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第2章 アリタリカ帝国に留学
74 クエスト成功報酬
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エリザは『未踏のダンジョン』へ探索に行った事をマリエルに報告します。
「私達は2人でギルドクエストを受けて、ダンジョンの11階まで潜って来ました」
「まぁ、それはご苦労様でした。怪我はありませんでしたか?」
「はい、お陰様で怪我はしませんでした。それにローザンヌの倉庫からポーションも持って行きましたので安心して下さいませ」
「そう、これからも危険回避の為に、倉庫から十分な装備を遠慮なく持っていって下さいね」
「「はい」」
マリエルはエリシャナが赤いランドセルを背負い黄色い通学帽を被ってるのを見ましたが、あえて何も言いませんでした。
「それで、何か有益な情報は得られたのですか?」
「はい。11階はフロア全てが昆虫エリアに成っています。ボスは『ヘラクレスビートル』と言う昆虫タイプの魔物でビートルの上位種だそうです。総じて昆虫は外殻が硬く、関節が弱点らしいです」
「あと、魔石を取る時に分かったのですけど、腹部が外殻より柔らかいのです。ひっくり返せれば攻撃できるのですが、1メートル以上ある昆虫の魔物を仰向けにするのは難しそうです」
「それと、再び髭面男のグループとダンジョンの11階で会いました。彼が教えてくれたのですが、10階からは1度踏破した階へダンジョン入口近くに有る転移の魔方陣から行けるそうです」
「そうなんですね、ありがとう。情報収集御苦労様でした、お風呂に入って汗を流してくださいね」
「「はい、失礼致します」」
ガチャリ、バタン、
2人が部屋を出ていってから、私は壁際に控えているケイシーに声をかけます。
「ケイシー、2人が脱いだ冒険用装備を持って来て下さい」
「はい、畏まりました」
〇 ▼ 〇
「御嬢様、お待たせ致しました」
ケイシーが、浴室から2人の冒険装備を全て持ってきました。
「赤いランドセルを本来の革色に【復元】!」
シュィイイイイインッ!
マリエルは赤いランドセルを元々の革の茶色に戻しました。
「エリザとエリシャナの防具を【修復】【強化】!」
ピッキィイイイイインッ!
2人の革の帽子、胸当て、ブーツ、グローブにそれぞれ【防御力+3】が付与されました。
「2人の槍と刀に【修復】【強化】!」
ピッキィイイイイインッ!
2人の槍と刀に【攻撃力+3】が付与されました。
「ケイシー、黄色の通学帽は取り上げます。エリシャナには似合いません」
「はい、畏まりました」
★ 〇 ▼ 〇 ★
翌日、マリエルが学院に登校した後に、エリザとエリシャナの2人は再び冒険者ギルドに向かいます。
2人はその為に冒険者装備に着替えました。
「まぁ、装備が一新されていますわ。ランドセルの色も落ち着いた色合いで素敵です」
「昨日、御嬢様がお直しされたのですよ」
ケイシーがエリシャナに告げました。
「あぁ御嬢様っ! 感謝致します。エリシャナは御嬢様が大好きです!」
エリシャナの目に、うっすらと涙が浮かんでいました。
「良かったな、エリシャナ」
「はい、お姉様」
2人は冒険者ギルドにクエスト達成の報告に訪れました。
エリシャナは、ランドセルからビートルの角10本を取り出して、カウンターの上に置きます。
「まぁ、これはF級冒険者が2人でこなせるクエストではありませんよ。この次は、よく読んで受けてください」
「はい」
「ちょっとリンダ。又、間違って等級違いのクエストを受理してますよ! 良く確認してから受け取って下さいね」
「はい、申し訳有りません」
「こちらの2人にも、お詫び申し上げるのですよ」
「御客様、大変申し訳有りませんでした」
「いいえ、私達も見落としたのですから、お互い様です。気にしないで下さいね」
「有難う御座います」
「ギルドにも、お2人にクエストを受けさせてしまった落ち度があります。それに、無事にクエストを達成したのですから、今回に限り成功として報償をお支払い致しますね」
「それは、有難う御座います」
「ランクもDクラス冒険者に昇級させて頂きますね。その実力をクエスト達成で証明したのですから」
「はい、重ね重ね有難う御座います」
2人は2階級上がってDクラスに昇級して、小金貨5枚を報酬として受け取りました。
「まぁ、飛び級して報酬もこんなに貰えるのですね?」
「えっ、報酬額は依頼表にちゃんと書いてありますけど……」
「すいません、小銀貨だと思ってました」
「はぁ、依頼表をちゃんと読んで下さいね」
「はい、すいませんでした」
「やっぱりエリシャナの勘違いが原因でしたのね」
「申し訳ありません、御姉様」
★ ○ ▲ 〇 ★
ゴーレムのアダモちゃんは、クリスタルにプラチナシルバーを薄く塗ったような体の色をしています。アダマンタイトのオリジナル色なのです。ダイヤモンドに近い性質で色も似ているそうです。
マリエルは近未来のアンドロイドをイメージして、スリムでしなやかな女性型ゴーレムを形作ったのです。
そのまま外に出すと目立つので、紺色の長いマントを羽織らせて、三銃士などでお馴染みの羽根つき帽子マスケットハットを被らせました。
「アダモちゃん、貴方はストファイ『リン・チュー』のような舞踏家騎士に成ってくださいね」
『畏まりましたぁ』
マリエルは思いついた事をその都度アダモに教えます。
「武器で無闇に人を傷つけない為なのですよ」
『畏まりましたぁ』
「出来るだけ人を傷つけず無力化するのですよ」
『畏まりましたぁ』
「魔物を倒したら魔石を回収して下さいね」
『畏まりましたぁ』
「アダモ、間延びした喋り方を止めなさい。語尾をしっかり止めるのです」
サチコがアダモに注意しました。
『……』
「くっ、私の命令は聞かないのか!? まぁいい……マリエル御嬢様、アダモの性能を試す為に一緒にダンジョンへ連れて行きましょう」
「そうですわね。そう致しましょうね、サッチャン」
「御嬢様、もし満足できる性能ならば、もう1体作って欲しいのです」
「まぁ、それでしたら同じレベルの魔石をもう1つゲットしなければいけませんね?」
「はい、ローザンヌ領の発展復興の為に、良質の魔石が沢山欲しいのです」
「そうですか、無理せず楽しく探索しましょうね」
「「「はい」」」
「私達は2人でギルドクエストを受けて、ダンジョンの11階まで潜って来ました」
「まぁ、それはご苦労様でした。怪我はありませんでしたか?」
「はい、お陰様で怪我はしませんでした。それにローザンヌの倉庫からポーションも持って行きましたので安心して下さいませ」
「そう、これからも危険回避の為に、倉庫から十分な装備を遠慮なく持っていって下さいね」
「「はい」」
マリエルはエリシャナが赤いランドセルを背負い黄色い通学帽を被ってるのを見ましたが、あえて何も言いませんでした。
「それで、何か有益な情報は得られたのですか?」
「はい。11階はフロア全てが昆虫エリアに成っています。ボスは『ヘラクレスビートル』と言う昆虫タイプの魔物でビートルの上位種だそうです。総じて昆虫は外殻が硬く、関節が弱点らしいです」
「あと、魔石を取る時に分かったのですけど、腹部が外殻より柔らかいのです。ひっくり返せれば攻撃できるのですが、1メートル以上ある昆虫の魔物を仰向けにするのは難しそうです」
「それと、再び髭面男のグループとダンジョンの11階で会いました。彼が教えてくれたのですが、10階からは1度踏破した階へダンジョン入口近くに有る転移の魔方陣から行けるそうです」
「そうなんですね、ありがとう。情報収集御苦労様でした、お風呂に入って汗を流してくださいね」
「「はい、失礼致します」」
ガチャリ、バタン、
2人が部屋を出ていってから、私は壁際に控えているケイシーに声をかけます。
「ケイシー、2人が脱いだ冒険用装備を持って来て下さい」
「はい、畏まりました」
〇 ▼ 〇
「御嬢様、お待たせ致しました」
ケイシーが、浴室から2人の冒険装備を全て持ってきました。
「赤いランドセルを本来の革色に【復元】!」
シュィイイイイインッ!
マリエルは赤いランドセルを元々の革の茶色に戻しました。
「エリザとエリシャナの防具を【修復】【強化】!」
ピッキィイイイイインッ!
2人の革の帽子、胸当て、ブーツ、グローブにそれぞれ【防御力+3】が付与されました。
「2人の槍と刀に【修復】【強化】!」
ピッキィイイイイインッ!
2人の槍と刀に【攻撃力+3】が付与されました。
「ケイシー、黄色の通学帽は取り上げます。エリシャナには似合いません」
「はい、畏まりました」
★ 〇 ▼ 〇 ★
翌日、マリエルが学院に登校した後に、エリザとエリシャナの2人は再び冒険者ギルドに向かいます。
2人はその為に冒険者装備に着替えました。
「まぁ、装備が一新されていますわ。ランドセルの色も落ち着いた色合いで素敵です」
「昨日、御嬢様がお直しされたのですよ」
ケイシーがエリシャナに告げました。
「あぁ御嬢様っ! 感謝致します。エリシャナは御嬢様が大好きです!」
エリシャナの目に、うっすらと涙が浮かんでいました。
「良かったな、エリシャナ」
「はい、お姉様」
2人は冒険者ギルドにクエスト達成の報告に訪れました。
エリシャナは、ランドセルからビートルの角10本を取り出して、カウンターの上に置きます。
「まぁ、これはF級冒険者が2人でこなせるクエストではありませんよ。この次は、よく読んで受けてください」
「はい」
「ちょっとリンダ。又、間違って等級違いのクエストを受理してますよ! 良く確認してから受け取って下さいね」
「はい、申し訳有りません」
「こちらの2人にも、お詫び申し上げるのですよ」
「御客様、大変申し訳有りませんでした」
「いいえ、私達も見落としたのですから、お互い様です。気にしないで下さいね」
「有難う御座います」
「ギルドにも、お2人にクエストを受けさせてしまった落ち度があります。それに、無事にクエストを達成したのですから、今回に限り成功として報償をお支払い致しますね」
「それは、有難う御座います」
「ランクもDクラス冒険者に昇級させて頂きますね。その実力をクエスト達成で証明したのですから」
「はい、重ね重ね有難う御座います」
2人は2階級上がってDクラスに昇級して、小金貨5枚を報酬として受け取りました。
「まぁ、飛び級して報酬もこんなに貰えるのですね?」
「えっ、報酬額は依頼表にちゃんと書いてありますけど……」
「すいません、小銀貨だと思ってました」
「はぁ、依頼表をちゃんと読んで下さいね」
「はい、すいませんでした」
「やっぱりエリシャナの勘違いが原因でしたのね」
「申し訳ありません、御姉様」
★ ○ ▲ 〇 ★
ゴーレムのアダモちゃんは、クリスタルにプラチナシルバーを薄く塗ったような体の色をしています。アダマンタイトのオリジナル色なのです。ダイヤモンドに近い性質で色も似ているそうです。
マリエルは近未来のアンドロイドをイメージして、スリムでしなやかな女性型ゴーレムを形作ったのです。
そのまま外に出すと目立つので、紺色の長いマントを羽織らせて、三銃士などでお馴染みの羽根つき帽子マスケットハットを被らせました。
「アダモちゃん、貴方はストファイ『リン・チュー』のような舞踏家騎士に成ってくださいね」
『畏まりましたぁ』
マリエルは思いついた事をその都度アダモに教えます。
「武器で無闇に人を傷つけない為なのですよ」
『畏まりましたぁ』
「出来るだけ人を傷つけず無力化するのですよ」
『畏まりましたぁ』
「魔物を倒したら魔石を回収して下さいね」
『畏まりましたぁ』
「アダモ、間延びした喋り方を止めなさい。語尾をしっかり止めるのです」
サチコがアダモに注意しました。
『……』
「くっ、私の命令は聞かないのか!? まぁいい……マリエル御嬢様、アダモの性能を試す為に一緒にダンジョンへ連れて行きましょう」
「そうですわね。そう致しましょうね、サッチャン」
「御嬢様、もし満足できる性能ならば、もう1体作って欲しいのです」
「まぁ、それでしたら同じレベルの魔石をもう1つゲットしなければいけませんね?」
「はい、ローザンヌ領の発展復興の為に、良質の魔石が沢山欲しいのです」
「そうですか、無理せず楽しく探索しましょうね」
「「「はい」」」
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