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第11話 番と番の親友とその番との過ごし方(テリオン・バレンティノの場合)
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番休暇もあと僅か、休暇中だか、その休暇中にやらなければならないことがある。
愛しい番との至福の時間を今後も捻出すべく策を講じなければ、許されるなら、仕事はリーシャの補佐1本に絞りたいところだが、そういう訳にも行かない。
カリッシュ公爵にも助言されたんだった。
《旦那様、カリッシュ公爵様より通信が入ってます。》
『バレンティノ小公爵様、この度はご結婚並びに魂合わせも無事に完了した事お祝い申し上げます。今後も夫婦共々交流を持つ事になりますが、よろしくお願いします。』
「ああ、こちらこそよろしくお願いします。これも公爵殿の助言と強力あっての事、私だけではこうも順調に結婚まで至る事はできなかっただろう。感謝します。」
『いえ、私も今まで不本意ではありましたが見て見ぬふりを、…番が我々の種族にとってどれほど大切な存在か知っているにも関わらず傍観者となる選択をしていましたので、申し訳ないと思っていました。』
「公爵殿も番殿の為に傍観していたのだろうから、仕方のない事だ、むしろこんなにスムーズに結婚出来た事に感謝しているよ!これからは私の仕事を調整してゆくゆくはリーシャの補佐をしたいと思っている。
そうすればより多く一緒にいられるからな、」
『公爵呼びは堅苦しいのでザカライヤでいいですよ』
「ああ、そうさせてもらうよ、私もテリオンでいい」
『では、テリオン殿、補佐をしたいとの事ですが、いずれは、良いでしょうが当面は時々実験強力という形をとって少しずつ、少しずつ、リーシャ嬢、夫人の仕事に介入する方がいいでしょう。こちらからではなくあちらから、お願いされてからの方がよろしいですよ。』
「それは、どういう事だろうか?リーシャの補佐となれば常に側で守れるし、私は元々皇位には興味ないから番が見つかったら、今の職を辞して番とのんびり郊外で暮らそうと思っていたのだ、だからリーシャが仕事を続けたいというのでな、側で補佐しようと今調整してる途中なんだよ。」
『お気持ちはわかりますが、今はまだ、我慢の時ですよ!今先走ってはいけません!いくら番とはいえ関係に亀裂が生じます。
私の妻とリーシャ夫人は我々の常識は通用しません。
この2人の繋がりは特別です。決してそこに割って入ろうとしないでくださいね!彼女達は追えば追うほど逃げてしまいますし (今は言えないが恐ろしい事に完全に逃げられる術を持っている。本人達はまだ気がついてないが、気が付かれないように私が誘導しているからだが、) 向こうからこちらに来るように誘導しなければなりませんよ、
良くも悪くも彼女達は純粋なのです。悪意に鈍感です、ですから最終段階でこちらがうまく振り分けなければなりません。』
「ゆっくりと気づかれないように囲い込むということか?」
『はい、察しが良くて助かります。彼女らは気がついていませんが、皇室の妃以上に囲われ外界の者との接触がないのですよ。おかしいでしょ、リーシャ夫人は竜の番とわかった時点で皇帝妃や皇太子妃のように監禁に近い囲われ方したくないと
逃げ回ったのに、実はそれ以上に堅こに囲われてるんですから』
囲われてる?そんな感じは受けなかったが、
「囲われてるように見えなかったが、自由そうに見えたが、違うのか?」
『ええ、それでも本人達は好きな研究ができて自由だと思っていますけどね!まずはその目で確かめてみてはいかがですか?私の言ってる意味がすぐわかりますよ!
残りの休暇はあと7日でしたよね!残りを私達夫婦と過ごさないかと提案してみて下さい。
きっと、側でずっと見張ってなくても大丈夫な事がわかりますよ。』
見張りたい訳ではないが、
「そうだな、リーシャはキャロル夫人を恋しがっていた事だしそうしよう。ではリーシャからキャロル夫人に連絡させる事にしよう」
私は早速リーシャの元に向かった。
ザカライヤ殿からの提案を話してみると、
「えーーーーーーーー!いいんですかーーーーーーー!ありがとう、もう、大好きです~」
キャロル夫人に会えると大喜びでその場で通信し、通信切った途端に夫婦で目の前に転移してきたのには驚いた。
転移門ではなく直接転移できる魔導士が居たなんて…………、夢を見ているようだ。
聞くところによると、今までキャロル夫人は朝リーシャの自室に転移してきて夕方屋敷の外の個別認識転移門を利用したザカライヤ殿が迎えにきて、リーシャの手作りの夕食を3人で食べて帰る。
これがルーティーンだと言っていた。
今回は流石に結婚しているので遠慮しての客間に転移だったらしいが、何も聞いてない俺はただただ驚いた。
リーシャにはキャロル夫人と結婚前と同じように好きに過ごしていいよって言ったら大喜びで作業場に向かっていた。
3日も経たずして理解した。
ここはどこよりも安全な鳥籠だと。
リーシャはキャロル夫人と常に一緒、実験と称して訓練場に入り浸るが、ハイレベルの7人が交代で警護。
たまに出かける時もあるが理由はこれまた実験。
外に出る時は必ずザカライヤ殿に連絡してから7人を連れて西の森に直接転移するから移動での危険はない。
外出時は最悪キャロル夫人と物理的に離れた場合50M以上離れると2人ともリーシャの作業場に強制転移される仕組みになる魔道具をつけているので仮に誘拐されても問題ないらしい。
そして護衛の7人のうち4人は強制転移残りは転移が発動した場合その原因を探るもしくは排除してから転移を発動できるように設定してあるそうだ。
これは相当な(ヤバい)魔導具では?
彼女ら曰く元々囚人の逃走防止魔道具として開発したらしいがザカライヤ殿に却下されたから、改良して2人だけで使ってるそうだ。
ザカライヤ殿却下してくれてありがとう。
そんんなの世に出たら間違いなく奴隷商人に悪用される魔道具だな、ザカライヤ殿が商品化できるかの最終判断してくれていてよかった。
ちなみにもし魔力封じ装着されたら?と尋ねたら、問題ないらしい。そこは企業秘密って言ってたけどザカライヤ殿の誘導尋問で判明している。
魔力ではないから、魔力封じが通用しないそうだ。
でも万が一無くして悪用されないように利用者登録して本人しか使えない一回利用の使い捨て?だそうだ。
なんという発想力!
外出先に同行して気がついたのが、2人とも人気のない森や湖、海には行くが皇都など賑わうところや洋服や宝石店に買い物に全く行く気配がない!
成る程、
ザカライヤ殿の助言は的確だった。
流石、大国の宰相が味方になるとこれほど心強い者は居ない。
先輩夫として見習おうと思う。
テリオン・B・バレンティノ 番と番の親友の番と過ごしたら、頼もしい腹黒が先輩になった
『旦那様、奥様、皇家より大至急登城せよと緊急通信が入っております。』
「緊急とは何があったんだろう?もう夜も更けたのに……、しょうがない、いってくるよ!」
『お待ち下さい、旦那様!奥様もでございます!むしろ奥様メインで召集命令かかってます。』
「は?リーシャを?こんな夜更けに?冗談じゃない!行かない!明日にしよう」
『それはいけません!バレンティノ公爵家の名に傷が付きます。内密に皇命を出すほどの緊急案件でしかも奥様の力が必要とあらば例の噂の事ではないでしょうか?あれだとすると早急に対策打たないと被害が拡大してしまいます。
鉄は熱いうちに打てですよね?おくさま』
「あら、爺、よく覚えてたわね。そうね、その話私もキャロに聞いていたわ、力になれるなら尽力したいわ。
ねぇ、テリオン一緒に行きましょう、とりあえず話を聞いてそれから考えましょう?
心配なら私の護衛隊3人連れて行くわ!ちょっと新しい戦闘服試して見たいし」
『………、リーシャ、………、実は戦闘服実戦目当てか?皇城でどの程度通用するか試したいんだろ?7人全員連れて4人にあの戦闘服着せるつもりだな!』
「ははは、いいじゃない、表向きは3人だから、……だって7人じゃ向こうもびっくりするだろうし3人だけ連れて行くの不公平でしょ?いつも外出は7人なんだから~ほら、早く支度していきましょう」
『行ってらっしゃいませ』
バレンティノ夫婦初の共同仕事
愛しい番との至福の時間を今後も捻出すべく策を講じなければ、許されるなら、仕事はリーシャの補佐1本に絞りたいところだが、そういう訳にも行かない。
カリッシュ公爵にも助言されたんだった。
《旦那様、カリッシュ公爵様より通信が入ってます。》
『バレンティノ小公爵様、この度はご結婚並びに魂合わせも無事に完了した事お祝い申し上げます。今後も夫婦共々交流を持つ事になりますが、よろしくお願いします。』
「ああ、こちらこそよろしくお願いします。これも公爵殿の助言と強力あっての事、私だけではこうも順調に結婚まで至る事はできなかっただろう。感謝します。」
『いえ、私も今まで不本意ではありましたが見て見ぬふりを、…番が我々の種族にとってどれほど大切な存在か知っているにも関わらず傍観者となる選択をしていましたので、申し訳ないと思っていました。』
「公爵殿も番殿の為に傍観していたのだろうから、仕方のない事だ、むしろこんなにスムーズに結婚出来た事に感謝しているよ!これからは私の仕事を調整してゆくゆくはリーシャの補佐をしたいと思っている。
そうすればより多く一緒にいられるからな、」
『公爵呼びは堅苦しいのでザカライヤでいいですよ』
「ああ、そうさせてもらうよ、私もテリオンでいい」
『では、テリオン殿、補佐をしたいとの事ですが、いずれは、良いでしょうが当面は時々実験強力という形をとって少しずつ、少しずつ、リーシャ嬢、夫人の仕事に介入する方がいいでしょう。こちらからではなくあちらから、お願いされてからの方がよろしいですよ。』
「それは、どういう事だろうか?リーシャの補佐となれば常に側で守れるし、私は元々皇位には興味ないから番が見つかったら、今の職を辞して番とのんびり郊外で暮らそうと思っていたのだ、だからリーシャが仕事を続けたいというのでな、側で補佐しようと今調整してる途中なんだよ。」
『お気持ちはわかりますが、今はまだ、我慢の時ですよ!今先走ってはいけません!いくら番とはいえ関係に亀裂が生じます。
私の妻とリーシャ夫人は我々の常識は通用しません。
この2人の繋がりは特別です。決してそこに割って入ろうとしないでくださいね!彼女達は追えば追うほど逃げてしまいますし (今は言えないが恐ろしい事に完全に逃げられる術を持っている。本人達はまだ気がついてないが、気が付かれないように私が誘導しているからだが、) 向こうからこちらに来るように誘導しなければなりませんよ、
良くも悪くも彼女達は純粋なのです。悪意に鈍感です、ですから最終段階でこちらがうまく振り分けなければなりません。』
「ゆっくりと気づかれないように囲い込むということか?」
『はい、察しが良くて助かります。彼女らは気がついていませんが、皇室の妃以上に囲われ外界の者との接触がないのですよ。おかしいでしょ、リーシャ夫人は竜の番とわかった時点で皇帝妃や皇太子妃のように監禁に近い囲われ方したくないと
逃げ回ったのに、実はそれ以上に堅こに囲われてるんですから』
囲われてる?そんな感じは受けなかったが、
「囲われてるように見えなかったが、自由そうに見えたが、違うのか?」
『ええ、それでも本人達は好きな研究ができて自由だと思っていますけどね!まずはその目で確かめてみてはいかがですか?私の言ってる意味がすぐわかりますよ!
残りの休暇はあと7日でしたよね!残りを私達夫婦と過ごさないかと提案してみて下さい。
きっと、側でずっと見張ってなくても大丈夫な事がわかりますよ。』
見張りたい訳ではないが、
「そうだな、リーシャはキャロル夫人を恋しがっていた事だしそうしよう。ではリーシャからキャロル夫人に連絡させる事にしよう」
私は早速リーシャの元に向かった。
ザカライヤ殿からの提案を話してみると、
「えーーーーーーーー!いいんですかーーーーーーー!ありがとう、もう、大好きです~」
キャロル夫人に会えると大喜びでその場で通信し、通信切った途端に夫婦で目の前に転移してきたのには驚いた。
転移門ではなく直接転移できる魔導士が居たなんて…………、夢を見ているようだ。
聞くところによると、今までキャロル夫人は朝リーシャの自室に転移してきて夕方屋敷の外の個別認識転移門を利用したザカライヤ殿が迎えにきて、リーシャの手作りの夕食を3人で食べて帰る。
これがルーティーンだと言っていた。
今回は流石に結婚しているので遠慮しての客間に転移だったらしいが、何も聞いてない俺はただただ驚いた。
リーシャにはキャロル夫人と結婚前と同じように好きに過ごしていいよって言ったら大喜びで作業場に向かっていた。
3日も経たずして理解した。
ここはどこよりも安全な鳥籠だと。
リーシャはキャロル夫人と常に一緒、実験と称して訓練場に入り浸るが、ハイレベルの7人が交代で警護。
たまに出かける時もあるが理由はこれまた実験。
外に出る時は必ずザカライヤ殿に連絡してから7人を連れて西の森に直接転移するから移動での危険はない。
外出時は最悪キャロル夫人と物理的に離れた場合50M以上離れると2人ともリーシャの作業場に強制転移される仕組みになる魔道具をつけているので仮に誘拐されても問題ないらしい。
そして護衛の7人のうち4人は強制転移残りは転移が発動した場合その原因を探るもしくは排除してから転移を発動できるように設定してあるそうだ。
これは相当な(ヤバい)魔導具では?
彼女ら曰く元々囚人の逃走防止魔道具として開発したらしいがザカライヤ殿に却下されたから、改良して2人だけで使ってるそうだ。
ザカライヤ殿却下してくれてありがとう。
そんんなの世に出たら間違いなく奴隷商人に悪用される魔道具だな、ザカライヤ殿が商品化できるかの最終判断してくれていてよかった。
ちなみにもし魔力封じ装着されたら?と尋ねたら、問題ないらしい。そこは企業秘密って言ってたけどザカライヤ殿の誘導尋問で判明している。
魔力ではないから、魔力封じが通用しないそうだ。
でも万が一無くして悪用されないように利用者登録して本人しか使えない一回利用の使い捨て?だそうだ。
なんという発想力!
外出先に同行して気がついたのが、2人とも人気のない森や湖、海には行くが皇都など賑わうところや洋服や宝石店に買い物に全く行く気配がない!
成る程、
ザカライヤ殿の助言は的確だった。
流石、大国の宰相が味方になるとこれほど心強い者は居ない。
先輩夫として見習おうと思う。
テリオン・B・バレンティノ 番と番の親友の番と過ごしたら、頼もしい腹黒が先輩になった
『旦那様、奥様、皇家より大至急登城せよと緊急通信が入っております。』
「緊急とは何があったんだろう?もう夜も更けたのに……、しょうがない、いってくるよ!」
『お待ち下さい、旦那様!奥様もでございます!むしろ奥様メインで召集命令かかってます。』
「は?リーシャを?こんな夜更けに?冗談じゃない!行かない!明日にしよう」
『それはいけません!バレンティノ公爵家の名に傷が付きます。内密に皇命を出すほどの緊急案件でしかも奥様の力が必要とあらば例の噂の事ではないでしょうか?あれだとすると早急に対策打たないと被害が拡大してしまいます。
鉄は熱いうちに打てですよね?おくさま』
「あら、爺、よく覚えてたわね。そうね、その話私もキャロに聞いていたわ、力になれるなら尽力したいわ。
ねぇ、テリオン一緒に行きましょう、とりあえず話を聞いてそれから考えましょう?
心配なら私の護衛隊3人連れて行くわ!ちょっと新しい戦闘服試して見たいし」
『………、リーシャ、………、実は戦闘服実戦目当てか?皇城でどの程度通用するか試したいんだろ?7人全員連れて4人にあの戦闘服着せるつもりだな!』
「ははは、いいじゃない、表向きは3人だから、……だって7人じゃ向こうもびっくりするだろうし3人だけ連れて行くの不公平でしょ?いつも外出は7人なんだから~ほら、早く支度していきましょう」
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