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4 ルミナ昇天
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川の流れが緩やかに成ってきて川幅も広くなった。
千代は乾いてる流木を河原で集める。
体積地の様で沢山の流木があり、しばらく雨が降ってないのか乾いている。
それでもなるべく川から離れてる流木を拾った。
いくつかの流木を重ねて、覚えたばかりの【着火】で焚火を始める。
ハムスのマスクは焚火のすぐそばに置いて、誰も居ない事を確認しながら、キグルミの胴体部分も脱いで焚火で乾かす。
レオタードは脱がなくてもスグに乾いた。生地が薄いし乾きやすい素材の様だった。
体とレオタードは割と早く乾いて温まった、取り敢えず風邪をひかなくて済みそうだ。
ここの気候は温暖のようだが、季節はまだ分からない。
服を調達したいけどお金が無いし、町が何処にあるかも分からない。
帝国とか魔王とか私には関係ない、勇者も召喚し直せばいい。
私はお断りする。そう心の中で確認した。
突然、川から8歳ぐらいの女の子が上がってきた。
「さむい……」
と呟いて対面に座る。
暖かい季節なのだろうか?薄着しか着ていない。
上着を脱いで川遊びをしていて流されたのだろうか?
「どうぞ」
既に座ってるけど、そう言った。
認めてるよ。と、言う意味で。
しばらく沈黙が続いた後で、
「何かあったの?」
「うん」
「濡れてるもんね」
「うん。……あのね、友達と遊んでたらゾンビに追いかけられたの。それでね、ゾンビは水の中が苦手だって知ってたから……、川に入れば助かると思ったの」
「お友達は?」
「泳げないって、森に逃げて行っちゃったの。どこに行ったか分からないの」
「ゾンビはここら辺で、よく出るの?」
「私は初めて見たの。でも、絵本で知ってたから私は川に入ったの。ルカちゃんは泳げないって森に行っちゃったの」
『ゾンビが出たって事は死体があったのね。焼くか首を切るかしないと、ゾンビに成る事があるのよ』
ルミナが私の中で、そう言った。
「この世界では、土葬をしないの?」
『しないわ、死霊使いに使われないように普通は焼くのよ。そうそう、魔法少女に変身すれば【浄化】魔法でゾンビに対応出来るのよ、だから変身してみましょうよ?』
「嫌です」
ガラッ、ズズズッ、ガラッ、ズズズッ……
上流の河原から片足を引き摺りながら、誰かこちらに向かって歩いてくる。
遠目にもそれと分かる、腐りかけたゾンビが現れた。
フラグが立ったのだろうと思った。
女の子が怯えて、しがみ付いてくる。
「お姉さん、助けて!」
千代は弟との2人姉弟なので、つねづね妹が欲しいと思っていた。
「しゃあなしだな、お姉さんに任しなさい。魔法少女の変身と言ったらこれしかないでしょう」
千代が勢いよく立ち上がり右手を高く上げると、掌にピンクの魔法のステッキが握られていた。
上部にハートが象られている。
それが、いつどこから出てきたのか本人も気づいていない。
千代はステッキをバトントワリングの要領でクルクルと回しながら体を回転させた。
『パァプルピィプルパフポップン ピィプルパァプルパフポップン 魔法少女にな~れ~!』
ピッカァアアアアアッ!
眩しい光りの中からユルフワ衣装の魔法少女が現れた。
勿論、『ブリリアント☆ルミナ』12歳だ。
ピンクとグリーンのパステルカラーの衣装で、パープル色の頭には小さなティアラが乗っている。
アホ毛が1本立っていた。
ルミナに変身した千代は、ゾンビに向かって勝手に思い浮かんだ呪文を唱える。
「プルプルパピンチョ パピップポ! ピヤピヤドッキンチョ! ゾンビを【浄化】!」
シュィイイイイインッ!
ガラガラガラッ、ゴロゴロゴロッ!
ゾンビは土塊に成って崩れ落ちて動かなくなった。
『やったじゃないっ! でも変な呪文ね、意味無いと思うわ……』
「お姉さんありがとう。私のお家に一緒に行きましょう」
「うん、お家迄、送って行ってあげるね」
『素晴らしいわ! 貴方ならキット魔王を封印できるでしょう。私が太鼓判を押します』
「私は魔王と戦いたくないんです。それにもし私が魔王に倒されたらどうするの?」
『……実はねえ、魔法少女が魔王を倒す事は決定事項なの、帝国の体制維持と平和の為のやらせなの。
魔王は帝国が50年毎に復活させてるの。
そして私も同じで50年毎に召喚された女性に憑依しているの。
だから安心して魔法少女勇者に成っていいのよ。
ねっ! 贅沢な生活がまってるから、帝国城に戻りましょう』
「プルプルパピンチョ パピップポ! ピヤピヤドッキンチョ! ルミナの魂を【浄化】!」
シュィイイイイインッ!
ピッキィイイイイインッ!
『えっ! あ、あっれえええぇぇぇ……』
千代の体から、ルミナの魂が抜けていくのが分かった。
ルミナの魂は光りの粒に成って、キラキラと空へ昇って行ってしまいました。
千代は乾いてる流木を河原で集める。
体積地の様で沢山の流木があり、しばらく雨が降ってないのか乾いている。
それでもなるべく川から離れてる流木を拾った。
いくつかの流木を重ねて、覚えたばかりの【着火】で焚火を始める。
ハムスのマスクは焚火のすぐそばに置いて、誰も居ない事を確認しながら、キグルミの胴体部分も脱いで焚火で乾かす。
レオタードは脱がなくてもスグに乾いた。生地が薄いし乾きやすい素材の様だった。
体とレオタードは割と早く乾いて温まった、取り敢えず風邪をひかなくて済みそうだ。
ここの気候は温暖のようだが、季節はまだ分からない。
服を調達したいけどお金が無いし、町が何処にあるかも分からない。
帝国とか魔王とか私には関係ない、勇者も召喚し直せばいい。
私はお断りする。そう心の中で確認した。
突然、川から8歳ぐらいの女の子が上がってきた。
「さむい……」
と呟いて対面に座る。
暖かい季節なのだろうか?薄着しか着ていない。
上着を脱いで川遊びをしていて流されたのだろうか?
「どうぞ」
既に座ってるけど、そう言った。
認めてるよ。と、言う意味で。
しばらく沈黙が続いた後で、
「何かあったの?」
「うん」
「濡れてるもんね」
「うん。……あのね、友達と遊んでたらゾンビに追いかけられたの。それでね、ゾンビは水の中が苦手だって知ってたから……、川に入れば助かると思ったの」
「お友達は?」
「泳げないって、森に逃げて行っちゃったの。どこに行ったか分からないの」
「ゾンビはここら辺で、よく出るの?」
「私は初めて見たの。でも、絵本で知ってたから私は川に入ったの。ルカちゃんは泳げないって森に行っちゃったの」
『ゾンビが出たって事は死体があったのね。焼くか首を切るかしないと、ゾンビに成る事があるのよ』
ルミナが私の中で、そう言った。
「この世界では、土葬をしないの?」
『しないわ、死霊使いに使われないように普通は焼くのよ。そうそう、魔法少女に変身すれば【浄化】魔法でゾンビに対応出来るのよ、だから変身してみましょうよ?』
「嫌です」
ガラッ、ズズズッ、ガラッ、ズズズッ……
上流の河原から片足を引き摺りながら、誰かこちらに向かって歩いてくる。
遠目にもそれと分かる、腐りかけたゾンビが現れた。
フラグが立ったのだろうと思った。
女の子が怯えて、しがみ付いてくる。
「お姉さん、助けて!」
千代は弟との2人姉弟なので、つねづね妹が欲しいと思っていた。
「しゃあなしだな、お姉さんに任しなさい。魔法少女の変身と言ったらこれしかないでしょう」
千代が勢いよく立ち上がり右手を高く上げると、掌にピンクの魔法のステッキが握られていた。
上部にハートが象られている。
それが、いつどこから出てきたのか本人も気づいていない。
千代はステッキをバトントワリングの要領でクルクルと回しながら体を回転させた。
『パァプルピィプルパフポップン ピィプルパァプルパフポップン 魔法少女にな~れ~!』
ピッカァアアアアアッ!
眩しい光りの中からユルフワ衣装の魔法少女が現れた。
勿論、『ブリリアント☆ルミナ』12歳だ。
ピンクとグリーンのパステルカラーの衣装で、パープル色の頭には小さなティアラが乗っている。
アホ毛が1本立っていた。
ルミナに変身した千代は、ゾンビに向かって勝手に思い浮かんだ呪文を唱える。
「プルプルパピンチョ パピップポ! ピヤピヤドッキンチョ! ゾンビを【浄化】!」
シュィイイイイインッ!
ガラガラガラッ、ゴロゴロゴロッ!
ゾンビは土塊に成って崩れ落ちて動かなくなった。
『やったじゃないっ! でも変な呪文ね、意味無いと思うわ……』
「お姉さんありがとう。私のお家に一緒に行きましょう」
「うん、お家迄、送って行ってあげるね」
『素晴らしいわ! 貴方ならキット魔王を封印できるでしょう。私が太鼓判を押します』
「私は魔王と戦いたくないんです。それにもし私が魔王に倒されたらどうするの?」
『……実はねえ、魔法少女が魔王を倒す事は決定事項なの、帝国の体制維持と平和の為のやらせなの。
魔王は帝国が50年毎に復活させてるの。
そして私も同じで50年毎に召喚された女性に憑依しているの。
だから安心して魔法少女勇者に成っていいのよ。
ねっ! 贅沢な生活がまってるから、帝国城に戻りましょう』
「プルプルパピンチョ パピップポ! ピヤピヤドッキンチョ! ルミナの魂を【浄化】!」
シュィイイイイインッ!
ピッキィイイイイインッ!
『えっ! あ、あっれえええぇぇぇ……』
千代の体から、ルミナの魂が抜けていくのが分かった。
ルミナの魂は光りの粒に成って、キラキラと空へ昇って行ってしまいました。
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