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第3章:変わりゆく生活
第104話:伝説の魔獣
地中から姿を現した、グレイムラッドバイパーは、真っ直ぐにこちらを見つめている。
以前、森で遭遇した個体とは比べものにならない身体の大きさがある。
あのときは、全長が20メートル程だったが、目の前にいるグレイムラッドバイパーは、地中から出ている部分だけでも、それを上回る。
身体の太さも倍以上はあると思われるし、口や牙の大きさも比べるのがバカバカしくなるほどだ。
一緒にいたカイトやポーラは、その正体に気づいているが、あの時を思い出しているのか、立ち竦んでいる。
騎士たちは、その大きさに圧倒されながらも、自然と戦闘態勢を取っている。
・・・まずい。
「レーノさん! 直ぐに逃げて!」
「コトハ殿はあれの正体を知っているのか!?」
「あれは、グレイムラッドバイパー。昔戦ったことがあるけど、今回のは大きさが桁違い。
たぶん、成獣だよ」
「・・・・・・なっ! グレイムラッドバイパーだと!? 我が国の伝説に出てくる、あの?」
「カイトから聞いた、王国誕生についての伝説のこと言ってるなら、そうだと思う」
「・・・わ、わかった。全員! 一旦、退却だ!」
騎士たちは、私たちの会話が聞こえていたのか、ラシアール王国の人間にとってはなじみ深い伝説に登場する魔獣、それも成獣が姿を現したことに驚愕しているようだ。
私はカイトたちに合図をして、従魔たちを連れて退却する。
マーラやスティアは、怯えており、いつもの堂々とした雰囲気は影を潜めていた。
一方のシャロンは、怯えながらもポーラの前に立ち、威嚇していた。
この子は本当に真面目で素直な子である。
グレイムラッドバイパーの動きに注意しながら、ゆっくりと陣地へと退却する。
現状では地面から飛び出した状態で動いてはおらず、むやみやたらに刺激を与えることはない。
もっとも、このまま森へ帰ることを期待するのは、都合が良すぎるだろう。
前は、『竜人化』させた爪で切り裂いて殺したが、あの大きさの身体に、爪で傷を付けたくらいで、致命傷になるとも思えない。
急いで、戦い方を考えなければ・・・
陣地まで退却したが、グレイムラッドバイパーは動かない。
いや、地中にある身体を段々と、地上へ出している。
身体が長い分、出てくるのにも時間がかかるのであろう。
まだ地中にいるうちに、攻撃するべきだったかとも思ったが、あの状況で流れのままに戦闘に突入すれば、混乱し、騎士たちに多くの犠牲が出ただろう。
いずれにせよ、今は急ぎ、今後のことを考えるのが優先だ。
陣地では、全ての騎士が集合し準備している。
私たちは、レーノさんや各部隊の隊長などと集合し、対策を検討する。
最初に私が、あのでかい黒ヘビの正体を話したら・・・・・・、一気にパニックになった。
さすがに、逃げ出す者はいないが、みんな絶望に顔が染まっている。
確か伝説では、ラシアール王国の前身の国を、グレイムラッドバイパーが滅ぼしたんだっけ?
そんなグレイムラッドバイパーを倒した英雄が、ラシアール王国の王家の先祖だったって話だ。
・・・・・・前から眉唾だと思っていたが、確信に変わったな。
昔の『人間』の強さは知らないけど、あれを倒せたとは思えない。
この世界の『人間』は、戦闘能力では他の人型種に大きく劣るのだから。
それは、前の侵攻時によく理解し、ここ最近でも実感している。
もちろん、個々が弱いからこそ、集団で戦術を立て戦闘し、武具や魔道具の開発を行っている。
それ自体は素晴らしいことだと思うが、それはあんな圧倒的な相手には意味が無い。
前に出会った小さなグレイムラッドバイパーでさえ、対ファングラヴィット用の防御陣形を軽々と吹き飛ばすと思う。
10倍の大きさが相手では、話にもならない。
・・・・・・・・・・・・戦えるのは、私だけだろうな。
騎士さんたちに逃げてもらって、カイトたちも逃げてもらいたいんだけど・・・
そう思い、退却を意見しようとしたとき、
「コトハ殿。あのヘビがどのような攻撃を仕掛けてくるか、教えてくれぬか?」
レーノさんにそう問われた。
・・・え?
「・・・まさか、戦う気?」
「無論だ。我らには領都を守る義務がある。伝説上の魔獣だからといって、逃げることなどできぬよ」
「・・・いや、でも。・・・・・・・・・正直に言っていい?」
「ああ」
「戦ったら死ぬよ。前に戦った、あれより遥かに小さいやつでさえ、あなたたちでは勝てない。数週間戦いを見てたけど、あれは無理。突進を受け止めることができるとは思えないし、毒や酸で攻撃してくる。間違いなく、死ぬ。それに魔法も使えるみたいだし」
この場で遠慮や遠回しな表現など不要だろう。
「・・・それほど、なのか?」
「ええ。戦いにすらならないと思う。私が1人でやるから、さっさと逃げて」
レーノさんは、私の言うことを理解しているのだろうが、素直には受け入れられないといった感じだ。
そりゃ、領都を守る騎士団が、勝ち目が無いからってさっさと撤退するのは問題だろう。
けど、そんな場合では無い。
「レーノさんたちの言いたいことは分かる。けど、あれとまともに戦えるのは私だけ。できたらカイトとポーラにも逃げてほしいけど、2人に援護してもらう感じで、戦ってみるしかない。騎士たちには、私たちが負けた場合に備えてほしい」
私の宣言に、レーノさん以下隊長達は押し黙る。
一方のカイトとポーラはやる気満々で、頷いている。
そして、
「・・・・・・承知した。コトハ殿が戦うにあたって、我らが邪魔になるのであれば、いた仕方ない」
そう、自分に言い聞かせるように宣言した。
それから各部隊長に向き直り、それぞれ指示を出していく。
「至急、領都へ伝令を。場合によっては領都へ襲撃が想定される。対応が必要だと伝えよ。この陣地は放棄し、第2部隊、第4部隊は領都周辺へ撤退する。第3部隊は、コトハ殿たちが戦う場所の後方にて待機する。役割は、他の魔獣の襲撃への対応と、情報収集だ」
レーノさんの指示に、異論を唱える者はおらず、各々持ち場へ帰っていく。
私は、カイトとポーラと、作戦会議を行う。
「カイト、ポーラ。本当は逃げてほしいけど、1人じゃ無理。一緒に戦って」
「うん!」
「もちろん!」
「・・・うん。前の時は、『竜人化』した爪で、顔面を切り裂いて殺した。今回もそれでいけたらいいけど、難しいと思う」
「あれだけ大きいと、小さな傷を付けても意味ないよね」
「うん。それにあの時は、私の撃った『ストーンバレット』なんかは、仰け反らせる程度だった。私も強くなってると思うから、もう少し効くかもだけど、それも分からない」
「そうだね。けど、あの時のお姉ちゃんよりも、今のポーラの『ストーンバレット』の方が威力は高いでしょ? お姉ちゃんの魔法の威力も高いし」
「ええ。だから、まずはどれくらい効いてくれるかを確かめないとね。私とポーラで、魔法をばらまくから、カイトは適宜、攻撃して。ろくな作戦もないのは危険だけど、あれがどれくらい強いか確かめないと。ポーラの魔法で十分に牽制できそうなら、私もカイトと一緒に直接攻撃する」
「「了解」」
兄妹が揃って頷く。
それこそ、前みたいに爪で簡単に切り裂くことができればいいのだけど、そうもいかないだろう。
「仮に、ポーラの魔法やカイトの攻撃が全く効いていなかったら、2人は騎士たちの元まで逃げて。2人を守りながらは戦えないから」
私の指示に、2人は不満げだが、これは仕方がない。
有効な手段が無いのであれば、騎士たちと同じ状態なのだから。
「それから、私がマーラ。ポーラがスティアに乗って、魔法を撃つ。敵への攻撃に私たちは集中して、移動はマーラとスティアにお願いね。シャロンはカイトと一緒に攻撃して」
今度はマーラたちに指示を出す。
スティアとシャロンの役割が普段と逆だが、拠点にいるリンたち含めて従魔はみんなの家族といった感じなので、問題ない。
特にカイトとシャロンは、よく一緒に訓練している仲だしね。
そうして、軽く立ち回りを確認して、グレイムラッドバイパーの元へと向かう。
以前、森で遭遇した個体とは比べものにならない身体の大きさがある。
あのときは、全長が20メートル程だったが、目の前にいるグレイムラッドバイパーは、地中から出ている部分だけでも、それを上回る。
身体の太さも倍以上はあると思われるし、口や牙の大きさも比べるのがバカバカしくなるほどだ。
一緒にいたカイトやポーラは、その正体に気づいているが、あの時を思い出しているのか、立ち竦んでいる。
騎士たちは、その大きさに圧倒されながらも、自然と戦闘態勢を取っている。
・・・まずい。
「レーノさん! 直ぐに逃げて!」
「コトハ殿はあれの正体を知っているのか!?」
「あれは、グレイムラッドバイパー。昔戦ったことがあるけど、今回のは大きさが桁違い。
たぶん、成獣だよ」
「・・・・・・なっ! グレイムラッドバイパーだと!? 我が国の伝説に出てくる、あの?」
「カイトから聞いた、王国誕生についての伝説のこと言ってるなら、そうだと思う」
「・・・わ、わかった。全員! 一旦、退却だ!」
騎士たちは、私たちの会話が聞こえていたのか、ラシアール王国の人間にとってはなじみ深い伝説に登場する魔獣、それも成獣が姿を現したことに驚愕しているようだ。
私はカイトたちに合図をして、従魔たちを連れて退却する。
マーラやスティアは、怯えており、いつもの堂々とした雰囲気は影を潜めていた。
一方のシャロンは、怯えながらもポーラの前に立ち、威嚇していた。
この子は本当に真面目で素直な子である。
グレイムラッドバイパーの動きに注意しながら、ゆっくりと陣地へと退却する。
現状では地面から飛び出した状態で動いてはおらず、むやみやたらに刺激を与えることはない。
もっとも、このまま森へ帰ることを期待するのは、都合が良すぎるだろう。
前は、『竜人化』させた爪で切り裂いて殺したが、あの大きさの身体に、爪で傷を付けたくらいで、致命傷になるとも思えない。
急いで、戦い方を考えなければ・・・
陣地まで退却したが、グレイムラッドバイパーは動かない。
いや、地中にある身体を段々と、地上へ出している。
身体が長い分、出てくるのにも時間がかかるのであろう。
まだ地中にいるうちに、攻撃するべきだったかとも思ったが、あの状況で流れのままに戦闘に突入すれば、混乱し、騎士たちに多くの犠牲が出ただろう。
いずれにせよ、今は急ぎ、今後のことを考えるのが優先だ。
陣地では、全ての騎士が集合し準備している。
私たちは、レーノさんや各部隊の隊長などと集合し、対策を検討する。
最初に私が、あのでかい黒ヘビの正体を話したら・・・・・・、一気にパニックになった。
さすがに、逃げ出す者はいないが、みんな絶望に顔が染まっている。
確か伝説では、ラシアール王国の前身の国を、グレイムラッドバイパーが滅ぼしたんだっけ?
そんなグレイムラッドバイパーを倒した英雄が、ラシアール王国の王家の先祖だったって話だ。
・・・・・・前から眉唾だと思っていたが、確信に変わったな。
昔の『人間』の強さは知らないけど、あれを倒せたとは思えない。
この世界の『人間』は、戦闘能力では他の人型種に大きく劣るのだから。
それは、前の侵攻時によく理解し、ここ最近でも実感している。
もちろん、個々が弱いからこそ、集団で戦術を立て戦闘し、武具や魔道具の開発を行っている。
それ自体は素晴らしいことだと思うが、それはあんな圧倒的な相手には意味が無い。
前に出会った小さなグレイムラッドバイパーでさえ、対ファングラヴィット用の防御陣形を軽々と吹き飛ばすと思う。
10倍の大きさが相手では、話にもならない。
・・・・・・・・・・・・戦えるのは、私だけだろうな。
騎士さんたちに逃げてもらって、カイトたちも逃げてもらいたいんだけど・・・
そう思い、退却を意見しようとしたとき、
「コトハ殿。あのヘビがどのような攻撃を仕掛けてくるか、教えてくれぬか?」
レーノさんにそう問われた。
・・・え?
「・・・まさか、戦う気?」
「無論だ。我らには領都を守る義務がある。伝説上の魔獣だからといって、逃げることなどできぬよ」
「・・・いや、でも。・・・・・・・・・正直に言っていい?」
「ああ」
「戦ったら死ぬよ。前に戦った、あれより遥かに小さいやつでさえ、あなたたちでは勝てない。数週間戦いを見てたけど、あれは無理。突進を受け止めることができるとは思えないし、毒や酸で攻撃してくる。間違いなく、死ぬ。それに魔法も使えるみたいだし」
この場で遠慮や遠回しな表現など不要だろう。
「・・・それほど、なのか?」
「ええ。戦いにすらならないと思う。私が1人でやるから、さっさと逃げて」
レーノさんは、私の言うことを理解しているのだろうが、素直には受け入れられないといった感じだ。
そりゃ、領都を守る騎士団が、勝ち目が無いからってさっさと撤退するのは問題だろう。
けど、そんな場合では無い。
「レーノさんたちの言いたいことは分かる。けど、あれとまともに戦えるのは私だけ。できたらカイトとポーラにも逃げてほしいけど、2人に援護してもらう感じで、戦ってみるしかない。騎士たちには、私たちが負けた場合に備えてほしい」
私の宣言に、レーノさん以下隊長達は押し黙る。
一方のカイトとポーラはやる気満々で、頷いている。
そして、
「・・・・・・承知した。コトハ殿が戦うにあたって、我らが邪魔になるのであれば、いた仕方ない」
そう、自分に言い聞かせるように宣言した。
それから各部隊長に向き直り、それぞれ指示を出していく。
「至急、領都へ伝令を。場合によっては領都へ襲撃が想定される。対応が必要だと伝えよ。この陣地は放棄し、第2部隊、第4部隊は領都周辺へ撤退する。第3部隊は、コトハ殿たちが戦う場所の後方にて待機する。役割は、他の魔獣の襲撃への対応と、情報収集だ」
レーノさんの指示に、異論を唱える者はおらず、各々持ち場へ帰っていく。
私は、カイトとポーラと、作戦会議を行う。
「カイト、ポーラ。本当は逃げてほしいけど、1人じゃ無理。一緒に戦って」
「うん!」
「もちろん!」
「・・・うん。前の時は、『竜人化』した爪で、顔面を切り裂いて殺した。今回もそれでいけたらいいけど、難しいと思う」
「あれだけ大きいと、小さな傷を付けても意味ないよね」
「うん。それにあの時は、私の撃った『ストーンバレット』なんかは、仰け反らせる程度だった。私も強くなってると思うから、もう少し効くかもだけど、それも分からない」
「そうだね。けど、あの時のお姉ちゃんよりも、今のポーラの『ストーンバレット』の方が威力は高いでしょ? お姉ちゃんの魔法の威力も高いし」
「ええ。だから、まずはどれくらい効いてくれるかを確かめないとね。私とポーラで、魔法をばらまくから、カイトは適宜、攻撃して。ろくな作戦もないのは危険だけど、あれがどれくらい強いか確かめないと。ポーラの魔法で十分に牽制できそうなら、私もカイトと一緒に直接攻撃する」
「「了解」」
兄妹が揃って頷く。
それこそ、前みたいに爪で簡単に切り裂くことができればいいのだけど、そうもいかないだろう。
「仮に、ポーラの魔法やカイトの攻撃が全く効いていなかったら、2人は騎士たちの元まで逃げて。2人を守りながらは戦えないから」
私の指示に、2人は不満げだが、これは仕方がない。
有効な手段が無いのであれば、騎士たちと同じ状態なのだから。
「それから、私がマーラ。ポーラがスティアに乗って、魔法を撃つ。敵への攻撃に私たちは集中して、移動はマーラとスティアにお願いね。シャロンはカイトと一緒に攻撃して」
今度はマーラたちに指示を出す。
スティアとシャロンの役割が普段と逆だが、拠点にいるリンたち含めて従魔はみんなの家族といった感じなので、問題ない。
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