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第40章
家族揃ってのお花見
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美晴もすっかり元気になり、カズヒコ達に誘われていたお花見に参加しようと思っていた。
例年ソウハルはカズヒコ達と一緒に毎年のように花見をするのが定番だった。
ソウハル「美晴も元気になったし、今週末の花見は参加できそうだよね」
ミキ「そうね。美晴が元気になってほっとしたわ。この子、ソウハルさんに似てお花をみるのが大好きなのよね」
ソウハル「花をみていると心が癒されるからね。特に桜は日本の風物詩だからね」
ミキ「楽しみだわ」
当日の朝を迎えた。雲ひとつない晴天に恵まれていた。
すでに桜は満開の状況であり、朝から席取りをする人も多く、見ごろの時期を迎えていた。
ソウハル「ミキちゃん、場所取りにいってくるよ」
ミキ「ソウハルさん、また来るんでしょ」
ソウハル「僕が場所取りをして、カズちゃんたちのメンバーと合流したら、いったん戻ってくるよ」
ソウハルは一人車で場所取りに出かけた。ソウハルがお花見スポットにつくと、まだ場所取りをしている人はほとんどいなかった。例年、カズヒコ達と一緒に花見をしていたので、桜吹雪がひらひら飛んでくるいつもの場所を確保すると、カズヒコ達のメンバーがくるのを待った。
ブルーシートに寝ころび、散りゆく桜を見ながら待っていると、ダイスケが声をかけてきた。
ダイスケ「聡ちゃん、久しぶりだね。美晴ちゃん、先日熱を出しちゃったみたいだけど大丈夫だった」
ソウハル「ダイちゃん、久しぶり。うん、すっかり熱も下がったから今からミキと美晴を連れてくるよ」
ダイスケ「場所取り大変だったね。連れてきなよ」
ソウハルは自宅に戻ると、ミキと美晴を車に乗せて花見スポットに向かった。
ソウハル「美晴も大勢の人たちと会うのは始めてだもんな」
ミキ「そうね。人見知りしないかしら」
ソウハル「カズちゃんには何度か会ってるから顔を覚えているかも知れないけど、他のメンバーとはちょっとしかあっていないからね」
ソウハル達は花見スポットに到着すると早速、カズヒコ達のいる場所へ向かった。
ソウハル「もう、みんな揃ったんだ。久しぶり。元気だった?」
ケイイチ「おっ、聡ちゃん、美人の奥様、アレレ、美晴ちゃんはかわいい顔して寝ちゃってるね」
ミキ「皆さん、お久しぶりです。美晴、先ほどまで起きていたんだけど車の中で眠ってしまったみたいで」
カズヒコ「先日、会ったときよりもずいぶん大きくなったね」
ソウハル「赤ちゃんの成長ってこんなに早いんだなぁって驚かされることばかりだよ」
ダイスケ「美晴ちゃん、寝顔も本当にかわいいよね。お母さんにそっくりだよ」
アツオ「全体的にはお母さんに似ているかも知れないけど、鼻がスラッとしているところは聡ちゃんにも似ているよね」
ケイイチ「えっ、どれどれ、うーん、やっぱりお母さんに似ているね」
ソウハル「外見はミキちゃんに似て本当に良かったと思ってるよ」
こんな感じで美晴の話やソウハルとミキの結婚式の話で盛り上がっていると、美晴が目覚めて突然、泣き出した。
ミキ「いつもお腹が空くと泣くんです。私、美晴を連れて席はずしますね」
カズヒコ「昔、子育てしていたことを思い出すよ」
ケイイチ「もう70年ぐらい昔のことだからね」
ミキが席を外している間は昔の子育ての話で盛り上がり、まわりから見るとまるで90代とは思えない若々しい集団の集まりだった。
しばらくするとミキと美晴が戻ってきた。先ほどまで泣いていた美晴もニコニコしていた。
ケイイチが散っていた桜をたくさん手のひらに乗せると「美晴ちゃん、これが桜の花だよ」といってみせると美晴はニコニコと笑いながらじっと桜の花をみていた。
他のメンバーも美晴ちゃん、桜の花に興味があるみたいだねと話していた。
ソウハル「みんなそろそろ僕たちは帰るよ」
ミキ「皆さん、親切にしていただき美晴もすごく楽しかったみたいです。ありがとうございました」
ソウハル達は美晴が眠ってしまったこともあり、日中の暖かいうちに帰宅することにした(続)
例年ソウハルはカズヒコ達と一緒に毎年のように花見をするのが定番だった。
ソウハル「美晴も元気になったし、今週末の花見は参加できそうだよね」
ミキ「そうね。美晴が元気になってほっとしたわ。この子、ソウハルさんに似てお花をみるのが大好きなのよね」
ソウハル「花をみていると心が癒されるからね。特に桜は日本の風物詩だからね」
ミキ「楽しみだわ」
当日の朝を迎えた。雲ひとつない晴天に恵まれていた。
すでに桜は満開の状況であり、朝から席取りをする人も多く、見ごろの時期を迎えていた。
ソウハル「ミキちゃん、場所取りにいってくるよ」
ミキ「ソウハルさん、また来るんでしょ」
ソウハル「僕が場所取りをして、カズちゃんたちのメンバーと合流したら、いったん戻ってくるよ」
ソウハルは一人車で場所取りに出かけた。ソウハルがお花見スポットにつくと、まだ場所取りをしている人はほとんどいなかった。例年、カズヒコ達と一緒に花見をしていたので、桜吹雪がひらひら飛んでくるいつもの場所を確保すると、カズヒコ達のメンバーがくるのを待った。
ブルーシートに寝ころび、散りゆく桜を見ながら待っていると、ダイスケが声をかけてきた。
ダイスケ「聡ちゃん、久しぶりだね。美晴ちゃん、先日熱を出しちゃったみたいだけど大丈夫だった」
ソウハル「ダイちゃん、久しぶり。うん、すっかり熱も下がったから今からミキと美晴を連れてくるよ」
ダイスケ「場所取り大変だったね。連れてきなよ」
ソウハルは自宅に戻ると、ミキと美晴を車に乗せて花見スポットに向かった。
ソウハル「美晴も大勢の人たちと会うのは始めてだもんな」
ミキ「そうね。人見知りしないかしら」
ソウハル「カズちゃんには何度か会ってるから顔を覚えているかも知れないけど、他のメンバーとはちょっとしかあっていないからね」
ソウハル達は花見スポットに到着すると早速、カズヒコ達のいる場所へ向かった。
ソウハル「もう、みんな揃ったんだ。久しぶり。元気だった?」
ケイイチ「おっ、聡ちゃん、美人の奥様、アレレ、美晴ちゃんはかわいい顔して寝ちゃってるね」
ミキ「皆さん、お久しぶりです。美晴、先ほどまで起きていたんだけど車の中で眠ってしまったみたいで」
カズヒコ「先日、会ったときよりもずいぶん大きくなったね」
ソウハル「赤ちゃんの成長ってこんなに早いんだなぁって驚かされることばかりだよ」
ダイスケ「美晴ちゃん、寝顔も本当にかわいいよね。お母さんにそっくりだよ」
アツオ「全体的にはお母さんに似ているかも知れないけど、鼻がスラッとしているところは聡ちゃんにも似ているよね」
ケイイチ「えっ、どれどれ、うーん、やっぱりお母さんに似ているね」
ソウハル「外見はミキちゃんに似て本当に良かったと思ってるよ」
こんな感じで美晴の話やソウハルとミキの結婚式の話で盛り上がっていると、美晴が目覚めて突然、泣き出した。
ミキ「いつもお腹が空くと泣くんです。私、美晴を連れて席はずしますね」
カズヒコ「昔、子育てしていたことを思い出すよ」
ケイイチ「もう70年ぐらい昔のことだからね」
ミキが席を外している間は昔の子育ての話で盛り上がり、まわりから見るとまるで90代とは思えない若々しい集団の集まりだった。
しばらくするとミキと美晴が戻ってきた。先ほどまで泣いていた美晴もニコニコしていた。
ケイイチが散っていた桜をたくさん手のひらに乗せると「美晴ちゃん、これが桜の花だよ」といってみせると美晴はニコニコと笑いながらじっと桜の花をみていた。
他のメンバーも美晴ちゃん、桜の花に興味があるみたいだねと話していた。
ソウハル「みんなそろそろ僕たちは帰るよ」
ミキ「皆さん、親切にしていただき美晴もすごく楽しかったみたいです。ありがとうございました」
ソウハル達は美晴が眠ってしまったこともあり、日中の暖かいうちに帰宅することにした(続)
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