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第二十六話 そんなの考えたこともない。
「新作のお菓子? それは楽しみだわ。できたら多めに作ってね。エドガルト様の分や、それからニャーやギィの分も。きっとみんな喜ぶわ。あなたのお菓子はものすごく美味しいもの!」
「かしこまりました! たくさん、たくさん作りますね。それこそ、お城じゅうに甘い匂いが立ちこめるほど!」
「ニャーに食い尽くされたりして!」
ニャーのお菓子に対する食いつきを思い出して、ファーナはそんな軽口を叩いた。
ニャーがエドガルトに捕まる隙を作ってしまったのは、ツェラの作ったお菓子に執着したせいでもある。臆病だという下級の魔物が、うっかり身を持ち崩してしまうのだから、ツェラのお菓子はすごい。
先ほどのことを思い出して感心するファーナをよそに、ツェラは酢を飲んだような顔をになる。
「どうしたの、ツェラ? ニャーとギィが怖い? エドガルト様の使い魔になったのだからもう人は襲わないわ。でも恐怖心というのはそう拭いきれるものではないわね。夕食の支度、ニャーとギィも手伝ったと聞いたけれど、大丈夫だった?」
「いえ……まだ怖いというのは正直なところですが……それよりも、その……」
「それよりも、なぁに?」
「作ったそばから料理をつまみ食いするんです! でも『美味ぇ、美味ぇ!』ってすごく嬉しそうに言われたら、叱れないじゃないですか!! しかもニャーなんてあんなに可愛い姿してるし、ギィだって幸せそうに体をくねくねさせるんですよ!? 私、魔物は話に聞くだけでも怖くて苦手でしたのに! なのに、あの子たち、憎めないんですよ! ギィなんて私のこと取って食おうとしたのにー!!」
一気にまくし立てると、ツェラは机に突っ伏した。
「あ、あら……まぁ、それは……大変だったのね……」
そんな慰めにもならない言葉しかかけられなかった。
ツェラの魔物嫌いは知っている。侍女同士で怪談話が始まることはよくあるが、魔物の話が出た途端に、ツェラは恐怖のあまり切れるのだ。――と言う話をトーニから聞いているし、実際、ファーナの元にご機嫌伺いにやってきた貴族やその子女たちが、山奥で魔物が出たなどという噂を口にしようものなら、無言で体を硬直させるのだ。
しかも、ギィに至っては、彼女を餌にしようとしたという。魔物に襲われる恐怖はファーナも身をもって知っているので、気の毒と言うほかない。
恐怖の対象にまとわりつかれ、しかも自分もなんだか絆されている。そんな状況に混乱するのはしかたがないことだろう。
「そうなんです! もー、あの子たちはずるいです。可愛いんですもの!」
「――とりあえず、つまみ食いのことはあとで私から注意するか、エドガルト様にお願いして注意してもらうわ。それでいいかしら? それともお手伝いもやめさせる?」
「手伝いをやめさせたらかわいそうです! つまみ食いの件も私からちゃんと注意します。これからも手伝ってもらうなら、そのほうがいいと思いますから。取り乱してしまって、申し訳ありませんでした」
正直な気持ちを吐き出してすっきりしたのか、ツェラの立ち直りは早かった。
「わかったわ。じゃあ、あのふたりのことはお願いね?」
ファーナがそう答えると同時に、部屋のドアがノックされ、エドガルトが姿を現した。後ろにはユリアンが控えている。
「おや、ふたりとも楽しそうだね。なんの話をしていたのかな?」
「女性同士の秘密です。エドガルト様には内緒ですわ」
にこやかに笑うエドガルトに、ファーナは冗談めかして答えた。
「内緒、か。なんだか妬けるなぁ」
冗談に冗談を返しただけに思えるが、ツェラは彼の中の本気を敏感に感じ取り、飛び上がるように席を立った。
「それでは、私はこれで。失礼いたします!」
自分の使ったカップを手に、ツェラはそそくさと部屋をあとにする。
「ほら、ユリアン。行くわよ!」
廊下で待っていたユリアンになかば八つ当たり気味に声をかけた。
「え? 待てよ、ツェラ! おい、急ぎすぎ!」
「なによ、ユリアンが遅いんじゃない。早くしてっ」
「ったく! あんまり俺から離れないほうがいいんじゃねえの? 魔物が出たらどうする?」
「ぶぶぶぶぶっ物騒なこと言わないでよっ。ユリアンの馬鹿!」
騒がしい言い合いがだんだんと遠ざかってゆく。
部屋に残されたエドガルトとファーナはしばらく無言で言い争いを聞いていたが、声が聞き取れないほど遠くなると同時に、ぷっと噴き出した。
「あの子たち、お似合いだわ!」
「本当にね」
「エドガルト様もそう思われます? でも、あのふたりったら……」
周りはみなお似合いのふたりだと思っているのだが、当人だけが認めないのだ。そう教えると、エドガルトはさらに声を大きくして「あの子たちらしいね!」と笑った。
ツェラとユリアンの話題がひとしきり落ち着くと、すとんと沈黙が落ちたが、それを打ち払ったのは、エドガルトだった。
「起きて待っていてくれたんだね」
「まだそれほど遅い時間でもありませんし」
体は疲れているのだが、心が昂っているのか、眠気は全くやってこない。
「じゃあ、少し話さないかい? そのお茶、もらってもいい? ああ、冷めていても構わないよ。それ、香草茶だろう? 冷めても美味しいからね」
冷めた香草茶は、まだポットの中に半分ほど残っている。
ファーナは少し躊躇いはしたものの、すぐにエドガルトの希望通りお茶を渡した。
彼がお茶をひと口のみ、ふぅとため息を漏らす。
その優雅な姿を眺めながら、ファーナは思う。
魔術学院に入学する前のエドガルトはいつもどこか窮屈そうにしていた気がする。しかし、今の彼は悠々と大きな翼を広げているようだ。魔術学院での日々は彼にとっていいものだったのだろう、と。
「エドガルト様は魔術学院に入学なさってから、だいぶお変わりになりましたね」
エドガルトに茶を渡し、自らも席に着いたファーナはそんな質問を投げかけた。
「そう? うーん……、自覚はないけれど、君が言うのだからそうなんだろうね。魔術学院には似たような境遇の子が大勢いたから、遠慮しなくて済んだ。そのせいかな? 変人ばっかりで気楽だった」
「まぁ」
エドガルトだってだいぶ変わっていると思うが、その彼をして『変人』と言わしめる級友たちとははどんな人々なのだろう?
驚きつつもファーナは、彼の級友たちに興味を持った。
「人のこと言えないくらいには変わってる自覚があるけど、僕なんてみんなに比べれば可愛いものだよ」
エドガルトは遠くを見るような目つきをして、さめた茶をまたひとくち飲む。
「卒業したばっかりだというのに、なんだか遠い昔のことに思えるよ」
カップを置くと、彼はテーブルについた古傷を戯れに指でなぞる。目は伏せられて、どんな色を浮かべているのかファーナからは見えない。
エドガルトの口ぶりからして、彼は学院で気の合う仲間とも出会えたのだろう。
疎外感に苛まれながら生きてきた彼が、ようやくわかり合える人々と出会ったのだ。それはどれだけ嬉しかっただろう?
しかし、彼は学院に残らずこうして帰国した。気心の知れた人々との別れはつらかったはずだ。
「学院に残ることは考えなかったのですか?」
卒業後も、希望する者は学院に残り研究を続けたり、功績を認められてそのまま教師になる者もいると聞く。本当はエドガルトもその道を選びたかったのではないかと、ファーナはそう思ったのだが……。
「まさか! そんなこと全然考えなかったよ。むしろ飛び級でもなんでもして、もっと早く帰ってきたかったくらいだ。ファーナを誰かに取られるんじゃないかと気が気じゃなかったんだよ!? 手紙はいっぱい送ったけどそれだけじゃ安心できないし、長期休みは年に一回なのになんだかんだと宿題が出るから帰郷すら危ういくらいだし、あとはファーナの誕生祝賀会に顔出すために特別に休みをもらえたけどとんぼ返りしなきゃだし!!」
エドガルトは不機嫌な顔で頬杖をつき、一気にまくし立てるように愚痴をこぼした。
「歳を追うごとに綺麗になっていく君に会えるのが、一年でたった一日しかないってどういうこと!? しかも祝賀会は招待客も多いし、ゆっくり君と話もできやしない。幼い日の美しい思い出を秘めて、大勢の人に囲まれる君を見守るしかない僕の気持ち、わかる!?」
「も、申し訳ございません……」
エドガルトに詰め寄られて、ファーナは背をのけ反らせながら謝った。
どうやらファーナは聞いてはいけないことを尋ねてしまったらしい。
「かしこまりました! たくさん、たくさん作りますね。それこそ、お城じゅうに甘い匂いが立ちこめるほど!」
「ニャーに食い尽くされたりして!」
ニャーのお菓子に対する食いつきを思い出して、ファーナはそんな軽口を叩いた。
ニャーがエドガルトに捕まる隙を作ってしまったのは、ツェラの作ったお菓子に執着したせいでもある。臆病だという下級の魔物が、うっかり身を持ち崩してしまうのだから、ツェラのお菓子はすごい。
先ほどのことを思い出して感心するファーナをよそに、ツェラは酢を飲んだような顔をになる。
「どうしたの、ツェラ? ニャーとギィが怖い? エドガルト様の使い魔になったのだからもう人は襲わないわ。でも恐怖心というのはそう拭いきれるものではないわね。夕食の支度、ニャーとギィも手伝ったと聞いたけれど、大丈夫だった?」
「いえ……まだ怖いというのは正直なところですが……それよりも、その……」
「それよりも、なぁに?」
「作ったそばから料理をつまみ食いするんです! でも『美味ぇ、美味ぇ!』ってすごく嬉しそうに言われたら、叱れないじゃないですか!! しかもニャーなんてあんなに可愛い姿してるし、ギィだって幸せそうに体をくねくねさせるんですよ!? 私、魔物は話に聞くだけでも怖くて苦手でしたのに! なのに、あの子たち、憎めないんですよ! ギィなんて私のこと取って食おうとしたのにー!!」
一気にまくし立てると、ツェラは机に突っ伏した。
「あ、あら……まぁ、それは……大変だったのね……」
そんな慰めにもならない言葉しかかけられなかった。
ツェラの魔物嫌いは知っている。侍女同士で怪談話が始まることはよくあるが、魔物の話が出た途端に、ツェラは恐怖のあまり切れるのだ。――と言う話をトーニから聞いているし、実際、ファーナの元にご機嫌伺いにやってきた貴族やその子女たちが、山奥で魔物が出たなどという噂を口にしようものなら、無言で体を硬直させるのだ。
しかも、ギィに至っては、彼女を餌にしようとしたという。魔物に襲われる恐怖はファーナも身をもって知っているので、気の毒と言うほかない。
恐怖の対象にまとわりつかれ、しかも自分もなんだか絆されている。そんな状況に混乱するのはしかたがないことだろう。
「そうなんです! もー、あの子たちはずるいです。可愛いんですもの!」
「――とりあえず、つまみ食いのことはあとで私から注意するか、エドガルト様にお願いして注意してもらうわ。それでいいかしら? それともお手伝いもやめさせる?」
「手伝いをやめさせたらかわいそうです! つまみ食いの件も私からちゃんと注意します。これからも手伝ってもらうなら、そのほうがいいと思いますから。取り乱してしまって、申し訳ありませんでした」
正直な気持ちを吐き出してすっきりしたのか、ツェラの立ち直りは早かった。
「わかったわ。じゃあ、あのふたりのことはお願いね?」
ファーナがそう答えると同時に、部屋のドアがノックされ、エドガルトが姿を現した。後ろにはユリアンが控えている。
「おや、ふたりとも楽しそうだね。なんの話をしていたのかな?」
「女性同士の秘密です。エドガルト様には内緒ですわ」
にこやかに笑うエドガルトに、ファーナは冗談めかして答えた。
「内緒、か。なんだか妬けるなぁ」
冗談に冗談を返しただけに思えるが、ツェラは彼の中の本気を敏感に感じ取り、飛び上がるように席を立った。
「それでは、私はこれで。失礼いたします!」
自分の使ったカップを手に、ツェラはそそくさと部屋をあとにする。
「ほら、ユリアン。行くわよ!」
廊下で待っていたユリアンになかば八つ当たり気味に声をかけた。
「え? 待てよ、ツェラ! おい、急ぎすぎ!」
「なによ、ユリアンが遅いんじゃない。早くしてっ」
「ったく! あんまり俺から離れないほうがいいんじゃねえの? 魔物が出たらどうする?」
「ぶぶぶぶぶっ物騒なこと言わないでよっ。ユリアンの馬鹿!」
騒がしい言い合いがだんだんと遠ざかってゆく。
部屋に残されたエドガルトとファーナはしばらく無言で言い争いを聞いていたが、声が聞き取れないほど遠くなると同時に、ぷっと噴き出した。
「あの子たち、お似合いだわ!」
「本当にね」
「エドガルト様もそう思われます? でも、あのふたりったら……」
周りはみなお似合いのふたりだと思っているのだが、当人だけが認めないのだ。そう教えると、エドガルトはさらに声を大きくして「あの子たちらしいね!」と笑った。
ツェラとユリアンの話題がひとしきり落ち着くと、すとんと沈黙が落ちたが、それを打ち払ったのは、エドガルトだった。
「起きて待っていてくれたんだね」
「まだそれほど遅い時間でもありませんし」
体は疲れているのだが、心が昂っているのか、眠気は全くやってこない。
「じゃあ、少し話さないかい? そのお茶、もらってもいい? ああ、冷めていても構わないよ。それ、香草茶だろう? 冷めても美味しいからね」
冷めた香草茶は、まだポットの中に半分ほど残っている。
ファーナは少し躊躇いはしたものの、すぐにエドガルトの希望通りお茶を渡した。
彼がお茶をひと口のみ、ふぅとため息を漏らす。
その優雅な姿を眺めながら、ファーナは思う。
魔術学院に入学する前のエドガルトはいつもどこか窮屈そうにしていた気がする。しかし、今の彼は悠々と大きな翼を広げているようだ。魔術学院での日々は彼にとっていいものだったのだろう、と。
「エドガルト様は魔術学院に入学なさってから、だいぶお変わりになりましたね」
エドガルトに茶を渡し、自らも席に着いたファーナはそんな質問を投げかけた。
「そう? うーん……、自覚はないけれど、君が言うのだからそうなんだろうね。魔術学院には似たような境遇の子が大勢いたから、遠慮しなくて済んだ。そのせいかな? 変人ばっかりで気楽だった」
「まぁ」
エドガルトだってだいぶ変わっていると思うが、その彼をして『変人』と言わしめる級友たちとははどんな人々なのだろう?
驚きつつもファーナは、彼の級友たちに興味を持った。
「人のこと言えないくらいには変わってる自覚があるけど、僕なんてみんなに比べれば可愛いものだよ」
エドガルトは遠くを見るような目つきをして、さめた茶をまたひとくち飲む。
「卒業したばっかりだというのに、なんだか遠い昔のことに思えるよ」
カップを置くと、彼はテーブルについた古傷を戯れに指でなぞる。目は伏せられて、どんな色を浮かべているのかファーナからは見えない。
エドガルトの口ぶりからして、彼は学院で気の合う仲間とも出会えたのだろう。
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しかし、彼は学院に残らずこうして帰国した。気心の知れた人々との別れはつらかったはずだ。
「学院に残ることは考えなかったのですか?」
卒業後も、希望する者は学院に残り研究を続けたり、功績を認められてそのまま教師になる者もいると聞く。本当はエドガルトもその道を選びたかったのではないかと、ファーナはそう思ったのだが……。
「まさか! そんなこと全然考えなかったよ。むしろ飛び級でもなんでもして、もっと早く帰ってきたかったくらいだ。ファーナを誰かに取られるんじゃないかと気が気じゃなかったんだよ!? 手紙はいっぱい送ったけどそれだけじゃ安心できないし、長期休みは年に一回なのになんだかんだと宿題が出るから帰郷すら危ういくらいだし、あとはファーナの誕生祝賀会に顔出すために特別に休みをもらえたけどとんぼ返りしなきゃだし!!」
エドガルトは不機嫌な顔で頬杖をつき、一気にまくし立てるように愚痴をこぼした。
「歳を追うごとに綺麗になっていく君に会えるのが、一年でたった一日しかないってどういうこと!? しかも祝賀会は招待客も多いし、ゆっくり君と話もできやしない。幼い日の美しい思い出を秘めて、大勢の人に囲まれる君を見守るしかない僕の気持ち、わかる!?」
「も、申し訳ございません……」
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