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第6章:龍族の王女
第291話:階級制
日本人4人を文官として確保できたとはいえ、文官不足に変わらない。
それに、4人にずっと書類仕事を押しつけるのも申し訳ない。特に、高1の佳織さんと結葉さんは、まだやりたいこともよく分からないとのことだし、領内や周辺の町に連れて行って、いろいろ見てもらえればいいと思う。
他方で、4人の中では年上組の田中碧さんと安藤美緒さんの2人からは、具体的な希望があった。
「私は、大学院で・・・、簡単にいうと植物の成長に必要な栄養について研究していました。その中で、農業関係のことも多く学びました。この世界で、栄養の分析などはできないと思いますが、農業ではお役に立てることもあると思います。それに、植物の世話をしているのは好きなので」
とは、田中碧さんから。
召喚された時にリクルートスーツ姿だったのは、就活帰りだったかららしい。細かな研究内容を説明しようとしてやめたのは、理解できる人がいないと気付いたからかな? ここにいるのは、地球より遥かに科学技術のレベルが劣る人たちに、向こうでは高校生だった私たち。大学院で専門的に研究していた内容を理解できるわけがない。
そして、
「私は、動物・・・、魔獣というんでしたっけ、のお世話がしたいです」
と、安藤美緒さん。本人は大学生になったばかりで、これといった専門分野も将来希望も無かったらしいが、実家は畜産業を営んでいたとのこと。子どもの頃から、牛や羊の世話をしてきたらしい。
そんなわけで、2人には文官の仕事を手伝ってもらいながら、それぞれ農業関係の仕事、うちの領にいる動物というか魔獣、マーラたちの世話をお願いすることにした。合いそうならそのまま、合わなければ他のやりたいことを探してもらえばいい。
佳織さんと結葉さんは、文官の仕事や子どもたちの先生をお願いしつつ、やりたいことを見つけてもらうことにする。
合わせて、私の目には魔力がそれなりにあると思われる4人が、「能力無し」と判断された理由について、調べる予定だ。少なくとも、現時点で魔法を使えないことは確認済みだし。
そして、苦肉の策だが、足りない文官は使用人組としてレーベルたちや、騎士の中で書類仕事の経験のある者にローテーションでサポートに入ってもらいつつ、子どもたちの成長を待つことになった。
♢ ♢ ♢
最優先の文官の確保が完了・・・、とはならなかったが、どうにか目処を付けて、次に進む。
「次は、軍部というか騎士団か」
騎士団についても難しい。
単に騎士団といっても、複数の意味で使われている。現在のクルセイル大公領のように領の軍部全体を指す言葉として、あるいは軍部の中でも上位に位置するプロフェッショナル集団のことを指す言葉として。
言葉自体はどうでもいいが、領における騎士団あるいは軍部の扱い、組織体系、命令系統関係を、この際きちんと決めておきたい。
「基本的には、領主の下、騎士団がある。騎士団長がトップで、その下に各部隊の隊長がいる」
これは、同じ。
「ただ、これだとそれぞれの騎士同士のパワーバランスが分かんないでしょ? いや、本人たち同士はあるのかもしれないけど、外から見ても分かんないし、自分たちが感じているのと望ましいのとが同じかは分かんない」
うちの領は、騎士の数は多いが、騎士団の仕事も多い。
領都や砦の警備といった基本的な仕事はもちろん、定期的な周辺の探索や見回り、領民の食材や素材確保のための狩りなど。
そして何より、うちの特徴として、騎士ゴーレムがいる。騎士1人と騎士ゴーレム2体の騎士隊を行動単位としているが、騎士隊同士で何らかの問題が生じたときに、どう対処するか。また、部隊ではなく、いくつかの騎士隊が纏まって行動するときに、誰がそれを率いるか。
「左様ですな。現に、騎士3人と騎士ゴーレム6体で狩りをすることが多いですが、なんとなく経験豊富な者や、冒険者出身で狩りに慣れている者が率いています。ですが、そこが曖昧ですと、咄嗟の場合に困ります」
と、マーカスが応じる。
そして今度は藤嶋君が、
「それに、誰が責任者か分からないと、問題が起こったときにも困りますよね」
と、良いことを言ってくれた。
「うん。故意に問題を起こす騎士がいるとは思ってない。けどさ、誰が責任を持つのか、それをハッキリしておくことって、責任者も緊張感を持って、かつ堂々と仕事ができるし、責任者以外もビクビクすること無く仕事ができるから、大切だと思うの」
みんなの様子を見ていると、同意してくれている感じ。
「ではコトハ様。騎士同士の上下関係を、どのように示すお考えなのですか?」
レーノが聞いてくる。
「レーノに聞いた話だと、大きいところじゃ、騎士団に所属する騎士の多くが貴族の三男や四男。だから、自ずと上下関係があるんだよね」
「はい」
「でも、それは考えてない。そもそも、うちには貴族の三男や四男なんていないし。仮にいたとしても、爵位は騎士としての能力に全く関係無い。いや、幼い頃から鍛えている、とかの差はあるかもだけどさ。・・・騎士団内での上下関係は、基本的に実力勝負でいきたい」
「・・・と、言いますと?」
「つまりね、騎士の能力ごとに階級を与えるの。試験をしたり、功績を評価したりして。1人でファングラビットを狩れるならここ、2人で狩れるならここって感じに」
私の案を、直ぐに理解してくれたのは日本人の5人。まあ、警察や軍隊なんかによくある階級制度だ。どの程度の魔獣・魔物を狩れるのか、が基準になるのは異世界特有だけど・・・
「それとさ、この制度にするともう1つ問題が解決すると思うの」
「問題、ですか?」
「うん。褒美?の話。うちの領は、クライスの大森林の開拓したところが領地になるから、これから広がっていくとはいえ、褒美として土地を与えるのは大変って話だったでしょ?」
「はい。騎士とはいえ、この森で1人、あるいは数人の家族と暮らしていくのは大変だと思います。もちろん、開拓し砦のようなものを作り、その中の土地を与えることはできましょうが、領の今後の発展や警備の観点から、望ましくはないかと。そもそも、褒美として土地を与える、というのはもう少し大きな規模で、『村の管理権を与える』ような場合が通常ですし・・・」
「うん。そこで階級制。何らかの功績を挙げた騎士には、『褒美として』階級を上げる、みたいな感じ。褒美として重要な、『分かりやすさ』もあるし。もちろん、実力が見合っているかの吟味は必要だけど、それなりの功績を挙げるってことは、実力も伴っている場合が多いと思うから」
「・・・確かに、困難な状況で、強力な魔獣を討伐したのであれば、それ相応の能力が伴っていることの証左にはなりましょう。その場合に、例えば指揮能力に問題があるのであれば、別途鍛えれば・・・」
私の雑な意見を元に、みんながいろいろ考えてくれている。
基本的には、実力主義。戦闘能力はもちろん、指揮能力やその他の特筆すべき能力があれば、それを参考に昇格させる。一応、一般的な基準として、『○○を1人で討伐できる』や『○人単位の部隊を指揮できる』などの基準を設けて、後は臨機応変に。そして、その判断が恣意的に、あるいは偏ったものにならないように、複数人で判断する。最終的な決裁を、私が行う感じかな?
大体意見が出尽くしたところ、概ね賛成の様子。もちろん、基準や細かい階級の中身については、これから検討する。というかしてもらう。
階級の呼び方は、地球人にとっては何となくは聞いたことのある、軍隊の階級。まあ、日本や世界の軍隊の階級で使われているのと、同じ使い方になっているかは分からないが、そこは別に問題ない。あくまで、参考にするだけだし。
そして、昇格の基準については、マーカスたちの方が検討できると思うので、任せておいた。案が纏まったら、報告してもらう。
「まあさ、同時にいろいろやってるけど、問題があればその都度考えればいいと思う。私が、みんなにとっては分かりにくいというか、初めて聞くような提案をしているものが多いことも理解してる。だからさ、とりあえずやってみて、トラブったらそのとき対応するつもりで」
よくいえば前向きでチャレンジ精神豊富な、その実際は適当で場当たり的な方針に、みんなは付いてきてくれる。あまりにもぶっ飛んだことを言い出せば、諫めてくれる。
少なくとも方針自体は、みんな前向きに捉えてくれているようなので、進めてみよう。どうせ、領主になって、新しく領を作るのだ。一緒にいる仲間は、私に付いてきてくれている。意見を聞き、適宜修正しつつも、好き勝手にやってやろう。
それに、4人にずっと書類仕事を押しつけるのも申し訳ない。特に、高1の佳織さんと結葉さんは、まだやりたいこともよく分からないとのことだし、領内や周辺の町に連れて行って、いろいろ見てもらえればいいと思う。
他方で、4人の中では年上組の田中碧さんと安藤美緒さんの2人からは、具体的な希望があった。
「私は、大学院で・・・、簡単にいうと植物の成長に必要な栄養について研究していました。その中で、農業関係のことも多く学びました。この世界で、栄養の分析などはできないと思いますが、農業ではお役に立てることもあると思います。それに、植物の世話をしているのは好きなので」
とは、田中碧さんから。
召喚された時にリクルートスーツ姿だったのは、就活帰りだったかららしい。細かな研究内容を説明しようとしてやめたのは、理解できる人がいないと気付いたからかな? ここにいるのは、地球より遥かに科学技術のレベルが劣る人たちに、向こうでは高校生だった私たち。大学院で専門的に研究していた内容を理解できるわけがない。
そして、
「私は、動物・・・、魔獣というんでしたっけ、のお世話がしたいです」
と、安藤美緒さん。本人は大学生になったばかりで、これといった専門分野も将来希望も無かったらしいが、実家は畜産業を営んでいたとのこと。子どもの頃から、牛や羊の世話をしてきたらしい。
そんなわけで、2人には文官の仕事を手伝ってもらいながら、それぞれ農業関係の仕事、うちの領にいる動物というか魔獣、マーラたちの世話をお願いすることにした。合いそうならそのまま、合わなければ他のやりたいことを探してもらえばいい。
佳織さんと結葉さんは、文官の仕事や子どもたちの先生をお願いしつつ、やりたいことを見つけてもらうことにする。
合わせて、私の目には魔力がそれなりにあると思われる4人が、「能力無し」と判断された理由について、調べる予定だ。少なくとも、現時点で魔法を使えないことは確認済みだし。
そして、苦肉の策だが、足りない文官は使用人組としてレーベルたちや、騎士の中で書類仕事の経験のある者にローテーションでサポートに入ってもらいつつ、子どもたちの成長を待つことになった。
♢ ♢ ♢
最優先の文官の確保が完了・・・、とはならなかったが、どうにか目処を付けて、次に進む。
「次は、軍部というか騎士団か」
騎士団についても難しい。
単に騎士団といっても、複数の意味で使われている。現在のクルセイル大公領のように領の軍部全体を指す言葉として、あるいは軍部の中でも上位に位置するプロフェッショナル集団のことを指す言葉として。
言葉自体はどうでもいいが、領における騎士団あるいは軍部の扱い、組織体系、命令系統関係を、この際きちんと決めておきたい。
「基本的には、領主の下、騎士団がある。騎士団長がトップで、その下に各部隊の隊長がいる」
これは、同じ。
「ただ、これだとそれぞれの騎士同士のパワーバランスが分かんないでしょ? いや、本人たち同士はあるのかもしれないけど、外から見ても分かんないし、自分たちが感じているのと望ましいのとが同じかは分かんない」
うちの領は、騎士の数は多いが、騎士団の仕事も多い。
領都や砦の警備といった基本的な仕事はもちろん、定期的な周辺の探索や見回り、領民の食材や素材確保のための狩りなど。
そして何より、うちの特徴として、騎士ゴーレムがいる。騎士1人と騎士ゴーレム2体の騎士隊を行動単位としているが、騎士隊同士で何らかの問題が生じたときに、どう対処するか。また、部隊ではなく、いくつかの騎士隊が纏まって行動するときに、誰がそれを率いるか。
「左様ですな。現に、騎士3人と騎士ゴーレム6体で狩りをすることが多いですが、なんとなく経験豊富な者や、冒険者出身で狩りに慣れている者が率いています。ですが、そこが曖昧ですと、咄嗟の場合に困ります」
と、マーカスが応じる。
そして今度は藤嶋君が、
「それに、誰が責任者か分からないと、問題が起こったときにも困りますよね」
と、良いことを言ってくれた。
「うん。故意に問題を起こす騎士がいるとは思ってない。けどさ、誰が責任を持つのか、それをハッキリしておくことって、責任者も緊張感を持って、かつ堂々と仕事ができるし、責任者以外もビクビクすること無く仕事ができるから、大切だと思うの」
みんなの様子を見ていると、同意してくれている感じ。
「ではコトハ様。騎士同士の上下関係を、どのように示すお考えなのですか?」
レーノが聞いてくる。
「レーノに聞いた話だと、大きいところじゃ、騎士団に所属する騎士の多くが貴族の三男や四男。だから、自ずと上下関係があるんだよね」
「はい」
「でも、それは考えてない。そもそも、うちには貴族の三男や四男なんていないし。仮にいたとしても、爵位は騎士としての能力に全く関係無い。いや、幼い頃から鍛えている、とかの差はあるかもだけどさ。・・・騎士団内での上下関係は、基本的に実力勝負でいきたい」
「・・・と、言いますと?」
「つまりね、騎士の能力ごとに階級を与えるの。試験をしたり、功績を評価したりして。1人でファングラビットを狩れるならここ、2人で狩れるならここって感じに」
私の案を、直ぐに理解してくれたのは日本人の5人。まあ、警察や軍隊なんかによくある階級制度だ。どの程度の魔獣・魔物を狩れるのか、が基準になるのは異世界特有だけど・・・
「それとさ、この制度にするともう1つ問題が解決すると思うの」
「問題、ですか?」
「うん。褒美?の話。うちの領は、クライスの大森林の開拓したところが領地になるから、これから広がっていくとはいえ、褒美として土地を与えるのは大変って話だったでしょ?」
「はい。騎士とはいえ、この森で1人、あるいは数人の家族と暮らしていくのは大変だと思います。もちろん、開拓し砦のようなものを作り、その中の土地を与えることはできましょうが、領の今後の発展や警備の観点から、望ましくはないかと。そもそも、褒美として土地を与える、というのはもう少し大きな規模で、『村の管理権を与える』ような場合が通常ですし・・・」
「うん。そこで階級制。何らかの功績を挙げた騎士には、『褒美として』階級を上げる、みたいな感じ。褒美として重要な、『分かりやすさ』もあるし。もちろん、実力が見合っているかの吟味は必要だけど、それなりの功績を挙げるってことは、実力も伴っている場合が多いと思うから」
「・・・確かに、困難な状況で、強力な魔獣を討伐したのであれば、それ相応の能力が伴っていることの証左にはなりましょう。その場合に、例えば指揮能力に問題があるのであれば、別途鍛えれば・・・」
私の雑な意見を元に、みんながいろいろ考えてくれている。
基本的には、実力主義。戦闘能力はもちろん、指揮能力やその他の特筆すべき能力があれば、それを参考に昇格させる。一応、一般的な基準として、『○○を1人で討伐できる』や『○人単位の部隊を指揮できる』などの基準を設けて、後は臨機応変に。そして、その判断が恣意的に、あるいは偏ったものにならないように、複数人で判断する。最終的な決裁を、私が行う感じかな?
大体意見が出尽くしたところ、概ね賛成の様子。もちろん、基準や細かい階級の中身については、これから検討する。というかしてもらう。
階級の呼び方は、地球人にとっては何となくは聞いたことのある、軍隊の階級。まあ、日本や世界の軍隊の階級で使われているのと、同じ使い方になっているかは分からないが、そこは別に問題ない。あくまで、参考にするだけだし。
そして、昇格の基準については、マーカスたちの方が検討できると思うので、任せておいた。案が纏まったら、報告してもらう。
「まあさ、同時にいろいろやってるけど、問題があればその都度考えればいいと思う。私が、みんなにとっては分かりにくいというか、初めて聞くような提案をしているものが多いことも理解してる。だからさ、とりあえずやってみて、トラブったらそのとき対応するつもりで」
よくいえば前向きでチャレンジ精神豊富な、その実際は適当で場当たり的な方針に、みんなは付いてきてくれる。あまりにもぶっ飛んだことを言い出せば、諫めてくれる。
少なくとも方針自体は、みんな前向きに捉えてくれているようなので、進めてみよう。どうせ、領主になって、新しく領を作るのだ。一緒にいる仲間は、私に付いてきてくれている。意見を聞き、適宜修正しつつも、好き勝手にやってやろう。
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