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わたしがお嬢様!?
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この王樣と王妃様は意見が一致すると、たちが悪いです。
そう思える時が、今です!
「私、師匠に用事があるのよ。ちょっと行きたいの。すぐ帰って来るわ」
元々の発端はお嬢様がこんなことを言い出したからです。
「ダメに決まってる!今の立場を考えろ。狙われるかもしれないんだぞ」
そうですよね!そのとおりです。ちゃんと陛下がお止めになって良かった!……と思ったら……。
「大丈夫よ。ちゃーんと王宮に王妃がいればいいんでしょ?ね!アナベル?」
「えっ?ええっ!?」
わたしに見せたのは金色の髪のカツラ。ものすごく嫌な予感がした。
ま、まさか?ポスッとわたしの頭にかぶせた。
「ええええええ!?」
「じゃあ行ってくるわね」
陛下は諦めた。わりとアッサリ諦めてしまわれた。
護衛としてついていけとセオドア様は命じられる。
「陛下!リアン様をお止めにならないのですか!?」
「リアンはこうなると、無理にでもする。それなら護衛をつけて、行かせたほうが早い。そして……師匠を説得できるのもリアンしかいない。城の者やオレでもだめだ」
ウィルバート様も本当は行かせたくはないのでしょう。困った顔をしています。
「それは大事な説得なのですか?」
「国の存亡を左右するくらいね」
スポッとフード付きのマントを被って、重要なことを言うリアン様。
本当はわたしもわかってます。リアン様は無駄に無茶なことをするかもしれません。なにか理由があるってことをわかってます。今回は本当にリアン様じゃなきゃダメなのでしょう。
しかたありません……。
「セオドア様、どうかリアン様をお守りください」
「それが仕事ですから。もちろんです」
心配ですお嬢様が……セオドア様も……。
え!?いいえ!?セオドア様!?
セオドア様のの心配をするなんて、そんな強い騎士の方になぜ!?
わたしの心の中の狼狽えは誰も気づかない。セオドア様は淡々と陛下の方を向いて言う。
「陛下も身辺をお気をつけください」
「セオドアが不在の時は三騎士に護衛は頼んである。おまえの方こそリアンを頼むぞ」
頭を静かに下げて、去っていくリアン様とセオドア様。
「アナベルまで巻き込んですまない」
「いいえ……お嬢様の真似をするのは、そんなに難しくはありません」
「え?」
「このお部屋で怠惰に過ごされてると皆に言っておけばいいですし、お世話はほぼわたしがすることにしておけば問題はありません。いつもと変わりませんから」
「……確かに」
「普段から怠惰に過ごされていて、こういう時、ラッキーと言えますね」
陛下はまさか、そういうこともリアンは計算してないよなぁ?とブツブツ呟いて行ってしましました。お嬢様に関してはそのまさかかもしれません。怠惰に過ごすと言いつつ、このように自分がいない時や相手を油断させる時には最適な理由です。
わたしの主人は侮れません。他の方が怠惰な王妃だと笑ったとしてもわたしには笑えません。
噂で……エストニア王国が大国ユクドール王国に狙われているという話を耳にしました。お嬢様……どうかご無事で。
お嬢様も気になりますが、あの日、セオドア様とお食事をしたものの、普段と何も変わらない日々です。今も平然としてました。あのお誘いはなんだったんでしょう?単なるお食事の相手を探していただけだったんでしょうか?エリック様がいらして、空気が和んでホッとしたものの……なんだかモヤモヤしてしまうのです。なぜわたくしを誘ったのかと……。
「ダメです!今はしっかりお嬢様の役をこなします!」
首を振る。わたしはお嬢様のためのプロのメイドです。変な邪念は振り払います!
そう思える時が、今です!
「私、師匠に用事があるのよ。ちょっと行きたいの。すぐ帰って来るわ」
元々の発端はお嬢様がこんなことを言い出したからです。
「ダメに決まってる!今の立場を考えろ。狙われるかもしれないんだぞ」
そうですよね!そのとおりです。ちゃんと陛下がお止めになって良かった!……と思ったら……。
「大丈夫よ。ちゃーんと王宮に王妃がいればいいんでしょ?ね!アナベル?」
「えっ?ええっ!?」
わたしに見せたのは金色の髪のカツラ。ものすごく嫌な予感がした。
ま、まさか?ポスッとわたしの頭にかぶせた。
「ええええええ!?」
「じゃあ行ってくるわね」
陛下は諦めた。わりとアッサリ諦めてしまわれた。
護衛としてついていけとセオドア様は命じられる。
「陛下!リアン様をお止めにならないのですか!?」
「リアンはこうなると、無理にでもする。それなら護衛をつけて、行かせたほうが早い。そして……師匠を説得できるのもリアンしかいない。城の者やオレでもだめだ」
ウィルバート様も本当は行かせたくはないのでしょう。困った顔をしています。
「それは大事な説得なのですか?」
「国の存亡を左右するくらいね」
スポッとフード付きのマントを被って、重要なことを言うリアン様。
本当はわたしもわかってます。リアン様は無駄に無茶なことをするかもしれません。なにか理由があるってことをわかってます。今回は本当にリアン様じゃなきゃダメなのでしょう。
しかたありません……。
「セオドア様、どうかリアン様をお守りください」
「それが仕事ですから。もちろんです」
心配ですお嬢様が……セオドア様も……。
え!?いいえ!?セオドア様!?
セオドア様のの心配をするなんて、そんな強い騎士の方になぜ!?
わたしの心の中の狼狽えは誰も気づかない。セオドア様は淡々と陛下の方を向いて言う。
「陛下も身辺をお気をつけください」
「セオドアが不在の時は三騎士に護衛は頼んである。おまえの方こそリアンを頼むぞ」
頭を静かに下げて、去っていくリアン様とセオドア様。
「アナベルまで巻き込んですまない」
「いいえ……お嬢様の真似をするのは、そんなに難しくはありません」
「え?」
「このお部屋で怠惰に過ごされてると皆に言っておけばいいですし、お世話はほぼわたしがすることにしておけば問題はありません。いつもと変わりませんから」
「……確かに」
「普段から怠惰に過ごされていて、こういう時、ラッキーと言えますね」
陛下はまさか、そういうこともリアンは計算してないよなぁ?とブツブツ呟いて行ってしましました。お嬢様に関してはそのまさかかもしれません。怠惰に過ごすと言いつつ、このように自分がいない時や相手を油断させる時には最適な理由です。
わたしの主人は侮れません。他の方が怠惰な王妃だと笑ったとしてもわたしには笑えません。
噂で……エストニア王国が大国ユクドール王国に狙われているという話を耳にしました。お嬢様……どうかご無事で。
お嬢様も気になりますが、あの日、セオドア様とお食事をしたものの、普段と何も変わらない日々です。今も平然としてました。あのお誘いはなんだったんでしょう?単なるお食事の相手を探していただけだったんでしょうか?エリック様がいらして、空気が和んでホッとしたものの……なんだかモヤモヤしてしまうのです。なぜわたくしを誘ったのかと……。
「ダメです!今はしっかりお嬢様の役をこなします!」
首を振る。わたしはお嬢様のためのプロのメイドです。変な邪念は振り払います!
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