【本編完結・外伝投稿予定】異世界で双子の弟に手篭めにされたけど薬師に救われる

miian

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第二章 良太との日々

良太の止まらない欲望※

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「あぁっ……ん……っ……」

 パンパンと激しく腰を打ち付ける音。クチュクチュと先に吐き出された精液が泡立ち、卑猥な音が部屋に充満する。良太は告白した時の約束を守り、酷いことや手荒いことはしなくなったものの、最初は控えめだった回数は日に日に増えていっている。
 特にルウファの街へ一緒に行ってから良太はちょっとしたお願いをしてきたり、欲求が増えてきた。ちなみに、ルウファの街へはその後何度か行き、その度にお願いがエスカレートして「舌を入れて欲しい」とか「恋人繋ぎもして欲しい」と要求されている。

「ゆうにぃの好きなここ、グリグリしてあげるね……」

「あぁぁっ……もっ……ム、リっ……」

「ゆうにぃのトロけた顔ヤバすぎ……」

 足を大きく抱え上げ、良太は何度もグリグリと前立腺を刺激する。ムリと言ってもやめてもらえず、目がチカチカして頭は真っ白になっていた。

「んっ……やぁっ……あぁ……んんっ……!」

「ゆうにぃっ……ゆうにぃ……可愛い……好き……っ……んんっ……」

 良太はそう言うと、より一層激しく腰を振り、今日何度目かの精を吐き出した。さすがに満足したのか俺を抱え込むように横になる。俺も今日何度目の精液を出したか分からず、頭がぼーっとしていた。

「ゆうにぃ、大好き……ゆうにぃを妊娠させたいな……」

 背後から良太が俺の首筋に顔を埋めて、ボソッと呟く。一瞬何て言ったか分からずに頭の中で言われた言葉を反芻していたら、また良太が口を開いた。

「ゆうにぃと僕の子どもができたら嬉しいのに……。そうだ……過去の文献調べてみたら載ってるかな?」

 俺の髪の毛に指を絡みつけ、良太は優しくキスをしながら狂ったことを言う。その口調は真剣で、良太が冗談で言っていないことを知り、サーっと身体が冷えるのを感じた。

(ーー子ども?!何言ってるんだ?!)

「図書館で調べてみようかな……」

 耳元で呟く良太から図書館という言葉が聞こえて、ふと考えた。

(……このままこの部屋に軟禁されるくらいなら……)

 良太と一緒なら街へ行くことはできるようになったが、それ以外はこの部屋から出させてもらえず軟禁状態は続いていた。

(ーーこれを利用しよう……)

「俺が図書館で調べるよ。良太は日中忙しいだろ?俺も気になるし……」

 咄嗟に思いついたことだったが、良太の方に向き直し、俺が図書館で調べると言ってみる。うまくいけば図書館へ日中行けるようになるんじゃないかと願ったのだ。

(……いけるだろうか?信じてくれるだろうか?)

 良太は首を傾げながら俺を見る。真剣な声をして俺が調べると言ったので、本気で俺が調べるつもりだと理解したのか、良太は満面の笑みになり俺を抱きしめてキスをした。

「嬉しい!ゆうにぃにようやく僕の想いが通じたんだね!絶対可愛い子どもが生まれるよ!」

 どうも信じてくれたようで、「嬉しい」とうっとりした目で俺のお腹をさすってくる。その仕草はまるで子供がいる時を想像して撫でているのではないかと思うとゾッとした。

「あ、でもゆうにぃ、字読めないよね?」

「いや、でも俺もこの世界で住むなら文字の勉強もしないとだし丁度良いかなって……ほら子供が生まれたら絵本とか読んであげたいし……」

「えへへ、そこまで考えてくれてるなんて嬉しい……じゃぁ、早速明日、図書館に一緒に行こっか♪司書にゆうにぃのこと頼めないか聞いてみるね!」

(この部屋から出れる……!しかも1人で外で過ごせる……!)

 ただ図書館へ行けるというだけなのに、嬉しさで飛び上がりそうだ。腰が痛くて飛び上がることはできないけど……。
 この部屋でほとんど1人で過ごす毎日。唯一の話し相手は良太だけ。
 今は良太と街へたまに一緒に行かせてもらっているので一時期よりマシになっていたものの、やはりどこかで精神的に追い詰められていたように思う。

 図書館へ行ける。それも明日から。そのことが心の底から嬉しくてほくそ笑んでいたら、良太が「ゆうにぃとの赤ちゃん、嬉しい……」とキスを口や首に落としてきた。
 ところどころ強く吸われてチクっとした痛みの後、その箇所が赤く跡をつける。いつの日からか行為の時に良太はこうやって跡をつけるようになった。朝起きてこの跡が目に入ると恥ずかしくて目を逸らしてしまう。
 つけないで欲しいんだけど、以前それとなくお願いしたら少し不機嫌になったので、それ以上何も言えず受け入れるしかなかった。

「んぁっ?!」

 いきなりゴリッとしたモノを押し付けられて驚いて下半身を見ると良太はまた元気にそそり立っていて、入れようとしてきていた。

「えへへ、ゆうにぃとの赤ちゃんのこと考えたら立っちゃった……」

 俺の身体はもう本当にヘトヘトで腰を引きそうになるも、良太は腰を逃がさないようにしっかりと掴む。
 昔は俺の方が明らかに体力があったのに……。
 悲鳴を心の中で叫んでいたら、後孔に熱くて硬いものが差し込まれ、この日は久しぶりに意識を失うまで抱き潰された。
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