好き避け君に恋してる

あんこ

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第6話

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6年生になった。なんと、また淕と同じクラスになれた!最高!!

…ん?待って。また初対面感ばりばりに戻らないよね…
なりそう…lll_ _ )
まぁ、頑張ろ!

って思ってたけど……なんで!?

淕の目を見ようとするだけで恥ずかしくなるし、話しかけようと思ったら、勇気なくなる。

なんで??

これじゃ、淕とまた仲良くできないよ。

6年生になって、庵、そして5人の「せいえい」と名付けた男子達とよく集まるようになった。

ーせいえいリストー

・佐藤 淕(これは、お決まりだよね!)

・竹下 紫音(紫音も3年から仲良いし!頭良いし、運動神経抜群だし、やさしい!)

・速水 颯太(めっちゃ高身長、シックスパック、運動神経抜群、頭良い、言うことなし!)

・木村 翔(足速いし、めっちゃ優しい!)

・福本 春樹(足速いし、天然で可愛いし優しい!)

マジで言うことない最高のグループ!!
もちろんめちゃくちゃモテる方々だから、女子たちからの嫉妬の嵐(꒪д꒪II

ある日、

はやみんが(速水くんのこと!)

-校内鬼ごやらない??

って言ったの!

みんなやっちゃいけないのは分かってるんだけど、やりたいんだよね~。

で、みんな賛成してやることになったの!!

私にとっては淕と喋る絶好のチャンス!

逃す訳にはいかない。

鬼はジャンケンで決めて、淕と紫音になった。

あの俊足2人が鬼は終わったな~と思いつつ、ちょっと淕にタッチされたいなんて思ってるんだよね~(¯∇¯;)

昼休みのチャイムが鳴って30秒したら鬼が動く。それまでに逃げとかないといけない。

うちの学校はボロいけど結構広いからやりがいがある。

簡単に説明すると、4階建てで、1~3階には渡り廊下が2つずつ端っこについてて、北校舎と南校舎に分かれてる。南校舎の4階に上がる階段は、音がするやつだから気をつけて上らないとバレてしまう。

ケイドロで、牢屋は教室。誰かがタッチしてくれたら出れる。

紫音には申し訳ないけど、タッチされるなら淕で!(〃ω〃)

はやみんの合図でスタートだ!

-よーい。どん!

よし、逃げるぞ!

あと10秒くらいで鬼が動き出す。

それまでにできるだけ遠くに逃げないと!

私は3階の渡り廊下の柱の影にいることにした。

誰も来ない。上手く終われるかもって思ってたら、、、

-タッチ!!

-えっ!?

なんか、淕にタッチされた。
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