【完結】復讐を決意した逆行令嬢の末路

抹茶らて

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静観

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「さぁ、アミリアス様。いつまで余裕ぶっていますの?まぁ、あなた何をなさろうと、ロイド様は私のものになりますわ。フフフ、あなたは指でも咥えて悔しがっていればいいですわ。私をいじめてくださると私ももっとやりやすいのですけれど…そうですわ、あなたにいじめられていると私が言えばいいのですわね。そうすれば、冷たくて不愛想なあなたの言うことなんて誰も聞きませんわよね。」

ローゼのあまりに下劣な考えにキートリアは目まいがする。どうして殿下はあのような者と一緒に行動しているのかと…

「まぁ、ローゼ嬢はとても元気がよろしゅうございますね。私も見習わなければですわね。…そうですね、ローゼ嬢あなたはあなたのやりたいようにすれば良いと思いますわ。私は何もしませんので、ご心配なく。」

キートリアの心配をよそにアミリアスは釈然とした態度で答える。

「ただ、ローゼ嬢一言だけ…良いことも悪いことも、いずれは自分に返ってくることをお忘れなきよう…必ずあなたのなさったことはあなたへ返ってきますわ。」

そうローゼにだけ聞こえるようにボソッと呟いたアミリアスがどんな顔で笑っていたか…知る由がなかった。それを正面から目のあたりにしたローゼ以外は…

「っ!わ、私はこれで失礼しますわ。」

ローゼはそう言ってそそくさとその場を後にする。

言いたいことだけ言ってスッキリしたのかと解釈したキートリアはローゼがいなくなるのを確認してから姿を出し、アミリアスに近づく。


すると――――ドサッ…


目の前でアミリアスが倒れたのである。

キートリアは慌ててアミリアスを抱えて保健室を目指す。



いつも通り平然を装っていたからと言って平気と言うわけではない…無理やりにでも会話に入って止めるべきであったとキートリアは後悔する。





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