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22 地下牢の
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シュヴァエルとレオンハルトは討伐予定を早め宿舎ではなく城の皇太子執務室で件の親子の調査報告を受けていた。
「例の親子の背後関係を調べたのですが、母親の証言にあった本とネックレスを調べましたが、出所も製作者も全くわかりませんでした。
ネックレスに使用されている魔石はどの国も存在しないんですよ」
「存在しない魔石?どういう事だ?」
「わかりません。当面は研究施設に預けられ各国共同で調べることになりました。
現在判明しているのは、あのネックレスは本に書かれている通り学園内でのみ発動するものらしく、しかも囚人で試してみたんですがどうやら使用者が限定されているようであの親子以外では発動しない仕組みになっていました。」
「使用場所と使用者が、限定?そんな精密な魔道具を作ったものがいたのか!恐ろしいな!しかも痕跡すら残ってないんだろ?そんなものがあちこちばら撒かれたら、知らずに使用してしまうことはないのか?」
「はい、そのことは我々も危惧していることですが、憶測ですが所有者が“魅了の宝石“がつているネックレスと認識して娘に使用させていたことが鍵となるのではないかと、…」
「どういうことだ?」
「はい、取調べでの発言でそのネックレスに関することが書いてある本が存在します。本人曰く予言書と申しておりますが、恋愛物語のような内容の本でその中にしっかり“魅了の宝石“で望む相手を虜にできると明記されていましたので認識していたことも発動の鍵となるのではと思います。
そうでなければ、国中老人だらけになってしまいますしガンガン人口減ってしまいますよ」
「それもそうか、ところで、今回の処遇は随分早く決定したのだな、」
「ええ、今後歴史に残る案件になりますし、既に呪いの発動が始まっていますので研究機関も早く対象を送って欲しいということです。明日の朝研究所へ送ることに決まりましたが、その前に件の令嬢に面会しますか?」
「いや、止めておく、処遇が既に決まったのなら、私はティアのところに行く。これから本腰入れないといけないんだ!あんな頭のおかしい女にさく時間は一秒たりともない!」
後、半年、その間に婚約まで漕ぎ着けないと……、俺は…、父上の決めた相手と結婚しなければならなくなる。
気持ちを、…伝え、なければ、…どう伝えればいいんだ?
********その頃自称ヒロインは
「ねぇ、誰か~出してよ~、出しなさいってば~こんなことしていいと思ってるのー!私は皇太子妃になるのよ!
ねぇ、誰かいないの~、そこのあんた!シュヴァエル様呼んできてよ!なんとか言いなさいよ!シュヴァエル様~」
ガンガンと配膳皿で鉄格子を打ち看守の気を自身に向けようとしつこく粘るマリリン。
そんな囚人(仮)に“うるせえ黙れ“と喉まででかかりながら、決して相手にするなと厳命されていた看守はこのギャーギャーと煩い女の担当になった事を後悔していた。
(くそ!特別手当が出るって言うから泊まりがけだが、短期間だし美味しい仕事だと飛びついた。脱獄の心配もないし、ただ、見張るだけでいいと思って依頼を受けたのに…とんだ貧乏くじ引いたな、…華奢な割にえらく体力あるのか、ひっきりなしに叫びやがって!どんな育ち方してんだよ!貴族の御令嬢じゃないのかよ!
頭がおかしくなりそうだよ)
「ちょっと~あんた、聞いてるの~ねぇってば~ここから出してくれたらなんでもしてあげるから~ねぇ、
私のような可愛いこを好きにできるのよ~ねぇ、…お母様も黙ってないでなんとか言ってよ~
私がヒロインだって言ってたじゃない!皇太子妃になれるって!みんなに愛されるヒロインだって言ってたじゃない!」
(何いってんだ?可愛い?何いってんだ?それにこいつなんか年取った?確か16歳じゃなかったか?見た目25、6歳ぐらいに見えるんだけど…こいつこんなんだったっけ?あれ?昨日はもっと若くなかったか?)
__ガチャ、_
「あ、ご苦労様です。看守長、」
「どうだ?」
「はい、相変わらず、同じこと繰り返すばかりで、うるさくて敵いません。隣の母親の方は逆に恐ろしい程静かですが、ただ、見た目が……昨日より…歳を
とったような気がするんですが…、気のせいでしょうか?」
「そうか、娘の方も始まったか、」
「何がですか?」
「お前も知ってるだろう?この世界の禁忌魔法の代償の事を…、魅了の呪いを」
「え!あ、まぁ、女神の洗礼を受ける時にしつい程く言い聞かせられましたからね。けど……、まさか!」
「そう、そのまさかだ!お前が感じた違和感はそれだ!」
「……まじですか…ホントだったんですね!あれは…じゃぁ、後2、3、年で老婆に…」
「ああ、ホントのようだ。それで、この親子は明日、国境の研究施設に移動となった。」
「え?あそこですか……、」
「2度と同じようなことが起こらないようにこの呪いの事を記録として残し、近隣諸国と資料を共有するそうだ!その為に各国の学者が集まる国境施設に移動って訳だよ!」
「じゃぁ、私はこの2人の担当は今日までですね!」
「ああ、そうだ!ご苦労様。」
「移動の際騒がれると面倒だ。明日の朝食に睡眠薬を入れておけ。」
「了解です!」
「例の親子の背後関係を調べたのですが、母親の証言にあった本とネックレスを調べましたが、出所も製作者も全くわかりませんでした。
ネックレスに使用されている魔石はどの国も存在しないんですよ」
「存在しない魔石?どういう事だ?」
「わかりません。当面は研究施設に預けられ各国共同で調べることになりました。
現在判明しているのは、あのネックレスは本に書かれている通り学園内でのみ発動するものらしく、しかも囚人で試してみたんですがどうやら使用者が限定されているようであの親子以外では発動しない仕組みになっていました。」
「使用場所と使用者が、限定?そんな精密な魔道具を作ったものがいたのか!恐ろしいな!しかも痕跡すら残ってないんだろ?そんなものがあちこちばら撒かれたら、知らずに使用してしまうことはないのか?」
「はい、そのことは我々も危惧していることですが、憶測ですが所有者が“魅了の宝石“がつているネックレスと認識して娘に使用させていたことが鍵となるのではないかと、…」
「どういうことだ?」
「はい、取調べでの発言でそのネックレスに関することが書いてある本が存在します。本人曰く予言書と申しておりますが、恋愛物語のような内容の本でその中にしっかり“魅了の宝石“で望む相手を虜にできると明記されていましたので認識していたことも発動の鍵となるのではと思います。
そうでなければ、国中老人だらけになってしまいますしガンガン人口減ってしまいますよ」
「それもそうか、ところで、今回の処遇は随分早く決定したのだな、」
「ええ、今後歴史に残る案件になりますし、既に呪いの発動が始まっていますので研究機関も早く対象を送って欲しいということです。明日の朝研究所へ送ることに決まりましたが、その前に件の令嬢に面会しますか?」
「いや、止めておく、処遇が既に決まったのなら、私はティアのところに行く。これから本腰入れないといけないんだ!あんな頭のおかしい女にさく時間は一秒たりともない!」
後、半年、その間に婚約まで漕ぎ着けないと……、俺は…、父上の決めた相手と結婚しなければならなくなる。
気持ちを、…伝え、なければ、…どう伝えればいいんだ?
********その頃自称ヒロインは
「ねぇ、誰か~出してよ~、出しなさいってば~こんなことしていいと思ってるのー!私は皇太子妃になるのよ!
ねぇ、誰かいないの~、そこのあんた!シュヴァエル様呼んできてよ!なんとか言いなさいよ!シュヴァエル様~」
ガンガンと配膳皿で鉄格子を打ち看守の気を自身に向けようとしつこく粘るマリリン。
そんな囚人(仮)に“うるせえ黙れ“と喉まででかかりながら、決して相手にするなと厳命されていた看守はこのギャーギャーと煩い女の担当になった事を後悔していた。
(くそ!特別手当が出るって言うから泊まりがけだが、短期間だし美味しい仕事だと飛びついた。脱獄の心配もないし、ただ、見張るだけでいいと思って依頼を受けたのに…とんだ貧乏くじ引いたな、…華奢な割にえらく体力あるのか、ひっきりなしに叫びやがって!どんな育ち方してんだよ!貴族の御令嬢じゃないのかよ!
頭がおかしくなりそうだよ)
「ちょっと~あんた、聞いてるの~ねぇってば~ここから出してくれたらなんでもしてあげるから~ねぇ、
私のような可愛いこを好きにできるのよ~ねぇ、…お母様も黙ってないでなんとか言ってよ~
私がヒロインだって言ってたじゃない!皇太子妃になれるって!みんなに愛されるヒロインだって言ってたじゃない!」
(何いってんだ?可愛い?何いってんだ?それにこいつなんか年取った?確か16歳じゃなかったか?見た目25、6歳ぐらいに見えるんだけど…こいつこんなんだったっけ?あれ?昨日はもっと若くなかったか?)
__ガチャ、_
「あ、ご苦労様です。看守長、」
「どうだ?」
「はい、相変わらず、同じこと繰り返すばかりで、うるさくて敵いません。隣の母親の方は逆に恐ろしい程静かですが、ただ、見た目が……昨日より…歳を
とったような気がするんですが…、気のせいでしょうか?」
「そうか、娘の方も始まったか、」
「何がですか?」
「お前も知ってるだろう?この世界の禁忌魔法の代償の事を…、魅了の呪いを」
「え!あ、まぁ、女神の洗礼を受ける時にしつい程く言い聞かせられましたからね。けど……、まさか!」
「そう、そのまさかだ!お前が感じた違和感はそれだ!」
「……まじですか…ホントだったんですね!あれは…じゃぁ、後2、3、年で老婆に…」
「ああ、ホントのようだ。それで、この親子は明日、国境の研究施設に移動となった。」
「え?あそこですか……、」
「2度と同じようなことが起こらないようにこの呪いの事を記録として残し、近隣諸国と資料を共有するそうだ!その為に各国の学者が集まる国境施設に移動って訳だよ!」
「じゃぁ、私はこの2人の担当は今日までですね!」
「ああ、そうだ!ご苦労様。」
「移動の際騒がれると面倒だ。明日の朝食に睡眠薬を入れておけ。」
「了解です!」
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