我が愛しのチング

kazuayano

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我が愛しのチング

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五.
「百合音は仕事してる人が好きよ」「早く就活したら?」
全く間違っていない。人間として当たり前の事を言っている。
ヤクザも刑務所も経験し、死のうとした事も何度となくある。
人間なかなか自殺は出来ないものだ。出来た最高の自殺希望体験は
薬物の大量使用。夢心地の様な
あるいは天女がお迎えに来てくれる様な幻を観ながら死ねるのなら
そこまでしか出来なかった。
怖い、とにかく死ぬ事は怖い。
この薬物大量使用、オマケが有った。1で致死量と言われる所2を使ったのだが。7日間程は寝れず起きていたのだろうか。人間、4日程が起きれる限界だとか誰かが言っていたがまぁ違うのだろう
とある宗派の大僧正になるには
1000日行のあと10日間の不眠、
不座、不臥、不食、不飲、とか何とかの最後の儀式が有るとも聞く
それは兎も角、何故人生を諦めて捨てて、どうでも良かったのか?
薬物の使い方を間違えたのか、
変な化学物質の混ざったものを使ったのか、脳が機能しない様になっていたから。誰とも話しも出来ない、何も考えることも出来ない
身体は常に絶不調、ただしんどい
精神病院に入院した事もあるが
あそこほど意味の無い所もない
ただ隔離された閉鎖病棟で
それで治るはずもない安定剤や
睡眠薬をガバガバ飲まされる。
安定剤や眠剤とゆうものは食欲が湧きまたすぐに太ってしまう
身体を動かす環境に無いのに
お菓子や飲み物、(タバコ(当時は)吸いたい放題だった。
病気になりに来たのか一体ここは何の為に存在するのか?もう一生社会で生活が出来ない人間をおらすだけだよ。面倒も見る人間がいない人間を。と言った看護師もいた。かなり逸れたが私の薬物大量使用、7日間、まぁほとんど記憶もない。ずっと幻覚を見ている
当然、これも警察沙汰になり後に刑務所に行くが取り調べの警官、
メガネ猿に見えて裏拳で殴った。
眼鏡が割れこれは私の状態から
許された、眼鏡の弁償だけで。
この状態の人間は普通の留置場には入れてくれない。精神病院の
保護室と同じ、便器が床に凹み
トイレットペーパーすら無い保護室で落ち着くまで完全隔離だ。
適当な時間に茶と弁当が入り
適当な時間に布団が入る
時計も無いから何も分からない。
それから2日狂いっぱなしだった
小口から入る弁当は小口の底に
ひっくり返しそこが開けば手でばら撒く。茶は手しか見えない留置場の管理警官の手にかけて遊ぶ
丸2日間壁を殴り蹴り回し、もう何も解る状態に無かった。
その2日目、人生を神仏が戻してくれる瞬間の最後、布団を入れに来た警官をどつき回し出血させた
留置場ではだから即それの取り調べの様な事はしない、いや出来ない。完全にイカれた人間相手にしても仕方がない。血塗れの手を見てまだここはどこなのか?何も分からない。後ろでポチリと音が鳴る。ふと観るとポワッとした丸い白銀、金、白銀の光がフワフワと浮かんで揺れている。俺は昔から神仏が好きだった。勉強もした。
この時はまだ理解出来ない
後に想うところ一般に阿弥陀三尊と呼ばれるものではなかったのか
そのチカラは凄かった。一瞬で毒を抜き取り、考えるチカラ、人と話すチカラ、脳が人生が生き返った瞬間だった。
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