとは……幼馴染みだっけ? 全部で……おれを加えて、五人?」
ぶつぶつ言いながら指折り数えるリオ。
数えてるのは、オレが妻になって欲しいって考えてる相手の人数だ。
「いや、もう一人増えて……六人だな。」
こないだリオに話してから、フィロウも加わったからな。
秘密にしたんじゃないぞ。あの後、事情が変わったんだから。
「六人っ? もおぉ~っ。」
頬を膨らませるリオだけど、言葉ほどは怒ってなさそうだ。
絡めたままの指をちょっと強く握ってリオは苦笑を浮かべる。
「意外と節操無いなぁって、前にも言ったけどさ……。」
「は…ハハ……。」
「……でもまぁ、天守なんだもんなぁ。ハーレムを作るなら、もっと居てもいいぐらい……なんだろうなぁ。」
「その辺はどうなのかな。一般的な人数とかはあるかも知れないけど。別にオレ、それに合わせるツモリは無いし。好きな人だけ妻になってくれればいい。」
「ふぅ~ん? 好きな人、かぁ……。」
リオが小さく呟く。
オレはヘラヘラした笑顔になってるだろう。
日本人的な常識だとオレは間違いなく節操無しだ。それに異議は無い。
でもオレ、本当に、さっき名前が挙がった全員が好きなんだよ。
オレは相手が好きで、相手もオレが好きなら。無理に『好き』を止めなくてもいいんじゃないか、って思うんだ。
自分一人じゃないのが嫌だったら、相手の方からオレを捨てるだろう。……捨てられたくないからオレは頑張るけど。
「イグゥさ……。ハーレムに入れた人、ちゃんと全員、愛せる?」
「もちろんっ。…って言うか、自分が好きだって思う人にしか、妻になってくれなんて言わないから。リオのことも……好きだから。妻にしたいんだ。」
ここぞとばかりにアピールするオレ。
ちょっと困ったような顔で、リオは曖昧に頷いた。
もしかして、今の、ちょっと失敗だったかな。答えを急かしてるって思われたかも。
焦らずジックリ、今日は色々話をするだけって。さっき決意したのに。
さ……さりげなく話題を進めよう。
「あ、そうだ、そう言えば。妻が六人以上だと宮殿を建てれるっぽいぞ。」
「宮殿……?」
「そう、宮殿。妻が六人以上になれば公的な土地を借りて、そこに公的資金で宮殿を建てても良い……って法律書に書いてたんだ。」
「ちょうど六人だね……。イグゥはここに宮殿を、作るツモリ……?」
「あぁ本当だ。そんなツモリじゃなかったんだけど……。……って、……リオ?」
ワザとらしくない程度に話題を進めたツモリが更に失敗したのか。
話してる途中で視線を逸らしたリオは、何か難しいことを考えてるようだった。
繋いだ手、絡めた指からも力が抜けてる。
その指先がスルッと抜け出ようとする気配を感じて、オレは必死に捕まえた。
「リオ……っ、リオっ。」
「ぇ……い、イグゥっ?」
リオを捕まえたままベッドに移動するオレ。
身体がくっ付く距離で隣に腰掛けて、リオの腰に腕を回す。
逃げられないように。リオがどこにも行かないように。
身体の暖かさとか、抱き寄せる腕の強さとかで安心出来ればいいのに。
「何かあるなら話してくれっ。……不安でも、不満でも、希望でも何でもいい。何でもいいから、オレに言ってくれ。」
「別におれ、不満なんて…」
「不満じゃなくても何かあるんだろ? 今のリオは、何か考えてる。何か悩んでるんじゃないか?」
ツラツラ並べ立てながら、自分で言った言葉でオレは苦しくなる。
まるでそれが予言みたいに、現実になりそうな気がして。
「オレに好きな人が何人もいて呆れたか? ガッカリした? タチなのに妻になれって言われて、怒ってるのか? 好きって言ったけど事情が変わったから、やっぱり撤回するか?」
「……! ちが…っ、……そ…そんな事、言ってない! イグゥ、酷い……。」
ハッとしたようにオレを見上げたリオ。
瞬間的にカッとなって荒げた声は、すぐに小さくなった。
「ゴメン、酷いこと言ったな、ゴメン。でもリオ……、一人で考え込んで、ツラくなって、それで……居なくなったり、しないか?」
「イグゥ……。」
「リオに、考えさせてって言われて。答えを急かさない、待つって……不安を無くす為に今日は色々話すだけにするって、一旦は決めたけど。」
何だろう、何となく。
いつまで待っても返事を貰えない。
リオは何かを抱えてる。
……そんな気がした。
「どんなに話してもリオの中にある『何か』が邪魔するんじゃないか? なぁリオ……何が心配なんだ? 何が怖いんだ?」
「イ…グゥ……っ。」
オレの名前を呼ぶリオの声が震えてる。
拘束するように腰を抱いてたのを、今度は優しく抱き寄せた。
リオは抵抗せず、オレの胸へ顔を埋めた。
「リオ、オレのこと好きだろ?」
「好…き、だよ……好きっ……。」
くぐもった声でリオが精一杯に伝えてくれる。
繋いだ手がちょっと強張って、もう片方の手はオレの服を掴んで。
シャツの胸元がじんわり濡れて来る。
そのままの姿勢でオレは、リオが落ち着くのを待つことにした。
ぶつぶつ言いながら指折り数えるリオ。
数えてるのは、オレが妻になって欲しいって考えてる相手の人数だ。
「いや、もう一人増えて……六人だな。」
こないだリオに話してから、フィロウも加わったからな。
秘密にしたんじゃないぞ。あの後、事情が変わったんだから。
「六人っ? もおぉ~っ。」
頬を膨らませるリオだけど、言葉ほどは怒ってなさそうだ。
絡めたままの指をちょっと強く握ってリオは苦笑を浮かべる。
「意外と節操無いなぁって、前にも言ったけどさ……。」
「は…ハハ……。」
「……でもまぁ、天守なんだもんなぁ。ハーレムを作るなら、もっと居てもいいぐらい……なんだろうなぁ。」
「その辺はどうなのかな。一般的な人数とかはあるかも知れないけど。別にオレ、それに合わせるツモリは無いし。好きな人だけ妻になってくれればいい。」
「ふぅ~ん? 好きな人、かぁ……。」
リオが小さく呟く。
オレはヘラヘラした笑顔になってるだろう。
日本人的な常識だとオレは間違いなく節操無しだ。それに異議は無い。
でもオレ、本当に、さっき名前が挙がった全員が好きなんだよ。
オレは相手が好きで、相手もオレが好きなら。無理に『好き』を止めなくてもいいんじゃないか、って思うんだ。
自分一人じゃないのが嫌だったら、相手の方からオレを捨てるだろう。……捨てられたくないからオレは頑張るけど。
「イグゥさ……。ハーレムに入れた人、ちゃんと全員、愛せる?」
「もちろんっ。…って言うか、自分が好きだって思う人にしか、妻になってくれなんて言わないから。リオのことも……好きだから。妻にしたいんだ。」
ここぞとばかりにアピールするオレ。
ちょっと困ったような顔で、リオは曖昧に頷いた。
もしかして、今の、ちょっと失敗だったかな。答えを急かしてるって思われたかも。
焦らずジックリ、今日は色々話をするだけって。さっき決意したのに。
さ……さりげなく話題を進めよう。
「あ、そうだ、そう言えば。妻が六人以上だと宮殿を建てれるっぽいぞ。」
「宮殿……?」
「そう、宮殿。妻が六人以上になれば公的な土地を借りて、そこに公的資金で宮殿を建てても良い……って法律書に書いてたんだ。」
「ちょうど六人だね……。イグゥはここに宮殿を、作るツモリ……?」
「あぁ本当だ。そんなツモリじゃなかったんだけど……。……って、……リオ?」
ワザとらしくない程度に話題を進めたツモリが更に失敗したのか。
話してる途中で視線を逸らしたリオは、何か難しいことを考えてるようだった。
繋いだ手、絡めた指からも力が抜けてる。
その指先がスルッと抜け出ようとする気配を感じて、オレは必死に捕まえた。
「リオ……っ、リオっ。」
「ぇ……い、イグゥっ?」
リオを捕まえたままベッドに移動するオレ。
身体がくっ付く距離で隣に腰掛けて、リオの腰に腕を回す。
逃げられないように。リオがどこにも行かないように。
身体の暖かさとか、抱き寄せる腕の強さとかで安心出来ればいいのに。
「何かあるなら話してくれっ。……不安でも、不満でも、希望でも何でもいい。何でもいいから、オレに言ってくれ。」
「別におれ、不満なんて…」
「不満じゃなくても何かあるんだろ? 今のリオは、何か考えてる。何か悩んでるんじゃないか?」
ツラツラ並べ立てながら、自分で言った言葉でオレは苦しくなる。
まるでそれが予言みたいに、現実になりそうな気がして。
「オレに好きな人が何人もいて呆れたか? ガッカリした? タチなのに妻になれって言われて、怒ってるのか? 好きって言ったけど事情が変わったから、やっぱり撤回するか?」
「……! ちが…っ、……そ…そんな事、言ってない! イグゥ、酷い……。」
ハッとしたようにオレを見上げたリオ。
瞬間的にカッとなって荒げた声は、すぐに小さくなった。
「ゴメン、酷いこと言ったな、ゴメン。でもリオ……、一人で考え込んで、ツラくなって、それで……居なくなったり、しないか?」
「イグゥ……。」
「リオに、考えさせてって言われて。答えを急かさない、待つって……不安を無くす為に今日は色々話すだけにするって、一旦は決めたけど。」
何だろう、何となく。
いつまで待っても返事を貰えない。
リオは何かを抱えてる。
……そんな気がした。
「どんなに話してもリオの中にある『何か』が邪魔するんじゃないか? なぁリオ……何が心配なんだ? 何が怖いんだ?」
「イ…グゥ……っ。」
オレの名前を呼ぶリオの声が震えてる。
拘束するように腰を抱いてたのを、今度は優しく抱き寄せた。
リオは抵抗せず、オレの胸へ顔を埋めた。
「リオ、オレのこと好きだろ?」
「好…き、だよ……好きっ……。」
くぐもった声でリオが精一杯に伝えてくれる。
繋いだ手がちょっと強張って、もう片方の手はオレの服を掴んで。
シャツの胸元がじんわり濡れて来る。
そのままの姿勢でオレは、リオが落ち着くのを待つことにした。
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~お知らせ~
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