【本編完結・外伝投稿予定】異世界で双子の弟に手篭めにされたけど薬師に救われる

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第二章 良太との日々

良太の怒り※

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 慌てて図書館から部屋へ戻ったものの17時が少し過ぎていた。初めて約束の時間を過ぎてしまったけど、良太はこの時間に帰ってきていないことが多く、この日もそうだろうと油断していた。

「どうしてこんなに遅いの?時間は守るって約束したよね?」

 そう思っていたのに……戻るとすでに良太は帰ってきていて、淡々とした口調で問いただし始めた。
 良太の冷たい表情に背筋が凍り血の気が引く。良太は機嫌が悪く、いつの日かのことを思い出し、怖くて後ずさった。

「ご、ごめん……スハンが良太の載っている新聞を閉館間近に持ってきてくれて……つい読んじゃってたら閉館時間ギリギリで……」

「……あの新聞読んだの?」

 新聞という単語を言った瞬間、良太の取り巻く空気がより一層冷たくなった気がした。良太を純粋にすごいと思ったので正直に言えば許してもらえるかと思ったのに……。良太の様子を見る限り、新聞という単語は逆効果のようだった。

「……文字がまだ分からなくて内容までは分からなかったんだけど……良太が男の子を抱えて助けてて凄いなって思ったよ……」

「ふぅん……あの新聞にはね、僕が王子の婚約者だなんて書かれてたんだけど」

 新聞は良太をはやし立ててるのかと思っていたけど、そんなことが書かれているなんて分からなかった……。

「それは嫌だよな……」

(良太はあの王子が嫌いみたいだし、不本意だよな……)

「ゆうにぃはさ、僕と付き合ってるんだよね?なのに言う言葉はそれなの?あの時、僕の告白に頷いたのはイきたかったから頷いたの?もしそうなら淫乱だね。それに未だにこの世界の言葉が分からないなら才能がないんじゃない?約束した時間も守れないし、行くの辞めなよ」

「うぅ……ご、ごめん……もう2度と遅れないから……もっと、勉強するからそんなこと……言わないで……」

 怖くて泣きべそをかきながら良太に必死に謝る。
 せっかく良太が俺を図書館へ行かせてくれたのに……時間を守らなかった俺が悪い……。
 涙を堪えながら良太の目をきちんと見て、もう一度謝った。すると良太は俺の顔を見るとハッとして、怒りを抑えようと拳にぎゅっと力を入れ、息を吐いて怒りを鎮めようとした。

「……ゆうにぃが奉仕してくれるなら許すよ……」

 少しの間が空いた後、良太が静かに言った。イライラは収まっていないようだけど、良太なりの最大の譲歩なのだろう。そして、良太の言う奉仕が夜の行為のことだということも理解した。俺には拒否のしようがなく固まった。
 少しでも拒否したり別の提案をしようものなら以前のように乱暴にされるのは明白だった。

(でも、奉仕って何をすればいいんだ……?そんなに詳しくないしどうしよう……キスとかで許してもらえないだろうか……?)

「ど、どうすればいい……?」

「……聞くってことは了承してくれたんだよね?ゆうにぃが上に乗ってくれるならいいよ。来て」

(う、上に乗るってどう言うことだ……?)

 良太は俺の手を取り、ベッドへと誘導する。まだ良太の怒りは完全には収まっていないものの、先ほどよりかはマシになったようだ。

「自分で脱いで」

 俺は従うしかなく、1枚1枚服を脱いでいく。良太の怒りも少しマシになったので自分も緊張が解けたかと思っていたけど、手は未だに震えていてシャツのボタンがうまく取れずにいた。良太がため息を小さくついて、苛立ちながら手伝ってくれる。

「僕の服も脱がして」

 全裸になった俺に対して良太は言い放ち、俺は従うように良太の服を脱がした。良太のシャツのボタンを何とか全て取り、ズボンを脱がす。俺は縮こまった状態のままなのに、良太はこの状況でも興奮しているのか硬くなっていた。

「自分でほぐしてみて」

 自分でほぐすのなんてしたことがないし嫌だったけど、良太にローションを渡されて手に取り恐る恐る後孔に指を入れてみる。中は熱くてぬるっとしていた。

「僕がやっているようになぞってみて」

「う、うん……」

「そんなんじゃいつまで経っても解れないよ?」

 慣れない手つきで、頭の中でここかな?と考えながらいじっていると、正面にいる良太が手を伸ばしてきた。良太の人差し指も一緒に後孔に入ると、俺の人差し指を捉えてまるで俺の指を誘導するかのようにして迷うことなく奥へと進む。俺の指と一緒にコリコリと前立腺を刺激すると、先ほど自分でしている時とは比べものにならないぐらいに感じた。

「ふっ……んっ……」

「教えてあげる。ゆうにぃのいい場所はこことここだよ?覚えてね」

 あちこちと俺の良いポイントを教え込まれて、足がガクガクする。「もうそろそろかな」と言って良太が枕に頭を沈めて横たわった。良太のバキバキのモノだけが上を向くようにそそり立っている。

「上に乗って自分で入れて」

(う、上に乗るって……!)

 上に乗ると言う意味が最初分かっていなくて俺が良太に入れるのか?なんて考えていたけど、全然違ったようだ。
 視線で早くと急かされ、おずおずと良太に跨る。恐る恐る良太のペニスにお尻を下ろして、腰を沈めた。
 少し入っただけで暖かい温もりが伝わってくる。俺が戸惑いながら入れている様子を見て良太が笑う。
 俺からはどれくらい入っているか見えず、怖くて息をゆっくり吐きながら、グッグッと少しずつ入れていく。

(もう……半分くらい入ったかな……?)

「まだ半分も入ってないよ?」

(ええ?!まだ半分も入ってないの?!)

「んっ……ふっ……はっぁっ……」

「ようやく全部入ったね。じゃぁ動こっか」

(今でこんなにいっぱいいっぱいなのに動くの?!)

 息を荒げながら腰を下ろした俺を褒めるかのように良太が微笑んで命令する。上から入れたことにより、いつもと違う場所に当たって、入っているだけの今の状態でも身体はビクビクしている。
 良太は暇を持て余しているのか良太が乳首をいじってくる。
 急かされるように良太のお腹に軽く手をついて腰を上にあげ下にゆっくり下ろす。中が良太の肉棒で擦れるたび、ビクビクと震えていつの間にか俺のモノもそそり立っていた。先口から透明の液が垂れ良太のお腹を汚していた。

「手伝ってあげる」

「あぁっ、んっ、まっ……て、これムリっ……!!!」

 足をガクガクさせながら上下に何度か動いていたのに、それがじれったくなったのか良太が俺の腰をぐっとつかむと下から突き上げるように腰を動かした。奥深くをえぐり取るように何度も何度も突いてくる。
 突かれる度に俺の先口から透明の液が勢いよく良太のお腹の上にピュッピュッと飛び散った。あまりの刺激に背を仰け反らせて秘部のポイントから逃げようとすると良太が手を掴んで逃げないように拘束してくる。

「ひあぁぁあっ……」

 パタタと良太のお腹と顔にまで勢いよく射精して息を途切らせながら、良太の上に倒れこむ。

「ちょっと僕まだイってないんだけど」

「ムリっ……ィっ……あぁっ……」

 尻たぶをぐっと掴んで広げるようにしてからぎゅっと押し上げて、また腰を動かし始めた。良太のお腹の上に乗った状態でまた突き上げられる。
 良太はお尻を揉みしだいて柔らかさを堪能するかのように遊んでいた。良太の頭がコツンとあたってそちらに顔を向けると舌を絡ませるキスがやってきた。

 良太の律動が激しくなり、ぐっぐっと奥深くまで入れるとドピュドピュと俺の中で吐き出した。続けて与えられた刺激に息を整えていると、良太は俺をコロンと転がしてまた挿入した。

「も……ゆ、るして……」

「約束を守れない子にはおしおきしないと」

 身体が悲鳴をあげたので許しをこうも良太は朝まで抱き潰した。
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