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R18ヴォイスで俺は揺るがない
しおりを挟む「ダグラス先生のせいで拗ねてしまったじゃないですか。」
まぁ拗ねたシガンたんも可愛かったから、見せてくれて反対にありがとう。
「俺のせいか?まぁ俺も拗ねたいんだけどな。ベルデとお風呂なんて、いっちょ前に楽しそうなことしやがって。」
ここにはいないシガンたんに向けて言いたい事言ってスッキリしたのか、一息ついてこちらに近づいて来る。元から近かったから、ほとんど肌が触れ合う距離になりこの人はパーソナルスペースはないのかと疑う。
そのまま耳元で……
「なぁ、後で俺の部屋に来い。俺と一緒にお風呂に入るぞ。俺が身体の隅々まで洗ってやる。」
耳に唇が触れるか触れないかの感覚と、R18ヴォイスに思わず身体が震える。
うっ、腰に来る…女の子だったら声で孕ませられるレベルで声が良い。これは反則。
そのまま、腰にさりげなく手を添えてもっと引き寄せられる。
「ククッ、感じてるのか?かわいいなぁ…もっと気持ちよくさせてやれるぞ?」
それは俺じゃなくてシガンたんに言うはずのセリフ…しかも、ちょっとドキドキしちゃってる自分がいるのが恥ずかしい。
でも俺はノーと言える大人だからな(今は未成年です)。
「結構です。私はシガン様を守ると言う使命がございますので。失礼します。」
「はっ、もうひと押しだったか…」
一言多いってば!一押しされても揺れないからな!多分…
というか、俺が攻め要員と仲良くなってるのはなんでだろう?確かにシガンたんの担任は俺が在学中ちょっとだけ関わる機会はあったけど、こんなに親密だったっけ?それとも俺が気づいてなかっただけ?
なにはともあれ、物語の内容通りに進んでいないのは事実だから、これから起こることも予想外のことが多いだろう。シガンたん(の命)を守るためにも気を引き締めないとな。
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