エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!

たまむし

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3.モブと愉快な仲間たち、東へ

3-1.一番良い装備を頼む!(旅立ち)

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 翌朝は、夜明けと共にルチアーノにたたき起こされた。器の小さい騎士団長(元)は、朝っぱらから顔なじみの武器屋に店を開けさせ、オレたちに装備を選べという。

 カレルは体格からして背中に大剣背負う系かと思いきや、刃が湾曲したデッカい鉈みたいな武器を選んでいた。
「これは人も動物も倒せるが、藪を払うのにも薪を割るにも使える。爪に似ているから使いやすいしな」
 そう言って皮のベルトで腰に鉈を固定し、続いて取り回しの良さそうな小型の弓を選ぶ。

 長剣を下げたルチアーノは、カレルの選んだ装備を見て
「まるで賊のようだな」
 と呆れたように言った。
 シャツの上から黒っぽい皮の袖なし胴着を着けて、同じく黒い皮の籠手を巻いたカレルは、もじゃもじゃした黒い長髪とワイルドな風貌も相まって、言われてみれば確かにすごく山賊っぽい。腰に動物の皮でも巻いたら完璧。
「オレは山野育ちだから、見栄えは気にしない。目立つ剣を下げていると、金持ちだと思われて狙われるしな」
 カレルは気にした様子もなく平然と答えた。ルチアーノは薄茶の胴着に銀の籠手、白っぽい上着に銀の長剣を下げていて、さっぱり短い金髪と均整の取れた細身の長身が、いかにも良いところの若様風だ。巡礼に出るにあたって一旦騎士団はやめているから、外套は騎士団のお仕着せではなく、普通の茶色っぽいものだけど、生地は良い物っぽい。

 ルチアーノは銀色に輝く自分の剣の柄を見下ろしてちょっと複雑そうな顔をしたが、カレルに言い返すこともなく、今度はオレの方にやってきた。
「アキオ、お前はどうする?」
「カッコイイ長剣が欲しい!」
 もちろん山賊スタイルよりは騎士スタイルを選びたいオレは、ずらりと並ぶ長剣コーナーへ向かう。柄の飾りに猛禽の彫刻がついたカッコイイヤツが目に入ったので、試しに持ってみようとしたら、あまりの重さにたたらを踏んでしまった。

───想定外! 剣、めちゃ重い。両手で持っても十秒も構えてられない。

 ルチアーノは呆れたように首を振り、
「お前はこれくらいで良いだろう」
 と、短剣───しかも細身のヤツを差し出してきた。
「これってご婦人の護身用じゃないの……」
 オレは嫌々握っていたけど、細身の短剣でも十分ずっしり重かった。うん、前言撤回。これでいいや。というか、これでも重い!

 最後にマイアリーノのために護身用兼料理用の小さなナイフを選び、オレたちは武器屋を後にした。

 続いて向かうのは貸馬屋。
 基本、街に暮らす人達は遠出や荷運びする時以外、馬を使う必要がないので、自前の馬を飼っている人は金持ちだけだ。普通の人は要る時だけ借りるんだって。レンタカーみたいな物か。オレたちは借りるわけではないから、結構な金額を払って買い上げることになる。

「アキオは一人で馬に乗れないんだったな……」

 ここでも足を引っ張るオレ。
 なんだか自分の役立たずぶりが悲しくなるけど、オレはこの世界で育ってないからしょうがない。
 イケメン騎士ルチアーノも、日本に来たらスマホもパソコンも使えなくて、電車の改札でバーンってなってJKにクスクスされるに違いないんだからな! 気にしない、気にしない!

 ……っていうのは嘘。オレはちょっと自分が情けない。

 気を遣ったカレルが二人乗りを提案したけど、
「お前のようなデカブツ、一人乗せるだけで馬が消耗するのに相乗りだと? 馬への虐待だ。許さん」
 とルチアーノに却下された。オレには冷たいけど馬には優しいんだね、ルチアーノ……。
 幸運にもマイアリーノが馬に乗れることが判明したので、オレは彼女と二人乗りと言うことになった。


 他にも日持ちのする食料や衣類を買い込み、なんとか旅立つ準備を終えたオレたちは、昼前に東端の門から街を出た。先頭がルチアーノで、真ん中にオレとマイアリーノを挟んで、しんがりがカレル。
 鼻と耳を見られてはいけないマイアリーノは、昨日オレがオティアンの店で買わされたマントを着ている。顔の下半分を隠すマスク付きのマントは彼女にとって都合が良い。ファタリタはまだそんなに寒い季節ではないけど、北方の娘だと言えばマント姿はごまかせた。ほとんど押し売りだったけど、買っておいて良かったようだ。

 ファタリタは一本の大河が東の端から西の海まで横断している。河は首都の南端を流れているので、オレたちはまずは南下して、河を目指す。河に出れば、後はひたすら東に行けば自動的にオレたちの第一目的地であるイールンの廃鉱山へ辿り着くというわけ。

 祭りが終わった街からは、次の町へと急ぐ行商人の荷車も多かった。昨日大聖堂で見かけた巡礼者は一人も見当たらない。ルチアーノの言うとおり、既に出発した後なのだろう。しばらくは整備された舗装路が続くので、先頭を行くルチアーノは馬を急がせた。

 太陽が昇りきって下降を始める頃、オレたちは河沿いに出た。川幅は相当広い。橋が架かっているのはもう少し上流になるので、都から最短距離で南に行く時は渡し船を使うか、夏の雨量の少ない時期に川底の浅い箇所を馬を泳がせて渡ることになる。
 渡し場にはかなりの人馬が集まっていて、荷を満載した車も多く見えた。舟は平べったい荷運び用で、騎士団の制服を着た人達が人夫に指示を出している。

 オレたちは河沿いに東へ折れる進路をとるので、河を渡る必要は無いため、混雑する渡し場を通り過ぎてから小休止を取ることになった。
「うーっ! 疲れたあ!」
 先に下馬したマイアリーノが馬の轡を取ったのを確認してから、オレは鞍からずり落ちる。ホントはカッコ良く飛び降りたいのだけど、怖くてムリだった。
「お前は女の後ろに乗ってただけだろうが」
 すぐさまルチアーノの嫌味が飛んでくる。でもついでにパンも投げてくれたので、オレは寛大に許してやることにした。

「渡し船まで騎士団の仕事なんだね。意外だった」
 パンを頬張りながらルチアーノに言うと、
「ファタリタの治安維持は全て聖堂騎士団が行っている。そんな事も知らないのか、お前は」
 と呆れた声が返ってきた。
「知らないよ! ……ということは、ファタリタには警察や軍隊はないんだ?」
「全て聖都と地方聖堂の騎士団で間に合っている。外敵に備える必要も無いから、それで十分だ」
 じゃあ内乱への備えは? と問いかけてやめておく。カレルに目を向けると、何も言うなというように軽く首を左右していた。

 軍隊的な物が騎士団しか無くて、その団長だったルチアーノが巡礼に出る許可が貰えたって事は、ファタリタ首脳部は本当に国内が平和だと思ってるって事だよな。そこにエラストの混ざり者たちが蜂起したら、一体どうなるんだろう。オレはきな臭い予感に眉を顰めながら、パサつくパンを口に押し込んだ。


 東へ続く道は最初こそフカフカの草地で進みやすかったけど、段々灌木の林になり、石や木の根が馬の足を邪魔するようになってきた。大河から枝分かれした細い流れがそこかしこを水浸しにしていて、お世辞にも進みやすいとは言いがたい。イールンは無人の廃都市なので、東へ向かう道も廃れてしまっているようだ。
 なるべく距離を稼ぎたいルチアーノに従って、オレたちは日が落ちるまで休憩無しで進む。木々の間に夕陽が落ちて辺りが薄暗くなり始めても、ルチアーノが馬を止める気配はない。初日から野宿かと覚悟しかけた頃、木立の端に一軒の家が現れた。

「一晩泊めて貰えないか聞いてくる」
 そう言って馬を下りたルチアーノに、オレは心底ホッとした。

 野宿でも民宿でも何でも良いけど、オレは尻が限界だったのだ。
 オレはマイアリーノの後ろに乗ってただけなんだけど、鞍ってヤツは馬が歩く度に乗ってる人間のケツを叩きやがるんだよ!
 一応クッション代わりに厚い毛織物が敷いてあるけど、そんなもんは気休めでしかなかった。
 こないだ初めて馬に乗った時は、こんなに酷くなかった。あの時は距離が短かったせいもあるけど、後ろに乗ってくれたカレルが、オレの背中と腰をある程度支えてくれてたんだろう。それがどんなに有り難いことなのか、オレは今日思い知った。
 好き放題に馬に揺られていると、永遠に尻を叩かれ続けるのだ。今、オレのケツは四つに割れてると思う。痛すぎて、鞍から下りても真っ直ぐ立てやしない。

「マイアリーノ、大丈夫? 疲れてない?」
 マイアリーノを気遣うフリをすると、彼女は元気いっぱいに首を振った。
「全然ダイジョウブ! こんなに遠くまで出かけるのははじめて。楽しい」
「そ……そうだよね~。楽しいよね~」
 女の子の前で泣き言を言えないオレは、引きつった笑顔でそう言うしかない。当然、カレルも平気そうで、尻が重傷なのはオレだけのようだった。

 戻ってきたルチアーノは、小屋が無人の廃屋だったと言った。
「風がしのげるだけでも野営よりはマシだ。有り難く使わせてもらおう」
 そう言って近くの気に馬を繋いだルチアーノに従って、オレたちは小屋へと向かった。

 中は古いかまどの跡があるくらいで、床は落ち葉だらけ、家財道具も何も残っていない本当の廃屋だった。マイアリーノが手早く崩れていたかまどの石を積み直し、火をおこして夕食の支度を始め間、ルチアーノとカレルは馬の世話をしに外へ出て、技能のないオレは水汲みを仰せつかった。

 痛む尻を庇いながら、少し離れた場所にある小川に降りて水を汲んでいると、水辺に見覚えのある草が生えていることに気がついた。牢の中で、カレルの背中の傷に張り付けたあの薬草だ。

───もしかしたら、尻の痛みにも効くかも!

 オレはなるべく柔らかそうな葉を摘んで入念に揉んでしなやかにし、ズボンとパンツを下ろして尻に直接張り付けた。
 うん! スーッとして湿布みたいで良い感じ!

 上機嫌で水の入った鍋を持ち上げると、対岸の茂みで何かが動いてガサガサと音がした。
「ん?」
 そっちを見ても何も無い。ウサギかなにかかな?
「アキオ、そろそろ戻れ! 暗くなると危ない」
 ジッと茂みに目を凝らしていると、カレルの声がした。振り返ると、ほとんど闇に沈んだ木立の向こうで背の高い影が手招いている。
「あっちの岸にウサギか何かがいるよ!」
 オレが近くに戻って言うと、
「ウサギ? まあいてもおかしくはないだろうけどな……」
 とカレルは怪訝そうな顔をした。


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