カナヘビ姫と風変わりな婚約者

永久(時永)めぐる

文字の大きさ
32 / 34

第三十二話 心配は拭えない。

「そうと決まれば、早速出立の準備に取りかかろう。僕はファーナ用に結界を仕上げるから、シュタールたちは地図で道の確認と食料や物資の調達を頼む。それから町の人にも話を聞いておいて。噂話は役に立つからね」
「了解いたしました。すぐに取りかかります」

 シュタールが指示を出せば四人の部下たちはすぐに散り、ユリアンと侍女もシュタールと何やら相談したあと、早足で食堂を出て行った。
 皆が準備に取りかかったのを確認したシュタールも、エドガルトとファーナに一礼すると姿を消した。

「ね、ファーナ。君や王が城を出るとき、必ず身につけるようにと言われてるものってある?」
「必ず、ですか?」

 ファーナは視線を泳がせながら記憶をたぐり寄せる。
 城を出るとき? 避暑に行くときや、慈善活動で孤児院や病院を見舞うとき……必ず持って出るものは……

「たぶん、あるはずだよ。思い出してみて。近衛騎士たちは制服に聖なる加護を宿しているみたいだ。近衛騎士に加護があるのに、君たち王族にないわけがない」

 近衛騎士が制服を身につけるように、王族が身につけるもの……?

「あ! 扇! 私、いつも必ず扇を持って外出します。その扇には特別な刺繍が施されていて、王族の証であるから、必ず持つようにと、父から」
「それは今回、持ってきてないよね?」

 問いの形をした確認に、ファーナはこくこくと頷いた。
 なにせお忍びの旅だったのだ。王家の者だとバレそうなものは極力置いてきたのだ。

「だよねぇ。んー、じゃあ、どんな結界作ろうかなぁ。加護との競合は考えなくていいから、思いっきり自由に作れる。でも、自由すぎるとあれこれ迷っちゃうよね?」

 ね? と聞かれても、魔法に関して門外漢のファーナではなんと頷いたらいいのかわからない。
 けれど、エドガルトが自分のためにあれこれ悩み、結界を作ってくれるということは、純粋に嬉しい。

「ありがとうございます。エドガルト様が作ってくださるなら、どんなものでも私は嬉しいです」
「――! ああ、もうっ! 可愛いこと言うんだから」
「エドガルト様!?」

 いきなりぎゅむっと抱きしめられて、ファーナは手足をばたつかせた。エドガルトは慌てる彼女にお構いなしに、ぎゅうぎゅうと腕に力をこめた。

「エドガルト様っ! ちょっと、くる……苦し……」
「あ、ごめん! 嬉しくて、つい……。ごめんね? じゃあ、結界の媒介にするアクセサリー、急いで探しに行こう! ここはそこそこ大きな町だから、きっといいお店があるはずだ」

 ぱっと手を離すや否や、今度はファーナの手を握って、ぐいぐいと引っ張る。

「え? 買い物ですか!?」

 急な話に驚くが、エドガルトはにこにこ笑うだけだ。

「大丈夫! とりあえず簡易結界張るから危なくないよ! 何だったら、結界に幻視の魔法も織り込むから、顔隠さなくていいよ!」

 魔法の大盤振る舞いだ。

「姫だってばれると厄介だから、他の顔に見えるようにしようね。髪色と目の色と肌の色、どんな感じにしてみる? 僕としては銀の髪と紫の目が好みだけれど、それだとファーナの元の色だもんなぁ」

 顎に手を当てて真剣に悩みはじめるエドガルト。
 ファーナは彼の強引さにはじめは驚いたが、やがて、ふふっと忍び笑いを漏らした。

「では、エドガルト様とおそろいで、金の髪に緑の目は……」
「ダメ! 兄妹だと思われたら、耐えられないっ! お忍びで恋人と出かけるのに兄妹なんて言われたら、僕、ショックで魔力暴走させちゃうかもしれない」

 エドガルトが言うと冗談に聞こえないから困るのだ。

「じゃ、じゃあ、茶色の髪に茶色の目はいかがです? この国にも多い組み合わせですから」
「わかった。それ、採用。――ん。これでよし。完璧。あんまり遅くなると、出発も遅れてしまう。早く行こう」

 エドガルトはファーナの額をちょんと小突くと、きょとんとしている彼女の手を引いて玄関へと歩き出した。
 まるでこのまま家を出て、町へ向かうようなそぶりだが……

「待ってください! あの、結界と魔法は?」
「もうかけたよ」

 こともなげに言うから、ファーナは目を丸くした。
 そう言えば、いま「これでよし。完璧」と言っていたっけ。
 しかし、あまりにもあっさりしすぎていて、本当にかかったのか不安だ。エドガルトの腕を疑うわけではないのだが……。

「シュタールとトーニが馬車のところで作業してるね。君がどう見えるかふたりに確認してもらおうか。そうしたら君の不安も解消されるだろう」

 心の中を見透かされたようで、ファーナはドキリとした。

「なにを驚いてるの、ファーナ? 君は人の顔をしていると本当にわかりやすいね」

 楽しげに腹を抱えて笑う彼の隣で、ファーナは複雑そうな顔をした。

「ほら、行こう!」

 そう言って差し出された手を、おずおずと取った。その途端、手を力強く握られる。
 ファーナはその強さに驚きとともに安堵を覚えたのだった。
 エドガルトの術は完璧なようで、シュタールとトーニに声をかけた際は大層驚かれた。

「そんな魔法があるのでしたら、ずっとかけていれば……」

 わざわざ危険を冒して呪いを解きに行かずとも、時間をかけてのんびりと、もっと安全に解く方法を見つければいいのではないか。トーニの言葉にはエドガルトを非難するような、そんな気持ちが透けていた。
 エドガルトはそんな彼女に「ごめんね」と寂しげな笑顔を返す。

「この術は長くは保たないんだ。せいぜい半日。しかもこの術は、何度も重ねているとだんだんかかりにくくなってしまう性質のものなんだ」
「そうでしたか……。出過ぎたことを申し上げてしまい、大変失礼いたしました」

 身を縮めて頭を垂れるトーニに向かい気にするなと言い置いて、エドガルトはファーナを連れてその場を離れた。
 彼は、トーニの言ったことに腹を立てたりはしていなかった。彼女の言葉はファーナの事を案じたが故に出たものだ。
 我が身が不興を買うかもしれないと知りながら、主を思う心が彼女を駆り立て、自分への非難を口に乗せたのだ。
 それを誰が責められよう?
 むしろ、そこまでファーナを思ってくれる侍女がそばにいてくれるのは、エドガルトにとってもありがたいことだ。

「さて。じゃあ、ふたりっきりの逢瀬を楽しもうか! こんな機会、滅多にないよ」

 嬉しさを隠さずにエドガルトが笑えば、トー二と彼とのやりとりを案じて顔を青ざめさせていたファーナの頬が、ぽっと赤く染まった。





 町に出たふたりは大通りをぶらぶらと歩き、比較的大きな店構えの宝飾店で大ぶりのアメジストを買い求めた。
 今となってはみることもできない、ファーナの目にそっくりな紫色。
 ずしりと重く感じるほど大きなそれは内包物も少なく、色鮮やかだ。
 一目見てエドガルトはその石を気に入り、またファーナも気に入ったようで即決となった。
 アメジストにしては結構な値段で、ファーナが及び腰になったものの、

「こういうのはね、一目惚れしたものが一番いいんだ。術者である僕との相性って大事でね。しかもこの石は君の本来の目と同じ色だ。親和性が高いから威力は高いうえに、なんの違和感もなく君になじむよ」

 そう説明されて、彼女はあっさり頷いたのだ。
 王女という立場にありながら、やけに庶民的な金銭感覚を持つファーナを、エドガルトは微笑ましそうな目で見下ろした。
 出立の準備をしているであろう皆のもとへ戻る道すがら、ファーナは幾度となく胸に下げたアメジストを撫でる。
 既に魔除けの魔術をかけたそれは静謐な透明さをたたえて、静かに彼女の胸元で揺れている。
 チョーカーとして細工されていたものを、わざわざ銀の長い鎖に付け替えてペンダントにしたのはファーナのたっての希望だ。

「せっかくエドガルト様にいただいたものなので、いつも眺めていたいんです」

 恥ずかしそうな顔でそんなことを言われたら、たとえ容姿が違っていたって惚れ直すに決まってる!
 というわけで、エドガルトは現在すこぶる上機嫌なのだ。

「本当に綺麗な色……。まるで秋の夕暮れ空のよう」

 ため息混じりのファーナの独り言をエドガルトの耳はしっかりと拾った。

「でも、ファーナの目のほうがずっと綺麗だよ」
「またそんなお世辞をおっしゃって」

 お世辞ばかりで困った人だ。そんなふうに微笑めば、エドガルトはまるでわかっていないと肩をすくめて首を振る。

「お世辞なんかじゃないさ! ああ、早く君の紫の瞳を見たいよ。カナヘビの顔も可愛いんだけれど、やっぱりありのままのファーナが一番好き」

 にこやかに臆面もなくそう言い放つ。
 だが、一瞬の後には苛立ちをあらわにして眉をつり上げた。

「カナヘビの姿は、僕以外の誰かが作ったものだ。僕の大事なファーナにそんなことをするなんて許せるわけない。ねぇ、そうだろう!?」
「え? あ、は、はい!」

 同意を求められ、ファーナはよくわからないまま頷いた。

「――でもね、悔しいけれど、君がカナヘビの顔をしていることに僕はちょっと安心してしてる」
「安心、ですか?」

 オウム返しに問い、ファーナは隣を歩く男の顔を仰ぎ見た。
 彼女の視線に気づいているだろうに、エドガルトは真っ直ぐ前を見たまま口を開いた。

「そう。認めたくないけれど、僕は安心してる。だって、君がカナヘビの顔をしていれば、悪い虫はそうそう付かないじゃないか!」
「それは……確かにそうですけれど……」

 ファーナと親しい者たちは彼女のカナヘビ顔を見ても、これまで通りに付き合ってくれているが、皆が皆そうとは限らない。
 民にも貴族にも彼女の容姿を気味悪がり、あれこれと言い立てるに違いない。自分一人が言われるのならまだいいが、そのせいで父王や兄弟たちに迷惑がかかるのは避けたい。
 呪いが解けない間は、この半年同様、ひっそりと自室に引きこもり、公式行事だってあれこれと理由をつけて欠席することになるだろう。
 悪い虫なんて付きようがない。

「そうなんだよ! 君はとても綺麗だから僕は心配で心配で仕方がないんだ。僕たちが結婚したとしても、それでも四六時中一緒にいることはできないだろう? 僕の留守中、君になにかあったらどうしようと思うと、もう矢も盾もたまらないんだ!!」
「あの、それは取り越し苦労……」
「そんなことない! ああ、もう、ファーナはぜんっぜんわかってない!」

 結婚なんて先の先の話だし、いまからそんな心配をされても困る。そう思って、やんわりと諫めようとしたファーナを、エドガルトが思い切り遮った。

「男はみんな危険生物なんだよ! 魔物なんだよ! 頼むからわかって!」

 エドガルトは立ち止まると、ファーナの肩をがしっと掴んで顔をのぞき込んだ。

「君は優しくて、人を疑うことを知らないから心配なんだ。――僕がいないときはカナヘビ顔でいてくれればいいのに、なんてひどいことまで考えちゃうんだ。ごめんね、君はあの顔のせいでたくさん苦しんでるのに」

 泣きそうな顔で謝るエドガルトの頬を、ファーナはそっと指で撫でた。

「そんな悲しそうな顔をなさらないでください。確かに呪いを受けてから、たくさん悩みました。どうしたらいいのかわからなくて怖くて、それにエドガルト様にお会いできないと思っていたので悲しくて。でも、いまはそんなに辛くありません」
「ファーナ?」
「だって今はエドガルト様がそばにいてくださるし、こうして一緒にお忍びの旅をしています。私の顔が元のままだったら、絶対にこんな旅できなかったでしょう? 実は私、わくわくしてるんです」

 そう言って、ファーナは心底楽しそうに、ふふ、と声を上げて笑った。

「エドガルト様。私が小さい頃、どんな物語が好きだったか覚えてらっしゃいますか?」
「うん。騎士が竜を退治したり、冒険家が古代の遺跡を探検したり、そんな話が好きだったね」

 エドガルトの脳裏に、幼い頃、一緒に絵本を読んだ記憶がよみがえる。今でも色あせない懐かしい思い出。

「はい! 現実は物語のように上手くはいかないでしょう。――でも、エドガルト様と一緒なら全てがなんとかなる気がするのです。たとえどんな怖いことが待っていたとしても、後悔なんてしません」

 フェアゲッセン城に向かうと聞いて驚いたが、しかし彼について行こうと心に決めたのと同時に、ためらいは消えたのだ。
 それどころか、ファーナの胸には妙な高揚感が芽生えた。

「だから、ひどいことを考えてしまうなんて、そんな自虐的なことは考えないでくださいね」

 そう言って、彼女はにっこりと笑った。
 見慣れない茶色い目で。仮の姿で。
 それでもエドガルトを魅了するには充分だった。
 彼は呆然と彼女の笑顔を見つめた後、さも愉快そうに笑い声を上げた。

「君は、本当に……なんて強くて優しいんだろう。大好きだよ、ファーナ。また惚れ直した!」
「エドガルト様! ちょっと、ま、ま、待ってくださいっ、こここここっ、こんな往来でっ」

 突然抱きすくめられて、ファーナは大慌てだが、エドガルトは「大丈夫、大丈夫」と笑うだけで取り合ってくれない。
 何が大丈夫だと言うの! 心の中で突っ込むが、動揺が酷すぎて言葉が喉に詰まる。
 通りすがりの男性が、ふたりを見て、ひゅーと口笛を吹いたものだから、ファーナはますますいたたまれない。
 そんな彼女の耳に、甘い囁きが忍び込む。

「僕は一生で何度、君に恋をするんだろう? きっと数え切れないくらい何度も何度も恋に落ちるんだ」

 羞恥とときめきで、ファーナはくらりと目眩を起こした。
 卒倒しないのが奇跡だ、と感心しながら、彼女は混乱した頭の片隅で、どうやって彼に離れて貰おうとあれこれと考えをめぐらせた。
感想 4

あなたにおすすめの小説

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

亡き姉の身代わりとして嫁いだ私ですが、離縁状を置いた翌朝、夫が私の「真実」に気づいたようです』

まさき
恋愛
「サインはもう、いただきました。あとは私がこの屋敷を出るだけです」 ​五年間の結婚生活。侯爵令嬢エルゼが演じ続けたのは、亡き姉・ロザリーの「身代わり」という配役だった。 夫であるカイル公爵が愛していたのは、かつて雪の中で自分を救ってくれた初恋の少女・ロザリー。 生き写しの妹であるエルゼを娶りながらも、彼は一度も彼女を「エルゼ」と呼ぶことはなかった。 ​冷淡な視線、姉と比較される日々。 「君はどこまでいっても、ロザリーの代わりにはなれない」 その言葉を最後に、エルゼは静かに離縁状を置き、屋敷を去る決意をする。 ​しかし、彼女が消えた翌朝。 カイルは、エルゼが大切に遺していった古い小箱を見つける。 そこにあったのは、十五年前のあの日、彼が「命の恩人」に預けたはずの片方のカフスボタン。 そして、幼いエルゼが綴った、あまりにも切ない真実の日記だった。 ​――「あの日、雪の中で貴方を抱きしめていたのは、お姉様ではなく、私だったのです」 ​真実を知り、絶望の中でエルゼを追うカイル。 だが、すべてを捨てて「自分」を取り戻したエルゼは、もう二度と、彼の隣で微笑む仮面の妻には戻らない。 ​これは、名前を奪われた女が自由を掴み、愚かな夫が真実の愛を失うまでの、静かで鮮やかな再生の物語。

私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです

こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。 まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。 幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。 「子供が欲しいの」 「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」 それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。

子育てが落ち着いた20年目の結婚記念日……「離縁よ!離縁!」私は屋敷を飛び出しました。

さくしゃ
恋愛
アーリントン王国の片隅にあるバーンズ男爵領では、6人の子育てが落ち着いた領主夫人のエミリアと領主のヴァーンズは20回目の結婚記念日を迎えていた。 忙しい子育てと政務にすれ違いの生活を送っていた二人は、久しぶりに二人だけで食事をすることに。 「はぁ……盛り上がりすぎて7人目なんて言われたらどうしよう……いいえ!いっそのことあと5人くらい!」 気合いを入れるエミリアは侍女の案内でヴァーンズが待つ食堂へ。しかし、 「信じられない!離縁よ!離縁!」 深夜2時、エミリアは怒りを露わに屋敷を飛び出していった。自室に「実家へ帰らせていただきます!」という書き置きを残して。 結婚20年目にして離婚の危機……果たしてその結末は!?

挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】 今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。 「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」 そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。 そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。 けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。 その真意を知った時、私は―。 ※暫く鬱展開が続きます ※他サイトでも投稿中

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】 ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る―― ※他サイトでも投稿中