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第7章
第336話:3つの標的
~ベイル・フォン・カーラルド視点~
クルセイル大公領に誕生した「飛空団」という飛行部隊。
正直、これだけでも私の理解の範疇を超えていたのですが、続くお話も衝撃的でした。
『ランサー族』、『ヤリュシャ族』、『ライ族』、そして『ワーロフ族』、合わせて『獣人族』ですか・・・
どれも全く聞いたことのない種族ではありますが、現に目の前におり、紹介されたのであれば、私が知っていたかどうかなど、詮無きことです。
大切なことは、コトハ殿が彼らを保護下に置いたこと、すなわち領民と認めたこと。
翼を持ち飛行可能だという『ヤリュシャ族』は、「飛空団」の多くを占めるそうですし、『ワーロフ族』のオプス殿はカイト殿の側近だとか。
私には武の心得はありませんが、そちらに通ずる御仁なのでしょう。
カイト殿の側近に、誰か付けることができればと願っていた身としては残念ですがね。彼も学院へ来るようなら、同じく学院に通う予定の息子グリンには言い聞かせておくべきでしょうか。
カイト殿は、こちらに断ってから部屋に3人招き入れ、最初から背後にいたオプス殿と合わせて4人を紹介しました。
クライスの大森林に元から居住していた者たちであり、ダーバルド帝国軍の脅威に晒され、コトハ殿を頼ったと。
どこまでが実際なのかはともかく、王国としてはその経緯を受け入れました。
父は即位時、「全ての民を護る」と宣言しています。列挙したのはとりわけ数の多い種族ですが、カーラルド王国では種族によって差別することは禁忌。コトハ殿が保護下に置き、領民と認めた以上、王宮としても民として扱うのが筋です。
この辺り、愚か者どもの愚行が危惧されますが・・・
♢ ♢ ♢
「飛空団」に続き、新たな種族。
いずれも心底驚かされ、また、王宮として「飛空団」の王都や王国内の飛行許可、そして『獣人族』を王国民として認めることを求められましたが、やむを得ないでしょう。
それに、認めることで王宮に何か不利益が生じるわけでもありません。むしろ、王宮のお墨付きがあることで、よからぬことを考えたり、不必要に敵対したりする者がでることを抑制できるでしょう。
次いで、クルセイル大公領が商会を設立し、魔法薬や魔獣の素材、そして武具といった特産品の販売を開始することを告げられましたが、最初の2つのインパクトには劣りました。いえ、歓迎すべき話ではありますし、献上品としてかなりの量の魔法薬や素材をいただいてしまいましたが・・・
正直、「飛空団」と『獣人族』の紹介に、設立する商会のお話。これで終わりだと思っていたのですが、
「最後に、お伝えしたいことがあります」
カイト殿の発言に、私を含め多くの人間が身震いをしました。
そして、
「クルセイル大公領は、早ければ2週間後。ダーバルド帝国の複数の施設に攻撃を行います」
と、人目を気にせず頭を抱えたくなるような宣言が飛び出しました。
ええっと、今なんと?
「カイト殿、正直、聞き取ることができたのか分からないのだが・・・」
一足先にダンが問いかけています。
「はい。少なくとも3箇所。クルセイル大公領の騎士団は、ダーバルド帝国に攻撃を行います。今回は、そのご報告のために参った次第です」
「それは・・・、コトハ殿が?」
ダーバルド帝国がコトハ殿の逆鱗に触れたということでしょうか・・・
「ええ。ダーバルド帝国軍による度重なる侵入は、さすがに、姉の我慢の限界を超えました。また、・・・詳細は明かせませんが、早急に片付けるべきものも」
「・・・ひとまず、その攻撃対象を伺っても?」
今は、コトハ殿が何を考えているのかを確認するのが先決ですね。
やはり、ダンを軍務卿としたことは正しかったと実感します。
「はい。1つ目は、ダーバルド帝国軍の砦です。クライスの大森林沿いにある砦で、これまでクライスの大森林やカーラルド王国に侵入していた部隊は、この砦から来ていたようです。これを制圧し、我が領の管理下に置きます」
ダーバルド帝国軍の部隊が、度々我が国内へと侵入し、様々な工作活動やときには攻撃を行っていたことは判明しています。
国境沿いに未知の砦があることも囁かれてはいましたが、それを発見したということですかね。
「なるほど。ちなみに、その砦はどうするおつもりで?」
ダンの確認は軍事的な観点。
確かに、立地によってはこちらから攻勢をかける際に・・・
「我が領としては、跡形もなく消し去ることも選択肢です。・・・ですが、王宮騎士団や魔法師団と共同で管理するのも選択肢だと思っています」
・・・うまいですね。
共同管理を持ちかけ、面倒な部分は我々に投げる思惑でしょうか?
我々としても、その砦は有効活用できるでしょうし・・・
「それについては、相談させてもらいたいな。して、次は?」
ダンの問いにカイト殿が頷き、
「『魔人』を生み出す非道な行いを繰り返してきた中心施設です。我々は仮に研究所と呼んでいます。その研究所が2つ目の標的です」
これも、予想通りですね。
コトハ殿たちは、王都に来る際に『魔人』と戦ったといいます。
コトハ殿の性格を考えれば、対象になるのは必然。
問題は・・・
「クルセイル大公殿下は研究所をどうするおつもりか? 中には、ダーバルド帝国軍の戦力の秘密に迫る資料もあると思われるが」
バール侯爵の問いでしょう。
研究所の扱いはかなり厄介です。
純粋な利のみで見れば、かなり有用な技術や研究結果が眠っている可能性が高い場所です。少なくとも、現状、我が国では『魔人』を生み出すことは困難です。
奴隷とした『エルフ』らを人とも思わず、ただ材料とし、表現することさえ憚られるような悪辣非道な実験を繰り返した結果、生み出された生物兵器。それが『魔人』に対する我々の認識です。
この認識は、コトハ殿はもちろん、『魔人』と相対した少数の者に加え、ダーバルド帝国軍に属していた者たちから聴取した結果です。
また、現在はクルセイル大公領で保護されている『異世界人』と呼ばれる者たち。彼らは、研究所で実施された魔法により、別の世界から呼び寄せられた、もとい誘拐された者たちです。
いずれにせよ、個人的には利用したいとも思わない技術ではあるものの、我が国にはない技術であることもまた事実。ここに、何らかの「先」を見ることは、王侯貴族としてはある種当然かもしれません。
もっとも、バール侯爵の性格からすれば、利用する気はないでしょう。
むしろ、
「この点については決定しております。研究所にいる『魔人』、その他の実験により生み出された存在は、残念ですが1人残らず、殺します。また、研究所にある全ての技術、研究結果は、この世から消し去ります。研究者の記憶も含めて」
「「「・・・」」」
カイト殿の回答は、おそらくバール侯爵が想定していた回答の方向性と一致していたと思われます。
とはいえ、いささか過激、というか確固たる意志を感じます。
おそらくは、
「・・・それは、コトハ殿の決定ということかな?」
「はい。これは、姉が決して譲ることのない決定です。万が一・・・、万が一、邪魔をするのであれば、クルセイル大公領の全戦力を持ってお相手いたします」
ダンの問いには、またもやかなり過激な回答が返ってきました。
それほど、コトハ殿は研究所の技術を危険なものであると考えていると?
カイト殿の思わぬ過激な宣言に、こちら側には戸惑いも見られます。
けれど、あの愚者どもの存在を考慮すれば、必要だったと思われます。
カイト殿があれらを意識したのかは分かりませんが、交渉する余地はないのでしょう。むしろ、我々としては、手綱を握り直すことに注力すべき・・・
「・・・クルセイル大公殿下のお考えは承知した。軍務卿、軍部としてその方針を支持するということでよろしいでしょうか?」
「・・・そうだな。元々、生命への冒涜が過ぎる技術だ。我が国の軍部で使うことはないし、技術としても破棄することには賛成だ。・・・だが、そうすると、今後、何かの理由で『魔人』が出現した際、我々では対処が難しくなるかもしれない。その際には・・・」
「その際には、クルセイル大公領として、最大限の協力をお約束します」
「感謝する」
カイト殿が想定していた落としどころなのでしょうね。
我々としては、現在持ち合わせている技術ではなく、入手できずとも戦力が減ることはありません。そして、敵に出現した際の対処は、クルセイル大公領に頼ることができる。
いいところでしょう。
「それで、話を続けますね。最後の攻撃対象ですが・・・、帝都帝城。場合によっては、ダーバルド帝国皇帝を殺害することも選択肢と考えています」
「「「っ!?」」」
・・・・・・それは。
そもそも可能かどうか・・・、でいえば、可能なのでしょう。
「飛空団」にあのゴーレムを乗せ、帝城内部へ乗り込めば・・・
しかし、このタイミングで皇帝を殺害されると、いささか困ることになるかもしれませんね。
「・・・それも、コトハ殿の決定ということだろうか?」
「いえ、そういうわけではありません。ダーバルド帝国の方針自体を転換させることが、望ましいと考えており、皇帝を殺害することはその手段の1つだとは考えています。けれど、これはご提案としての側面が強いです」
「・・・我々の、対ダーバルド帝国作戦の一環として実施すると?」
「そうですね・・・。タイミングや攻撃の程度についてご相談できればと」
「皇帝を討つ考え自体は揺るがないのだろうか?」
「おそらくは。というより、正直、生かしておく意味があるのでしょうか? タイミング次第では、ダーバルド帝国内の混乱がこちらにも及ぶでしょうから、他の作戦や準備を整えてからの方が望ましいと思いますが」
先ほどの研究所の扱いに比べれば、コトハ殿も迷っている、というよりは策の1つと考えているようですね。
それに、いずれ皇帝を処理することになる、というのも事実。
どうしましょうかね・・・
クルセイル大公領に誕生した「飛空団」という飛行部隊。
正直、これだけでも私の理解の範疇を超えていたのですが、続くお話も衝撃的でした。
『ランサー族』、『ヤリュシャ族』、『ライ族』、そして『ワーロフ族』、合わせて『獣人族』ですか・・・
どれも全く聞いたことのない種族ではありますが、現に目の前におり、紹介されたのであれば、私が知っていたかどうかなど、詮無きことです。
大切なことは、コトハ殿が彼らを保護下に置いたこと、すなわち領民と認めたこと。
翼を持ち飛行可能だという『ヤリュシャ族』は、「飛空団」の多くを占めるそうですし、『ワーロフ族』のオプス殿はカイト殿の側近だとか。
私には武の心得はありませんが、そちらに通ずる御仁なのでしょう。
カイト殿の側近に、誰か付けることができればと願っていた身としては残念ですがね。彼も学院へ来るようなら、同じく学院に通う予定の息子グリンには言い聞かせておくべきでしょうか。
カイト殿は、こちらに断ってから部屋に3人招き入れ、最初から背後にいたオプス殿と合わせて4人を紹介しました。
クライスの大森林に元から居住していた者たちであり、ダーバルド帝国軍の脅威に晒され、コトハ殿を頼ったと。
どこまでが実際なのかはともかく、王国としてはその経緯を受け入れました。
父は即位時、「全ての民を護る」と宣言しています。列挙したのはとりわけ数の多い種族ですが、カーラルド王国では種族によって差別することは禁忌。コトハ殿が保護下に置き、領民と認めた以上、王宮としても民として扱うのが筋です。
この辺り、愚か者どもの愚行が危惧されますが・・・
♢ ♢ ♢
「飛空団」に続き、新たな種族。
いずれも心底驚かされ、また、王宮として「飛空団」の王都や王国内の飛行許可、そして『獣人族』を王国民として認めることを求められましたが、やむを得ないでしょう。
それに、認めることで王宮に何か不利益が生じるわけでもありません。むしろ、王宮のお墨付きがあることで、よからぬことを考えたり、不必要に敵対したりする者がでることを抑制できるでしょう。
次いで、クルセイル大公領が商会を設立し、魔法薬や魔獣の素材、そして武具といった特産品の販売を開始することを告げられましたが、最初の2つのインパクトには劣りました。いえ、歓迎すべき話ではありますし、献上品としてかなりの量の魔法薬や素材をいただいてしまいましたが・・・
正直、「飛空団」と『獣人族』の紹介に、設立する商会のお話。これで終わりだと思っていたのですが、
「最後に、お伝えしたいことがあります」
カイト殿の発言に、私を含め多くの人間が身震いをしました。
そして、
「クルセイル大公領は、早ければ2週間後。ダーバルド帝国の複数の施設に攻撃を行います」
と、人目を気にせず頭を抱えたくなるような宣言が飛び出しました。
ええっと、今なんと?
「カイト殿、正直、聞き取ることができたのか分からないのだが・・・」
一足先にダンが問いかけています。
「はい。少なくとも3箇所。クルセイル大公領の騎士団は、ダーバルド帝国に攻撃を行います。今回は、そのご報告のために参った次第です」
「それは・・・、コトハ殿が?」
ダーバルド帝国がコトハ殿の逆鱗に触れたということでしょうか・・・
「ええ。ダーバルド帝国軍による度重なる侵入は、さすがに、姉の我慢の限界を超えました。また、・・・詳細は明かせませんが、早急に片付けるべきものも」
「・・・ひとまず、その攻撃対象を伺っても?」
今は、コトハ殿が何を考えているのかを確認するのが先決ですね。
やはり、ダンを軍務卿としたことは正しかったと実感します。
「はい。1つ目は、ダーバルド帝国軍の砦です。クライスの大森林沿いにある砦で、これまでクライスの大森林やカーラルド王国に侵入していた部隊は、この砦から来ていたようです。これを制圧し、我が領の管理下に置きます」
ダーバルド帝国軍の部隊が、度々我が国内へと侵入し、様々な工作活動やときには攻撃を行っていたことは判明しています。
国境沿いに未知の砦があることも囁かれてはいましたが、それを発見したということですかね。
「なるほど。ちなみに、その砦はどうするおつもりで?」
ダンの確認は軍事的な観点。
確かに、立地によってはこちらから攻勢をかける際に・・・
「我が領としては、跡形もなく消し去ることも選択肢です。・・・ですが、王宮騎士団や魔法師団と共同で管理するのも選択肢だと思っています」
・・・うまいですね。
共同管理を持ちかけ、面倒な部分は我々に投げる思惑でしょうか?
我々としても、その砦は有効活用できるでしょうし・・・
「それについては、相談させてもらいたいな。して、次は?」
ダンの問いにカイト殿が頷き、
「『魔人』を生み出す非道な行いを繰り返してきた中心施設です。我々は仮に研究所と呼んでいます。その研究所が2つ目の標的です」
これも、予想通りですね。
コトハ殿たちは、王都に来る際に『魔人』と戦ったといいます。
コトハ殿の性格を考えれば、対象になるのは必然。
問題は・・・
「クルセイル大公殿下は研究所をどうするおつもりか? 中には、ダーバルド帝国軍の戦力の秘密に迫る資料もあると思われるが」
バール侯爵の問いでしょう。
研究所の扱いはかなり厄介です。
純粋な利のみで見れば、かなり有用な技術や研究結果が眠っている可能性が高い場所です。少なくとも、現状、我が国では『魔人』を生み出すことは困難です。
奴隷とした『エルフ』らを人とも思わず、ただ材料とし、表現することさえ憚られるような悪辣非道な実験を繰り返した結果、生み出された生物兵器。それが『魔人』に対する我々の認識です。
この認識は、コトハ殿はもちろん、『魔人』と相対した少数の者に加え、ダーバルド帝国軍に属していた者たちから聴取した結果です。
また、現在はクルセイル大公領で保護されている『異世界人』と呼ばれる者たち。彼らは、研究所で実施された魔法により、別の世界から呼び寄せられた、もとい誘拐された者たちです。
いずれにせよ、個人的には利用したいとも思わない技術ではあるものの、我が国にはない技術であることもまた事実。ここに、何らかの「先」を見ることは、王侯貴族としてはある種当然かもしれません。
もっとも、バール侯爵の性格からすれば、利用する気はないでしょう。
むしろ、
「この点については決定しております。研究所にいる『魔人』、その他の実験により生み出された存在は、残念ですが1人残らず、殺します。また、研究所にある全ての技術、研究結果は、この世から消し去ります。研究者の記憶も含めて」
「「「・・・」」」
カイト殿の回答は、おそらくバール侯爵が想定していた回答の方向性と一致していたと思われます。
とはいえ、いささか過激、というか確固たる意志を感じます。
おそらくは、
「・・・それは、コトハ殿の決定ということかな?」
「はい。これは、姉が決して譲ることのない決定です。万が一・・・、万が一、邪魔をするのであれば、クルセイル大公領の全戦力を持ってお相手いたします」
ダンの問いには、またもやかなり過激な回答が返ってきました。
それほど、コトハ殿は研究所の技術を危険なものであると考えていると?
カイト殿の思わぬ過激な宣言に、こちら側には戸惑いも見られます。
けれど、あの愚者どもの存在を考慮すれば、必要だったと思われます。
カイト殿があれらを意識したのかは分かりませんが、交渉する余地はないのでしょう。むしろ、我々としては、手綱を握り直すことに注力すべき・・・
「・・・クルセイル大公殿下のお考えは承知した。軍務卿、軍部としてその方針を支持するということでよろしいでしょうか?」
「・・・そうだな。元々、生命への冒涜が過ぎる技術だ。我が国の軍部で使うことはないし、技術としても破棄することには賛成だ。・・・だが、そうすると、今後、何かの理由で『魔人』が出現した際、我々では対処が難しくなるかもしれない。その際には・・・」
「その際には、クルセイル大公領として、最大限の協力をお約束します」
「感謝する」
カイト殿が想定していた落としどころなのでしょうね。
我々としては、現在持ち合わせている技術ではなく、入手できずとも戦力が減ることはありません。そして、敵に出現した際の対処は、クルセイル大公領に頼ることができる。
いいところでしょう。
「それで、話を続けますね。最後の攻撃対象ですが・・・、帝都帝城。場合によっては、ダーバルド帝国皇帝を殺害することも選択肢と考えています」
「「「っ!?」」」
・・・・・・それは。
そもそも可能かどうか・・・、でいえば、可能なのでしょう。
「飛空団」にあのゴーレムを乗せ、帝城内部へ乗り込めば・・・
しかし、このタイミングで皇帝を殺害されると、いささか困ることになるかもしれませんね。
「・・・それも、コトハ殿の決定ということだろうか?」
「いえ、そういうわけではありません。ダーバルド帝国の方針自体を転換させることが、望ましいと考えており、皇帝を殺害することはその手段の1つだとは考えています。けれど、これはご提案としての側面が強いです」
「・・・我々の、対ダーバルド帝国作戦の一環として実施すると?」
「そうですね・・・。タイミングや攻撃の程度についてご相談できればと」
「皇帝を討つ考え自体は揺るがないのだろうか?」
「おそらくは。というより、正直、生かしておく意味があるのでしょうか? タイミング次第では、ダーバルド帝国内の混乱がこちらにも及ぶでしょうから、他の作戦や準備を整えてからの方が望ましいと思いますが」
先ほどの研究所の扱いに比べれば、コトハ殿も迷っている、というよりは策の1つと考えているようですね。
それに、いずれ皇帝を処理することになる、というのも事実。
どうしましょうかね・・・
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