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第57章
美晴の初恋①
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現在、美晴は中学3年生、美妃は小学6年生になった。
美晴の夢は小説家になることで、美妃の夢は画家になることだった。対するソウハルの夢はプロ棋士になることだったが、アマチュア枠でプロ棋戦に参加しても中々、勝てなかった。
美晴は性格的にはおとなしく学校ではそこまで目立っていなかったが、同級生から好きなタイプの女の子について聞かれることもあった。
Aくん「美晴君は好きな子や気になっている子はいる?」
美晴「特にいないけど・・・Aくんはいるの?」
Aくん「僕はいないよ。ただ、美晴君のこと話している女の子がいたよ」
美晴「えっ、僕のこと」
Aくん「うん、Sさんだよ」
美晴「本当?」
Aくん「もしかしたら、美晴君のことが好きなのかもしれないよ」
美晴は顔を真っ赤にしながら嬉しそうな表情をしていた。Sさんの名前はマキちゃんでクラスの女子の中では可愛くて人気者だった。美晴も少しマキちゃんと話したことはあるが、普段から緊張して女の子とは上手く話せなかった。
「もしかしたらあの、マキちゃんがこんな僕のこと本当にいいと思ってくれているのかな」、そんなことを頻繁に考えるようになった。
それ以降、マキちゃんのことが気になってじっとみつめることもあったが、美晴には全くマキちゃんが自分に興味を持っているようには見えなかった。
Aくんに話しを聞いてから、1週間程経過したある日、美晴がいつものように帰宅しようとした時、美晴の下駄箱の中に手紙が入っていたのだ。美晴は気になって手紙を見てみると手紙にはこんなメッセージが書かれていた。
「美晴君へ。中2の頃、クラスで一緒になった頃から美晴君のことがとても気になっていました。美晴君、おとなしいからほとんど話したことはないけど、美晴君のことが好きです。もし、よかったら私のアドレス(省略)にメッセージください」Mより。
美晴はこのメッセージを読み、ドキドキしていた。美晴が女の子からメッセージをもらうのははじめてだったからだ。美晴はMよりというのが気になったが、アドレスにはmakiという文字が入っていたのでマキちゃんだと思った。美晴は嬉しさのあまり心の中で「やった」と思いながら、帰宅すると早速、マキちゃんにメールを送った。
「マキさんへ。下駄箱に入っていたメッセージを読みました。僕は小学生の頃からマキさんのことがとっても可愛いなって思っていて、ずっと気になっていました。よかったら、僕と仲良くしてください。口下手で話すのはあんまり上手ではありませんが、よろしくお願いします」
美晴はこんな感じでいいかなって思ってメールを送信した(続)
美晴の夢は小説家になることで、美妃の夢は画家になることだった。対するソウハルの夢はプロ棋士になることだったが、アマチュア枠でプロ棋戦に参加しても中々、勝てなかった。
美晴は性格的にはおとなしく学校ではそこまで目立っていなかったが、同級生から好きなタイプの女の子について聞かれることもあった。
Aくん「美晴君は好きな子や気になっている子はいる?」
美晴「特にいないけど・・・Aくんはいるの?」
Aくん「僕はいないよ。ただ、美晴君のこと話している女の子がいたよ」
美晴「えっ、僕のこと」
Aくん「うん、Sさんだよ」
美晴「本当?」
Aくん「もしかしたら、美晴君のことが好きなのかもしれないよ」
美晴は顔を真っ赤にしながら嬉しそうな表情をしていた。Sさんの名前はマキちゃんでクラスの女子の中では可愛くて人気者だった。美晴も少しマキちゃんと話したことはあるが、普段から緊張して女の子とは上手く話せなかった。
「もしかしたらあの、マキちゃんがこんな僕のこと本当にいいと思ってくれているのかな」、そんなことを頻繁に考えるようになった。
それ以降、マキちゃんのことが気になってじっとみつめることもあったが、美晴には全くマキちゃんが自分に興味を持っているようには見えなかった。
Aくんに話しを聞いてから、1週間程経過したある日、美晴がいつものように帰宅しようとした時、美晴の下駄箱の中に手紙が入っていたのだ。美晴は気になって手紙を見てみると手紙にはこんなメッセージが書かれていた。
「美晴君へ。中2の頃、クラスで一緒になった頃から美晴君のことがとても気になっていました。美晴君、おとなしいからほとんど話したことはないけど、美晴君のことが好きです。もし、よかったら私のアドレス(省略)にメッセージください」Mより。
美晴はこのメッセージを読み、ドキドキしていた。美晴が女の子からメッセージをもらうのははじめてだったからだ。美晴はMよりというのが気になったが、アドレスにはmakiという文字が入っていたのでマキちゃんだと思った。美晴は嬉しさのあまり心の中で「やった」と思いながら、帰宅すると早速、マキちゃんにメールを送った。
「マキさんへ。下駄箱に入っていたメッセージを読みました。僕は小学生の頃からマキさんのことがとっても可愛いなって思っていて、ずっと気になっていました。よかったら、僕と仲良くしてください。口下手で話すのはあんまり上手ではありませんが、よろしくお願いします」
美晴はこんな感じでいいかなって思ってメールを送信した(続)
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