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30 [完結]〜のおかげで幸せライフ送れています。
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「おとうさま~おにいさま~はやく~」
あれから、10年経ち私は2人の愛しい宝を授かることができた。
ザイード8歳
シャロン6歳
8歳になる嫡男ザイードはまさにギスランのミニチュア版だが妙に大人びているというか、冷静な子供に育った。
ギスランと同じ獅子の血を色濃く受け継ぎ身体能力が高く魔力は私から受け継いでいるのかこれまた優秀、将来が楽しみではあるのですが、……。
妹以外の女の子にはびっくりするぐらい辛辣だった我が子は一年前告白してきた女の子に対し、
『私、ザイードさまをお慕いしています。』
『それで?御用はそれだけですか?』
『え?…あの…私の気持ちをお伝えしたくて…』
『…とても大事な話だと言うからこれから鍛錬があるのにきたのですが…そんなことの為に私の貴重な時間を割いたのですか?時間の無駄でした失礼します。』
『……ひどい』
とまぁ、泣いてしまった女の子を残し去った我が子…なぜかと聞いたらもっと辛辣な言葉と驚きの答えが返ってきた。
『興味が持てない相手におベッカ使ったって時間と労力の無駄ですよ、変にまとわりつかれても面倒ですし。それに母上、私の身近な女性を見てください!母上にアリス伯母様、お祖母様、極め付けはシャロンこんなハイレベルな女性の中で育ち、こんなに愛らしい妹がいてはそれ以外はみんなその辺に転がっている石ころにしか見えないんですよ!父上も伯父上もそう思うでしょ?僕何か間違っていますか?』
え?私は間違っていると思うのですが……こんなこと平気で言うザイードにこともあろうかギスランとお兄様は
『『確かにそうだな、うん、間違ってないよ!俺たちも似たようなもんだったし、それは仕方ないな~』』
いやいや違うでしょ!仕方ないで片づけないでよ!そこはそんなことないとか、良い子は他にたくさんいるとか視野を広めなさいとか言いようはあるじゃない!そこに賛同しないで欲しい。
そう思っていたらなんと我が子はここで爆弾発言をした。
『父上と伯父上が羨ましいですよ。伯父上、伯母上にはやく伯母上に似た女の子産んでくださいってお願いしてください!僕は伯母上が産んだ女の子と結婚するんです。今伯母上のお腹の中に僕のお嫁さんがいます、そう決まってるんです。』
『『は?』』
『『え?お嫁さん?』』
その発言に驚いたお兄様は子供の戯言と思いながらも確認したらアリスお義姉様は本当に妊娠していてた…その後めでたくつい最近お義姉様によく似た女の子が生まれた。
もっと驚くことにその子はザイードの番と判明した。
兄曰く
『おい、マジかよ!その辺の男に持ってかれるよりはいいが、…生まれてすぐ番が現れるとか…出来過ぎだろ!…ザイードかぁ、…ザイード、いくらお前でも腑抜けた奴に娘はやらんからな、俺を納得させるくらいの男になれよ!番だからつって努力しないやつは認めないからな!』
『伯父上…当然じゃないですか、私を侮ってもらっては困りますよ。リュートと共に将来この国を支える男になるんですから』
お兄様の長男つまり王太子とザイードは同じ歳お互い切磋琢磨して優秀すぎるほど優秀に育っていた。
まだこの2人は8歳なんですが……、いったい誰に似たんでしょう?
リュートに至ってはおちゃらけたお兄様の息子とは思えないほど冷静沈着です。
反面教師とでも言うんでしょうか?
とにかく今後もダイヤ王国は安泰だということで、それぞれが幸せな日々を送っているんです。
ちなみに私がザイードを産んだ年にレイン陛下は隣国の姫と婚姻しました。
当初同族を娶るようにとの声が上がったらしいが獣人以外との縁を望んだ陛下はランバートの勧めで隣国の王女と見合いをした時に正直に離縁された話もしたそうで、どうやらその話を聞いた王女は不快に思うどころかヘタレと笑い飛ばしてくれたそうです。
その後も何度か話をしていくうちにお互い気持ちが寄り添い婚姻することになったそうです。
その後すぐランバートもメイと結婚して既に3人の子持ちとなった。さすが兎獣人と思ったのは内緒です。
そしてレイン陛下は王子と王女に恵まれ夫婦は仲睦まじく過ごしているそうです。
レイン陛下のお世継ぎとなる王太子はシャロンと同じ歳に生まれ、王女はその3年後に誕生した。
王子は陛下そっくりの美少年に成長し……、10歳となった年に魔法の勉強がしたいと、しっかり番認識阻害魔導具をつけてダイヤ王国の魔法学園に通うことになったのですが…どうやら登校初日に同じクラスの生徒として紹介されたシャロンに一目惚れしたらしいのです。
まぁ、シャロンも……、
そんな様子の2人を見たお兄様は楽しそうに笑っていた。
この時のお兄様が笑っていた理由を聞いたのは6年後の卒業式で大胆にも王子がシャロンにプロポーズした後だった。
「結局レイン陛下とマリアンヌは縁があったんだね!あの2人に魔導具は必要ないよ。まぁ、今は教えないけどね。2年後の結婚式当日に教えるってのも面白いだろ?王子もギスランのように暴走して母上のお仕置き受けることになるかもしれないだろ?シャロンを連れて行かれるんだそれくらいの意趣返ししてもいいと思わないか?」
と言うわけでそれぞれがそれぞれに幸せライフ送っています。
__完__
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あれから、10年経ち私は2人の愛しい宝を授かることができた。
ザイード8歳
シャロン6歳
8歳になる嫡男ザイードはまさにギスランのミニチュア版だが妙に大人びているというか、冷静な子供に育った。
ギスランと同じ獅子の血を色濃く受け継ぎ身体能力が高く魔力は私から受け継いでいるのかこれまた優秀、将来が楽しみではあるのですが、……。
妹以外の女の子にはびっくりするぐらい辛辣だった我が子は一年前告白してきた女の子に対し、
『私、ザイードさまをお慕いしています。』
『それで?御用はそれだけですか?』
『え?…あの…私の気持ちをお伝えしたくて…』
『…とても大事な話だと言うからこれから鍛錬があるのにきたのですが…そんなことの為に私の貴重な時間を割いたのですか?時間の無駄でした失礼します。』
『……ひどい』
とまぁ、泣いてしまった女の子を残し去った我が子…なぜかと聞いたらもっと辛辣な言葉と驚きの答えが返ってきた。
『興味が持てない相手におベッカ使ったって時間と労力の無駄ですよ、変にまとわりつかれても面倒ですし。それに母上、私の身近な女性を見てください!母上にアリス伯母様、お祖母様、極め付けはシャロンこんなハイレベルな女性の中で育ち、こんなに愛らしい妹がいてはそれ以外はみんなその辺に転がっている石ころにしか見えないんですよ!父上も伯父上もそう思うでしょ?僕何か間違っていますか?』
え?私は間違っていると思うのですが……こんなこと平気で言うザイードにこともあろうかギスランとお兄様は
『『確かにそうだな、うん、間違ってないよ!俺たちも似たようなもんだったし、それは仕方ないな~』』
いやいや違うでしょ!仕方ないで片づけないでよ!そこはそんなことないとか、良い子は他にたくさんいるとか視野を広めなさいとか言いようはあるじゃない!そこに賛同しないで欲しい。
そう思っていたらなんと我が子はここで爆弾発言をした。
『父上と伯父上が羨ましいですよ。伯父上、伯母上にはやく伯母上に似た女の子産んでくださいってお願いしてください!僕は伯母上が産んだ女の子と結婚するんです。今伯母上のお腹の中に僕のお嫁さんがいます、そう決まってるんです。』
『『は?』』
『『え?お嫁さん?』』
その発言に驚いたお兄様は子供の戯言と思いながらも確認したらアリスお義姉様は本当に妊娠していてた…その後めでたくつい最近お義姉様によく似た女の子が生まれた。
もっと驚くことにその子はザイードの番と判明した。
兄曰く
『おい、マジかよ!その辺の男に持ってかれるよりはいいが、…生まれてすぐ番が現れるとか…出来過ぎだろ!…ザイードかぁ、…ザイード、いくらお前でも腑抜けた奴に娘はやらんからな、俺を納得させるくらいの男になれよ!番だからつって努力しないやつは認めないからな!』
『伯父上…当然じゃないですか、私を侮ってもらっては困りますよ。リュートと共に将来この国を支える男になるんですから』
お兄様の長男つまり王太子とザイードは同じ歳お互い切磋琢磨して優秀すぎるほど優秀に育っていた。
まだこの2人は8歳なんですが……、いったい誰に似たんでしょう?
リュートに至ってはおちゃらけたお兄様の息子とは思えないほど冷静沈着です。
反面教師とでも言うんでしょうか?
とにかく今後もダイヤ王国は安泰だということで、それぞれが幸せな日々を送っているんです。
ちなみに私がザイードを産んだ年にレイン陛下は隣国の姫と婚姻しました。
当初同族を娶るようにとの声が上がったらしいが獣人以外との縁を望んだ陛下はランバートの勧めで隣国の王女と見合いをした時に正直に離縁された話もしたそうで、どうやらその話を聞いた王女は不快に思うどころかヘタレと笑い飛ばしてくれたそうです。
その後も何度か話をしていくうちにお互い気持ちが寄り添い婚姻することになったそうです。
その後すぐランバートもメイと結婚して既に3人の子持ちとなった。さすが兎獣人と思ったのは内緒です。
そしてレイン陛下は王子と王女に恵まれ夫婦は仲睦まじく過ごしているそうです。
レイン陛下のお世継ぎとなる王太子はシャロンと同じ歳に生まれ、王女はその3年後に誕生した。
王子は陛下そっくりの美少年に成長し……、10歳となった年に魔法の勉強がしたいと、しっかり番認識阻害魔導具をつけてダイヤ王国の魔法学園に通うことになったのですが…どうやら登校初日に同じクラスの生徒として紹介されたシャロンに一目惚れしたらしいのです。
まぁ、シャロンも……、
そんな様子の2人を見たお兄様は楽しそうに笑っていた。
この時のお兄様が笑っていた理由を聞いたのは6年後の卒業式で大胆にも王子がシャロンにプロポーズした後だった。
「結局レイン陛下とマリアンヌは縁があったんだね!あの2人に魔導具は必要ないよ。まぁ、今は教えないけどね。2年後の結婚式当日に教えるってのも面白いだろ?王子もギスランのように暴走して母上のお仕置き受けることになるかもしれないだろ?シャロンを連れて行かれるんだそれくらいの意趣返ししてもいいと思わないか?」
と言うわけでそれぞれがそれぞれに幸せライフ送っています。
__完__
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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