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第4章:新たな日々
第167話:大盛況の砦
アーロンの報告によれば砦の運用は順調なようだ。
しかし、
「来客は多い感じ?」
「はい。ある程度は予想しておりましたし、レーノの指示の下、準備していましたが、それを超えてきました」
「貴族の使者が多いの?」
「はい。私が砦を出発した今朝の段階で、18の貴族家からの使者が訪れています。加えて、耳の早い商人も多く訪れています。さらに、それらの護衛として同行していた冒険者や、ガッドを拠点に活動している冒険者も立ち寄っており、かなり混雑しています」
「・・・・・・そんなにか」
私への使者が森に入って死なれるのは迷惑なので、砦を作った。そして、その目的を果たすためにガッドや周辺の町へ情報を流し、使者たちを砦へ誘導した。それに魔獣の素材などの出荷元がうちの領であることは少し調べれば分かることなので、商人がくることも想定してはいた。トレイロ商会の商会長トレイロには事前にコンタクトをとってあったが、それ以外の商人が大挙して押し寄せたのは想定外だった。
当初の計画では、訪れた使者たちにうちの領の魔法武具や食材、ゴーレムをお披露目すれば、その噂を聞いた商人が来てくれるだろうというものだった。けれど、どうやらこの段階は不要だったようだ。
「人手がもっと必要?」
「いえ、それには及びません。来客は多いですが、滞在時間は短いですので」
「そうなの?」
「はい。ガッドの冒険者は1、2時間休憩したら立ち去りますし、商人たちも魔法武具の見学や食材の試食を一通り終えたらガッドに戻ります。まあ、レーノが滞在時間を制限していますから。そして貴族の使者も、手紙を渡すか伝言を伝えた後は、商人と同じです。一部、『大公殿下に直接』と主張する者もおりましたが、応じておりません」
「冒険者や商人はともかく、貴族の使者が素直に応じるの?」
「素直に・・・・・・かは分かりませんが、応じます。大方、レーノの背後に控えている騎士ゴーレムに怖じ気づいているのでしょう」
「ああ。あの見た目だけゴツくしたやつね。普通の騎士ゴーレムよりは動きが遅いし、鎧の部分もそんな頑丈じゃないんだけどね」
「まあ、通常の騎士ゴーレムの強さも知られてはいませんから。見た目のインパクトが大きいのでしょう」
「そうね」
あの出来損ないというか、試作品がレーノの役に立ったのならよかった。
本音を言えば、「もっとこう、強度を・・・」とか、「ここの形状を綺麗に・・・」とか、思うところはたくさんあるけど。
「それじゃあ、問題は無い?」
「いえ、1つ問題が・・・」
「何があったの?」
「昨晩、砦に侵入しようとした冒険者がおりました。数日前に砦を訪れていた冒険者でしたので、展示されていた魔法武具を盗もうとしていたのだと思われます」
「そっか。そういうバカが出てくるのも予想より早かったねー。拘束したの?」
「侵入者は全部で5人。1人は砦の南門から侵入を試みた際に、扉ゴーレムの防衛機構にひっかかり死亡しております。他の4人は拘束しております」
「扉ゴーレムの? 体当たりでもしたの?」
扉ゴーレムの防衛機構は魔獣が体当たりして破壊しようとするのを防ぐためのものだ。泥棒対策ではない。なんで死んだんだろう・・・
「鍵縄のような道具を用いて扉ゴーレムをよじ登ろうとして、何度か道具を投げた際に防衛機構は反応したようです。そして登る際に扉ゴーレムに触れたため・・・」
「串刺し、ね」
「はい。魔獣がやられたのは見たことがありましたが、人間が受けるとかなり悲惨な状態になっていました」
「・・・・・・まあ、ファングラヴィットとかフォレストタイガーを想定して作ってるからね・・・・・・」
砦にある2つの入り口。来客が多く訪れる北側は、木製の扉を作って設置してある。馬車が通れるような大きな扉があり、その下部に人が通れるような小さな扉が左右2つ備え付けてある。普段は、小さな扉を開いて、人の出入りを捌いている。北側は魔獣対策の必要性は低いし、多くの人や馬が近くを通るので、防衛機構が誤反応すると危ないと思ったからだ。
一方の南側は、森と接している。それに開閉するのは、騎士団が領都との間を移動する際や、数少ない場合でお客さんを案内するときだ。後者の場合も、騎士団が同行する。そのため、領都と同じく、扉ゴーレムを設置していた。それがまさか、泥棒退治に役立つとは・・・
「侵入者らは、死亡した男を含めて5人が南側から道具を使い、壁を登っての侵入を試みました。死亡した男はたまたま扉ゴーレムの場所を選んでいたため・・・。他の4人は壁を登ったところを発見し、騎士団が制圧しました。うち2人は冒険者になりたてといった感じで、怯えきってひたすら謝り続けています。死亡した男含めて3人はこの2人よりは年長なようで、ひたすら言い訳を続けています」
「うーん。まあ、魔法武具狙いの泥棒だよね。というか、他に砦に入る理由無いもんね」
「はい。宿泊していた使者が2名おりましたので、彼らを狙った可能性。レーノらうちの領の幹部を狙った可能性も、直ちに否定はできませんが・・・・・・」
「泥棒の可能性が高いよね-」
「そう思います」
まさか砦を作って1週間で泥棒・・・、こっちの言い方だと盗賊になるのかな?
盗賊が砦に侵入し魔法武具を狙った、と。
ドランドたちを連れていた奴隷商人以来、久しぶりにうちの領で捕まえた犯罪者か・・・。奴隷商人のときは、ダーバルド帝国のお抱え商人だったし、政治的な側面が強かった。そう考えると、こういった事態は初めてと言えるかもしれない。
私が初めての事態に少し狼狽えていると、話を聞いていたマーカスが、
「アーロン。賊は冒険者と言ったか?」
「はい。怯えている2人が初心者ランク。死亡した男を含めて3人がアイアンランクです。砦の近くに荷物を纏めて保管してあり、その中から冒険者カードを発見しております」
「そうか・・・。拠点はガッドか?」
「はい。ギルドへの報告には今朝向かっております」
「うむ・・・・・・」
マーカスは、少し前までガッドの冒険者ギルドで審査官をしていた。そのため彼の審査を経て冒険者登録をした若手冒険者は多いらしい。アイアンランクはともかく、初心者ランクの冒険者は冒険者になりたての子どもも多い。そのため、彼が審査を担当し、その後もアドバイスなんかをしたことがある冒険者の可能性が高いそうだ。そのためマーカスは悲痛な面持ちを崩さない。
「アーロン。冒険者ギルドへの報告って?」
「はい。冒険者が犯罪を犯した場合、国や領はギルドへ報告するように取り決めがなされております。冒険者ギルドは冒険者を国や領の不当な要求や扱いから守る反面、犯罪を行った冒険者に対しては、共同して毅然と対応します」
「なるほど。その報告ってわけね」
「はい。領内で犯罪を犯した者の犯罪者の処罰は領の担当ですが、別に冒険者ギルドからも除名等の処分がなされます。例外的に、冒険者ギルドに対する犯罪行為、例えば冒険者カードの偽造などを行った場合、それを領の騎士団が覚知した場合でも、身柄はギルドへ引き渡されます」
「ありがと。それで、拘束した冒険者たちをどうするかって話よね」
「はい。砦への略奪目的での侵入及び騎士団との戦闘が犯罪の内容です。ともに、それだけで死罪とされても文句を言えないような犯罪ですが・・・」
そう。この世界、刑罰の基準や程度が、前世の感覚からすると重いのだ。まあ、当然と言えば当然だが・・・
都市への不法侵入は、そこを管理する領主への反逆と捉えられる。反逆罪、そりゃもう、死刑一択だ。騎士団との戦闘も同じ理由で重罪となる。
うちの砦が都市と言えるのかは微妙なところだが、領主が管理しており騎士団が守っている場所。中に入るのも騎士団の許可が必要。と考えると、当てはまるのだろう。
そもそも、この世界には刑法典なるものは存在しない。大まかな犯罪類型とそれに対応する刑罰が分類されているだけだ。裁判制度を整備するかも国や領による。ちなみにうちの領には裁判制度は無い。いや、ゆくゆくは整備する必要があるのだろうが、領民が少なく揉め事さえ起こらなかったので、後回しにされていた。そのため、私の判断1つで、首をはねることができる。いや、この世界基準でいけば、裁判制度が整えられても、あくまで領主の判断材料が増えるに過ぎず、最終判断は領主もしくは領主が任命する担当の文官が行うのだけどね。
しかし、
「来客は多い感じ?」
「はい。ある程度は予想しておりましたし、レーノの指示の下、準備していましたが、それを超えてきました」
「貴族の使者が多いの?」
「はい。私が砦を出発した今朝の段階で、18の貴族家からの使者が訪れています。加えて、耳の早い商人も多く訪れています。さらに、それらの護衛として同行していた冒険者や、ガッドを拠点に活動している冒険者も立ち寄っており、かなり混雑しています」
「・・・・・・そんなにか」
私への使者が森に入って死なれるのは迷惑なので、砦を作った。そして、その目的を果たすためにガッドや周辺の町へ情報を流し、使者たちを砦へ誘導した。それに魔獣の素材などの出荷元がうちの領であることは少し調べれば分かることなので、商人がくることも想定してはいた。トレイロ商会の商会長トレイロには事前にコンタクトをとってあったが、それ以外の商人が大挙して押し寄せたのは想定外だった。
当初の計画では、訪れた使者たちにうちの領の魔法武具や食材、ゴーレムをお披露目すれば、その噂を聞いた商人が来てくれるだろうというものだった。けれど、どうやらこの段階は不要だったようだ。
「人手がもっと必要?」
「いえ、それには及びません。来客は多いですが、滞在時間は短いですので」
「そうなの?」
「はい。ガッドの冒険者は1、2時間休憩したら立ち去りますし、商人たちも魔法武具の見学や食材の試食を一通り終えたらガッドに戻ります。まあ、レーノが滞在時間を制限していますから。そして貴族の使者も、手紙を渡すか伝言を伝えた後は、商人と同じです。一部、『大公殿下に直接』と主張する者もおりましたが、応じておりません」
「冒険者や商人はともかく、貴族の使者が素直に応じるの?」
「素直に・・・・・・かは分かりませんが、応じます。大方、レーノの背後に控えている騎士ゴーレムに怖じ気づいているのでしょう」
「ああ。あの見た目だけゴツくしたやつね。普通の騎士ゴーレムよりは動きが遅いし、鎧の部分もそんな頑丈じゃないんだけどね」
「まあ、通常の騎士ゴーレムの強さも知られてはいませんから。見た目のインパクトが大きいのでしょう」
「そうね」
あの出来損ないというか、試作品がレーノの役に立ったのならよかった。
本音を言えば、「もっとこう、強度を・・・」とか、「ここの形状を綺麗に・・・」とか、思うところはたくさんあるけど。
「それじゃあ、問題は無い?」
「いえ、1つ問題が・・・」
「何があったの?」
「昨晩、砦に侵入しようとした冒険者がおりました。数日前に砦を訪れていた冒険者でしたので、展示されていた魔法武具を盗もうとしていたのだと思われます」
「そっか。そういうバカが出てくるのも予想より早かったねー。拘束したの?」
「侵入者は全部で5人。1人は砦の南門から侵入を試みた際に、扉ゴーレムの防衛機構にひっかかり死亡しております。他の4人は拘束しております」
「扉ゴーレムの? 体当たりでもしたの?」
扉ゴーレムの防衛機構は魔獣が体当たりして破壊しようとするのを防ぐためのものだ。泥棒対策ではない。なんで死んだんだろう・・・
「鍵縄のような道具を用いて扉ゴーレムをよじ登ろうとして、何度か道具を投げた際に防衛機構は反応したようです。そして登る際に扉ゴーレムに触れたため・・・」
「串刺し、ね」
「はい。魔獣がやられたのは見たことがありましたが、人間が受けるとかなり悲惨な状態になっていました」
「・・・・・・まあ、ファングラヴィットとかフォレストタイガーを想定して作ってるからね・・・・・・」
砦にある2つの入り口。来客が多く訪れる北側は、木製の扉を作って設置してある。馬車が通れるような大きな扉があり、その下部に人が通れるような小さな扉が左右2つ備え付けてある。普段は、小さな扉を開いて、人の出入りを捌いている。北側は魔獣対策の必要性は低いし、多くの人や馬が近くを通るので、防衛機構が誤反応すると危ないと思ったからだ。
一方の南側は、森と接している。それに開閉するのは、騎士団が領都との間を移動する際や、数少ない場合でお客さんを案内するときだ。後者の場合も、騎士団が同行する。そのため、領都と同じく、扉ゴーレムを設置していた。それがまさか、泥棒退治に役立つとは・・・
「侵入者らは、死亡した男を含めて5人が南側から道具を使い、壁を登っての侵入を試みました。死亡した男はたまたま扉ゴーレムの場所を選んでいたため・・・。他の4人は壁を登ったところを発見し、騎士団が制圧しました。うち2人は冒険者になりたてといった感じで、怯えきってひたすら謝り続けています。死亡した男含めて3人はこの2人よりは年長なようで、ひたすら言い訳を続けています」
「うーん。まあ、魔法武具狙いの泥棒だよね。というか、他に砦に入る理由無いもんね」
「はい。宿泊していた使者が2名おりましたので、彼らを狙った可能性。レーノらうちの領の幹部を狙った可能性も、直ちに否定はできませんが・・・・・・」
「泥棒の可能性が高いよね-」
「そう思います」
まさか砦を作って1週間で泥棒・・・、こっちの言い方だと盗賊になるのかな?
盗賊が砦に侵入し魔法武具を狙った、と。
ドランドたちを連れていた奴隷商人以来、久しぶりにうちの領で捕まえた犯罪者か・・・。奴隷商人のときは、ダーバルド帝国のお抱え商人だったし、政治的な側面が強かった。そう考えると、こういった事態は初めてと言えるかもしれない。
私が初めての事態に少し狼狽えていると、話を聞いていたマーカスが、
「アーロン。賊は冒険者と言ったか?」
「はい。怯えている2人が初心者ランク。死亡した男を含めて3人がアイアンランクです。砦の近くに荷物を纏めて保管してあり、その中から冒険者カードを発見しております」
「そうか・・・。拠点はガッドか?」
「はい。ギルドへの報告には今朝向かっております」
「うむ・・・・・・」
マーカスは、少し前までガッドの冒険者ギルドで審査官をしていた。そのため彼の審査を経て冒険者登録をした若手冒険者は多いらしい。アイアンランクはともかく、初心者ランクの冒険者は冒険者になりたての子どもも多い。そのため、彼が審査を担当し、その後もアドバイスなんかをしたことがある冒険者の可能性が高いそうだ。そのためマーカスは悲痛な面持ちを崩さない。
「アーロン。冒険者ギルドへの報告って?」
「はい。冒険者が犯罪を犯した場合、国や領はギルドへ報告するように取り決めがなされております。冒険者ギルドは冒険者を国や領の不当な要求や扱いから守る反面、犯罪を行った冒険者に対しては、共同して毅然と対応します」
「なるほど。その報告ってわけね」
「はい。領内で犯罪を犯した者の犯罪者の処罰は領の担当ですが、別に冒険者ギルドからも除名等の処分がなされます。例外的に、冒険者ギルドに対する犯罪行為、例えば冒険者カードの偽造などを行った場合、それを領の騎士団が覚知した場合でも、身柄はギルドへ引き渡されます」
「ありがと。それで、拘束した冒険者たちをどうするかって話よね」
「はい。砦への略奪目的での侵入及び騎士団との戦闘が犯罪の内容です。ともに、それだけで死罪とされても文句を言えないような犯罪ですが・・・」
そう。この世界、刑罰の基準や程度が、前世の感覚からすると重いのだ。まあ、当然と言えば当然だが・・・
都市への不法侵入は、そこを管理する領主への反逆と捉えられる。反逆罪、そりゃもう、死刑一択だ。騎士団との戦闘も同じ理由で重罪となる。
うちの砦が都市と言えるのかは微妙なところだが、領主が管理しており騎士団が守っている場所。中に入るのも騎士団の許可が必要。と考えると、当てはまるのだろう。
そもそも、この世界には刑法典なるものは存在しない。大まかな犯罪類型とそれに対応する刑罰が分類されているだけだ。裁判制度を整備するかも国や領による。ちなみにうちの領には裁判制度は無い。いや、ゆくゆくは整備する必要があるのだろうが、領民が少なく揉め事さえ起こらなかったので、後回しにされていた。そのため、私の判断1つで、首をはねることができる。いや、この世界基準でいけば、裁判制度が整えられても、あくまで領主の判断材料が増えるに過ぎず、最終判断は領主もしくは領主が任命する担当の文官が行うのだけどね。
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