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こんなに酷いのは初めてだ
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体が熱い。
喉が焼け付くように痛い。
ボロボロと涙が出て止まらない。
頭が朦朧として纏まった考えができない。
こんなに酷い発情期、初めてだ。
今までは情けなくて恥ずかしいけど、日に何度も抜いて、でも水分補給とか飯とか、考えながらちゃんとできてたんだ。
なのに。
今回はどうにも我慢ができなかった。
息をするのもやっとなのに、アソコが切なくて切なくて、痛くなるくらい擦っては欲を吐き出す。
でも、それでも全然熱が引いてくれない。
これまでは発情期でヒートを起こしても、ケツの奥がうずくのはうずいたけど、前を擦るだけでなんとかなってた。なのに、今日はもう、前だけじゃ我慢できなくなってきた。
「も、ムリ……っ」
よろよろとベッドから手を伸ばし、ベッドサイドの棚においてあった箱に手をかける。
オメガの発情期の時だけ利用できるこのホテルには、こういうのがたんまり置いてある。受付で説明を受けたときにオーソドックスなセットを渡されたけど、こんなもんに頼りたくなくて、ずっと放っておいたっていうのに。
震える手でその箱を引っ張ってみたけど、力が入らなくて床に転がり落ちてしまった。
落ちて勝手に開いた箱から出てきたのは、ローションと……細身のバイブ。
初めて渡された日は、バカにしてんのか、って思った。
お前は今から男のチンコが欲しくなるんだ、オメガは皆そうなるんだってはっきり言われた気がして、こんなモン要らねぇって今まで触ったことすらなかったってのに。
ハアハアと荒い息をつきながら、震える手でバイブを手に取って準備する。
情けなくて、でもこいつをケツの奥にいれたら、このキュンキュンと切なく疼く奥も満たされるのかと思うと期待してしまう自分が嫌だった。
すでにぐしゃぐしゃなシーツに身を横たえると、さっきまで大切に抱きしめていた物から薄い、けれどとても香しい匂いがオレを誘う。
ビニール袋に入れた自分の制服のジャケット。
ビニール袋の薄く開けた隙間から匂いを嗅ぐと、身体の奥を震わせるようないい香りを感じて、酩酊するような感覚に襲われる。
この前、アルロード様が慰めるようにポンと肩を叩いてくれた。
その時の、通常だったら絶対に感じない、あるかないか分からないくらいに薄い匂い。
オレのジャケットから漂う、その僅かな匂いを必死で嗅ぐと、また新たな欲がこんこんと湧き上がってくる。
「ふ……あぁ……アルロード、様……」
オレにとって最も最高の、憧れのアルファの匂い。
惹かれない筈がない。
でも、これまで一度たりとも、アルロード様をこんな性の対象として消費した事なんて無かった。
オレにとっては不可侵の、理想のアルファだったからだ。
なのに。
悔しい。
情けない。
申し訳ない。
でも、発情期が近づくにつれ、自分の制服から仄かに香るかぐわしい香りに魅了された。
早めにアカデミーに休暇届けを出して、家で剣の鍛錬で気を紛らわせて部屋に戻ったら、なんか良い匂いがする。
匂いの元が制服だって分かったけど、思い当たるふしがない。なんだろう、なんか香水なんて付けたっけ? って最初は思って、なんも考えずにクンクンしてたんだ。
そのうち匂いを嗅ぐと身体が熱くなって兆すようになってきて、これがアルファの……アルロード様の匂いなんだって気がついた。
慌てて制服をビニール袋に入れて匂いを閉じ込めたけど、その頃には今にもヒートがきそうになっていて、発情期の到来を感じたオレは慌てて家を飛び出して、このホテルに逃げ込んだんだ。
その時、制服が入った袋を持って来てしまったのは、慌てていたからなのか、本能からなのか……。
ヒートに侵されて沸騰したみたいな脳みそじゃ、身体の奥から湧き上がってくる衝動を抑えることなんてできない。
だめだと思いつつもこうして、ビニール袋の隙間からアルロード様の匂いを嗅いでは、どうしようもない渇望に身を捩る。
「ん……っ、あ、あ、んう……、アルロード様……っ」
そして、ここに居るはずのないアルロード様が脳内で作り出されて、オレに都合のいい言葉ばかり囁いてくるんだ。
「ああルキノ、気持ちいいんだね? ルキノ、次はどうして欲しい?」
妄想の中のアルロード様はどこまでも優しくて、オレのためになんだってやってくれるから、オレもついついワガママになってしまう。
オレの身体を優しく触って、口づけて、乳首だってチンコだって好きなように弄ってくれる。
「ルキノ……僕は、ルキノに幸せになって欲しいんだ」
妄想の中のアルロード様の声が優しくて、嬉しくて。
何度も何度も吐き出して痛くなってきたチンコよりも、さっきから疼きっぱなしの後ろの方を何とかして欲しい。震える手でローションを手に取り、初めて後ろの穴に触れた。
「……っ」
ついに、触れてしまった。
オメガだって知る前は、こんなとこに性的なうずきを抑えるために触れることになるなんて、思いもしなかったのに。
今までだって散々自慰をしてきた。今回だってもうチンコが痛いくらい出したってのに、ここに触れるのはプライドが傷つくだなんて不思議なもんだけど、それでも、嫌だった。
喉が焼け付くように痛い。
ボロボロと涙が出て止まらない。
頭が朦朧として纏まった考えができない。
こんなに酷い発情期、初めてだ。
今までは情けなくて恥ずかしいけど、日に何度も抜いて、でも水分補給とか飯とか、考えながらちゃんとできてたんだ。
なのに。
今回はどうにも我慢ができなかった。
息をするのもやっとなのに、アソコが切なくて切なくて、痛くなるくらい擦っては欲を吐き出す。
でも、それでも全然熱が引いてくれない。
これまでは発情期でヒートを起こしても、ケツの奥がうずくのはうずいたけど、前を擦るだけでなんとかなってた。なのに、今日はもう、前だけじゃ我慢できなくなってきた。
「も、ムリ……っ」
よろよろとベッドから手を伸ばし、ベッドサイドの棚においてあった箱に手をかける。
オメガの発情期の時だけ利用できるこのホテルには、こういうのがたんまり置いてある。受付で説明を受けたときにオーソドックスなセットを渡されたけど、こんなもんに頼りたくなくて、ずっと放っておいたっていうのに。
震える手でその箱を引っ張ってみたけど、力が入らなくて床に転がり落ちてしまった。
落ちて勝手に開いた箱から出てきたのは、ローションと……細身のバイブ。
初めて渡された日は、バカにしてんのか、って思った。
お前は今から男のチンコが欲しくなるんだ、オメガは皆そうなるんだってはっきり言われた気がして、こんなモン要らねぇって今まで触ったことすらなかったってのに。
ハアハアと荒い息をつきながら、震える手でバイブを手に取って準備する。
情けなくて、でもこいつをケツの奥にいれたら、このキュンキュンと切なく疼く奥も満たされるのかと思うと期待してしまう自分が嫌だった。
すでにぐしゃぐしゃなシーツに身を横たえると、さっきまで大切に抱きしめていた物から薄い、けれどとても香しい匂いがオレを誘う。
ビニール袋に入れた自分の制服のジャケット。
ビニール袋の薄く開けた隙間から匂いを嗅ぐと、身体の奥を震わせるようないい香りを感じて、酩酊するような感覚に襲われる。
この前、アルロード様が慰めるようにポンと肩を叩いてくれた。
その時の、通常だったら絶対に感じない、あるかないか分からないくらいに薄い匂い。
オレのジャケットから漂う、その僅かな匂いを必死で嗅ぐと、また新たな欲がこんこんと湧き上がってくる。
「ふ……あぁ……アルロード、様……」
オレにとって最も最高の、憧れのアルファの匂い。
惹かれない筈がない。
でも、これまで一度たりとも、アルロード様をこんな性の対象として消費した事なんて無かった。
オレにとっては不可侵の、理想のアルファだったからだ。
なのに。
悔しい。
情けない。
申し訳ない。
でも、発情期が近づくにつれ、自分の制服から仄かに香るかぐわしい香りに魅了された。
早めにアカデミーに休暇届けを出して、家で剣の鍛錬で気を紛らわせて部屋に戻ったら、なんか良い匂いがする。
匂いの元が制服だって分かったけど、思い当たるふしがない。なんだろう、なんか香水なんて付けたっけ? って最初は思って、なんも考えずにクンクンしてたんだ。
そのうち匂いを嗅ぐと身体が熱くなって兆すようになってきて、これがアルファの……アルロード様の匂いなんだって気がついた。
慌てて制服をビニール袋に入れて匂いを閉じ込めたけど、その頃には今にもヒートがきそうになっていて、発情期の到来を感じたオレは慌てて家を飛び出して、このホテルに逃げ込んだんだ。
その時、制服が入った袋を持って来てしまったのは、慌てていたからなのか、本能からなのか……。
ヒートに侵されて沸騰したみたいな脳みそじゃ、身体の奥から湧き上がってくる衝動を抑えることなんてできない。
だめだと思いつつもこうして、ビニール袋の隙間からアルロード様の匂いを嗅いでは、どうしようもない渇望に身を捩る。
「ん……っ、あ、あ、んう……、アルロード様……っ」
そして、ここに居るはずのないアルロード様が脳内で作り出されて、オレに都合のいい言葉ばかり囁いてくるんだ。
「ああルキノ、気持ちいいんだね? ルキノ、次はどうして欲しい?」
妄想の中のアルロード様はどこまでも優しくて、オレのためになんだってやってくれるから、オレもついついワガママになってしまう。
オレの身体を優しく触って、口づけて、乳首だってチンコだって好きなように弄ってくれる。
「ルキノ……僕は、ルキノに幸せになって欲しいんだ」
妄想の中のアルロード様の声が優しくて、嬉しくて。
何度も何度も吐き出して痛くなってきたチンコよりも、さっきから疼きっぱなしの後ろの方を何とかして欲しい。震える手でローションを手に取り、初めて後ろの穴に触れた。
「……っ」
ついに、触れてしまった。
オメガだって知る前は、こんなとこに性的なうずきを抑えるために触れることになるなんて、思いもしなかったのに。
今までだって散々自慰をしてきた。今回だってもうチンコが痛いくらい出したってのに、ここに触れるのはプライドが傷つくだなんて不思議なもんだけど、それでも、嫌だった。
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