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第3章:変わりゆく生活
第97話:敵の思惑と準備
バイズ辺境伯が掴んでいた情報と私が伝えた情報を合わせ考えた結果、ランダル公爵がジャームル王国と通じ、ラシアール王国を攻めようとしていることは疑いようがなかった。
私たちの話をしている応接室には重苦しい空気が流れている。
そんな中、騎士団長のオリアスさんが、
「アーマス様。直ちに領軍を召集致します。領都や周辺の村々を防衛するために、派兵するべきかと」
「・・・そうだな。直ちに戦時特別体制に移行する。領軍を召集し、騎士団に出動準備を命じよ」
「はっ!」
「それからボード。至急王宮に情報を知らせねばならん。早馬を出すのだ。王都にいるラムスにも直ちに帰って来るように伝えよ」
「承知致しました」
それから、応接室に入れ替わり立ち替わり、いろんな人が入ってきて、バイズ辺境伯の指示を仰いでいる。
私たちは場違い感がすごく、応接室のソファーでゆっくりしていた。
「すまぬなコトハ殿。すぐに準備を整える必要があってな・・・」
「ううん。全く気にしていないから、大丈夫だよ。それより、今から王宮に知らせて間に合うの?」
「・・・・・・コトハ殿の話を踏まえると、間に合わんであろうな。我が領は王都からは離れておるしな。だが貴族の最低限の義務として、国家の危機を把握したら報告する義務があるからな」
「・・・それじゃ、戦争には」
「ランダル公爵は対ジャームル王国防衛において、本来重要な役割を担っておる。そのランダル公爵が寝返ったのであれば、ジャームル王国との戦争に勝ち目など無い。であるならば、私はこの領地と領民を守るだけだ」
バイズ辺境伯の目には、悲壮感が漂い、ただ強い覚悟のような決意のようなものが見て取れた。
自分の仕える国が戦争に巻き込まれようとしている、そしてその勝ち目がほとんど無い。
本当は、軍を率いて王都へ向かい、ジャームル王国から国を守りたいのだろう。
だが、クライスの大森林と隣接するバイズ辺境伯領の領主として、それはできない。
特に今回は、それを利用して領を害そうとしている者がいる。
そんな中で、自分にできること、自分の役割を必死に全うしようとしているのだった。
そんな様子を見ていたカイトが、
「バイズ辺境伯。僕にも、領都を守るお手伝いをさせてもらえませんか?」
と、申し出た。
カイトの意志は最初から固かったし、ここでの話の結論は、拠点で話していた時と大きく変わってはいない。
私から言い出そうかと思っていたけど、自分から言ってくれて良かったかも。
「それは助かるが、良いのか? カイト殿にはこの領を守る責任がないのはもちろん、ラシアール王国に裏切られた身であろう?」
「・・・昔のことはもう。ただ、父がバイズ辺境伯にお世話になったと聞いていましたし、初めてお会いしてから数ヶ月。今ではなんの身分もない僕たちにも、快く接していただきました。それに、この町にはお世話になった人も多くいますので」
「・・・そ、そうか」
「あー、カイトが手伝うなら私も手伝うよ」
「ポーラも!」
「コトハ殿、ポーラ殿・・・。感謝する。この状況において、我が領の騎士団よりも強き御三方のご助力、大変ありがたい。よろしくお願いする!」
そう言って、バイズ辺境伯は頭を下げた。
横にいるボードさんも頭を下げているし、本当にまともな人たちだな。
この地を治めているのが、あの時出会ったのがバイズ辺境伯で本当に良かった。
協力することになったので、改めて今後の方針を話し合う。
「これからどうするかって、ジャームル王国軍やランダル公爵軍が何を目指しているかによるよね・・・。バイズ辺境伯が邪魔だから、魔道具使って倒そうとしてるのは確かだけど・・・」
「そうであるな。先程も申したように、王宮はほとんどランダル公爵が支配している。ランダル公爵が軍を用意しているのは、国王陛下への忠誠心から止めようとする中小の貴族を制圧するのと、近衛兵の手で王都から脱出しようとする国王陛下ら王族の方々を確実に拘束するためであろうな」
「じゃあ、ジャームル王国軍は?」
「ジャームル王国は、東の港を狙っているのであろう。東の大陸との貿易拠点であるからな。これまでも小競り合いはあったしな。ランダル公爵はクライスの大森林に再度軍を進めるべきと再三主張しておったし、魔道具の製作などで協力を得る見返りに、東部の港やそこに至る領土を明渡し、自分は森を手に入れるつもりなのであろう」
「・・・・・・ジャームル王国の目的と協力した理由を理解できるけど、ランダル公爵の意図が分かんないね。そんな大それたことをしなくても、国を手に入れられそうだし、森を攻めるよりも貿易続けた方が儲かると思うけど?」
「全くだな。武装蜂起したのは確実を期すためであろう。そして東の大陸との貿易は安定しておるが、儲けが多いわけでは無い。ランダル公爵はクライスの大森林を攻めることは簡単だと思っておるようだしな・・・・・・」
・・・なるほどね。
納得できたわけではないけど、ランダル公爵の計算がなんとなく分かった。
この間の襲撃者が所持していた、改良された魔除けの魔道具は、少なくとも私の拠点にたどり着けるほどにはなっていた。
それを使えば開拓できると思っているのかもしれない。
加えて、ジャームル王国と共同で攻めることにしているのかも。
これ以上は悩んでいても仕方がないし、私の役目じゃ無い。
私たちにできるのは、領都の防衛を手伝うことだけだ。
「私たちはとりあえず、領都の防衛をすればいいかな」
「ああ。よろしく頼む。我々は、周辺の村々から民を領都に集めつつ、防衛の準備を整える。使われると思われる魔道具の捜索もさせるが、小さい上に、使用に際して魔力を込めるだけで済むのならば、発見は困難であろうな」
「・・・そうね。レーベルによれば、結構性能も良いらしくて、領都で使えば、クライスの大森林の浅い場所にいる魔獣や魔物はおびき寄せられる可能性が高いそうよ」
「・・・で、あるか。ならば、領都の南側を中心に、魔獣どもの襲撃に備えるとしよう。コトハ殿たちも、そこに加わってくれると助かる。我々は同時に、ある程度の兵を王都方面へ派遣し、万が一王都からランダル公爵の軍がこちらを攻めてきた場合に備えよう。もしかしたら、王族の方々を救助できるかもしれぬからな・・・」
そうして今後の方針も決まり、各々動き出そうとしたとき、バイズ辺境伯に仕え、今は王都にいるラムスさんのお供をしていたという騎士が、駆け込んできた。
「緊急につき、申し上げます!」
「・・・なんだ」
「ランダル公爵謀反にございます。王都を包囲し、突入。王都は僅か1日で、制圧されました」
「なっ! ラムスは!?」
「ラムス様や王都のお屋敷にいた者は、敵の王都への突入と同時に、反対側より脱出。現在、こちらへ向かっております」
「そうか。ご苦労であった。休息し、ボードに詳しく説明をせよ」
「はっ!」
「オリアス、準備できた騎士団の部隊を王都方面へ出撃させよ。ラムスたちを回収させるのだ」
「はっ」
その後もバイズ辺境伯の指示が矢継ぎ早に飛ぶ。
にしても、やはり間に合わなかったか。
ランダル公爵はジャームル王国と示し合わせているだろうし、おそらく既にそっちも侵入しているな・・・
私たちの話をしている応接室には重苦しい空気が流れている。
そんな中、騎士団長のオリアスさんが、
「アーマス様。直ちに領軍を召集致します。領都や周辺の村々を防衛するために、派兵するべきかと」
「・・・そうだな。直ちに戦時特別体制に移行する。領軍を召集し、騎士団に出動準備を命じよ」
「はっ!」
「それからボード。至急王宮に情報を知らせねばならん。早馬を出すのだ。王都にいるラムスにも直ちに帰って来るように伝えよ」
「承知致しました」
それから、応接室に入れ替わり立ち替わり、いろんな人が入ってきて、バイズ辺境伯の指示を仰いでいる。
私たちは場違い感がすごく、応接室のソファーでゆっくりしていた。
「すまぬなコトハ殿。すぐに準備を整える必要があってな・・・」
「ううん。全く気にしていないから、大丈夫だよ。それより、今から王宮に知らせて間に合うの?」
「・・・・・・コトハ殿の話を踏まえると、間に合わんであろうな。我が領は王都からは離れておるしな。だが貴族の最低限の義務として、国家の危機を把握したら報告する義務があるからな」
「・・・それじゃ、戦争には」
「ランダル公爵は対ジャームル王国防衛において、本来重要な役割を担っておる。そのランダル公爵が寝返ったのであれば、ジャームル王国との戦争に勝ち目など無い。であるならば、私はこの領地と領民を守るだけだ」
バイズ辺境伯の目には、悲壮感が漂い、ただ強い覚悟のような決意のようなものが見て取れた。
自分の仕える国が戦争に巻き込まれようとしている、そしてその勝ち目がほとんど無い。
本当は、軍を率いて王都へ向かい、ジャームル王国から国を守りたいのだろう。
だが、クライスの大森林と隣接するバイズ辺境伯領の領主として、それはできない。
特に今回は、それを利用して領を害そうとしている者がいる。
そんな中で、自分にできること、自分の役割を必死に全うしようとしているのだった。
そんな様子を見ていたカイトが、
「バイズ辺境伯。僕にも、領都を守るお手伝いをさせてもらえませんか?」
と、申し出た。
カイトの意志は最初から固かったし、ここでの話の結論は、拠点で話していた時と大きく変わってはいない。
私から言い出そうかと思っていたけど、自分から言ってくれて良かったかも。
「それは助かるが、良いのか? カイト殿にはこの領を守る責任がないのはもちろん、ラシアール王国に裏切られた身であろう?」
「・・・昔のことはもう。ただ、父がバイズ辺境伯にお世話になったと聞いていましたし、初めてお会いしてから数ヶ月。今ではなんの身分もない僕たちにも、快く接していただきました。それに、この町にはお世話になった人も多くいますので」
「・・・そ、そうか」
「あー、カイトが手伝うなら私も手伝うよ」
「ポーラも!」
「コトハ殿、ポーラ殿・・・。感謝する。この状況において、我が領の騎士団よりも強き御三方のご助力、大変ありがたい。よろしくお願いする!」
そう言って、バイズ辺境伯は頭を下げた。
横にいるボードさんも頭を下げているし、本当にまともな人たちだな。
この地を治めているのが、あの時出会ったのがバイズ辺境伯で本当に良かった。
協力することになったので、改めて今後の方針を話し合う。
「これからどうするかって、ジャームル王国軍やランダル公爵軍が何を目指しているかによるよね・・・。バイズ辺境伯が邪魔だから、魔道具使って倒そうとしてるのは確かだけど・・・」
「そうであるな。先程も申したように、王宮はほとんどランダル公爵が支配している。ランダル公爵が軍を用意しているのは、国王陛下への忠誠心から止めようとする中小の貴族を制圧するのと、近衛兵の手で王都から脱出しようとする国王陛下ら王族の方々を確実に拘束するためであろうな」
「じゃあ、ジャームル王国軍は?」
「ジャームル王国は、東の港を狙っているのであろう。東の大陸との貿易拠点であるからな。これまでも小競り合いはあったしな。ランダル公爵はクライスの大森林に再度軍を進めるべきと再三主張しておったし、魔道具の製作などで協力を得る見返りに、東部の港やそこに至る領土を明渡し、自分は森を手に入れるつもりなのであろう」
「・・・・・・ジャームル王国の目的と協力した理由を理解できるけど、ランダル公爵の意図が分かんないね。そんな大それたことをしなくても、国を手に入れられそうだし、森を攻めるよりも貿易続けた方が儲かると思うけど?」
「全くだな。武装蜂起したのは確実を期すためであろう。そして東の大陸との貿易は安定しておるが、儲けが多いわけでは無い。ランダル公爵はクライスの大森林を攻めることは簡単だと思っておるようだしな・・・・・・」
・・・なるほどね。
納得できたわけではないけど、ランダル公爵の計算がなんとなく分かった。
この間の襲撃者が所持していた、改良された魔除けの魔道具は、少なくとも私の拠点にたどり着けるほどにはなっていた。
それを使えば開拓できると思っているのかもしれない。
加えて、ジャームル王国と共同で攻めることにしているのかも。
これ以上は悩んでいても仕方がないし、私の役目じゃ無い。
私たちにできるのは、領都の防衛を手伝うことだけだ。
「私たちはとりあえず、領都の防衛をすればいいかな」
「ああ。よろしく頼む。我々は、周辺の村々から民を領都に集めつつ、防衛の準備を整える。使われると思われる魔道具の捜索もさせるが、小さい上に、使用に際して魔力を込めるだけで済むのならば、発見は困難であろうな」
「・・・そうね。レーベルによれば、結構性能も良いらしくて、領都で使えば、クライスの大森林の浅い場所にいる魔獣や魔物はおびき寄せられる可能性が高いそうよ」
「・・・で、あるか。ならば、領都の南側を中心に、魔獣どもの襲撃に備えるとしよう。コトハ殿たちも、そこに加わってくれると助かる。我々は同時に、ある程度の兵を王都方面へ派遣し、万が一王都からランダル公爵の軍がこちらを攻めてきた場合に備えよう。もしかしたら、王族の方々を救助できるかもしれぬからな・・・」
そうして今後の方針も決まり、各々動き出そうとしたとき、バイズ辺境伯に仕え、今は王都にいるラムスさんのお供をしていたという騎士が、駆け込んできた。
「緊急につき、申し上げます!」
「・・・なんだ」
「ランダル公爵謀反にございます。王都を包囲し、突入。王都は僅か1日で、制圧されました」
「なっ! ラムスは!?」
「ラムス様や王都のお屋敷にいた者は、敵の王都への突入と同時に、反対側より脱出。現在、こちらへ向かっております」
「そうか。ご苦労であった。休息し、ボードに詳しく説明をせよ」
「はっ!」
「オリアス、準備できた騎士団の部隊を王都方面へ出撃させよ。ラムスたちを回収させるのだ」
「はっ」
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