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02 騎士と悪魔②
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確かにフォトンレーザーは敵機にすべて直撃していた。
それなのに騎士の機体はほぼ無傷である。
良く目を凝らしてみると、騎士の全身を薄黄色の光の膜が覆い、光線から身を守っていた。
「カンビュセス、バリアは無いんじゃないのか!?」
「ありません。しかし敵機の損傷はほぼナシ」
カンビュセスが嘘を言う事はあり得ない。
では、あの光の膜はなんだ?
確かにカンビュセスに搭載されたフォトンバリアとは違うようである。
まさか、カンビュセスのデータにも無い、攻撃を無力化する最新兵器だろうか?
いくら考えてもその答えが得られることは無く、騎士は再び剣を構えた。
しかし、先程まではバカの一つ覚えのように剣を振るってきていたのだが、今回は少し様子が違う。
騎士の体を纏っていたオーラの様な光の膜が、剣の刀身に纏われ、ゆらゆらと揺蕩っている。
そして、騎士がその場から一歩も動かずに剣を大振りに振り下ろすと、剣先から三日月形の光が放たれたのだ。
まさに飛ぶ斬撃である。
少年はそれを横跳びすることで躱したが、二撃目、三撃目と次々に放たれる飛ぶ斬撃に回避が追い付かず、ついには直撃を食らってしまった。
「うぐぅぅうっ……!」
フォトンバリアでダメージは軽減できている様だが、コクピット内も大きく揺れる。
このまま攻撃を受け続けるのは非常に不味い。
「調子に乗るなよ……!」
再びフォトンレーザーを一斉照射。
残りのエネルギーも僅かな為、この攻撃もあと何回も出来はしない。
早めに決着を付けなければならない。
だが、放たれたレーザーは跳躍で避けられ、騎士に当たることは無かった。
しかし、そのくらいは少年も想定済み。
先程の手と同じだが、奴の着地地点にフォントンブラスタを撃つ。
それを騎士は先程同様に曲芸じみた芸当で切断するが、さらなる追い打ちとばかりにカンビュセスの胸部パーツが開き、中からミニミサイルが二つ発射され、二つとも騎士に着弾し、爆裂。
轟音が響き、爆炎が辺りに広がる。
騎士は光のオーラで何とか防いだようだが、それでも相当量のダメージは与えられたようだ。
腕や足の関節部分から火花がバチバチと迸っている。
だが、それでも倒し切る事は叶わなかった。
すると今度は、騎士はオーラの纏った剣を大きく振り上げカンビュセスに突進してくる。
フォトンブラスタから放たれた光弾を躱し、時には切り裂きながらカンビュセスとの間合いを詰める。
そのスピードは先程までの比ではなく、一瞬で彼我の距離を詰めると、鋭く素早い袈裟斬りを一刀。
その高速の刃を少年は避けることが出来なかった。
「ぐぅ!」
二撃、三撃、四撃と次々振るわれる剣撃。
その全てを諸に受けてしまい、フォトンバリアでダメージを軽減しているとはいえ、オーラを纏っているからかは不明だが一撃のダメージが先程よりも大きくなっている気がする。
ついにはコクピット内に機体の損壊の危機を知らせるアラート音が大音量で鳴り響いた。
――こんな所で終わるわけにはいかない。
カンビュセスの損傷も酷く、このまま攻撃を受け続ければ大破するだろう。
だが、カンビュセスはまだ動く。
「クソがぁ!」
咆哮を一つ上げる。
気合いの一声。
少年は死ぬわけにはいかない。
絶対に死ねない。
操縦桿を強く握り直し、改めて敵を見据える。
この騎士は強い。
今まで戦ってきた敵の中でも別格。
見た目こそふざけているが、それは紛れもない事実で、覆らない真実。
だからこそ必ずこいつを殺し、生きる。
斬撃を受けながらも、無理やりフォトンブラスタを発砲した。
今、光のオーラは剣に纏われている為、おそらくボディーへの攻撃は通る筈だ。
しかもこの距離ならば回避は出来まい。
読み通り、光弾は騎士の腹部に直撃し、機体を大きく後方に吹き飛ばした。
貫通こそしなかったが、それでも中々の損傷を与えたようだ。
「マスター」
突然、AIが主人に対し言葉を投げかけてきた。
普段はパイロットが喋りかけた時にだけ答えるだけのシステムなので、カンビュセスの方から喋り掛けてくるのは珍しい。
だが今お喋りをしている余裕などは無い。
「後にしろ」
しかしカンビュセスは、少年の言葉を無視し、機械的な音声で言葉を紡ぎ続ける。
「敵機のデータはいくら検索をかけても見つかりません。とは言え新型の兵器でもありません」
今までこんな事は無かった。
もしかしたら先頭に次ぐ戦闘、先程の騎士の攻撃によりシステムに支障をきたしたのかもしれない。
AIはさらに言葉を続けた。
「これは考察と推察でしかありませんが、マスターと私は今まで荒野を歩いていました。そして白霧に包まれそれを抜けると、今度は森に居ました。そして私のデータに無い敵と武装。あの敵はマシンナーズデビルとは異なる動力と理で動き、戦っているようです。我々の常識ではありえない事が起きています」
「どういうことだ!?」
カンビュセスの言葉に対し少年は語気を荒げた。
今まさにその敵の騎士は再び剣を振り上げたのだ。
すかさずフォトンレーザーを照射した。
今度は追尾設定を付けて、絶対に避けられないようにしてある。
だが騎士は全身に纏ったオーラと剣を使いそれすらも受けきる。
良く見れば今までよりもオーラの光が強くなっているように感じられた。
「結論を述べると、私とマスターは別次元の異世界に迷い混んでしまったと、私は推察します」
その言葉を聞き、少年の頭の中は一瞬真っ白になる。
だが、一瞬だけだ。
「それがどうした……!」
今、そんなことは関係ない。
どうでもいい。
どうだっていい。
知らない世界、知らない時空、知らない土地、知らない敵。
すべては取るに足らない些細な事。
今重要なのは、自分が生きていて、敵も生きているという事。
前だ。
前に居る敵と戦っていればいいのだ。
「奴を殺す!」
フォトンレーザーは先程の攻撃でエネルギーが切れた。
ミサイルも弾切れ。
予備弾が有るには有るが、一度機体から降りて装填し直さなければならない。
残る武器はフォトンブラスタと、カンビュセスの武装の中で一番の威力を誇るフォトンレールカノン。
おそらくはこれが最後の攻防となるだろう。
ブラスタを背部にしまい、代わりにレールカノンを掴み取る。
光学銃よりも段違いに大きく、7メートルにも及ぶ超巨大な銃身。それを機体の両手でがっしりと構え、銃口を騎士へと向ける。
一撃で高層ビルすら破壊する代物だが、その反動も隙も大きい。この一発だけは決して外せない。
騎士が今まで通りの動きで接近してきたならばこんな攻撃は出来なかった。だが、騎士の機体も満身創痍状態であった。
純白だった装甲は煤塗れで、マントもボロボロに焼け落ち、元々の半分ほどの大きさになっている。機体の至る所からはバチバチと火花が上がっている。
好機ではあるが、カンビュセスの損傷も甚大。
レールカノンを撃ってもその反動に耐えられるか不安が残る。
それでもこの攻撃でなければ騎士は仕留められない。
しかし、騎士が大人しく攻撃を食らってくれる訳などは無かった。
騎士は白銀の剣を両手で掴み天高く掲げると、黄金色の光が剣先から伸び、そして巨大な光の柱が現出した。
おそらくこれが、騎士の武装の中で一番の威力を誇る、いわば必殺技なのだろう。
最後の攻防にふさわしい大技対決。
黄金の輝きを放ち、光の柱と化した純白の騎士の剣と、最先端科学が生んだ漆黒の悪魔のフォトンレールカノン。
攻撃の打ち出しはほぼ同時であった。
レールカノンから、光子力により発生した超高密度のエネルギーが、電磁力でさらに増大し、赤黒く禍々しい破壊光線となり、騎士を消し去るべく射出された。
対し、神の怒りの如く、神々しい黄金の光を放つ柱が、悪魔を浄化すべく振り下ろされる。
光線と柱が衝突し、そこから発生した衝撃波が辺りの木々をなぎ倒していく。
刹那、爆発。
土煙が視界を遮り、騎士の姿を視認することは出来なくなったが、少年には分かる。まだ敵は死んではいない。
カンビュセスもどうにか衝撃に持ち堪える事が出来たが、最後の攻防はまだ終わらなかった。
それなのに騎士の機体はほぼ無傷である。
良く目を凝らしてみると、騎士の全身を薄黄色の光の膜が覆い、光線から身を守っていた。
「カンビュセス、バリアは無いんじゃないのか!?」
「ありません。しかし敵機の損傷はほぼナシ」
カンビュセスが嘘を言う事はあり得ない。
では、あの光の膜はなんだ?
確かにカンビュセスに搭載されたフォトンバリアとは違うようである。
まさか、カンビュセスのデータにも無い、攻撃を無力化する最新兵器だろうか?
いくら考えてもその答えが得られることは無く、騎士は再び剣を構えた。
しかし、先程まではバカの一つ覚えのように剣を振るってきていたのだが、今回は少し様子が違う。
騎士の体を纏っていたオーラの様な光の膜が、剣の刀身に纏われ、ゆらゆらと揺蕩っている。
そして、騎士がその場から一歩も動かずに剣を大振りに振り下ろすと、剣先から三日月形の光が放たれたのだ。
まさに飛ぶ斬撃である。
少年はそれを横跳びすることで躱したが、二撃目、三撃目と次々に放たれる飛ぶ斬撃に回避が追い付かず、ついには直撃を食らってしまった。
「うぐぅぅうっ……!」
フォトンバリアでダメージは軽減できている様だが、コクピット内も大きく揺れる。
このまま攻撃を受け続けるのは非常に不味い。
「調子に乗るなよ……!」
再びフォトンレーザーを一斉照射。
残りのエネルギーも僅かな為、この攻撃もあと何回も出来はしない。
早めに決着を付けなければならない。
だが、放たれたレーザーは跳躍で避けられ、騎士に当たることは無かった。
しかし、そのくらいは少年も想定済み。
先程の手と同じだが、奴の着地地点にフォントンブラスタを撃つ。
それを騎士は先程同様に曲芸じみた芸当で切断するが、さらなる追い打ちとばかりにカンビュセスの胸部パーツが開き、中からミニミサイルが二つ発射され、二つとも騎士に着弾し、爆裂。
轟音が響き、爆炎が辺りに広がる。
騎士は光のオーラで何とか防いだようだが、それでも相当量のダメージは与えられたようだ。
腕や足の関節部分から火花がバチバチと迸っている。
だが、それでも倒し切る事は叶わなかった。
すると今度は、騎士はオーラの纏った剣を大きく振り上げカンビュセスに突進してくる。
フォトンブラスタから放たれた光弾を躱し、時には切り裂きながらカンビュセスとの間合いを詰める。
そのスピードは先程までの比ではなく、一瞬で彼我の距離を詰めると、鋭く素早い袈裟斬りを一刀。
その高速の刃を少年は避けることが出来なかった。
「ぐぅ!」
二撃、三撃、四撃と次々振るわれる剣撃。
その全てを諸に受けてしまい、フォトンバリアでダメージを軽減しているとはいえ、オーラを纏っているからかは不明だが一撃のダメージが先程よりも大きくなっている気がする。
ついにはコクピット内に機体の損壊の危機を知らせるアラート音が大音量で鳴り響いた。
――こんな所で終わるわけにはいかない。
カンビュセスの損傷も酷く、このまま攻撃を受け続ければ大破するだろう。
だが、カンビュセスはまだ動く。
「クソがぁ!」
咆哮を一つ上げる。
気合いの一声。
少年は死ぬわけにはいかない。
絶対に死ねない。
操縦桿を強く握り直し、改めて敵を見据える。
この騎士は強い。
今まで戦ってきた敵の中でも別格。
見た目こそふざけているが、それは紛れもない事実で、覆らない真実。
だからこそ必ずこいつを殺し、生きる。
斬撃を受けながらも、無理やりフォトンブラスタを発砲した。
今、光のオーラは剣に纏われている為、おそらくボディーへの攻撃は通る筈だ。
しかもこの距離ならば回避は出来まい。
読み通り、光弾は騎士の腹部に直撃し、機体を大きく後方に吹き飛ばした。
貫通こそしなかったが、それでも中々の損傷を与えたようだ。
「マスター」
突然、AIが主人に対し言葉を投げかけてきた。
普段はパイロットが喋りかけた時にだけ答えるだけのシステムなので、カンビュセスの方から喋り掛けてくるのは珍しい。
だが今お喋りをしている余裕などは無い。
「後にしろ」
しかしカンビュセスは、少年の言葉を無視し、機械的な音声で言葉を紡ぎ続ける。
「敵機のデータはいくら検索をかけても見つかりません。とは言え新型の兵器でもありません」
今までこんな事は無かった。
もしかしたら先頭に次ぐ戦闘、先程の騎士の攻撃によりシステムに支障をきたしたのかもしれない。
AIはさらに言葉を続けた。
「これは考察と推察でしかありませんが、マスターと私は今まで荒野を歩いていました。そして白霧に包まれそれを抜けると、今度は森に居ました。そして私のデータに無い敵と武装。あの敵はマシンナーズデビルとは異なる動力と理で動き、戦っているようです。我々の常識ではありえない事が起きています」
「どういうことだ!?」
カンビュセスの言葉に対し少年は語気を荒げた。
今まさにその敵の騎士は再び剣を振り上げたのだ。
すかさずフォトンレーザーを照射した。
今度は追尾設定を付けて、絶対に避けられないようにしてある。
だが騎士は全身に纏ったオーラと剣を使いそれすらも受けきる。
良く見れば今までよりもオーラの光が強くなっているように感じられた。
「結論を述べると、私とマスターは別次元の異世界に迷い混んでしまったと、私は推察します」
その言葉を聞き、少年の頭の中は一瞬真っ白になる。
だが、一瞬だけだ。
「それがどうした……!」
今、そんなことは関係ない。
どうでもいい。
どうだっていい。
知らない世界、知らない時空、知らない土地、知らない敵。
すべては取るに足らない些細な事。
今重要なのは、自分が生きていて、敵も生きているという事。
前だ。
前に居る敵と戦っていればいいのだ。
「奴を殺す!」
フォトンレーザーは先程の攻撃でエネルギーが切れた。
ミサイルも弾切れ。
予備弾が有るには有るが、一度機体から降りて装填し直さなければならない。
残る武器はフォトンブラスタと、カンビュセスの武装の中で一番の威力を誇るフォトンレールカノン。
おそらくはこれが最後の攻防となるだろう。
ブラスタを背部にしまい、代わりにレールカノンを掴み取る。
光学銃よりも段違いに大きく、7メートルにも及ぶ超巨大な銃身。それを機体の両手でがっしりと構え、銃口を騎士へと向ける。
一撃で高層ビルすら破壊する代物だが、その反動も隙も大きい。この一発だけは決して外せない。
騎士が今まで通りの動きで接近してきたならばこんな攻撃は出来なかった。だが、騎士の機体も満身創痍状態であった。
純白だった装甲は煤塗れで、マントもボロボロに焼け落ち、元々の半分ほどの大きさになっている。機体の至る所からはバチバチと火花が上がっている。
好機ではあるが、カンビュセスの損傷も甚大。
レールカノンを撃ってもその反動に耐えられるか不安が残る。
それでもこの攻撃でなければ騎士は仕留められない。
しかし、騎士が大人しく攻撃を食らってくれる訳などは無かった。
騎士は白銀の剣を両手で掴み天高く掲げると、黄金色の光が剣先から伸び、そして巨大な光の柱が現出した。
おそらくこれが、騎士の武装の中で一番の威力を誇る、いわば必殺技なのだろう。
最後の攻防にふさわしい大技対決。
黄金の輝きを放ち、光の柱と化した純白の騎士の剣と、最先端科学が生んだ漆黒の悪魔のフォトンレールカノン。
攻撃の打ち出しはほぼ同時であった。
レールカノンから、光子力により発生した超高密度のエネルギーが、電磁力でさらに増大し、赤黒く禍々しい破壊光線となり、騎士を消し去るべく射出された。
対し、神の怒りの如く、神々しい黄金の光を放つ柱が、悪魔を浄化すべく振り下ろされる。
光線と柱が衝突し、そこから発生した衝撃波が辺りの木々をなぎ倒していく。
刹那、爆発。
土煙が視界を遮り、騎士の姿を視認することは出来なくなったが、少年には分かる。まだ敵は死んではいない。
カンビュセスもどうにか衝撃に持ち堪える事が出来たが、最後の攻防はまだ終わらなかった。
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