160 / 361
第4章:新たな日々
第139話:貴重な人材
しおりを挟む
第3章と第4章の間に、「幕間:ガッドでの新生活」として、カイトやポーラの日々を描いたエピソードを投稿しています。こちらも順次更新していきますので、是非ご覧ください。
時系列としては、第3章と第4章の間の数ヶ月間のお話になります。
~以下本文~
翌日は朝早くから領都へ移動を開始し、日が暮れる前には領都へたどり着くことができた。交替で馬に乗ったり、リンに持たせていた『アマジュの実』を食べさせて体力を回復させたりしながらの移動であった。
領都に着くと、マーカスとレーノ、そして騎士以外の住民のとりまとめをしてくれているマーカスの奥さんのメアリさんに6人を紹介し、事情を説明した。
幸い、大人たち3名は、『人間』相手でも普通に接することができるようで、相談するのは問題なかった。やはり『人間』を怖がってしまう子ども3人の側には、それぞれの家族や私、レーベルがいることでどうにか話を進めることができた。
捕らえた奴隷商人は、急いで設置した地下牢 —『土魔法』で穴を掘って、木で作った柵で入り口を塞いだだけだが— に放り込んでおいた。絶えず2つの騎士隊が警備しているし、あの男は戦えないようだったので問題ないだろう。
それから急いで、ドワーフのドランド一家と魔族のヤリス親子が暮らす家を建てた。さすがに簡単な戸建てを建てるのにそう時間はかからなくなっており、その日の内に建てることはできた。まあ、家具とかがないので、今日は私のお屋敷に泊まってもらい、明日以降諸々の用意をする予定だ。
彼らの家は、移住してきた騎士たちの家族用に建てた住居が並ぶエリアではなく、私のお屋敷の近くに建ててある。うちの領民の中には彼らに悪意を持って接する輩はいない —そういった連中は事前に弾かれているし、数名紛れていたバカも既に追放してある— が、ノエルちゃんたちの精神状態を考慮すると、まずは離れた場所で生活するのがいいと考えたのだ。
翌朝から私は6人を連れて、領都の中を案内して回った。子どもたちはいろいろ初めて見る光景に大はしゃぎで、仕事をしている領民をそこまで意識することが無かったのは良かったと思う。ドランドさんは私の作ったゴーレムに興味があるようで、歩哨で立っているゴーレムを隅々まで観察していた。・・・・・・そういえば、有名な鍛冶師の弟子で、技術者なんだっけ? 奥さんのカベアさんも一緒になってゴーレムを観察していたのは驚いた。
魔族のヤリスさんは、レーベルが管理する薬草畑に興味津々だった。なんでもヤリスさんは、小さな商会出身らしく、レーベルの育てている薬草がとても貴重で高価なものや未知のものであることに驚いたそうだ。
そうして領都内の案内を終えると屋敷に戻り、マーカス、レーノ、メアリさんに私とレーベルを加えた昨日の面子で、今後のことを相談した。
とりあえず、報告と主に奴隷商人の処遇についての相談のために、今朝方ジョナスら数名の騎士をバイズ公爵領へ向かわせた。今では森を抜けるだけなら彼らだけでも問題ないが、今回はジョナスがポスに乗っている。
マーラたちスレイドホースは基本的に、私や家族と認めているカイトにポーラ、そしてレーベルたち以外を乗せることを嫌がる。しかし、私がきちんとお願いすれば、「仕方ないなー」といった感じで受けてくれる。軍馬たちにとってスレイドホースは完全な上位者なので、集団に1頭でもスレイドホースが入るだけで、完全に統率が取られる。
加えて、フォレストタイガーごときではマーラたちに勝てるわけもない。なので、ポスが行くことで、ジョナスらの安全が約束される。まあ、帰ってきたらポスのご機嫌を取らないとだけどね・・・
奴隷商人は、マーカスやアーロンがじっくり尋問を進めている。多少手荒なことをするのを許しているし、所詮は小物の木っ端商人のようで、ベラベラ質問に答えているらしい。
「じゃあ、あの奴隷商人とアーマスさんとこへの方向はとりあえずそんな感じね。で、本題の6人のこれからなんだけど・・・。やりたいこととかある?」
しばらくは静養のため、ゆっくりしてくれればいいが、ずっとそのままというわけにもいかない。私は気にしないし、領民の多くも気にしないだろうが、それがかえってドランドたちの居心地を悪くしてしまう。なので、午前中に見た領都で行われている仕事の中で、やりたいことがあればそれをさせてあげたいんだけど・・・
私がそう伝え聞いてみると、ドランドが手を上げた。
「ドランド、何かやりたいことある?」
「儂は元々鍛冶師だった。奴隷にされた後は、鍛冶の仕事だけじゃなく、幅広く物作りをやらされておったし、鍛冶の腕は落ちちゃいない。だから可能なら鍛冶、それか物作りの仕事をしたいんだが・・・」
「・・・・・・鍛冶か。うちの領には鍛冶師はいないし、技術者もいないからありがたいけど・・・」
そういってレーノの方を向くと、レーノも頷いていた。
問題は鍛冶師が仕事をする場所、そして材料の調達だ。
「とりあえず、希望は分かった。仕事場作ったり、材料の工面を考えたりですぐには難しいかもしれないけど、検討するね」
「ああ、頼む」
ドランドの妻のカベアさんもドランドの仕事を手伝ったり、本人は手先が器用で昔は装飾品などを作ったりしていたそうだ。これも実現できるのなら、やってもらいたい。
それからヤリスさんは、商人の家の生まれということもあって、読み書き計算が完璧だった。それに薬草や素材などの知識も豊富だったので、レーノの部下の文官の1人として働いてもらうことになった。
3人とも、我が領の足りていなかった部分を補ってくれることになったのは僥倖だった。見返りを求めて人助けをしたわけではないが、結果的にいい人材をゲットできた。
♢ ♢ ♢
ドランドたちを受け入れてから1週間、大人3人はそれぞれ仕事を始めていた。ドランドのために鍛治工房を建設することが決まってはいたが、場所の検討や、必要な道具の入手などやらなければならないことが多く、まだ着手できていない。特に道具類や材料はガッドで買うしかないため、近々ドランドを連れて出向くことが計画されていた。
それまでの間は、槌があればできる武具の簡単な修復や、宝物庫に溜め込まれている素材を吟味して、使えるものがないかを検討してもらっている。加えて、ゴーレムに興味があるようなので、私の研究を手伝ってもらっている。
ドランドの妻のカベアさんは裁縫も得意らしいので、ひとまず服やシーツ、タオルなどの布製品を作っている我が領唯一の服飾工房にて仕事をしてもらっている。案内人はメアリさんだ。カベアさんは、6人に提供した衣服がここで作られていると知ると、積極的に手伝いを申し出てくれたので、採用したのだった。
ヤリスさんはレーノの副官として、それまでレーノがほとんど1人で切り盛りしていた事務仕事の一部を担っている。一応、完全に信用できると分かるまでは、重要な仕事はさせず、能力を見ながら鍛えて行くとのことだったので、レーノに任せた。
子どもたち3人は、私と一緒にいることが多い。私が領内の視察で人の多いとこに行ったり、狩りのために領土の外へ出たりするときは、レーベルと一緒にいることが多かった。領都で暮らし始めて1週間、毎日『アマジュの実』を食べさせて、食事も栄養バランスを考慮しつつ、魔素の豊富な魔獣の肉を食べているので、身体はかなり健康に近づいている。
しかし、心はそうはいかない。生まれてから今までや幼少期の大切な時間を、奴隷として酷い扱いを受けてきたことによる心の傷はそう簡単には癒えない。こればかりは、ゆっくり時間をかけていくしかないので、なるべく不安にならないように心を許してくれている私やレーベルが、3人が家族と一緒にいられないときは、側にいるようにしているのだ。
ガッドへ行っていたジョナスらは、昨日戻ってきた。アーマスさんは王都キャバンにいたので会えなかったらしいが、ラムスさんとしっかり相談してきたらしい。
ラムスさんの要望は1つ。奴隷商人からできる限りダーバルド帝国の内情を聞き出すこと。その後の処理は任せるとのことだった。情報を聞き出すのは確定だったし、処理を任せてもらえるのはありがたい。尋問も手詰まりになりつつあったので、今晩あたりレーベルに任せ、終わり次第始末するかな。
時系列としては、第3章と第4章の間の数ヶ月間のお話になります。
~以下本文~
翌日は朝早くから領都へ移動を開始し、日が暮れる前には領都へたどり着くことができた。交替で馬に乗ったり、リンに持たせていた『アマジュの実』を食べさせて体力を回復させたりしながらの移動であった。
領都に着くと、マーカスとレーノ、そして騎士以外の住民のとりまとめをしてくれているマーカスの奥さんのメアリさんに6人を紹介し、事情を説明した。
幸い、大人たち3名は、『人間』相手でも普通に接することができるようで、相談するのは問題なかった。やはり『人間』を怖がってしまう子ども3人の側には、それぞれの家族や私、レーベルがいることでどうにか話を進めることができた。
捕らえた奴隷商人は、急いで設置した地下牢 —『土魔法』で穴を掘って、木で作った柵で入り口を塞いだだけだが— に放り込んでおいた。絶えず2つの騎士隊が警備しているし、あの男は戦えないようだったので問題ないだろう。
それから急いで、ドワーフのドランド一家と魔族のヤリス親子が暮らす家を建てた。さすがに簡単な戸建てを建てるのにそう時間はかからなくなっており、その日の内に建てることはできた。まあ、家具とかがないので、今日は私のお屋敷に泊まってもらい、明日以降諸々の用意をする予定だ。
彼らの家は、移住してきた騎士たちの家族用に建てた住居が並ぶエリアではなく、私のお屋敷の近くに建ててある。うちの領民の中には彼らに悪意を持って接する輩はいない —そういった連中は事前に弾かれているし、数名紛れていたバカも既に追放してある— が、ノエルちゃんたちの精神状態を考慮すると、まずは離れた場所で生活するのがいいと考えたのだ。
翌朝から私は6人を連れて、領都の中を案内して回った。子どもたちはいろいろ初めて見る光景に大はしゃぎで、仕事をしている領民をそこまで意識することが無かったのは良かったと思う。ドランドさんは私の作ったゴーレムに興味があるようで、歩哨で立っているゴーレムを隅々まで観察していた。・・・・・・そういえば、有名な鍛冶師の弟子で、技術者なんだっけ? 奥さんのカベアさんも一緒になってゴーレムを観察していたのは驚いた。
魔族のヤリスさんは、レーベルが管理する薬草畑に興味津々だった。なんでもヤリスさんは、小さな商会出身らしく、レーベルの育てている薬草がとても貴重で高価なものや未知のものであることに驚いたそうだ。
そうして領都内の案内を終えると屋敷に戻り、マーカス、レーノ、メアリさんに私とレーベルを加えた昨日の面子で、今後のことを相談した。
とりあえず、報告と主に奴隷商人の処遇についての相談のために、今朝方ジョナスら数名の騎士をバイズ公爵領へ向かわせた。今では森を抜けるだけなら彼らだけでも問題ないが、今回はジョナスがポスに乗っている。
マーラたちスレイドホースは基本的に、私や家族と認めているカイトにポーラ、そしてレーベルたち以外を乗せることを嫌がる。しかし、私がきちんとお願いすれば、「仕方ないなー」といった感じで受けてくれる。軍馬たちにとってスレイドホースは完全な上位者なので、集団に1頭でもスレイドホースが入るだけで、完全に統率が取られる。
加えて、フォレストタイガーごときではマーラたちに勝てるわけもない。なので、ポスが行くことで、ジョナスらの安全が約束される。まあ、帰ってきたらポスのご機嫌を取らないとだけどね・・・
奴隷商人は、マーカスやアーロンがじっくり尋問を進めている。多少手荒なことをするのを許しているし、所詮は小物の木っ端商人のようで、ベラベラ質問に答えているらしい。
「じゃあ、あの奴隷商人とアーマスさんとこへの方向はとりあえずそんな感じね。で、本題の6人のこれからなんだけど・・・。やりたいこととかある?」
しばらくは静養のため、ゆっくりしてくれればいいが、ずっとそのままというわけにもいかない。私は気にしないし、領民の多くも気にしないだろうが、それがかえってドランドたちの居心地を悪くしてしまう。なので、午前中に見た領都で行われている仕事の中で、やりたいことがあればそれをさせてあげたいんだけど・・・
私がそう伝え聞いてみると、ドランドが手を上げた。
「ドランド、何かやりたいことある?」
「儂は元々鍛冶師だった。奴隷にされた後は、鍛冶の仕事だけじゃなく、幅広く物作りをやらされておったし、鍛冶の腕は落ちちゃいない。だから可能なら鍛冶、それか物作りの仕事をしたいんだが・・・」
「・・・・・・鍛冶か。うちの領には鍛冶師はいないし、技術者もいないからありがたいけど・・・」
そういってレーノの方を向くと、レーノも頷いていた。
問題は鍛冶師が仕事をする場所、そして材料の調達だ。
「とりあえず、希望は分かった。仕事場作ったり、材料の工面を考えたりですぐには難しいかもしれないけど、検討するね」
「ああ、頼む」
ドランドの妻のカベアさんもドランドの仕事を手伝ったり、本人は手先が器用で昔は装飾品などを作ったりしていたそうだ。これも実現できるのなら、やってもらいたい。
それからヤリスさんは、商人の家の生まれということもあって、読み書き計算が完璧だった。それに薬草や素材などの知識も豊富だったので、レーノの部下の文官の1人として働いてもらうことになった。
3人とも、我が領の足りていなかった部分を補ってくれることになったのは僥倖だった。見返りを求めて人助けをしたわけではないが、結果的にいい人材をゲットできた。
♢ ♢ ♢
ドランドたちを受け入れてから1週間、大人3人はそれぞれ仕事を始めていた。ドランドのために鍛治工房を建設することが決まってはいたが、場所の検討や、必要な道具の入手などやらなければならないことが多く、まだ着手できていない。特に道具類や材料はガッドで買うしかないため、近々ドランドを連れて出向くことが計画されていた。
それまでの間は、槌があればできる武具の簡単な修復や、宝物庫に溜め込まれている素材を吟味して、使えるものがないかを検討してもらっている。加えて、ゴーレムに興味があるようなので、私の研究を手伝ってもらっている。
ドランドの妻のカベアさんは裁縫も得意らしいので、ひとまず服やシーツ、タオルなどの布製品を作っている我が領唯一の服飾工房にて仕事をしてもらっている。案内人はメアリさんだ。カベアさんは、6人に提供した衣服がここで作られていると知ると、積極的に手伝いを申し出てくれたので、採用したのだった。
ヤリスさんはレーノの副官として、それまでレーノがほとんど1人で切り盛りしていた事務仕事の一部を担っている。一応、完全に信用できると分かるまでは、重要な仕事はさせず、能力を見ながら鍛えて行くとのことだったので、レーノに任せた。
子どもたち3人は、私と一緒にいることが多い。私が領内の視察で人の多いとこに行ったり、狩りのために領土の外へ出たりするときは、レーベルと一緒にいることが多かった。領都で暮らし始めて1週間、毎日『アマジュの実』を食べさせて、食事も栄養バランスを考慮しつつ、魔素の豊富な魔獣の肉を食べているので、身体はかなり健康に近づいている。
しかし、心はそうはいかない。生まれてから今までや幼少期の大切な時間を、奴隷として酷い扱いを受けてきたことによる心の傷はそう簡単には癒えない。こればかりは、ゆっくり時間をかけていくしかないので、なるべく不安にならないように心を許してくれている私やレーベルが、3人が家族と一緒にいられないときは、側にいるようにしているのだ。
ガッドへ行っていたジョナスらは、昨日戻ってきた。アーマスさんは王都キャバンにいたので会えなかったらしいが、ラムスさんとしっかり相談してきたらしい。
ラムスさんの要望は1つ。奴隷商人からできる限りダーバルド帝国の内情を聞き出すこと。その後の処理は任せるとのことだった。情報を聞き出すのは確定だったし、処理を任せてもらえるのはありがたい。尋問も手詰まりになりつつあったので、今晩あたりレーベルに任せ、終わり次第始末するかな。
361
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
孤児による孤児のための孤児院経営!!! 異世界に転生したけど能力がわかりませんでした
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はフィル
異世界に転生できたんだけど何も能力がないと思っていて7歳まで路上で暮らしてた
なぜか両親の記憶がなくて何とか生きてきたけど、とうとう能力についてわかることになった
孤児として暮らしていたため孤児の苦しみがわかったので孤児院を作ることから始めます
さあ、チートの時間だ
小さいぼくは最強魔術師一族!目指せ!もふもふスローライフ!
ひより のどか
ファンタジー
ねぇたまと、妹と、もふもふな家族と幸せに暮らしていたフィリー。そんな日常が崩れ去った。
一見、まだ小さな子どもたち。実は国が支配したがる程の大きな力を持っていて?
主人公フィリーは、実は違う世界で生きた記憶を持っていて?前世の記憶を活かして魔法の世界で代活躍?
「ねぇたまたちは、ぼくがまもりゅのら!」
『わふっ』
もふもふな家族も一緒にたくましく楽しく生きてくぞ!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
異世界に迷い込んだ盾職おっさんは『使えない』といわれ町ぐるみで追放されましたが、現在女の子の保護者になってます。
古嶺こいし
ファンタジー
異世界に神隠しに遭い、そのまま10年以上過ごした主人公、北城辰也はある日突然パーティーメンバーから『盾しか能がないおっさんは使えない』という理由で突然解雇されてしまう。勝手に冒険者資格も剥奪され、しかも家まで壊されて居場所を完全に失ってしまった。
頼りもない孤独な主人公はこれからどうしようと海辺で黄昏ていると、海に女の子が浮かんでいるのを発見する。
「うおおおおお!!??」
慌てて救助したことによって、北城辰也の物語が幕を開けたのだった。
基本出来上がり投稿となります!
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる