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第二章 揺れるにはBくらいないと
第十六話 ついにパーティ結成?…ですよね…
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「準備はいい?」
次の日。
訓練が終わって空いた時間を利用してエイミアとリルの模擬戦もといパーティ結成杯(?)を行う。
暇な観客もチラホラといる。例の全裸事件から結成された「ドノヴァン特攻隊」と犬○家の衝撃から生まれた「ネコミミV字団」がいる。
何故知ってるかって?あれだけお揃いの法被と鉢巻き、オマケに大小入り乱れての横断幕があればね。
…何故か下のほうに「ビキニアーマー・ポロリ・ソサエティ略してBPS」なんてのがあるけど、あとで滅殺する。
で、私が立ち会い人になった。
…立ち会い人って何をするのかわからないけど…まあ何とかやりますか。
「これよりパーティ結成に私も加わりたい権利を賭けた、60分殺しは無しよマッチを行います!」
拍手が起こる。冒険者ってノリいいわね。
「赤コーナー!」
赤くないけど。
「39㎏158㎝…バスト86㎝超…」
エイミアが後ろで「やめてぇ!」と真っ赤になって叫んでるのは黙殺。
「爆乳天然の勘当ガール…エ・イ・ミ・ア!ドノヴァ~~ン~!!」
死んだ目をして片手を上げる(一応ポーズはしてくれる)エイミアに「ドノヴァン特攻隊」から歓声があがる。
「青コーナー…」
青くないしコーナーでもないけど。
「55kg165cm…バスト76cm弱…」
向こうから「でたらめだあ!体重そんなにねぇ!」だの「胸のこと言うなぁ!」だの聞こえるけど黙殺。
「V字のにゃんこファイター!…リ~、ル~!サンダーブレイカー!!」
「勝手に恥ずかしい名字つけるなあ!」という絶叫と「ネコミミV字団」からの歓声(半分は爆笑)があがった。
…うん。立ち会い人の役割はこんなものかな。赤い靴の方を参考にしてみました。
「それでは…ファイト!」
≪偽物≫でゴングを作って盛大に鳴らす。かなりMP消費したけど気にしない。
「うう…私のトラウマ解消の為の戦いが何故かこんなお祭りに…」
構えながらTT泣くエイミア。妙に戦いに積極的だったのはそういうことか。
「私の一生の問題をこんなお祭り騒ぎにしやがって…」
パーティ結成が一生の問題…なのかな?
こうして…まあ何とか、戦いは始まった。
「もう自棄です!静かなる雷最大出力!」
エイミアを包む静電気が光り輝く。
「スキルクラスでの訓練の成果です!新スキル≪雷壁の鎧≫!」
そして、リル。
両手を地面に着いて獣のような構えをとる。
「これは私が訓練によって編み出した≪猫足≫の改良型!四本足によって≪猫足≫は真の力を発揮する!」
そのまま駆け出した。
すごい…!今までの速さじゃない。
お互いに切り札を出した。
あとは…駆け引き。
≪雷壁の鎧≫を纏ったまま相手の出方を待つエイミア。
改良型≪猫足≫でエイミアの周りを縦横無尽に駆け回るリル。
緊迫した空間。
…だと思ってたんだけどねー、この時は。
後から二人に聞いたんだけど。
まずはエイミア。
「静かなる雷を身体に纏わせることは出来るようになったんだけど…動けないの」
…つまり、相手が攻撃してくるのを待つしかないわけで。
次にリル。
「両手両足使ってるから攻撃するには…体当たりか噛みつくしかないんだよ」
…つまり、電気の塊になってるエイミアには攻撃できる手段がなかったわけで。
…結論。
両方詰んでる。
…お察しの通りエイミアは静電気切れ、リルは体力切れで動けなくなって…引き分けで終わりました。
……。
あれだけ盛り上がってた会場の空気がすんごく重たかったです…。
次の日。
今度は闘技場ではなく、私の部屋に集まった。
そこで協議を重ね。
結論。
…アミダくじ!
一発勝負でリルが勝ち、パーティ加入が決定した。
カポーン…
リルの加入が決まった記念に、親睦を兼ねて近くの銭湯に来ていた。
「あ~つかれた」
大浴場で肩まで浸かって私が呟く。
「まったくです」
私のとなりにエイミア。
肩まで浸かってるのは同じなのに…2つのメロンがプカプカ浮かんでる。
…何か悔しかったので先端を摘まんでやる。
「はにゃん!ぶくぶくがぼお」
ビックリしたのか、エイミアは体勢を崩してしまい湯槽に沈む。
「お前って…なんだかんだ言って酷いヤツだな」
私の反対側にリル。
あの戦い?から妙にエイミアと仲良くなってる。
「うるさいよ」
私よりやや小さい胸を見て鼻で笑ってやる。
「…!いま笑いやがったな!私はまだ成長期なんだよ!サーチみたいに成長止まってねえからな!」
「私の方が年下よねー?」
もう一回鼻で笑ってやる。
「んぎいぃぃ!クソ、許さん!エイミア、サーチ抑えろ!」
「まかせて!」
エイミアに羽交い締めにされる。
「わ、ちょっと!エイミア、何するのよ!離しな…リ、リル?な、何よその手は…」
手をわきわきしながら近寄るリル。
ちょっと待っ…!
「や、やめなさいー!!」
次の日。
訓練が終わって空いた時間を利用してエイミアとリルの模擬戦もといパーティ結成杯(?)を行う。
暇な観客もチラホラといる。例の全裸事件から結成された「ドノヴァン特攻隊」と犬○家の衝撃から生まれた「ネコミミV字団」がいる。
何故知ってるかって?あれだけお揃いの法被と鉢巻き、オマケに大小入り乱れての横断幕があればね。
…何故か下のほうに「ビキニアーマー・ポロリ・ソサエティ略してBPS」なんてのがあるけど、あとで滅殺する。
で、私が立ち会い人になった。
…立ち会い人って何をするのかわからないけど…まあ何とかやりますか。
「これよりパーティ結成に私も加わりたい権利を賭けた、60分殺しは無しよマッチを行います!」
拍手が起こる。冒険者ってノリいいわね。
「赤コーナー!」
赤くないけど。
「39㎏158㎝…バスト86㎝超…」
エイミアが後ろで「やめてぇ!」と真っ赤になって叫んでるのは黙殺。
「爆乳天然の勘当ガール…エ・イ・ミ・ア!ドノヴァ~~ン~!!」
死んだ目をして片手を上げる(一応ポーズはしてくれる)エイミアに「ドノヴァン特攻隊」から歓声があがる。
「青コーナー…」
青くないしコーナーでもないけど。
「55kg165cm…バスト76cm弱…」
向こうから「でたらめだあ!体重そんなにねぇ!」だの「胸のこと言うなぁ!」だの聞こえるけど黙殺。
「V字のにゃんこファイター!…リ~、ル~!サンダーブレイカー!!」
「勝手に恥ずかしい名字つけるなあ!」という絶叫と「ネコミミV字団」からの歓声(半分は爆笑)があがった。
…うん。立ち会い人の役割はこんなものかな。赤い靴の方を参考にしてみました。
「それでは…ファイト!」
≪偽物≫でゴングを作って盛大に鳴らす。かなりMP消費したけど気にしない。
「うう…私のトラウマ解消の為の戦いが何故かこんなお祭りに…」
構えながらTT泣くエイミア。妙に戦いに積極的だったのはそういうことか。
「私の一生の問題をこんなお祭り騒ぎにしやがって…」
パーティ結成が一生の問題…なのかな?
こうして…まあ何とか、戦いは始まった。
「もう自棄です!静かなる雷最大出力!」
エイミアを包む静電気が光り輝く。
「スキルクラスでの訓練の成果です!新スキル≪雷壁の鎧≫!」
そして、リル。
両手を地面に着いて獣のような構えをとる。
「これは私が訓練によって編み出した≪猫足≫の改良型!四本足によって≪猫足≫は真の力を発揮する!」
そのまま駆け出した。
すごい…!今までの速さじゃない。
お互いに切り札を出した。
あとは…駆け引き。
≪雷壁の鎧≫を纏ったまま相手の出方を待つエイミア。
改良型≪猫足≫でエイミアの周りを縦横無尽に駆け回るリル。
緊迫した空間。
…だと思ってたんだけどねー、この時は。
後から二人に聞いたんだけど。
まずはエイミア。
「静かなる雷を身体に纏わせることは出来るようになったんだけど…動けないの」
…つまり、相手が攻撃してくるのを待つしかないわけで。
次にリル。
「両手両足使ってるから攻撃するには…体当たりか噛みつくしかないんだよ」
…つまり、電気の塊になってるエイミアには攻撃できる手段がなかったわけで。
…結論。
両方詰んでる。
…お察しの通りエイミアは静電気切れ、リルは体力切れで動けなくなって…引き分けで終わりました。
……。
あれだけ盛り上がってた会場の空気がすんごく重たかったです…。
次の日。
今度は闘技場ではなく、私の部屋に集まった。
そこで協議を重ね。
結論。
…アミダくじ!
一発勝負でリルが勝ち、パーティ加入が決定した。
カポーン…
リルの加入が決まった記念に、親睦を兼ねて近くの銭湯に来ていた。
「あ~つかれた」
大浴場で肩まで浸かって私が呟く。
「まったくです」
私のとなりにエイミア。
肩まで浸かってるのは同じなのに…2つのメロンがプカプカ浮かんでる。
…何か悔しかったので先端を摘まんでやる。
「はにゃん!ぶくぶくがぼお」
ビックリしたのか、エイミアは体勢を崩してしまい湯槽に沈む。
「お前って…なんだかんだ言って酷いヤツだな」
私の反対側にリル。
あの戦い?から妙にエイミアと仲良くなってる。
「うるさいよ」
私よりやや小さい胸を見て鼻で笑ってやる。
「…!いま笑いやがったな!私はまだ成長期なんだよ!サーチみたいに成長止まってねえからな!」
「私の方が年下よねー?」
もう一回鼻で笑ってやる。
「んぎいぃぃ!クソ、許さん!エイミア、サーチ抑えろ!」
「まかせて!」
エイミアに羽交い締めにされる。
「わ、ちょっと!エイミア、何するのよ!離しな…リ、リル?な、何よその手は…」
手をわきわきしながら近寄るリル。
ちょっと待っ…!
「や、やめなさいー!!」
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