【完結】引きこもり陰キャの僕が美形に転生したら

抹茶らて

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お茶会⑵

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「ディディエ、その…良かったらなんだが、私のことをリアンと呼んでくれないだろうか?」

「そんな恐れ多いです。」

「では、私もディディエのことをディと呼ぼう。」

「それなら。」

皇子殿下にそこまで言われて断れるわけもなく、殿下のことをリアンと呼ぶことになってしまった。

この世界でも友達がいないから家族以外で、愛称で呼んでもらうことなんて初めてだ。
相手がこの国の皇家って所があれだけど、友達が出来たみたいで嬉しい、かも。

僕の肯定の返事を聞いて、少し強張っていた殿下の表情がほわぁっと緩んでいくのを見つめていると、徐々に頬が赤らんでくるのが分かる。

「で、ディ…そんなに見つめられると、恥ずかしくなる。」

…か、可愛い!口元を拳で隠して、照れた様にそう言う殿下は年上でカッコいい見た目をしていても可愛いく見える。

殿下ほどの美貌でも照れることもあるんだ。

「ご、ごめんなさい…」

なんか恥ずかしいのが僕にまで伝染してくる。

「何二人でイチャイチャしているの?僕もまぜてよ~」

「なんで私がお前とイチャイチャするんだ。」

放置になっていたユーリお兄さまが拗ねた様子で会話に入って来る。すかさず冷たく一線を引く殿下なんだけど…学園では本当にこの二人仲がいいんだよね?

「僕だって別にリアンとイチャイチャしたいわけじゃないもん?僕がイチャイチャしたいのはディだけだもん。」

ユーリお兄さまとイチャイチャって……







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