239 / 370
第5章:建国式典
第213話:北へ
~藤嶋浩也 視点~
ノイマンの町を囲っている壁に近づくと、具体的な形が見えてきた。壁の下部は大きな岩が積み上げられているようで、日本にある城の石垣のようだ。上部には岩を積み上げたような形跡は無く、継ぎ目の無い綺麗な壁だ。
「弓隊―、放てぇー!!」
壁の上からそんな号令が聞こえたかと思うと、壁の上にいた20人くらいの兵士が一斉に弓を放った。放たれた弓は、さっきまで俺たちがいた場所近くに降り注いだ。
そうかと思えば、もの凄い勢いで火炎の渦や水流の渦が壁やその上にいた兵士を襲う。
先ほど掛け声を発していた兵士に水流が命中し壁から弾き飛ばされたのが見えた。反対側の壁の作りは分からんが、あの高さから落ちたら助からない気がする。他にも壁の前にいたところに火炎の渦が当たって死んだと思われる兵士の死体がいくつか転がっている。
そんな様子を見ながらどこから町に入ろうか見渡していると、繰り返し魔法が命中していた壁の上部の一部が崩れ始めた。
実験施設で試された俺の身体能力なら超えられそうな高さだ。
完全に理解しているわけではないが、俺は地球にいたときよりも身体能力が格段に向上していた。いや、魔法使いに手をかざされると一時的に向上する。その状態がどれくらい続くのかは、手をかざされた後にする行動による。
殴られたり蹴られたりするのを受けるだけなら、かなりの時間。指示に従い、人間離れした動きを続ければ短時間といった感じだ。
とはいえ、今の俺の最優先は魔法使いの視界から外れること。そのためには、無茶をしてでも壁を乗り越えて、町の中に入る必要がある。
壁の一部が崩れた場所を目指して俺は走り出す。
走るスピードが段違いに上がっているが、その速度に目が追いつかず、少し気分が悪くなってきた。動体視力は元々良かったが、この状態の時はさらに良く見える。それでも追いつかないほどに、走る速度が速いみたいだ。
それに辺り一面に死体が転がり焼けている。その臭いも漂っているので、とても居心地が悪い。
壁に近づくと一層脚に力を込めてから踏み込む。すると身体が簡単に中に舞い上がった。まだまだ自分の速度や脚力の把握が甘かったみたいで、自分の跳んでいくコースが想定よりも高く遠くなってしまったが、壁を越えるのが目的なので関係ないか。
壁を越えたところに着地した。跳んでいた高さは数メートルを超えていたので、普通なら着地しただけで骨が折れても不思議じゃない。だが不思議なもんで身体が強くなっているので、この程度の高さから降りても怪我1つしなかった。実験施設では10メートル近い高さから蹴り落とされたこともあったが、その時も無傷だったので、今回も大丈夫だろうと思っていた。予想よりも高く跳んだので少し焦ったがな。
「何者だ!」
着地した地点には兵士が数人いた。俺が着地するのとほぼ同時に俺を取り囲み剣や槍を突きつけてくる。
「動くな! 帝国の兵士め!?」
帝国の兵士と呼ばれるのは心外だが、そうしか見えないよな・・・
このままでは捕まってしまう。この兵士たちに恨みはないし、むしろ申し訳なくすらある。しかし俺の目的はこの町の北側に向かい、町から出ることだ。そのために必要なことはやる。その覚悟はとっくにできている。
「悪いな」
そう呟くと、俺は一番近くにいた兵士の鳩尾を殴りつけた。
皮をベースに所々金属が使われた鎧を身に纏った兵士は、腹部の金属製の箇所を陥没させて数メートル後ろに吹き飛んだ。分かってはいたが、とんでもない威力だな。
「「「なっ!」」」
兵士が殴り飛ばされたことに他の兵士が驚き、隙ができた。
それを見て俺は一目散に走り出した。
俺が走り出したのを見て、俺を囲んでいた兵士たちは我に返ったようだが、身体能力が向上している俺に追いつけるはずがない。
追ってくる兵士を簡単に引き離し、建物の影に隠れる。
あちこちから住民と思われる人たちの悲鳴が上がっている。壁に向けて撃たれたものが逸れたのか壁を越えたのか、壁近くの建物では火の手が上がっているものもある。
着の身着のまま家から逃げる人、泣き叫ぶ子ども、慌ただしく移動する兵士・・・
そんな光景を目の当たりにして、これが現実なのだと改めて自覚した。
ただ、申し訳ないが俺にはどうすることもできない。
この町に住む人は気の毒だと思うし、何ならダーバルド帝国相手に一緒に戦いたいくらいだ。けれど、優先順位を違えることはできない。俺はここから脱出し、2人を探さなければならないのだ。
心の中で謝罪しつつ、町の北側を目指して進む。
ボロボロの服装だったことが幸いして、逃げ惑う人々の間に紛れることができた。元々着ている服は制服で、ここに住む人たちとは違うのだが、ここまでボロボロになればそう違いは分からないみたいだ。
進んでいくと、今朝見た不気味な集団の1人・・・、だと思う人が暴れているのが見えた。4本ある腕を振り回し、家を壊し、人を掴み投げている。その奥では建物の上を飛びながら岩を投げ下ろしている奴もいる。1つ1つの岩は小さいが、上空からかなりの速度で投げ下ろされれば、地面を抉り、建物を壊し、人を物理的に潰す。
そんな光景を見て、思わず立ち止まってしまった。
すると、暴れていた不気味な集団の1人がこちらに気づいた。太い脚で周りのあらゆるものを蹴り飛ばしていたそいつは、こちらに向かって走り出した。
一歩一歩が地響きを発生させ、途中にいる人を踏み潰しながらこちらに向かってくる。
俺がそいつを認識し、構えたときには目と鼻の先に迫っていた。
「ぐらぁぁぁー!」
雄叫びを上げながら、回し蹴りを繰り出す・・・男? 見た目は人間の男だが、どう考えても身体のバランスが悪すぎる。足が胴の3倍ほど長く太いのだ。
そんな下らないことを考えていると、男の回し蹴りが俺の肩口に当たり、かなりの衝撃を受けた。
そのまま後ろに弾き飛ばされ、建物の壁に激突した。
「ってぇ・・・」
〔おマエ、しヌ。おれ、タオす〕
「・・・何なんだよ、お前は」
〔おレは、しゅゴシャ。くニを、まもル、ため、ニ、うまレタ〕
「守護者? ・・・どう見ても破壊者だろ・・・」
さて、どうする?
さっき俺に迫ってきた速度や蹴りの速さを考えると、倒すのは無理だ。そもそも、身体能力が向上した状態で数回攻撃する練習をさせられ、耐久性の実験をされただけで、戦闘訓練なんかしたことがない。前世でも、軽い喧嘩ならいざ知らず、戦闘経験なんてあるわけがない。
そう悩んでいると、板倉たちが攻撃していた壁の方から轟音が響き渡った。土煙が舞い上がるのと同時に、兵士の叫び声が聞こえてきた。
「崩れるぞ!」
「下がれ、下がれぇー!」
「前に出るなぁー!」
兵士たちが必死に叫びながら壁から離れているのが見える。そして壁が崩れ、近くにいた兵士が逃げ惑う様子に目の前にいた不気味な男が俺から視線を離した。
今しかない!
そう思いながら、崩れた壁とは反対方向に必死に走った。
少し走ると男が追いかけてこないと分かったので、数回建物の影を経由して安全を確認しつつ、町の北側を目指した。
後方に戦闘音と兵士の叫び声、町の人たちの悲鳴を聞きながら、北へ向かう。
そこでは町の人たちが、避難しようと門へと殺到していた。
「早く開けてよ!」
「出してくれ!」
「助けて!」
そんな叫び声を上げている人々。門を守る兵士は、どうしたらいいのか困っているみたいだ。門を開けて逃がしてやればいいと思うのだが・・・・・・、こっちから敵であるダーバルド帝国の兵士が入ってくることを警戒しているのか?
まあ、俺には関係ないな。
門からは少し離れ、壁の近くの建物のベランダをよじ登った。そのまま屋根へと渡り、助走をつけてジャンプした。
俺に気づいた兵士が何か叫んでいたが、そのまま壁を越え、町から脱出できた。
もうこの町に用は無い。俺はただ、北へ向かって走るだけだ。
ノイマンの町を囲っている壁に近づくと、具体的な形が見えてきた。壁の下部は大きな岩が積み上げられているようで、日本にある城の石垣のようだ。上部には岩を積み上げたような形跡は無く、継ぎ目の無い綺麗な壁だ。
「弓隊―、放てぇー!!」
壁の上からそんな号令が聞こえたかと思うと、壁の上にいた20人くらいの兵士が一斉に弓を放った。放たれた弓は、さっきまで俺たちがいた場所近くに降り注いだ。
そうかと思えば、もの凄い勢いで火炎の渦や水流の渦が壁やその上にいた兵士を襲う。
先ほど掛け声を発していた兵士に水流が命中し壁から弾き飛ばされたのが見えた。反対側の壁の作りは分からんが、あの高さから落ちたら助からない気がする。他にも壁の前にいたところに火炎の渦が当たって死んだと思われる兵士の死体がいくつか転がっている。
そんな様子を見ながらどこから町に入ろうか見渡していると、繰り返し魔法が命中していた壁の上部の一部が崩れ始めた。
実験施設で試された俺の身体能力なら超えられそうな高さだ。
完全に理解しているわけではないが、俺は地球にいたときよりも身体能力が格段に向上していた。いや、魔法使いに手をかざされると一時的に向上する。その状態がどれくらい続くのかは、手をかざされた後にする行動による。
殴られたり蹴られたりするのを受けるだけなら、かなりの時間。指示に従い、人間離れした動きを続ければ短時間といった感じだ。
とはいえ、今の俺の最優先は魔法使いの視界から外れること。そのためには、無茶をしてでも壁を乗り越えて、町の中に入る必要がある。
壁の一部が崩れた場所を目指して俺は走り出す。
走るスピードが段違いに上がっているが、その速度に目が追いつかず、少し気分が悪くなってきた。動体視力は元々良かったが、この状態の時はさらに良く見える。それでも追いつかないほどに、走る速度が速いみたいだ。
それに辺り一面に死体が転がり焼けている。その臭いも漂っているので、とても居心地が悪い。
壁に近づくと一層脚に力を込めてから踏み込む。すると身体が簡単に中に舞い上がった。まだまだ自分の速度や脚力の把握が甘かったみたいで、自分の跳んでいくコースが想定よりも高く遠くなってしまったが、壁を越えるのが目的なので関係ないか。
壁を越えたところに着地した。跳んでいた高さは数メートルを超えていたので、普通なら着地しただけで骨が折れても不思議じゃない。だが不思議なもんで身体が強くなっているので、この程度の高さから降りても怪我1つしなかった。実験施設では10メートル近い高さから蹴り落とされたこともあったが、その時も無傷だったので、今回も大丈夫だろうと思っていた。予想よりも高く跳んだので少し焦ったがな。
「何者だ!」
着地した地点には兵士が数人いた。俺が着地するのとほぼ同時に俺を取り囲み剣や槍を突きつけてくる。
「動くな! 帝国の兵士め!?」
帝国の兵士と呼ばれるのは心外だが、そうしか見えないよな・・・
このままでは捕まってしまう。この兵士たちに恨みはないし、むしろ申し訳なくすらある。しかし俺の目的はこの町の北側に向かい、町から出ることだ。そのために必要なことはやる。その覚悟はとっくにできている。
「悪いな」
そう呟くと、俺は一番近くにいた兵士の鳩尾を殴りつけた。
皮をベースに所々金属が使われた鎧を身に纏った兵士は、腹部の金属製の箇所を陥没させて数メートル後ろに吹き飛んだ。分かってはいたが、とんでもない威力だな。
「「「なっ!」」」
兵士が殴り飛ばされたことに他の兵士が驚き、隙ができた。
それを見て俺は一目散に走り出した。
俺が走り出したのを見て、俺を囲んでいた兵士たちは我に返ったようだが、身体能力が向上している俺に追いつけるはずがない。
追ってくる兵士を簡単に引き離し、建物の影に隠れる。
あちこちから住民と思われる人たちの悲鳴が上がっている。壁に向けて撃たれたものが逸れたのか壁を越えたのか、壁近くの建物では火の手が上がっているものもある。
着の身着のまま家から逃げる人、泣き叫ぶ子ども、慌ただしく移動する兵士・・・
そんな光景を目の当たりにして、これが現実なのだと改めて自覚した。
ただ、申し訳ないが俺にはどうすることもできない。
この町に住む人は気の毒だと思うし、何ならダーバルド帝国相手に一緒に戦いたいくらいだ。けれど、優先順位を違えることはできない。俺はここから脱出し、2人を探さなければならないのだ。
心の中で謝罪しつつ、町の北側を目指して進む。
ボロボロの服装だったことが幸いして、逃げ惑う人々の間に紛れることができた。元々着ている服は制服で、ここに住む人たちとは違うのだが、ここまでボロボロになればそう違いは分からないみたいだ。
進んでいくと、今朝見た不気味な集団の1人・・・、だと思う人が暴れているのが見えた。4本ある腕を振り回し、家を壊し、人を掴み投げている。その奥では建物の上を飛びながら岩を投げ下ろしている奴もいる。1つ1つの岩は小さいが、上空からかなりの速度で投げ下ろされれば、地面を抉り、建物を壊し、人を物理的に潰す。
そんな光景を見て、思わず立ち止まってしまった。
すると、暴れていた不気味な集団の1人がこちらに気づいた。太い脚で周りのあらゆるものを蹴り飛ばしていたそいつは、こちらに向かって走り出した。
一歩一歩が地響きを発生させ、途中にいる人を踏み潰しながらこちらに向かってくる。
俺がそいつを認識し、構えたときには目と鼻の先に迫っていた。
「ぐらぁぁぁー!」
雄叫びを上げながら、回し蹴りを繰り出す・・・男? 見た目は人間の男だが、どう考えても身体のバランスが悪すぎる。足が胴の3倍ほど長く太いのだ。
そんな下らないことを考えていると、男の回し蹴りが俺の肩口に当たり、かなりの衝撃を受けた。
そのまま後ろに弾き飛ばされ、建物の壁に激突した。
「ってぇ・・・」
〔おマエ、しヌ。おれ、タオす〕
「・・・何なんだよ、お前は」
〔おレは、しゅゴシャ。くニを、まもル、ため、ニ、うまレタ〕
「守護者? ・・・どう見ても破壊者だろ・・・」
さて、どうする?
さっき俺に迫ってきた速度や蹴りの速さを考えると、倒すのは無理だ。そもそも、身体能力が向上した状態で数回攻撃する練習をさせられ、耐久性の実験をされただけで、戦闘訓練なんかしたことがない。前世でも、軽い喧嘩ならいざ知らず、戦闘経験なんてあるわけがない。
そう悩んでいると、板倉たちが攻撃していた壁の方から轟音が響き渡った。土煙が舞い上がるのと同時に、兵士の叫び声が聞こえてきた。
「崩れるぞ!」
「下がれ、下がれぇー!」
「前に出るなぁー!」
兵士たちが必死に叫びながら壁から離れているのが見える。そして壁が崩れ、近くにいた兵士が逃げ惑う様子に目の前にいた不気味な男が俺から視線を離した。
今しかない!
そう思いながら、崩れた壁とは反対方向に必死に走った。
少し走ると男が追いかけてこないと分かったので、数回建物の影を経由して安全を確認しつつ、町の北側を目指した。
後方に戦闘音と兵士の叫び声、町の人たちの悲鳴を聞きながら、北へ向かう。
そこでは町の人たちが、避難しようと門へと殺到していた。
「早く開けてよ!」
「出してくれ!」
「助けて!」
そんな叫び声を上げている人々。門を守る兵士は、どうしたらいいのか困っているみたいだ。門を開けて逃がしてやればいいと思うのだが・・・・・・、こっちから敵であるダーバルド帝国の兵士が入ってくることを警戒しているのか?
まあ、俺には関係ないな。
門からは少し離れ、壁の近くの建物のベランダをよじ登った。そのまま屋根へと渡り、助走をつけてジャンプした。
俺に気づいた兵士が何か叫んでいたが、そのまま壁を越え、町から脱出できた。
もうこの町に用は無い。俺はただ、北へ向かって走るだけだ。
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。