229 / 370
第5章:建国式典
第203話:クルセイル大公領の立ち位置
馬車から降り、アーマスさんたちと挨拶を交わす。
「お久しぶりです、アーマスさん、ラムスさん」
「久しぶりだなコトハ殿」
「お久しぶりです。息子たちの面倒をありがとうございました」
「気にしないで。カイトたちも、2人が一緒の方が楽しそうだったしね。それよりも、こんなお出迎えをしてくれてありがとうね。それに王都の入り口まで迎えをよこしてもらって」
「まあな。この出迎えにはこちらにも思惑があるので後で説明しよう。それと、王城までの案内は必要だったであろう。そもそも王城に滞在するのだからな」
「うん、助かったよ。それで、私はどうすれば?」
「ああ、そうだな。まず、厩舎と馬車の置き場に案内させよう」
そう言ってアーマスさんが横にいた男性に視線で合図を送る。
私もマーカスたちを見ると、既にジョナスが数名の部下をまとめて移動の準備をしていた。マーカスとそれ以外の騎士は私やカイトたちの近くに来ている。まあ、護衛だしね。
現在、騎士ゴーレムは馬車に積んである。盗まれることを警戒するのならば付いてこさせるべきなんだろうけど、30体近いゴーレムを連れて歩くのは目立つし邪魔だ。なので、馬車に積み込んだままにしておく。念のため、うちの騎士以外が馬車を開けた場合には殺さない程度の防衛行動を取るように命じてある。そして馬車には近づかないように管理している人に言いつけておけば問題ないだろう。それを無視されたら、どうなっても知らん。
ジョナスたちが馬や馬車を移動させ始めたのを確認し、私たちはアーマスさんの案内で王城の中へと入った。
「軽く聞いた話だが、道中にもいろいろあったようだな」
「まあね。それに関して私も話したいことあるんだけどいいかな?」
「ああ。とりあえず、ハール・・・国王陛下の元へ向かう。その後、話をさせてもらおう」
「ん、了解」
行き先は謁見の間みたいな仰々しい場所かと思ったら、普通の部屋だった。普通の部屋といってもかなり広いし、置いてある調度品はどれも煌びやかで見るからに高級そうだった。
「コトハ殿たちはそこに座ってくれ。フォブスとノリスはこっちだ」
案内され、コの字に並べられた大きなソファーにカイトとポーラの3人で座った。バイズ公爵家の人たちは横側に、向かいのソファーにハールさんが座るのだろう。
キアラは私を見て軽く首を振った後、レーノたちと並んで後ろに立った。別に座ってくれたら良いんだけど、やっぱ難しいかー・・・
よく一緒にいる5人の中でキアラだけ平民だ。カイトたちはそんなことを気にしていないが、キアラ本人はどうしても控えめになってしまう。それにレーノ曰く、外から見るとキアラだけ浮いている様に見えるとのこと。下らないちょっかいをかけられる火種にもなり得るとのことで、どうにかしたいと思っているところだ。
ソファーに座るとアーマスさんが話し始めた。
「ふぅ。まずはコトハ殿。改めてよく来てくれた」
「まあ、約束だったしね」
「そうだったな」
「それに、道中では友だちもできたし、いろんな町や村に立ち寄れて結構楽しかったから」
「そうか・・・。友だち、とは?」
「ん? サイル伯爵の長女のサーシャのこと。知ってる?」
「ああ、ギブスの娘か。ギブスが溺愛しているという」
「そう、そのサーシャ。後で話すけど、サイル伯爵領でいろいろあってね。そのときに」
「なるほど。それは良かった」
雑談しているとノックされ、アーマスさんが応じると部屋の扉が開いた。
まず入ってきたのは、先ほど見たのと同じ装備に身を包んだ近衛騎士が2人。その後ろからハールさんが姿を見せた。その背後には、数名の初めて見た貴族っぽい人たちや執事のような人が多数、そして近衛騎士がもう4人。
「これは、国王陛下」
アーマスさんがそうで迎え、私たちも軽く会釈を交わす。
アーマスさんやフォブスらバイズ公爵家の人たちほど仰々しく出迎えることはしない。詳しい案配は分からないが、前にレーノとラムスさんで相談して決まったらしい振る舞いを忠実に実行している。
ハールさんが座り、
「お久しぶりです、ハールさん」
私がそう言うと、後ろにいた貴族っぽい人たちが剣呑な雰囲気になった。
「クルセイル大公殿下。いくらなんでも、国王陛下をその様に呼ぶのはいかがなものかと思いますが?」
耐えられなかったのか、その内の1人、若い男性がそんなことを言ってきた。
・・・いや、知らんがな。本人にそう呼んでほしいと言われてるから呼んだだけなんだけど? というか、この人、私のこと知ってるんだ。
私の知ってる貴族は、アーマスさんたちやギブスさんたちを除けば、ガッドで紹介された6人だけ。その中にはこの人はいなかったと思うけど・・・
「そんなこと言われても、本人にそう呼べって言われたんだから。そもそもあなたは誰? 自己紹介も無くいきなりそんなこと言われてもムカつくんだけど?」
少し睨みながら返すと、
「なっ!?」
と、若い男性は気色ばんだ。
しかしそれは直ぐに止められる。
「止めよ、グレイブ。コトハ殿の言うとおり私がそう頼んだのだ。それに、彼女の言うことももっともだぞ」
「し、失礼致しました。クルセイル大公殿下にも失礼を」
「コトハ殿。此奴はグレイブ。この前紹介したシャルガム侯爵の長男だ。悪気は無いであろうが、少し堅いところがあってな。許してやってくれ」
「別に良いけど・・・」
ハールさんが間に入ったことで、少しモヤモヤしながらも、矛を収めることにした。
というか、普通に考えたらこの男性、グレイブさんの言ってることが正しいし。ハールさんと仲の良いアーマスさんですら、第一声は「国王陛下」だったんだしね。
少し反省していると、
「国王陛下もコトハ殿も、とりあえず座りましょう」
と、アーマスさんがこの話を終わらせた。
ハールさんが向かいに座り、グレイブさんたち付いてきていた貴族っぽい人・・・、少なくともグレイブさんは貴族だけど、が後ろに立った。
そして近衛騎士4人が入り口付近に、2人がハールさんの近くに立っている。・・・万が一の時に、直ぐにハールさんが部屋から出られるようにってことかな? それに加えて、私たちが何かしても、間に入れるような距離感って感じだね。この2人はかなり魔力量も多いし、腕利きなんだろうな。
そんなことを思っていると、
「まずは、コトハ殿。よく王都へ来てくれたな。歓迎する」
「あの時の約束だったし・・・ので」
「ははっ。これまで通りで構わんよ。元々、そういう約束だったしな」
「そう?」
「ああ。むしろ、その方がありがたい。国王になってからというもの、『国王陛下、国王陛下』とうんざりしておるのだ。それに、こちらにも思惑があるのでな」
「アーマスさんも言ってたけど、思惑って?」
「後で説明するが、まあ簡単に言えば、私とコトハ殿が友好的であることを示すことだな」
「ふーん。でも、そうするとさっきみたいに難癖付けられそうだけど?」
私が軽くグレイブさんの方を見ながら言うと、
「それも折り込み済みだ」
そうアーマスさんに言われた。
「どういうこと?」
「ラシアール王国には長いこと大公という爵位の貴族がいなかった。知識としてはあるが、実際は・・・」
「よく分かんない?」
「ああ。加えて、コトハ殿に打診したときに決まった条件。あれも加えると更に難しい。まあ、大公位の曖昧さに目を付けて、コトハ殿に大公位を打診したのだがな」
「ええっとー・・・、つまり?」
「早いところ、コトハ殿の立ち位置を確立させる必要がある。大公、という爵位の持つ意味だけではなく、国王陛下とコトハ殿との関係が友好的であり、一方で国王陛下がコトハ殿の上に立つわけではない。命令権は無く、あくまでも協力関係である。これを示す必要があるのだ」
「なるほど・・・」
「先ほどの出迎えの話にも絡むが、我々はクルセイル大公領を自治国のようなものと認識している。それを行動で示す予定なわけだ」
なるほど。道中でレーノが言っていた話のまんまか。
確かに前世の知識でも、大公が治める場所を「大公国」として独立国家のように扱っていたこともあった。税を納めず、命令権も無い。そりゃ、一国の貴族というよりは、自治国の国主といった方が分かりやすいか。
「お久しぶりです、アーマスさん、ラムスさん」
「久しぶりだなコトハ殿」
「お久しぶりです。息子たちの面倒をありがとうございました」
「気にしないで。カイトたちも、2人が一緒の方が楽しそうだったしね。それよりも、こんなお出迎えをしてくれてありがとうね。それに王都の入り口まで迎えをよこしてもらって」
「まあな。この出迎えにはこちらにも思惑があるので後で説明しよう。それと、王城までの案内は必要だったであろう。そもそも王城に滞在するのだからな」
「うん、助かったよ。それで、私はどうすれば?」
「ああ、そうだな。まず、厩舎と馬車の置き場に案内させよう」
そう言ってアーマスさんが横にいた男性に視線で合図を送る。
私もマーカスたちを見ると、既にジョナスが数名の部下をまとめて移動の準備をしていた。マーカスとそれ以外の騎士は私やカイトたちの近くに来ている。まあ、護衛だしね。
現在、騎士ゴーレムは馬車に積んである。盗まれることを警戒するのならば付いてこさせるべきなんだろうけど、30体近いゴーレムを連れて歩くのは目立つし邪魔だ。なので、馬車に積み込んだままにしておく。念のため、うちの騎士以外が馬車を開けた場合には殺さない程度の防衛行動を取るように命じてある。そして馬車には近づかないように管理している人に言いつけておけば問題ないだろう。それを無視されたら、どうなっても知らん。
ジョナスたちが馬や馬車を移動させ始めたのを確認し、私たちはアーマスさんの案内で王城の中へと入った。
「軽く聞いた話だが、道中にもいろいろあったようだな」
「まあね。それに関して私も話したいことあるんだけどいいかな?」
「ああ。とりあえず、ハール・・・国王陛下の元へ向かう。その後、話をさせてもらおう」
「ん、了解」
行き先は謁見の間みたいな仰々しい場所かと思ったら、普通の部屋だった。普通の部屋といってもかなり広いし、置いてある調度品はどれも煌びやかで見るからに高級そうだった。
「コトハ殿たちはそこに座ってくれ。フォブスとノリスはこっちだ」
案内され、コの字に並べられた大きなソファーにカイトとポーラの3人で座った。バイズ公爵家の人たちは横側に、向かいのソファーにハールさんが座るのだろう。
キアラは私を見て軽く首を振った後、レーノたちと並んで後ろに立った。別に座ってくれたら良いんだけど、やっぱ難しいかー・・・
よく一緒にいる5人の中でキアラだけ平民だ。カイトたちはそんなことを気にしていないが、キアラ本人はどうしても控えめになってしまう。それにレーノ曰く、外から見るとキアラだけ浮いている様に見えるとのこと。下らないちょっかいをかけられる火種にもなり得るとのことで、どうにかしたいと思っているところだ。
ソファーに座るとアーマスさんが話し始めた。
「ふぅ。まずはコトハ殿。改めてよく来てくれた」
「まあ、約束だったしね」
「そうだったな」
「それに、道中では友だちもできたし、いろんな町や村に立ち寄れて結構楽しかったから」
「そうか・・・。友だち、とは?」
「ん? サイル伯爵の長女のサーシャのこと。知ってる?」
「ああ、ギブスの娘か。ギブスが溺愛しているという」
「そう、そのサーシャ。後で話すけど、サイル伯爵領でいろいろあってね。そのときに」
「なるほど。それは良かった」
雑談しているとノックされ、アーマスさんが応じると部屋の扉が開いた。
まず入ってきたのは、先ほど見たのと同じ装備に身を包んだ近衛騎士が2人。その後ろからハールさんが姿を見せた。その背後には、数名の初めて見た貴族っぽい人たちや執事のような人が多数、そして近衛騎士がもう4人。
「これは、国王陛下」
アーマスさんがそうで迎え、私たちも軽く会釈を交わす。
アーマスさんやフォブスらバイズ公爵家の人たちほど仰々しく出迎えることはしない。詳しい案配は分からないが、前にレーノとラムスさんで相談して決まったらしい振る舞いを忠実に実行している。
ハールさんが座り、
「お久しぶりです、ハールさん」
私がそう言うと、後ろにいた貴族っぽい人たちが剣呑な雰囲気になった。
「クルセイル大公殿下。いくらなんでも、国王陛下をその様に呼ぶのはいかがなものかと思いますが?」
耐えられなかったのか、その内の1人、若い男性がそんなことを言ってきた。
・・・いや、知らんがな。本人にそう呼んでほしいと言われてるから呼んだだけなんだけど? というか、この人、私のこと知ってるんだ。
私の知ってる貴族は、アーマスさんたちやギブスさんたちを除けば、ガッドで紹介された6人だけ。その中にはこの人はいなかったと思うけど・・・
「そんなこと言われても、本人にそう呼べって言われたんだから。そもそもあなたは誰? 自己紹介も無くいきなりそんなこと言われてもムカつくんだけど?」
少し睨みながら返すと、
「なっ!?」
と、若い男性は気色ばんだ。
しかしそれは直ぐに止められる。
「止めよ、グレイブ。コトハ殿の言うとおり私がそう頼んだのだ。それに、彼女の言うことももっともだぞ」
「し、失礼致しました。クルセイル大公殿下にも失礼を」
「コトハ殿。此奴はグレイブ。この前紹介したシャルガム侯爵の長男だ。悪気は無いであろうが、少し堅いところがあってな。許してやってくれ」
「別に良いけど・・・」
ハールさんが間に入ったことで、少しモヤモヤしながらも、矛を収めることにした。
というか、普通に考えたらこの男性、グレイブさんの言ってることが正しいし。ハールさんと仲の良いアーマスさんですら、第一声は「国王陛下」だったんだしね。
少し反省していると、
「国王陛下もコトハ殿も、とりあえず座りましょう」
と、アーマスさんがこの話を終わらせた。
ハールさんが向かいに座り、グレイブさんたち付いてきていた貴族っぽい人・・・、少なくともグレイブさんは貴族だけど、が後ろに立った。
そして近衛騎士4人が入り口付近に、2人がハールさんの近くに立っている。・・・万が一の時に、直ぐにハールさんが部屋から出られるようにってことかな? それに加えて、私たちが何かしても、間に入れるような距離感って感じだね。この2人はかなり魔力量も多いし、腕利きなんだろうな。
そんなことを思っていると、
「まずは、コトハ殿。よく王都へ来てくれたな。歓迎する」
「あの時の約束だったし・・・ので」
「ははっ。これまで通りで構わんよ。元々、そういう約束だったしな」
「そう?」
「ああ。むしろ、その方がありがたい。国王になってからというもの、『国王陛下、国王陛下』とうんざりしておるのだ。それに、こちらにも思惑があるのでな」
「アーマスさんも言ってたけど、思惑って?」
「後で説明するが、まあ簡単に言えば、私とコトハ殿が友好的であることを示すことだな」
「ふーん。でも、そうするとさっきみたいに難癖付けられそうだけど?」
私が軽くグレイブさんの方を見ながら言うと、
「それも折り込み済みだ」
そうアーマスさんに言われた。
「どういうこと?」
「ラシアール王国には長いこと大公という爵位の貴族がいなかった。知識としてはあるが、実際は・・・」
「よく分かんない?」
「ああ。加えて、コトハ殿に打診したときに決まった条件。あれも加えると更に難しい。まあ、大公位の曖昧さに目を付けて、コトハ殿に大公位を打診したのだがな」
「ええっとー・・・、つまり?」
「早いところ、コトハ殿の立ち位置を確立させる必要がある。大公、という爵位の持つ意味だけではなく、国王陛下とコトハ殿との関係が友好的であり、一方で国王陛下がコトハ殿の上に立つわけではない。命令権は無く、あくまでも協力関係である。これを示す必要があるのだ」
「なるほど・・・」
「先ほどの出迎えの話にも絡むが、我々はクルセイル大公領を自治国のようなものと認識している。それを行動で示す予定なわけだ」
なるほど。道中でレーノが言っていた話のまんまか。
確かに前世の知識でも、大公が治める場所を「大公国」として独立国家のように扱っていたこともあった。税を納めず、命令権も無い。そりゃ、一国の貴族というよりは、自治国の国主といった方が分かりやすいか。
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。