我が愛しのチング

kazuayano

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我が愛しのチング

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三、
2.3時間は店で呑んだのだろうか
肉体的な風俗こそ好きでは無い為
デリヘルと呼ばれるものを2.3回は体験あるが他は一切無い
45歳でそれは今の時代変な部類に入るのかも知れないが要らないものは要らない。の代わりにありとあらゆる酒の席は体験して来た
スナック、ラウンジ、キャバクラ
ガールズバー、ミックスバー、北新地、六本木、銀座、中洲、薄野のクラブ、キャバクラ、と言うのもどうしても接待があるのだ。
大切なビジネス相手に焼き鳥どうですか?とは言えない、破談だ!
全部とは言わない、本気になり
ママに怒られながらも甘えてしなだれかかり「キスして?今日お泊まりさせて?」なんてのもいない事はないが95%は金稼ぎが為の芝居だ。パトロン探しなんてのもいない事はない、デート一回したらブランド物の何かと数十万の小遣いを貰う、が実は大半彼氏の為父のいない子供の為、借金返済の為、お気にのホストに逢うため
可哀想な境遇の娘は確かにいる
が、どれも似たり寄ったり自らの失敗からの夜の生活にしか見えない。本当に飽きた、飽き飽きした
東京も九州も北海道も同じ女にしか見えない。元々夜の女が好きでは無い、と言ってしまえばそれまでの事だけど。百合音は帰る時には3階の店から下まで見送りに来て「じゃね~また来てね~」では無かった。腰を深々と下げ「本日は大変ありがとうございました」
「また良ければお越しください」
3回目の出勤も嘘では無いのだろう。水の様な割りを作ったり、
ストレートの様な割りを作ったり
3回目が嘘でももう関係ない
自分の中で気ままに作り上げる
偶然性、勝手に運命づける
しかも、渋谷から六本木まで程の電車での通勤でもあった。
夜の店であんなに自分を見失い、
わがままを言い、他所の席に行くな、これを唄おうデュエットで。
当然、その日その時に解ることでもないが確実にこの日、全てを捨てて死を恐れない自分の中に
一つの光が入ったのだと思う。
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