312 / 370
第5章:建国式典
第286話:後輩
無事にマーラたちの機嫌を取り、インディゴとメイジュの微笑ましい姿を見ることもでき、カイトとキアラの気持ちを確認できたので、ピクニックは大成功だったと思う。
お弁当を食べた後は、久しぶりに狩りがしたいというカイトたちの提案で、平原をかける魔獣の狩りをした。いつも通りポーラ、キアラは得意な魔法で、カイトは魔法も織り交ぜながら剣で、魔獣を仕留めていた。それを見てインディゴとメイジュの2人も向かって行こうとするのを止めるのに、思いのほか体力を使ってしまった。
ただ、1つ気になるのはポーラ。間違いなく私のせいなのだが、魔法を使う際に叫ぶ呪文の名前が、どうにも居た堪れない気持ちにさせてくる。
魔法の行使に詠唱は不要だ。ただ、複数人で戦っている場合には、あえて魔法の名前を叫ぶことで味方に使う魔法を伝えることもある。不意に広範囲に影響を及ぼす魔法が飛んできたら、味方も巻き込みかねない。また、魔法名を叫ぶことで、イメージを固めることもできる。
そんなわけで、いろいろと魔法名を覚え、考えているのだが・・・
ポーラと2人で魔法名を考えていた時に、どうにも恥ずかしい魔法名を思いつき、口走ってしまった。元々存在していた魔法の中にも、そういった大声で叫ぶのが恥ずかしいものはあるのだが、それは諦めていた。
しかし、自分たちで生み出したとなると・・・・・・。うん、考えたら負けか。
♢ ♢ ♢
城に帰ると、レーノとアーマスさんの右腕であるボードさんが待ち構えていた。
帰りの馬車の中で眠ってしまった、インディゴとメイジュの2人をカイトたちに任せ、用件を確認する。
レーノがボードさんの話の方が優先だというので聞くと、
「王都へ向かっておりました、諜報部の部隊が到着いたしました。保護したという男性も一緒です」
とのこと。
ジャームル王国で諜報部の人が保護したという日本人の男性、佳織さんのお兄さんだ。
「直ぐに会えますか?」
「はい。同行していた諜報部の者も、宰相閣下への簡単な報告は済んでおりますので、一緒に」
「分かりました。レーノ。結葉さんと佳織さんの2人を呼んできてもらえる?」
「承知いたしました」
案内された会議室に入ると、2人の男性が待っていた。
綺麗な身なりをしたでっぷりとした男性1人と、・・・・・・・・・日本人が1人。というか・・・
「・・・・・・藤嶋君?」
いや、まさかの知り合い・・・
「・・・水原、先輩?」
変な時間が流れてしまった。
藤嶋君は呆然としているし、もう1人の男性やうちの護衛たちも、私たちが知り合いであることはやんわりと理解したようだが、それ以上を把握することができず停止中。
そんな中で、
「コトハ様。ユイハ殿とカオリ殿をお連れいたしました」
レーノが2人を連れて入ってきた。
そして、
「お兄ちゃん!」
部屋に入るやいなや、そう叫びながら藤嶋君に抱きつく佳織さん。結葉さんも続き、3人で抱きしめ合う。
いきなりこの世界に召喚され、惨い仕打ちを受け続けた。2人は命からがら逃げ出し、更に命を賭けてこの国を目指した。1人は、2人を探すために行動して、解決の糸口を自らの手で掴み取った。
それぞれの命を賭けた、勇気ある行動の末に、この兄妹は、友人は、再会を果たすことができた。
私は私で、説明すればそれなりに同情を集めそうな死に方をして、この世界に来ている。しかし、この世界に来てからのことで考えれば、3人の苦労には到底及ばない。
さてさて。
兄妹の、友人の再会を果たし、一応の状況確認が済んだ。
結葉さんと佳織さんの2人が高校の後輩なのは知っていたが、まさか面識のある後輩までもこの世界に来ているとは・・・
話すのは、中学以来だと思うが、高校で見たこともあるので、同じ高校なのは知っていた。
「それじゃあ、水原先輩は、貴族・・・・・・?」
「まあ、そうだね。ああ、要らないからね? 変に畏まったりとか」
「は、はい・・・」
呼び方すらも困った様子の藤嶋君に、念押しをしつつ横の男性にも話を聞く。この男性が諜報部の人。諜報部のエージェントといえば、もっとスラッとした、カッコいい感じの人を想像していたのだが、どちらかといえば・・・・・・、いや、全然違った。貴族や商人に近い見た目をしていると思えば、案の定。普段は、複数の国に展開している商会の会長を装う、というか会長として活動しているらしい。営む商会自体、それなりに名のある商会なんだとか。
藤嶋君は、この諜報部の男性と彼が率いる商隊・・・に模した部隊、そして冒険者3人と共に移動してきたらしい。
ただ、その冒険者たちには、ややこしい事情があるようで、
「現在は、諜報部の監視下で待機してもらっております。出自が出自ですので・・・」
なんと、3人ともダーバルド帝国の貴族家の出身。それも、現当主の息子や娘であり、リーダー男性は、ダーバルド帝国の公爵家の出らしい。
そんな彼らが、藤嶋君の脱出を手助けしたと。彼らは、今の国のやり方に不満があるらしいが・・・・・・
まあ、藤嶋君を最後まで送り届けることは、彼らが決めたことらしい。諜報部の男性、クシュルさんや藤嶋君は、ジャームル王国との国境沿いで、別れることも提案したが、最後まで行くと。ここに来れば、拘束される可能性があることも理解した上で。
・・・本人たちが決めたのならとやかく言うことではないが、一度会ってみたいと思った。
「それで、これからはどうするの?」
一通り、藤嶋君が受けた仕打ちについてや、クシュルさんの話を聞き終え、2人に確認する。
「バイズ公爵閣下は、ヒロヤ殿については、クルセイル大公殿下にお任せすると」
「私の判断って・・・。前に、私が保護するとは言ったけど。藤嶋君はそれでいいの?」
「えっと、とにかく佳織と結葉を探すことしか考えてなくて。それが、まさか2人が水原先輩に助けてもらってるとは・・・。正直、それより先のことは考えてなくて・・・」
そりゃ、そうか。
ただ、2人と離れる選択肢は無いのだろうし、2人はこのまま領に連れ帰る予定だ。可能性は低いにしろ、ダーバルド帝国に追われている可能性がある。それに、2人の事情を知って、それとなく接触を試みる貴族がいる、らしい。王家やレーノ、護衛を任せている“ラヴァの娘”の5人がガッチリ守っているので、未然に防げているが。
そう考えると、彼も連れて行くのが無難か。
「今後のことはさ、ゆっくり考えたらいいと思う。ただ、日本に帰る術を私は知らない。2人も連れて行く予定だったし、うちの領に一緒に行かない? 一応、貴族やってるし、3人のことを守れるからさ」
「ええっと・・・。お願い、します。その前に、水原先輩。2人を、佳織と結葉を助けてくれて、ありがとうございました」
そういって、立ち上がり、深々と頭を下げる藤嶋君。
「気にしないでいいよ。それに、2人を直接助けたのは、森から脱出して、魔獣に襲われているところを見つけて、魔獣を追い払って、ここまで連れてきてくれた“ラヴァの娘”っていう冒険者の5人だから。後で会えると思うから、彼女たちにね」
「はい!」
「それで、一緒に来るってことでいい?」」
「はい。よろしくお願いします」
再び頭を下げる藤嶋君。
「うん。ところでさ、藤嶋君は戦えるの? さっきの話だと、道中で鍛えたってことだけど」
「はい。お世話になった冒険者のデストンに、『身体強化』という力の使い方を教えてもらいました」
「なるほど・・・。結葉さんと佳織さんの2人は、特段の能力が無いって言われたんだよね?」
ダーバルド帝国の連中が望んだ能力を身に付けていなかった。それが、2人が殺されそうになった理由だったはずだ。
「はい。何日もテスト?をされて、何も無いって」
結葉さんが代表して答えてくれた。
・・・・・・・・・本当に? 少なくとも、そこらにいる騎士よりかは、魔力があるように思えるけど・・・
「この世界だと、戦わないといけない場面はあるからね・・・。2人も、最低限の護身術?みたいなのは、訓練してもいいかも。幸い、そういうの得意なのは、いっぱいいるから」
マーカスの方を眺めながら、そう伝える。
「そしたら、ボードさん、クシュルさん。藤嶋君も私が引き取りますね」
「よろしくお願いいたします」
こうして、後輩を引き取ることになった。
お弁当を食べた後は、久しぶりに狩りがしたいというカイトたちの提案で、平原をかける魔獣の狩りをした。いつも通りポーラ、キアラは得意な魔法で、カイトは魔法も織り交ぜながら剣で、魔獣を仕留めていた。それを見てインディゴとメイジュの2人も向かって行こうとするのを止めるのに、思いのほか体力を使ってしまった。
ただ、1つ気になるのはポーラ。間違いなく私のせいなのだが、魔法を使う際に叫ぶ呪文の名前が、どうにも居た堪れない気持ちにさせてくる。
魔法の行使に詠唱は不要だ。ただ、複数人で戦っている場合には、あえて魔法の名前を叫ぶことで味方に使う魔法を伝えることもある。不意に広範囲に影響を及ぼす魔法が飛んできたら、味方も巻き込みかねない。また、魔法名を叫ぶことで、イメージを固めることもできる。
そんなわけで、いろいろと魔法名を覚え、考えているのだが・・・
ポーラと2人で魔法名を考えていた時に、どうにも恥ずかしい魔法名を思いつき、口走ってしまった。元々存在していた魔法の中にも、そういった大声で叫ぶのが恥ずかしいものはあるのだが、それは諦めていた。
しかし、自分たちで生み出したとなると・・・・・・。うん、考えたら負けか。
♢ ♢ ♢
城に帰ると、レーノとアーマスさんの右腕であるボードさんが待ち構えていた。
帰りの馬車の中で眠ってしまった、インディゴとメイジュの2人をカイトたちに任せ、用件を確認する。
レーノがボードさんの話の方が優先だというので聞くと、
「王都へ向かっておりました、諜報部の部隊が到着いたしました。保護したという男性も一緒です」
とのこと。
ジャームル王国で諜報部の人が保護したという日本人の男性、佳織さんのお兄さんだ。
「直ぐに会えますか?」
「はい。同行していた諜報部の者も、宰相閣下への簡単な報告は済んでおりますので、一緒に」
「分かりました。レーノ。結葉さんと佳織さんの2人を呼んできてもらえる?」
「承知いたしました」
案内された会議室に入ると、2人の男性が待っていた。
綺麗な身なりをしたでっぷりとした男性1人と、・・・・・・・・・日本人が1人。というか・・・
「・・・・・・藤嶋君?」
いや、まさかの知り合い・・・
「・・・水原、先輩?」
変な時間が流れてしまった。
藤嶋君は呆然としているし、もう1人の男性やうちの護衛たちも、私たちが知り合いであることはやんわりと理解したようだが、それ以上を把握することができず停止中。
そんな中で、
「コトハ様。ユイハ殿とカオリ殿をお連れいたしました」
レーノが2人を連れて入ってきた。
そして、
「お兄ちゃん!」
部屋に入るやいなや、そう叫びながら藤嶋君に抱きつく佳織さん。結葉さんも続き、3人で抱きしめ合う。
いきなりこの世界に召喚され、惨い仕打ちを受け続けた。2人は命からがら逃げ出し、更に命を賭けてこの国を目指した。1人は、2人を探すために行動して、解決の糸口を自らの手で掴み取った。
それぞれの命を賭けた、勇気ある行動の末に、この兄妹は、友人は、再会を果たすことができた。
私は私で、説明すればそれなりに同情を集めそうな死に方をして、この世界に来ている。しかし、この世界に来てからのことで考えれば、3人の苦労には到底及ばない。
さてさて。
兄妹の、友人の再会を果たし、一応の状況確認が済んだ。
結葉さんと佳織さんの2人が高校の後輩なのは知っていたが、まさか面識のある後輩までもこの世界に来ているとは・・・
話すのは、中学以来だと思うが、高校で見たこともあるので、同じ高校なのは知っていた。
「それじゃあ、水原先輩は、貴族・・・・・・?」
「まあ、そうだね。ああ、要らないからね? 変に畏まったりとか」
「は、はい・・・」
呼び方すらも困った様子の藤嶋君に、念押しをしつつ横の男性にも話を聞く。この男性が諜報部の人。諜報部のエージェントといえば、もっとスラッとした、カッコいい感じの人を想像していたのだが、どちらかといえば・・・・・・、いや、全然違った。貴族や商人に近い見た目をしていると思えば、案の定。普段は、複数の国に展開している商会の会長を装う、というか会長として活動しているらしい。営む商会自体、それなりに名のある商会なんだとか。
藤嶋君は、この諜報部の男性と彼が率いる商隊・・・に模した部隊、そして冒険者3人と共に移動してきたらしい。
ただ、その冒険者たちには、ややこしい事情があるようで、
「現在は、諜報部の監視下で待機してもらっております。出自が出自ですので・・・」
なんと、3人ともダーバルド帝国の貴族家の出身。それも、現当主の息子や娘であり、リーダー男性は、ダーバルド帝国の公爵家の出らしい。
そんな彼らが、藤嶋君の脱出を手助けしたと。彼らは、今の国のやり方に不満があるらしいが・・・・・・
まあ、藤嶋君を最後まで送り届けることは、彼らが決めたことらしい。諜報部の男性、クシュルさんや藤嶋君は、ジャームル王国との国境沿いで、別れることも提案したが、最後まで行くと。ここに来れば、拘束される可能性があることも理解した上で。
・・・本人たちが決めたのならとやかく言うことではないが、一度会ってみたいと思った。
「それで、これからはどうするの?」
一通り、藤嶋君が受けた仕打ちについてや、クシュルさんの話を聞き終え、2人に確認する。
「バイズ公爵閣下は、ヒロヤ殿については、クルセイル大公殿下にお任せすると」
「私の判断って・・・。前に、私が保護するとは言ったけど。藤嶋君はそれでいいの?」
「えっと、とにかく佳織と結葉を探すことしか考えてなくて。それが、まさか2人が水原先輩に助けてもらってるとは・・・。正直、それより先のことは考えてなくて・・・」
そりゃ、そうか。
ただ、2人と離れる選択肢は無いのだろうし、2人はこのまま領に連れ帰る予定だ。可能性は低いにしろ、ダーバルド帝国に追われている可能性がある。それに、2人の事情を知って、それとなく接触を試みる貴族がいる、らしい。王家やレーノ、護衛を任せている“ラヴァの娘”の5人がガッチリ守っているので、未然に防げているが。
そう考えると、彼も連れて行くのが無難か。
「今後のことはさ、ゆっくり考えたらいいと思う。ただ、日本に帰る術を私は知らない。2人も連れて行く予定だったし、うちの領に一緒に行かない? 一応、貴族やってるし、3人のことを守れるからさ」
「ええっと・・・。お願い、します。その前に、水原先輩。2人を、佳織と結葉を助けてくれて、ありがとうございました」
そういって、立ち上がり、深々と頭を下げる藤嶋君。
「気にしないでいいよ。それに、2人を直接助けたのは、森から脱出して、魔獣に襲われているところを見つけて、魔獣を追い払って、ここまで連れてきてくれた“ラヴァの娘”っていう冒険者の5人だから。後で会えると思うから、彼女たちにね」
「はい!」
「それで、一緒に来るってことでいい?」」
「はい。よろしくお願いします」
再び頭を下げる藤嶋君。
「うん。ところでさ、藤嶋君は戦えるの? さっきの話だと、道中で鍛えたってことだけど」
「はい。お世話になった冒険者のデストンに、『身体強化』という力の使い方を教えてもらいました」
「なるほど・・・。結葉さんと佳織さんの2人は、特段の能力が無いって言われたんだよね?」
ダーバルド帝国の連中が望んだ能力を身に付けていなかった。それが、2人が殺されそうになった理由だったはずだ。
「はい。何日もテスト?をされて、何も無いって」
結葉さんが代表して答えてくれた。
・・・・・・・・・本当に? 少なくとも、そこらにいる騎士よりかは、魔力があるように思えるけど・・・
「この世界だと、戦わないといけない場面はあるからね・・・。2人も、最低限の護身術?みたいなのは、訓練してもいいかも。幸い、そういうの得意なのは、いっぱいいるから」
マーカスの方を眺めながら、そう伝える。
「そしたら、ボードさん、クシュルさん。藤嶋君も私が引き取りますね」
「よろしくお願いいたします」
こうして、後輩を引き取ることになった。
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。