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第4章:新たな日々
第196話:後処理と報告
真ん中の『エルフ』だったと思われる相手は、キアラたちに任せることにした。
となると、両サイドの2体になるんだけど・・・
「マーカス。右側のオークっぽいやつをお願い。ホムラも付けるから、騎士ゴーレムに攻撃を防がせつつ、騎士たちとホムラで攻撃して」
「お任せを」
「左の獣は私とポーラで。行くよ」
「分かった!」
感じた魔力、見た目、そして多くの魔獣・魔物が付き従っていたという事実から、かなり身構えていたが、結果は呆気ないものだった。
騎士ゴーレムは難なくオークっぽいやつの攻撃を受け止め、騎士たちによる攻撃、そしてホムラの攻撃で沈めることができた。
一方の私とポーラが相手をした獣。攻撃の重さや使ってくる魔法の威力は脅威的なものだったが、その精度はハッキリ言って酷いものだった。力を制御できていない、自分の力を把握できていない、そんな印象を抱きながら、簡単に倒すことができた。
最後に真ん中の相手。こちらも、感じるオーラとは裏腹にキアラが一撃で魔石を破壊した。
そして死ぬ間際にキアラと話していた内容。
カイトたちが話していたが、ダーバルド帝国で奴隷として酷い扱いを受け、あげく実験に使われた。どんな実験かは正確には分からないが、亡くなった『エルフ』、ミリアさんの身体を見る限り、碌でもない実験であることは間違いがない。そして、その実験がレーベルたちを焦らせた原因なんだろう・・・
両サイドの生命体が死んでいることを再度確認し、キアラの元へ集まる。
「キアラ、大丈夫?」
「・・・コトハさん。大丈夫、かは分かりませんが、今できる最善のことはできたと思います」
「うん、そうだね。彼女、ミリアさんは最後にキアラに感謝していたからね。それは間違いないと思うよ。・・・・・・で、レーベル」
「はい。ですが先に、ミリア殿のご遺体、そして後ろに倒れている2体の死体を調べさせていただきたく思います。我々が危惧していることが起こっているのかどうかを」
「・・・分かった。だけど先に1つ教えて、貴方たちが危惧しているのは何?」
「かつて生み出され、そして1つ残らず廃棄された禁術、様々な生物や非生物を融合する禁術が使われた可能性です」
「・・・・・・・・・仮にそれが使われたとしたら?」
「直ちに何か問題が起こるわけではありません。ですが、この禁術には際限がありません。理論上は、どんな生物、そして自然をも凌駕する超生物を生み出すことも可能となります。そうなれば、自然など、この世の秩序など、全てが失われてしまいます」
「・・・・・・そう。分かったわ。そのご遺体を調べれば、その禁術が使われたのかが分かるのね?」
「はい。禁術と申しましても、何らか特定の魔法、というわけではございません。複数の魔法が折り重なって生まれた結果でございます。ですので、ご遺体を調べどの程度までそれが行われたのかを調べる必要がございます」
「分かった。・・・キアラもいい?」
「必要なこと、なんですよね」
「はい」
「終わったら、ミリアさんをきちんと埋葬してあげられますよね?」
「無論です。最大限に丁寧に扱わせていただきます」
「分かりました」
「うん。レーベル、お願い。詳しいことは分かんないけど、説明できるだけの調査をお願いね」
「御意。では、私はしばらくお暇をいただきます。元いた場所にて、調べて参ります」
「うん、いってらっしゃい」
「失礼致します」
そういってレーベルは、ミリアさんの遺体と両サイド2体の死体を持ってこの場から消えた。元いた場所、おそらく空間の狭間へと帰ったのだろう。
♢ ♢ ♢
レーベルが去ってから、私たちはどうにか後始末を終わらせた。
まずは、マーカスが数人を率いて洞窟に入り、敵の残りがいないかを確認した。その結果、洞窟内には何も残ってはおらず、ここに集まっていた魔獣・魔物の討伐は完了したと結論づけられた。なお、洞窟の中にはミリアさんたちが生活していたと思しき形跡もあったらしいが、食事の後と思われるものが見つかっただけで、彼女たちの事情が分かるものは無かった。
そして困ったのが魔獣・魔物の死骸の処理だ。
倒すのに必死だったので仕方がないが、かなりの数の死骸が転がっている。しかもその多くが、かなりボロボロの・・・・・・、グロテスクな状態で。
「・・・・・・・マーカス、騎士ゴーレムと騎士たちに、死骸を何カ所かに集めるように指示してくれる」
「承知致しました・・・。燃やすのですね?」
「うん。別に要らないでしょ?」
「そうですな・・・。サイル伯爵への説明の為に、各種1体ずつ、特に上位種は残しておいた方がよろしいかと」
「ん。じゃあそれで。その辺の判別はお願いしていい?」
「お任せを」
それからマーカスたちの指示に従い、集められた魔獣・魔物の死骸を私、ポーラ、ホムラの3人と、騎士で『火魔法』が使える2人にも協力してもらい、焼却処分した。
魔獣・魔物を倒した冒険者は、討伐依頼であれば討伐の証明部位を、納品依頼であれば納品箇所を回収する。加えて、魔石やそれぞれの価値のある部位などを持ち帰ることができる分だけ回収する。
ただ私たちにとって、必要な部位を回収するために解体する時間と労力を考えれば、燃やすの一択だった。転がっている雑魚の死骸から取れる魔石は小さく、価値が低い。それに、今回はそもそも魔石が綺麗な形で残っているかを調べることから始めなければならない。そう考えると、処分するのが最善だった。
ちなみに、必要な部位の回収が済んだら、残りは燃やすか埋めるのが常識だ。それを怠れば、別の魔獣・魔物を呼び寄せてしまうし、疫病発生の原因にもなる。
『火魔法』が使える場合は燃やし、それ以外の場合では埋めるのが一般的になる。
そうして後片付けを終え、私たちはスーンへと帰還した。
♢ ♢ ♢
スーンに戻ると、昨晩の会議室に集合した。それぞれ、討伐が問題なく完了したことだけは先に報告してあるが、詳細の共有を行うためだ。
それに先立ち、私はフェイとレビンに、レーベルが調べている件についてどの程度話していいのかを確認した。
結果、任せる、とのこと。まあ、サーシャ含めてサイル伯爵側の人間が複数、あの異形の姿を目撃している。最後のレーベルの説明は聞かれていないが、見た内容は当然報告されるだろうし、「アレは、何だ?」という話になる。
私たち以外の2箇所は、想定通りの戦力で特に変な相手もいなかったらしい。トラブルもなく処理を完了できたとのことで問題は無かった。
そして、私たちの番。主に担当したのはうちの領の関係者だが、ここはサイル伯爵領でサイル伯爵領の事件。というわけで、メインの報告はノバクさんが行った。マーカスが随時補足していく。
敵の数、私たちの攻撃、と出席者を驚かせたところで、最後の話。支配階級の話に進んだ。
「想定通り、かの群れには支配階級がおりました。しかし、支配階級もその取り巻きも、ただの上位種と言うわけではなく・・・・・・」
そこで、視線が私に向けられた。
・・・・・・まあ、そうなるよね。
「簡単に言えば、支配階級は魔獣でも魔物でも無かったよ」
「・・・・・・と、言いますと?」
「レーベル、うちの執事に心当たりがあるらしくて調べさせてるけど、何らかの人為的な方法で複数の生物や非生物を合成した存在、としか。支配階級は、元は『エルフ』の女性だった」
「「「なっ!?」
当然の反応が返ってくる。
しかし、私はこれ以上の情報を持ち合わせていないし、説明できない。
「これ以上は、レーベルの調査を待たないと何とも。とにかく、その『エルフ』が放つ異常な魔力に寄せられて、あんな大規模な魔獣・魔物の群れができたみたい。彼女は別に群れを率いているつもりも命令したこともないみたいだった。最後にたまたま攻撃が向けられたから出てきたって感じだったし、それは間違いないと思う」
「・・・・・・なるほど。とにかく、討伐は完了し、敵は残っていないのは間違いないのですよね?」
「うん。それは間違いない。逃したやつもいないと思うし、あそこにいたのは文字通り全滅させたと言っていいと思うよ。支配階級については、何か分かったら知らせるね」
「・・・承知しました。コトハ様。改めてサイル伯爵領を代表して、此度のご助力心から感謝申し上げます。ゼット村の件に続き、民を、領をお救いいただきありがとうございました。サイル伯爵家、サイル伯爵領はこのご恩を決して忘れません」
そう言うと、サイル伯爵領の皆さんが立ち上がり、私たちに向かって頭を下げた。こっちには、マーカスたちもいるが、伯爵家の人間であるギブスさんたちも頭を下げている。
となると、両サイドの2体になるんだけど・・・
「マーカス。右側のオークっぽいやつをお願い。ホムラも付けるから、騎士ゴーレムに攻撃を防がせつつ、騎士たちとホムラで攻撃して」
「お任せを」
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「分かった!」
感じた魔力、見た目、そして多くの魔獣・魔物が付き従っていたという事実から、かなり身構えていたが、結果は呆気ないものだった。
騎士ゴーレムは難なくオークっぽいやつの攻撃を受け止め、騎士たちによる攻撃、そしてホムラの攻撃で沈めることができた。
一方の私とポーラが相手をした獣。攻撃の重さや使ってくる魔法の威力は脅威的なものだったが、その精度はハッキリ言って酷いものだった。力を制御できていない、自分の力を把握できていない、そんな印象を抱きながら、簡単に倒すことができた。
最後に真ん中の相手。こちらも、感じるオーラとは裏腹にキアラが一撃で魔石を破壊した。
そして死ぬ間際にキアラと話していた内容。
カイトたちが話していたが、ダーバルド帝国で奴隷として酷い扱いを受け、あげく実験に使われた。どんな実験かは正確には分からないが、亡くなった『エルフ』、ミリアさんの身体を見る限り、碌でもない実験であることは間違いがない。そして、その実験がレーベルたちを焦らせた原因なんだろう・・・
両サイドの生命体が死んでいることを再度確認し、キアラの元へ集まる。
「キアラ、大丈夫?」
「・・・コトハさん。大丈夫、かは分かりませんが、今できる最善のことはできたと思います」
「うん、そうだね。彼女、ミリアさんは最後にキアラに感謝していたからね。それは間違いないと思うよ。・・・・・・で、レーベル」
「はい。ですが先に、ミリア殿のご遺体、そして後ろに倒れている2体の死体を調べさせていただきたく思います。我々が危惧していることが起こっているのかどうかを」
「・・・分かった。だけど先に1つ教えて、貴方たちが危惧しているのは何?」
「かつて生み出され、そして1つ残らず廃棄された禁術、様々な生物や非生物を融合する禁術が使われた可能性です」
「・・・・・・・・・仮にそれが使われたとしたら?」
「直ちに何か問題が起こるわけではありません。ですが、この禁術には際限がありません。理論上は、どんな生物、そして自然をも凌駕する超生物を生み出すことも可能となります。そうなれば、自然など、この世の秩序など、全てが失われてしまいます」
「・・・・・・そう。分かったわ。そのご遺体を調べれば、その禁術が使われたのかが分かるのね?」
「はい。禁術と申しましても、何らか特定の魔法、というわけではございません。複数の魔法が折り重なって生まれた結果でございます。ですので、ご遺体を調べどの程度までそれが行われたのかを調べる必要がございます」
「分かった。・・・キアラもいい?」
「必要なこと、なんですよね」
「はい」
「終わったら、ミリアさんをきちんと埋葬してあげられますよね?」
「無論です。最大限に丁寧に扱わせていただきます」
「分かりました」
「うん。レーベル、お願い。詳しいことは分かんないけど、説明できるだけの調査をお願いね」
「御意。では、私はしばらくお暇をいただきます。元いた場所にて、調べて参ります」
「うん、いってらっしゃい」
「失礼致します」
そういってレーベルは、ミリアさんの遺体と両サイド2体の死体を持ってこの場から消えた。元いた場所、おそらく空間の狭間へと帰ったのだろう。
♢ ♢ ♢
レーベルが去ってから、私たちはどうにか後始末を終わらせた。
まずは、マーカスが数人を率いて洞窟に入り、敵の残りがいないかを確認した。その結果、洞窟内には何も残ってはおらず、ここに集まっていた魔獣・魔物の討伐は完了したと結論づけられた。なお、洞窟の中にはミリアさんたちが生活していたと思しき形跡もあったらしいが、食事の後と思われるものが見つかっただけで、彼女たちの事情が分かるものは無かった。
そして困ったのが魔獣・魔物の死骸の処理だ。
倒すのに必死だったので仕方がないが、かなりの数の死骸が転がっている。しかもその多くが、かなりボロボロの・・・・・・、グロテスクな状態で。
「・・・・・・・マーカス、騎士ゴーレムと騎士たちに、死骸を何カ所かに集めるように指示してくれる」
「承知致しました・・・。燃やすのですね?」
「うん。別に要らないでしょ?」
「そうですな・・・。サイル伯爵への説明の為に、各種1体ずつ、特に上位種は残しておいた方がよろしいかと」
「ん。じゃあそれで。その辺の判別はお願いしていい?」
「お任せを」
それからマーカスたちの指示に従い、集められた魔獣・魔物の死骸を私、ポーラ、ホムラの3人と、騎士で『火魔法』が使える2人にも協力してもらい、焼却処分した。
魔獣・魔物を倒した冒険者は、討伐依頼であれば討伐の証明部位を、納品依頼であれば納品箇所を回収する。加えて、魔石やそれぞれの価値のある部位などを持ち帰ることができる分だけ回収する。
ただ私たちにとって、必要な部位を回収するために解体する時間と労力を考えれば、燃やすの一択だった。転がっている雑魚の死骸から取れる魔石は小さく、価値が低い。それに、今回はそもそも魔石が綺麗な形で残っているかを調べることから始めなければならない。そう考えると、処分するのが最善だった。
ちなみに、必要な部位の回収が済んだら、残りは燃やすか埋めるのが常識だ。それを怠れば、別の魔獣・魔物を呼び寄せてしまうし、疫病発生の原因にもなる。
『火魔法』が使える場合は燃やし、それ以外の場合では埋めるのが一般的になる。
そうして後片付けを終え、私たちはスーンへと帰還した。
♢ ♢ ♢
スーンに戻ると、昨晩の会議室に集合した。それぞれ、討伐が問題なく完了したことだけは先に報告してあるが、詳細の共有を行うためだ。
それに先立ち、私はフェイとレビンに、レーベルが調べている件についてどの程度話していいのかを確認した。
結果、任せる、とのこと。まあ、サーシャ含めてサイル伯爵側の人間が複数、あの異形の姿を目撃している。最後のレーベルの説明は聞かれていないが、見た内容は当然報告されるだろうし、「アレは、何だ?」という話になる。
私たち以外の2箇所は、想定通りの戦力で特に変な相手もいなかったらしい。トラブルもなく処理を完了できたとのことで問題は無かった。
そして、私たちの番。主に担当したのはうちの領の関係者だが、ここはサイル伯爵領でサイル伯爵領の事件。というわけで、メインの報告はノバクさんが行った。マーカスが随時補足していく。
敵の数、私たちの攻撃、と出席者を驚かせたところで、最後の話。支配階級の話に進んだ。
「想定通り、かの群れには支配階級がおりました。しかし、支配階級もその取り巻きも、ただの上位種と言うわけではなく・・・・・・」
そこで、視線が私に向けられた。
・・・・・・まあ、そうなるよね。
「簡単に言えば、支配階級は魔獣でも魔物でも無かったよ」
「・・・・・・と、言いますと?」
「レーベル、うちの執事に心当たりがあるらしくて調べさせてるけど、何らかの人為的な方法で複数の生物や非生物を合成した存在、としか。支配階級は、元は『エルフ』の女性だった」
「「「なっ!?」
当然の反応が返ってくる。
しかし、私はこれ以上の情報を持ち合わせていないし、説明できない。
「これ以上は、レーベルの調査を待たないと何とも。とにかく、その『エルフ』が放つ異常な魔力に寄せられて、あんな大規模な魔獣・魔物の群れができたみたい。彼女は別に群れを率いているつもりも命令したこともないみたいだった。最後にたまたま攻撃が向けられたから出てきたって感じだったし、それは間違いないと思う」
「・・・・・・なるほど。とにかく、討伐は完了し、敵は残っていないのは間違いないのですよね?」
「うん。それは間違いない。逃したやつもいないと思うし、あそこにいたのは文字通り全滅させたと言っていいと思うよ。支配階級については、何か分かったら知らせるね」
「・・・承知しました。コトハ様。改めてサイル伯爵領を代表して、此度のご助力心から感謝申し上げます。ゼット村の件に続き、民を、領をお救いいただきありがとうございました。サイル伯爵家、サイル伯爵領はこのご恩を決して忘れません」
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