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第4章:新たな日々
第189話:出陣
サイル伯爵領の領都スーンの近くに広がる荒野地帯。荒野といっても森などがなく、複数の小さな岩山や谷が折り重なった地形というだけらしい。そこに住み着いた複数の魔獣・魔物からなる群れ。その群れの討伐を私とクルセイル大公領の騎士団が担当することになった。
なったのだが・・・・・・
「コトハ様。荒野をコトハ様方にお任せするとしても、こちらから案内を付けさせていただきたく存じます」
「案内?」
「はい。お力添えをお願いした身で失礼なことは承知ですが、1箇所とはいえ我が領の問題を完全に他領の方々にお任せするのは、どうしても外聞が悪く・・・・・・。虫がいい話なのは重々承知しておりますが、最低限、『同行した』という事実が必要でして・・・」
そういうことか。
何なら、私たちが手伝ったことを完全に隠してもらってもいい。そもそも今回私が引き受けたのは、ギブスさんの力になってあげたいという気持ちやサーシャを助けてあげたいという気持ち故だ。加えて、私やポーラ、ホムラが全力で魔法を使える環境で魔法を使ってみたいというのも理由になる。
だから、レーノが指摘していた貸し借りがどうのは、ぶっちゃけどうでもいい。まあ、そんなことを言ったらレーノに叱られるし、マーカスたちにも少し申し訳ないから言わないけどね。
・・・なので、
「それは別に構わないけど・・・。でもさ、戦力割いたら残りの対処に支障をきたさない?」
「はい。ですので、伯爵家の者1人と部隊1つを同行させていただきたく・・・・・・」
「なるほど。私は別に構わないけど・・・」
レーノとマーカスの方を見てみれば2人とも頷いていた。この辺の貴族的なラインは2人の方が詳しいので、2人が大丈夫ならいいのであろう。
「ありがとうございます。それではロッドに・・・・・・」
「お父様!」
「な、なんだ、サーシャ」
「私が参ります!」
名乗りを上げたのはサーシャだった。ギブスさんはロッドさんを指名しようとしていたのだが、それを遮った。
いやー、なんかそんな気はしてたんだよね。さっきからチラチラこっちを見てたし。サーシャは、自分だけ屋敷でゆっくりしてるって性格じゃなさそうだったしね。
「な、何を言ってるんだ! 魔獣や魔物の群れがいるのだぞ!」
「当然です。そこにコトハは行くのでしょう? それにカイト様やポーラ様も。サイル伯爵家の人間である私が、危険だからと同行しないのは通りません!」
「だ、だからこそ、ロッドを、だな・・・・・・」
「ロッドお兄様には、次期当主としてお父様のサポートをするお役目があります。それに今回は、サイル伯爵領の騎士団を2つに分けるのですから、そちらを指揮する人が必要では? 普通に考えれば、それがロッドお兄様のお役目です」
「だ、だったら、トームが・・・」
「あら。でしたら私でもいいのでは?」
「・・・・・・そ、それは」
「コトハは私のお友達です。お友達が、私の家のそしてサイル伯爵領のために戦ってくれるのであれば、私はそれを近くで支えたいです」
「だが、サーシャでは足手まといに・・・」
「それは分かっています。ですが、コトハやクルセイル大公領の騎士団の方々にとって、足手まといなのは、トームお兄様でも同じでは?」
サーシャとギブスさんの話が止まらない。
まあ、ギブスさんの気持ちは理解できるんだけどね。それに、はっきり足手まといって名指しされたトームさんは、なんかいたたまれないよね。サーシャに聞いた話では、トームさんは文官タイプで、あんまり強くないんだとか。一方のロッドさんは、お父さん譲りの非凡な戦闘センスを持ち、少し魔法も使えるんだとか。
そしてサーシャはかなり魔法が使えるらしい。本人は謙遜していたけど、魔力量はサイル伯爵領サイドでは飛び抜けているのは分かっている。
サーシャとギブスさん、娘と父親の言い争い・・・、話し合いはしばらく続いたが、結局ギブスさんが負けた。いや、だろうと思ってたけど。今回はマインさんの介入もなく、ボーマンさんたちサイル伯爵領の皆さんは見守る構えだった。そのため完全に娘対父親であり、この勝負に父親が勝つことはあり得なかった。
「わ、分かった。コトハ様、娘を頼めるだろうか・・・」
「いいよ。けど、私っていうか私たちの指示は聞いてね? 実際に指揮を執るのはマーカスだから。あくまで、指示に従って見守るだけだよ?」
「もちろん。よろしくね、コトハ」
「・・・・・・・・・わ、分かった。では、コトハ様方の一行には、サーシャと騎士の部隊を付けよう。残り2箇所は、オオカミ系の魔獣の群れがいるファシュの森を私が、ゴブリンの群れがいるガルの森をロッドが担当することとする。トームはスーンにのこり、執務を任せる。ボーマンよ、騎士団を2つに分けろ。それから冒険者ギルドに強制依頼を出せ。明朝、出発する」
「はっ」
ギブスさんの言葉に、サイル伯爵領の人たちが一斉に動き出す。こちらもマーカスが騎士団の準備に向かう。
そういえば・・・
「フォブスとノリスはどうする?」
2人のことを決めてなかった。まあ、どう見ても行く気満々なんだけど、一応余所様の子を預かってる立場ではあるんだよね・・・
まあ、ラムスさんから基本的に2人の希望を聞いてあげてほしいとは言われてるんだけど、危険なことに違いはないし・・・
「参加します!」
「僕もです」
予想通りの答えを返すフォブスとノリス。
慌てたのはやはりギブスさんだ。
「お、お待ちください。コトハ様。お二人も参加なさるのですか?」
「本人は行く気満々だけど。一応、ラムスさんから預かってる立場ではあるんだよね。けど、まあ、ねー・・・」
「大丈夫です。何かあっても自己責任であると、書き残しておきます。それに、指示は守ります」
「・・・・・・そうだね」
「い、いや、しかし・・・」
「まあ、フォブスは普通に冒険者として活動してたしね。それこそ、カイトとキアラと3人で、冒険者として参加すれば? 強制依頼って、貢献度みたいなの結構加算されるんでしょ?」
「なるほど・・・。カイト! キアラ!」
フォブスが2人に呼びかけると、2人とも賛成なようで頷いた。まあ、うちに来てから冒険者としての活動はしてなかったしね。
「じゃあ、ノリスは私たちと一緒に。私たちから離れず、指示を守るって約束できる?」
「はい! もちろんです」
「よし。じゃあ、そういうことでいこう。カイトたちは、私たちと一緒でもギブスさんたちについて行ってもいいよ」
「うーん、さすがにコトハお姉ちゃんのとこについて行くよ。ポーラとノリスも心配だし」
「そっか。じゃあ、そういうことで。ギブスさん、いいですか?」
「え、あ、はぁ・・・。だ、大丈夫なのですか?」
「大丈夫だと思いますよ。まあ、子どもたちは、私たちがきちんと守るので。もちろんサーシャも」
「わ、分かりました。コトハ様を信じます。よろしくお願いします」
♢ ♢ ♢
翌朝、領都の門を出て直ぐの所に、今回の作戦に参加する面々が集結していた。
サイル伯爵領の騎士団、クルセイル大公領の騎士団、そして冒険者だ。カイトたち3人は、強制依頼を受けた上で、私たちのところに配属された扱いになっている。
まずはギブスさんが前に出た。
「諸君! 我が領は、未曾有の危機に瀕している。多くの魔獣・魔物が領に入り、民を、旅人を襲っている。既に滅ぼされた村もある。しかし我々は、これを黙して諦めることなどできない! 全力をもって、魔獣共を打ち倒し、領を守らなければならない! 今がその力を振るうときだ!」
「「「おうっ!!」」」
ギブスさんに発破を掛けられ、騎士団、冒険者が大きな声で気合いを入れる。
ギブスさんが下がると、私の方を見た。
私は前に出ると、
「私の名は、コトハ・フォン・マーシャグ・クルセイル。クルセイル大公よ」
私がそう名乗ると、私を知らない騎士や冒険者を中心にざわつく。中には跪こうとするものまでいる。・・・いや、別に変なことではないのか?
だが、すかさず、
「静まれ!」
とマーカスの怒号が飛ぶ。
「今は跪く必要も無いわ。今回、クルセイル大公領はサイル伯爵領の援助を行います。マーカス、騎士ゴーレムの使用を許可します。あとは予定通りに」
「はっ!」
マーカスが指示を出すと、並んでいた馬車から騎士ゴーレムが降りてきて整列する。
私も一応名乗ってほしいとのことで、こうして前にでたけど、やっぱり慣れたもんじゃない。できるだけ偉そうに、だけどウザくはならないように気を使いながら、マーカスに指示を出す。レーノとレーベル、それにカイトも満足そうにしていたので、これで良かったのだろう。
なったのだが・・・・・・
「コトハ様。荒野をコトハ様方にお任せするとしても、こちらから案内を付けさせていただきたく存じます」
「案内?」
「はい。お力添えをお願いした身で失礼なことは承知ですが、1箇所とはいえ我が領の問題を完全に他領の方々にお任せするのは、どうしても外聞が悪く・・・・・・。虫がいい話なのは重々承知しておりますが、最低限、『同行した』という事実が必要でして・・・」
そういうことか。
何なら、私たちが手伝ったことを完全に隠してもらってもいい。そもそも今回私が引き受けたのは、ギブスさんの力になってあげたいという気持ちやサーシャを助けてあげたいという気持ち故だ。加えて、私やポーラ、ホムラが全力で魔法を使える環境で魔法を使ってみたいというのも理由になる。
だから、レーノが指摘していた貸し借りがどうのは、ぶっちゃけどうでもいい。まあ、そんなことを言ったらレーノに叱られるし、マーカスたちにも少し申し訳ないから言わないけどね。
・・・なので、
「それは別に構わないけど・・・。でもさ、戦力割いたら残りの対処に支障をきたさない?」
「はい。ですので、伯爵家の者1人と部隊1つを同行させていただきたく・・・・・・」
「なるほど。私は別に構わないけど・・・」
レーノとマーカスの方を見てみれば2人とも頷いていた。この辺の貴族的なラインは2人の方が詳しいので、2人が大丈夫ならいいのであろう。
「ありがとうございます。それではロッドに・・・・・・」
「お父様!」
「な、なんだ、サーシャ」
「私が参ります!」
名乗りを上げたのはサーシャだった。ギブスさんはロッドさんを指名しようとしていたのだが、それを遮った。
いやー、なんかそんな気はしてたんだよね。さっきからチラチラこっちを見てたし。サーシャは、自分だけ屋敷でゆっくりしてるって性格じゃなさそうだったしね。
「な、何を言ってるんだ! 魔獣や魔物の群れがいるのだぞ!」
「当然です。そこにコトハは行くのでしょう? それにカイト様やポーラ様も。サイル伯爵家の人間である私が、危険だからと同行しないのは通りません!」
「だ、だからこそ、ロッドを、だな・・・・・・」
「ロッドお兄様には、次期当主としてお父様のサポートをするお役目があります。それに今回は、サイル伯爵領の騎士団を2つに分けるのですから、そちらを指揮する人が必要では? 普通に考えれば、それがロッドお兄様のお役目です」
「だ、だったら、トームが・・・」
「あら。でしたら私でもいいのでは?」
「・・・・・・そ、それは」
「コトハは私のお友達です。お友達が、私の家のそしてサイル伯爵領のために戦ってくれるのであれば、私はそれを近くで支えたいです」
「だが、サーシャでは足手まといに・・・」
「それは分かっています。ですが、コトハやクルセイル大公領の騎士団の方々にとって、足手まといなのは、トームお兄様でも同じでは?」
サーシャとギブスさんの話が止まらない。
まあ、ギブスさんの気持ちは理解できるんだけどね。それに、はっきり足手まといって名指しされたトームさんは、なんかいたたまれないよね。サーシャに聞いた話では、トームさんは文官タイプで、あんまり強くないんだとか。一方のロッドさんは、お父さん譲りの非凡な戦闘センスを持ち、少し魔法も使えるんだとか。
そしてサーシャはかなり魔法が使えるらしい。本人は謙遜していたけど、魔力量はサイル伯爵領サイドでは飛び抜けているのは分かっている。
サーシャとギブスさん、娘と父親の言い争い・・・、話し合いはしばらく続いたが、結局ギブスさんが負けた。いや、だろうと思ってたけど。今回はマインさんの介入もなく、ボーマンさんたちサイル伯爵領の皆さんは見守る構えだった。そのため完全に娘対父親であり、この勝負に父親が勝つことはあり得なかった。
「わ、分かった。コトハ様、娘を頼めるだろうか・・・」
「いいよ。けど、私っていうか私たちの指示は聞いてね? 実際に指揮を執るのはマーカスだから。あくまで、指示に従って見守るだけだよ?」
「もちろん。よろしくね、コトハ」
「・・・・・・・・・わ、分かった。では、コトハ様方の一行には、サーシャと騎士の部隊を付けよう。残り2箇所は、オオカミ系の魔獣の群れがいるファシュの森を私が、ゴブリンの群れがいるガルの森をロッドが担当することとする。トームはスーンにのこり、執務を任せる。ボーマンよ、騎士団を2つに分けろ。それから冒険者ギルドに強制依頼を出せ。明朝、出発する」
「はっ」
ギブスさんの言葉に、サイル伯爵領の人たちが一斉に動き出す。こちらもマーカスが騎士団の準備に向かう。
そういえば・・・
「フォブスとノリスはどうする?」
2人のことを決めてなかった。まあ、どう見ても行く気満々なんだけど、一応余所様の子を預かってる立場ではあるんだよね・・・
まあ、ラムスさんから基本的に2人の希望を聞いてあげてほしいとは言われてるんだけど、危険なことに違いはないし・・・
「参加します!」
「僕もです」
予想通りの答えを返すフォブスとノリス。
慌てたのはやはりギブスさんだ。
「お、お待ちください。コトハ様。お二人も参加なさるのですか?」
「本人は行く気満々だけど。一応、ラムスさんから預かってる立場ではあるんだよね。けど、まあ、ねー・・・」
「大丈夫です。何かあっても自己責任であると、書き残しておきます。それに、指示は守ります」
「・・・・・・そうだね」
「い、いや、しかし・・・」
「まあ、フォブスは普通に冒険者として活動してたしね。それこそ、カイトとキアラと3人で、冒険者として参加すれば? 強制依頼って、貢献度みたいなの結構加算されるんでしょ?」
「なるほど・・・。カイト! キアラ!」
フォブスが2人に呼びかけると、2人とも賛成なようで頷いた。まあ、うちに来てから冒険者としての活動はしてなかったしね。
「じゃあ、ノリスは私たちと一緒に。私たちから離れず、指示を守るって約束できる?」
「はい! もちろんです」
「よし。じゃあ、そういうことでいこう。カイトたちは、私たちと一緒でもギブスさんたちについて行ってもいいよ」
「うーん、さすがにコトハお姉ちゃんのとこについて行くよ。ポーラとノリスも心配だし」
「そっか。じゃあ、そういうことで。ギブスさん、いいですか?」
「え、あ、はぁ・・・。だ、大丈夫なのですか?」
「大丈夫だと思いますよ。まあ、子どもたちは、私たちがきちんと守るので。もちろんサーシャも」
「わ、分かりました。コトハ様を信じます。よろしくお願いします」
♢ ♢ ♢
翌朝、領都の門を出て直ぐの所に、今回の作戦に参加する面々が集結していた。
サイル伯爵領の騎士団、クルセイル大公領の騎士団、そして冒険者だ。カイトたち3人は、強制依頼を受けた上で、私たちのところに配属された扱いになっている。
まずはギブスさんが前に出た。
「諸君! 我が領は、未曾有の危機に瀕している。多くの魔獣・魔物が領に入り、民を、旅人を襲っている。既に滅ぼされた村もある。しかし我々は、これを黙して諦めることなどできない! 全力をもって、魔獣共を打ち倒し、領を守らなければならない! 今がその力を振るうときだ!」
「「「おうっ!!」」」
ギブスさんに発破を掛けられ、騎士団、冒険者が大きな声で気合いを入れる。
ギブスさんが下がると、私の方を見た。
私は前に出ると、
「私の名は、コトハ・フォン・マーシャグ・クルセイル。クルセイル大公よ」
私がそう名乗ると、私を知らない騎士や冒険者を中心にざわつく。中には跪こうとするものまでいる。・・・いや、別に変なことではないのか?
だが、すかさず、
「静まれ!」
とマーカスの怒号が飛ぶ。
「今は跪く必要も無いわ。今回、クルセイル大公領はサイル伯爵領の援助を行います。マーカス、騎士ゴーレムの使用を許可します。あとは予定通りに」
「はっ!」
マーカスが指示を出すと、並んでいた馬車から騎士ゴーレムが降りてきて整列する。
私も一応名乗ってほしいとのことで、こうして前にでたけど、やっぱり慣れたもんじゃない。できるだけ偉そうに、だけどウザくはならないように気を使いながら、マーカスに指示を出す。レーノとレーベル、それにカイトも満足そうにしていたので、これで良かったのだろう。
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