最強賢者の転生生活

リナ

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2章

10話

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衛「探すとは言ったが、お前さんもさっきまで探して
      たよな。どこまで探したんだ?」
ク「図書館の近くにある本屋は一通り探しました。
      まだ探してないのは、街のハズレの方や、門の近
      くの方がまだです。」
衛「よし、分かった! それじゃあ、まずは街のハズ
      レの方までとりあえず探しに行くか。
      やっぱりそっちの方が治安が悪いからなるべく暗
      くなる前に探し終えたいからな。」
ク「分かりました!」
衛「それと、一応歩きながらも探しておけよ。俺も探  
      してみるけど、お前の方が見つけるのは早いだろ
      うからな。」
ク「はい!」



ク「あの、、、」
衛「どうした?」
ク「せっかくなら雑談しながら歩きません?  何も話
      さず歩くのもあれですし。」
衛「いいんじゃないか? 
      じゃあさ、俺から一つ質問いいか?」
ク「いいですよ。なんですか?」
衛「さっき魔法学園に入学するための本を探してるっ
      て言ってたが、お前って何歳だ?」
ク「今年で8歳になります。」
衛「8歳ってことは受けるのは2年後じゃないの
      か?」
ク「そうなんですけど、父が早いのに越したことはな
      いって言って、、、」
衛「まあ、いいと思うぞ。
      ちょっとした昔話なんだけどな、俺も魔法学校目
      指してた時があったんだよな。10歳から受験が
      可能で確か、15歳ぐらいまでは受けれたから、
      3回ぐらい受けたんだが、ことごとく落ちてな。
      幸い、属性は2つ持っていたから衛兵に推薦して
      もらえてな、今こうして仕事ができてるって訳
      だ。」
ク「そうだったんですね。じゃあ、早めに準備始めて
      るのも、いいかもですね。」
衛「そうだな。ところでお前さんは属性いくつ持って
      るんだ?」
ク「1つだけ。火属性を持っています。家族の中では
      1番僕が強いみたいですけど、、、」
      (本当は全属性あるけど、今話しちゃうと面倒な
       ことになっても嫌だしな。)
衛「1つだけか、、、  だったらちょっと厳しいかもな。
      受験を受けたから分かる事だか、筆記は良くて
      も、実技では貴族の奴らが優遇されるから、属性
      が1つだと結構厳しいと思うぞ。」
ク「貴族が優遇? どうしてですか?」
衛「知らないのか?  貴族の奴らは生まれながら、複
      数の属性を持っているとかなんか言って、試験で
      は基本的に優遇されるらしい。
      お前さんは火属性らしいから、実技の中にある戦
      闘試験でいい結果を残せたらいいと思うが、そう
      でない、先頭に向いていない属性の奴らは基本的
      に、厳しいらしいぞ。」
ク「そうなんですね。 やっぱり複数属性持ちは珍し
      いんですかね?」
衛「そうだと思うぞ。 俺たち衛兵の中にも複数属性
      持ちは何人かいるが、とても重宝されていて、給
      与はもちろんのこと、配属先でも結構優遇されて
      いると聞く。」
ク「そうなんですね。」
     (おかしい。昔は誰だって複数属性が当たり前だっ
      た。属性が複数あるからと言って試験で優遇され
      るなんて話は聞いことなかったぞ?!)

衛「ほら、そうやって話しているうちについたぞ。
      ここが、1番町外れの本屋だ。」
ク「こんなところに本屋が、、、
      ありがとうございます!少し中に入ってきます
      ね。」
衛「おう。 じゃあ俺は少し外を探してくるな。」
                       カランカラン
ク「父さんいる?」
                             シーン 
ク「やっぱいないか。」
         『~~~~~~っ~~~~~!』
ク「なんだ? 外が騒がしいな。」
         『おい、お前ら! 何してるんだ!!』
ク「今のって? 衛兵さんの声だ!
      どうしたんですか?」
衛「お前!危ないからこっち来るな!」
ク「え?」
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