14 / 100
第1章 アストリア王国に転生
14 公爵邸の御茶会
しおりを挟む
皆の興奮が徐々に収まり、侍従達によりお茶が入れ直された時、マリエルは『ドキリ!』としました。
ティーカップが赤く『ポワン』と光って見えたのです。他の人達のカップも一様に光って見えます。
(エイルちゃん、カップが赤く丸く光って見えるよ!)
『マリエルちゃん、赤く見える時は危険な時なの。 お茶に毒が入ってるのよ!』
(まぁ、どうしましょう)
『【範囲浄化】の魔法を全てのテーブルを囲む様に発動してね』
(はい、有難う御座います)
マリエルは欠伸をする格好で魔法を唱えました。
「むにゃむにゃ全部のテーブルに【範囲浄化】……、ファ~ァ」
(シュィイイインッ!)
「まぁ、マリエルったら。お行儀悪いですね、『メッ』ですよ」
お母様に小声で怒られてしまいました『テヘペロ』です。
『マリエルちゃん、毒を持ってる者を探しましょう。侍従達を見てください』
(はい)
マリエルは控えてる侍従達を見回しました。
侍従長らしき女性のスカートの脇が赤く光ってます。
(どうしよう、エイルちゃん?)
『彼女には罪があります。けれど、何故そのよう事をするのか? 理由を探る必要がありますね』
(そうだね。今は何もしなくて良いの?)
『また毒を使うと大変ですね。マリエルちゃんのお母様に事実を告げましょう』
(はい)
お化粧直しに連れ立って席を離れた時に、マリエルは小声でリリアーナに告げました。
「お母様、お茶に毒が入ってました。既に私の魔法で浄化して毒は無効化しましたが、あそこに居る侍従長が毒を隠し持っています」
「まぁ、そうでしたか……心当たりがあります。公爵夫人には私が伝えましょう」
「はい」
◇ ◆ ◇
翌日分かったことですが、公爵閣下には弟様がいて、法衣貴族として王宮に仕えてると言う事です。
跡継ぎのクリストファー様の目が、このまま見えなければ、代わりに後を継ぐかも知れなかったらしいのです。
毒を盛った侍従長は、公爵閣下の弟様の紹介で就職していたとの事です。
そして、閣下の弟様と侍従長は男女の関係だったらしいのです。
侍従長は、お茶に入れた毒が効かなかった事が不思議で、残っていた毒を自分で味見をして大変苦しんだそうです。
公爵閣下夫妻は私のお母様に毒の件を聞いていたので、苦しんでいた彼女を拘束しました。そして解毒薬をチラつかせて、悪事を吐かせたと言う事です。
私は、クリストファー様の目を治し、お茶会の毒を浄化し、その為に公爵閣下の弟様の悪事を未然に防ぐ事が出来た事で大変感謝されました。
「エイルちゃん、こんばんは。
いつも見守ってくれて、ありがとう。
エイルちゃんのお陰でクリストファー様の目が治り、毒も浄化出来ました。
公爵閣下夫妻も喜んでいました。
どうもありがとう。
おやすみなさい。
親友のマリエルより」
「マリエルちゃん、こんばんは。
無事に初めてのお茶会が済んで良かったね。
【範囲浄化】は役に立つ魔法です。
これからも上手に使って下さいね。
おやすみなさい。
親友のエイルより」
ティーカップが赤く『ポワン』と光って見えたのです。他の人達のカップも一様に光って見えます。
(エイルちゃん、カップが赤く丸く光って見えるよ!)
『マリエルちゃん、赤く見える時は危険な時なの。 お茶に毒が入ってるのよ!』
(まぁ、どうしましょう)
『【範囲浄化】の魔法を全てのテーブルを囲む様に発動してね』
(はい、有難う御座います)
マリエルは欠伸をする格好で魔法を唱えました。
「むにゃむにゃ全部のテーブルに【範囲浄化】……、ファ~ァ」
(シュィイイインッ!)
「まぁ、マリエルったら。お行儀悪いですね、『メッ』ですよ」
お母様に小声で怒られてしまいました『テヘペロ』です。
『マリエルちゃん、毒を持ってる者を探しましょう。侍従達を見てください』
(はい)
マリエルは控えてる侍従達を見回しました。
侍従長らしき女性のスカートの脇が赤く光ってます。
(どうしよう、エイルちゃん?)
『彼女には罪があります。けれど、何故そのよう事をするのか? 理由を探る必要がありますね』
(そうだね。今は何もしなくて良いの?)
『また毒を使うと大変ですね。マリエルちゃんのお母様に事実を告げましょう』
(はい)
お化粧直しに連れ立って席を離れた時に、マリエルは小声でリリアーナに告げました。
「お母様、お茶に毒が入ってました。既に私の魔法で浄化して毒は無効化しましたが、あそこに居る侍従長が毒を隠し持っています」
「まぁ、そうでしたか……心当たりがあります。公爵夫人には私が伝えましょう」
「はい」
◇ ◆ ◇
翌日分かったことですが、公爵閣下には弟様がいて、法衣貴族として王宮に仕えてると言う事です。
跡継ぎのクリストファー様の目が、このまま見えなければ、代わりに後を継ぐかも知れなかったらしいのです。
毒を盛った侍従長は、公爵閣下の弟様の紹介で就職していたとの事です。
そして、閣下の弟様と侍従長は男女の関係だったらしいのです。
侍従長は、お茶に入れた毒が効かなかった事が不思議で、残っていた毒を自分で味見をして大変苦しんだそうです。
公爵閣下夫妻は私のお母様に毒の件を聞いていたので、苦しんでいた彼女を拘束しました。そして解毒薬をチラつかせて、悪事を吐かせたと言う事です。
私は、クリストファー様の目を治し、お茶会の毒を浄化し、その為に公爵閣下の弟様の悪事を未然に防ぐ事が出来た事で大変感謝されました。
「エイルちゃん、こんばんは。
いつも見守ってくれて、ありがとう。
エイルちゃんのお陰でクリストファー様の目が治り、毒も浄化出来ました。
公爵閣下夫妻も喜んでいました。
どうもありがとう。
おやすみなさい。
親友のマリエルより」
「マリエルちゃん、こんばんは。
無事に初めてのお茶会が済んで良かったね。
【範囲浄化】は役に立つ魔法です。
これからも上手に使って下さいね。
おやすみなさい。
親友のエイルより」
10
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす
遊鷹太
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる